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菜の花の大学図書館日誌

理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。

カテゴリー「4-6年目(某文系図書室編)」の記事一覧

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コピー機に惨敗

581日目(通算1278日目)。勝てたためしがない。

朝から、昨日の続きでレジュメを作成していました。何とか、枚数を減らすことには成功しましたが、次なる課題はこれを大量生産することで。40部用意するのですけれども、カラーで作ってしまったものの、これをコピーすると経費が沢山かかります。うちのコピー機の場合、白黒とカラーの経費は、4倍ほど違います。うーん、全部白黒にすれば大分、経費削減。でもカラーの方が印象いいですよねえ…。どうしようかな。うんうん悩んで結局、全4ページのうち、3-4ページめは、白黒にしちゃおう、と決意。というわけで早速、両面印刷。

うちの図書室のプリンタには、両面印刷ユニットがないので、片面印刷しかできません。というわけで、原本は片面。それを使って、コピー機では「片面→両面」設定をして…、はい、できたー。これは順調。

次は、2ページめなのですけれど…、、、そういえば、赤・黒2色刷りなら白黒と同じだったなあ…。じゃあ、それでいってみよう。1枚試し刷りー…って、あれ、真っ白だ。…あ、原稿を入れる向きが逆だった。片面印刷の原本が裏表反対だったので、白い面がコピーされてしまいましたよ。ええと、ひっくり返して…出てきた。今度はちゃんと印刷された!…む、若干変だけど、色は別に大した情報じゃなかったからもうこれでいいや。じゃあこれを大量コピー。ここではまずは「片面→片面」で。

最後は1ページめ。これは…カラーがいいな。まあ、これくらいならカラーでいいか。ということで、コピー機に先ほどの片面印刷した2ページめを入れ込んで、1枚試し刷り。あれ…、今度は給紙方向間違えた…。先ほどの2ページめが印刷された面に、再びカラーの1ページめが印刷されちゃいましたよー!1枚、やり直し…。でも次はきっと大丈夫。…ほら、2枚目は完璧!念のため、もう1枚…大丈夫。じゃあ、これをあと20枚やって…。終わった。給紙のところに放り込んだ2ページめが印刷された紙の残り枚数を数えて、その部数だけもう一度カラーコピーすれば…ほら、完了!じゃあ、前4ページをホチキス止めしましょ。

で、止めていて途中で気付きました。あれ…カラーページが真っ白なのがある…って、20枚も!…あああ、さっき20枚一気にカラーコピーしたとき、また原稿の裏表を間違えたんだー!!…しまった…白黒換算で80枚分の経費がー。。。しばし、のたうち回りましたけど、もはやどうしようもないので、とにかくやり直しました。やりきりましたけど…何かショックが大きすぎ。

そういえば、学生時代に塾講師していたときも、コピー機に連戦連敗してましたっけね…。事務の人たちにめちゃくちゃ言われてました…。大体、2枚コピーしたら1枚はミスプリです。そ、それに比べればまだましになったと…ええ、成長したと言えなくもない!…はずがないですね。ごめんなさい。。。


と、凹んでいた午前中でしたが、午後からはまた、菜の花より250歳ほど年上の本のみなさまのエステティシャンをやっていたら、ちょっと気分が上向きました。うーん、本当に磨けば光るって素晴らしいなあ…。なかなか保存状態のよい貴重書さんだったようで、つやつやになりました。


そのあとは、先週の新着図書のうち、NACSISに書誌のなかったものについて、ちまちま作成をしていました。明日、すべて完了させる予定です。



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レジュメ作成中

580日目(通算1277日目)。雨が一番の敵だったのだと…。

結局、先週は夜にイベントのための設営に出掛けましたが、雨がひどかったので何もせずにすごすごと帰ってきました。で、土曜日の朝に行って、設営。でもやっぱり土曜日も朝から雨だったので…、色々なものがふにゃふにゃのべたべたで。水濡れなどが怖かったのであまり、デコレーションできず。そして、恐らくこれが最大の敗因でした。最終的に、このイベント中に配布できた資料点数が、去年の僅か3分の1。さすがにショックですねー…。やっぱり、「見せ方」って凄く重要です。そして人間は、自然現象には勝てません。とほほ。


午前中はカウンター当番をしながら、掲示物をひたすら作っておりました。途中から、上のイベントの後片付け。

そして午後からは、来週の出張の際に報告で使うレジュメを作成。最初に作った前半部分がカラーで4ページ。それから後半部分はもっと沢山…。こんなに配りたくないな、と思い直し、レジュメのダイエットを敢行することにしました。菜の花の文書は、大体半分くらいまで絞り込んでも実際、あんまり問題にならない、という信念のもと、作業開始。さすがに半分ってやりすぎじゃないですかね~?と思ったのですが、最終的に、本当に半分になりました。4ページのものが2ページに。これなら両面印刷すれば1枚で終わります。あはは…。軽くなったのですよ。あとは、後半についても簡略化して1ページくらいになるかなあ、と考え中。出来れば明日のうちにカタをつけてしまいたいです。




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うっかり…

579日目(通算1276日目)。あんまりだった。

今日は激しくうっかりしていて、終業後のぎりぎりの時間で予定を入れてしまっていました。でも、明日のイベントの設営が、時間外からスタート、ということになってしまいまして。かなり迷いましたが、結局予定を優先してしまった、プライベート命の菜の花です。そこを押し切ってしまうあたり、社会人としてはどうかと思うのですが…。いや、分かってます、分かってますよ!反省。その分、今夜は夜中にひっそりと、懐中電灯持って会場に侵入を試みるしかないかと…ってその方が更に社会人として駄目な気がするのは何故だ…。。。いや、無理なら、明日の朝、行きます。お休みですが、頑張って早起きします。


このイベント関係以外のお仕事としては、ええと、カウンター当番と、新着図書処理と、あとはいつもの日課。まあそんな感じです。


ああ、もう…夜または朝にがんばろ…。大学に原付が入構できたらなあ…僅かな時間でも行けたのですが。春から、入構制限が厳しくなったもので、菜の花の原付は入れないのです。あーあ…。



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やっとレコード調整終わった

578日目(通算1275日目)。片付いてよかったよかった。

というわけで、本日のメイン業務はNACSISの本年度第2回のレコード調整への対応でした。何だかんだでいっぱいありました…。うちが連絡したものも一部ありましたけれど、そうではないものの方が当然多いので。中には、現物が貸出中のものなどもあり、貸出者に連絡を取ったりして対応しました。幸い、レスポンスの早い先生の貸出資料だったので、10分で確認できました。ありがたや…です。人によっては、1ヵ月単位で放置されちゃいますからね…。ラッキーでした。


それから、イベントの準備をしていました。配布用の資料を、すぐに運搬できるように全部集めてブックトラックに載せたり、掲示物やデコレーションなどを作ったり。特に、掲示するものは、野外に貼るもので、風で折れ曲がったりしないように、厚紙を裏に貼ったりして補強する、という工作作業をしていました。まあ、その段階にいくまでに、まずはパワーポイントでデザインするところからスタートなわけですが。あ、でも今年はちょっと手抜きで、去年のをほぼ使い回しです。若干、デザインをいじりましたが、骨格は変わらず。


夕方からは、また今週の新着図書と戯れておりました。まだモノの確認をした程度。明日は装備からスタートです。



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ふっくら日本地図

577日目(通算1274日目)。気分はエステティシャン。

今日は、菜の花より200歳くらい年上の革装本を磨いていました。最初に、中央所蔵の貴重書で、保革油まで塗ってあったものにアクリルポリマーを塗布して仕上げるのをやってしまってから、うちの図書室の貴重書のみなさまのほこり取り、アルコール、保革油の手順で。いやあ、つやつや。

作業のときに、磨く資料の中身などを確認します。本日選んだのは1700年代の本ばかりで、2巻本1組と、4巻本1組。4巻本は、見返し紙と天・小口のマーブルが鮮やかで、背も金箔押しで植物などの凝った模様が入っているもの。蔵書票は特になし。そこはちょっと残念。2巻本の方は、当時のスコットランドの旅行案内で、この時代の本にしては珍しく、絵が沢山入っていました。名所旧跡案内ですね。見どころの綺麗な風景画や、遺跡の発掘品のスケッチのようなものなど、多種多様の図版が折り込まれておりました。きっと、この本を読んできた人々は、その魅力にわくわくどきどきしたに違いありません。

それから、ついでに別の本も見てきました。高校の教科書なんかでお見かけする有名な洋書の、「もしかしてこれ、初版本!?」という本の来歴調査をされていた方が、報告にいらっしゃっていたので。残念ながら、第2刷だったようです。でもまあ、古いことには変わりありません。まったく、本の耐久性には驚かされます。人間だったら、1700年代生まれで今もつやつや、現役です!…というのは、さすがにありえませんものね。まあ、100年くらいまでなら、某名誉教授の先生が体現して下さっていますが、さすがのM先生も、1700年代生まれではありません。…で、その本なのですが、開いたら世界地図が巻頭に折り込まれていました。凄い。この時代にもう、世界地図?南極以外の大陸はすべてありました。そして、日本も!うーん、ずいぶんふっくらした日本だこと…。でもでもっ、本州、九州、四国、そして北海道までちゃんとありました。都市名も、エドっぽいのと、あとは琵琶湖の横にミヤコっぽい文字が…。そっか、ミヤコなんだ…。それにしても、この時代には飛行機など当然なかったわけで、こういう地図を作るのも地上での測量だけでやっていったわけですよね…。凄いですね、本当に凄いです。「凄い!」と感動できることは、一種の癒しですね。プラスの思考をいっぱい戴いた気がします。


逆に今日一番、気疲れしたことは、書誌調整関係のメールで。菜の花の書き方が悪かったのです、きっと。そのまま書くと、きつい印象になるかなー、と思い、やんわりと遠回しに言って察して頂けたらな、って…。でもやんわり過ぎて方向性を間違えてしまったみたいです。大暴投で戻ってきてしまいまして。仕方ないので返信は直球勝負で。ああぁぁ…それにしたって菜の花、もっと書き方ってものがあるでしょうよ。これじゃあ滅茶苦茶、嫌な奴ですよ、絶対。菜の花だったらこんなメール受け取ったら凹んじゃうよ…。というか、ケンカ売られた!買わなきゃっ!…って感じになっちゃうかもですよ。こういうやりとりについて、菜の花はまだまだ修行が足りないようです。精進しましょう。




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Can you speak English?

576日目(通算1273日目)。思考は夢の世界へ。

連休明けでした。週末、趣味にどっぷり漬かっていたもので、なかなか頭が切り替わりませんが、おしごとです。頑張ってます。きっとね。たぶんね。おそらくね。



新学期が始まって、ようやく落ち着いてきたお陰か、最近は英語しか喋ってくれない学生さんの来室が急増中です。そしてみなさんとりあえず図書館に来て最初に仰るセリフがこれ。

「Can you speak English?」

それしかないのか!というくらい、このフレーズを最近、聞きまくりです。まあ、訊いてくれるだけ、ありがたいことですが。いきなり英語でマシンガントークなどされた日には、菜の花は荷物をまとめて帰宅しちゃいそうです。

それにしても菜の花こんなとき、とりあえず「I can NOT speak English.」って言っちゃいたいのですよ。でもそれって、「じゃ、今言った台詞は何!?」というセルフ・ツッコミをしたくなるじゃないですか。なので、どうしてもこの必殺技を繰り出す勇気がわいてこないのです…。世の中って難しいですわ…(違)。

ちなみに上記の台詞を言われたときの菜の花の実際の対処法は…、


右手の親指の人差し指の間をせまーくして、「A Little♪」…と可愛らしく(?)首を傾げてみせる


…というもので。いやいや、もっと若い女の子がやれば本当に可愛いのでしょうけれどもねー。菜の花がやっても、苦笑を呼ぶだけでございます。いいんですけど。ええ、ええ、もう若くはないのね…(;_;)。そして可愛さは最初から足りないのでありました。しょぼん。


…ま、そんなこんなで(←気を取り直した)、今日のカウンター当番も波乱万丈でございました。色々と厄介な申し込みがありましたし。イレギュラーなことが続くと、その対処に追われてしまって、他の業務はなかなか進まず。結局、本日は「よし、これを成し遂げたぞ!」的なことがあまりなかったかもしれません。まあ、それでもこなしておきたい通常業務は大体一通り、手は付けたでしょうか。完了はしていませんけれどもね。色々やるべきことは山積し続けていますので、順次頑張っていきたい所存です。



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本はお友達

575日目(通算1272日目)。今週は、沢山の本が駆け抜けて行ったよ…。

外は素晴らしい上天気でした。湿度は低めで、気温は高くも低くもなく、爽やかな風が吹きぬけ、葉の囁きが清々しい一日。まあ、そんな素敵な環境だったので、何とか頑張れました。もしもこれが、どんより分厚い雲に覆われていて、はっと気付いたら土砂降り大雨…なんて日だったら菜の花、ダウンしていたかも。

今週は、沢山の本とお友達になりました。たぶん。昔、Y先生(実際は先生ではないですが、菜の花にとって図書館のししょーのようなお方でございます。魔女のししょーの方じゃないですよ)が「目録をとると、その本のことをよく知ることができて、何だか仲良くなれた気がする」というようなことを仰っていたような、いなかったような。というわけで、目録をとった本と菜の花は、お友達なのです。特に、新規書誌を作成した本だったら、大親友ですね、いや…むしろ戦友?


そんな本日の業務は…、午前中のメインが昨日支払処理分の新着図書目録業務。これは何と、午前中で完了。数が少なかったのと、すべてNACSISに書誌があったお陰です。総合目録さまさまですねー。

午後のメインは、そのNACSISの本年度2回目のレコード調整ですね。図書所蔵付替依頼のみ、完了。結構数がありました。そういえば今年はこの時期でもまだ第2回なのですね。最初がばたばたでしたしね…。

それから、昨日までやっていた新着図書で残っていたもののうち1件は書誌を作成。もう1件はまだ置きっぱなし。また来週回しです。

あと、久々に発注作業していました。あー…これが届くと、またおしごとが増えるのかー。この作業で発注しているのは、無料の資料。まあ、無料資料のオンラインカタログを見ながら、品定めしている菜の花の姿を想像していただければ。ただし、ここに掲載されているすべての資料は、無料でPDFファイルも見られる、というものなので、無理して発注はしなくてもいいという微妙な立ち位置です。これ、かなり特殊な事例です。通常、図書館でこういう謎の状況はほぼないですよね。まあ、あんまり深くは考えないで下さい。

…と、そんな資料なので、発注しなければ受入しなくていいし、目録も取らなくてもいいわけですが、「きっとこの資料、読んでくれて、活かしてくれる人がいるなー…」と、新着棚に並べたときのことなどを色々想像しながら発注していると、何だか嬉しくなってきて、妙に張り切って選んでしまいたくなるから不思議です。そのまま、誰にも顧みられることなく書架の肥やしになっていたら悲しいですが。でも、こうして届く資料たちはみんな菜の花のお友達(予定)なので。何となく、本が愛おしくなる秋でございます。



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収拾つかないー

574日目(通算1271日目)。一段落すると、悪い癖が。

何しろ菜の花は飽きっぽいので。色々な仕事が適度にたまって、適度に時間がある場合には、少しずつ手を出して、全部を少しずつ片付けていく、という形式をとるのですけれども、おかげさまで段々収集がつかなくなっていくのであります。各個撃破の方が効率がいいのですかねー…。でもそれだと優先順位の付け方でうーん、と悩んでしまいそうで。悩んでいる時間が勿体無いですからね。優柔不断な上、飽きっぽい菜の花的には、数種類の業務を平行して進める方が、やっぱりアリかな…と。


というわけで、本日は朝からいつもの掲示物作成をして、昨日の続きであるところの先週支払処理分の新着図書の目録作業、それからNIIからの第2回NACSISレコード調整のお手紙をやりかかって、更に新着資料の開封・整理もやりかかって…、あと、すっかり忘れきっていた、上半期の人事評価の自己評価書類の作成!そう、本当に忘れていました。明日が締め切りだったので、今日思い出せてよかったですよ。しかし、短くまとめるのは未だに苦手。というか、菜の花の半年の頑張りが、あんな小さな欄に書ききれるはずがございません!…ってことにしておいて下さい。あんまり頑張っていた覚えがないのですが…、、、いやいやいや、頑張ってますよ?菜の花なりに、一生懸命生きてます、じゃない、働いてます、たぶんね。


で、ちょこまかやった結果、先週支払処理分のあの大量の新着図書は、残すところあと2冊となりました。書誌がなかったので後回しにされちゃったものです。レコード調整はあまり進まず。ああ、代わりに普通の書誌調整をやっていました。さくさく。人事評価の書類はできました。時間をおいてから、夕方にもう一度読み直して、チェックもしました。ブログよりは、頑張っているかもしれません…(推敲してない文章を、ネット上に書き散らしていてごめんなさい…)。

と、いう辺りで…新たに本日支払処理がなされた新着図書がやってきました。何か最近、支払処理多いな!…という印象。単に菜の花が遅いのでしょうか…(- -;)。これらの装備までが本日、完了しました。



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薄いジャケット

573日目(通算1270日目)。つくってみた。

今日もメインの業務は昨日に引き続き、目録。昨日、支払処理3回分のうちの先生購入本だけを先行ですべて処理したので、本日からは残った寄贈資料や、共通経費での購入資料の目録です。まずは1回目の分。全部で3回分ではありますが、回によって量が全然違っていて、一番最後の支払処理の分はほぼすべて、先生の購入本だったため、何と残っているのは1冊だけ。あとの回は併せて三桁いきそうですのにねー。この格差は一体…。

とりあえず、最初の支払い処理分から順次、片付けていきました。大体、書誌があるパターンが多かったのは助かりました。幾つかは修正・新規作成で。午前中で概ね、和書が完了。


午後からはちょっと貴重書を磨きに出掛けてきました。本日は雨だったので、うちの図書室の貴重書は持っていかず。先方の資料について、ほこりとりをして、保革油をすりこみ、すりこみ。いやあ…磨いて光るものって、いいですねえ…。今回、菜の花が磨いたのはすべて、1700年代の資料でした。中には、ちょうど菜の花の200歳年上の方も。おおお、だーいせーんぱーい。装丁もしっかりしていて、保存状態は良好。磨き甲斐もあるというもの。いやー…、ホント、この年代の本はよいです。紙はしっかりしていて、殆ど変色もなく。革はしっとりと手になじみますし。素敵。よく貼られている、様々な綺麗な蔵書票を見ていると、昔この本を持っていた人たちは、余程よい管理をしていたのだなあと…。大切にされていたのですね。

そんな素敵な貴重書ですが、さすがにどれもがぴかぴか、というわけにはいきません。中には表紙が取れてしまっているものも当然います。今日は磨く数は少なめにして、表紙外れの貴重書さんのため、薄い紙でジャケットを作成しました。

まずは採寸。お洋服作りと一緒ですねー。天地サイズは176mm。左右サイズは150…ってあれ、それじゃ大きすぎる…って、あ、しまった読み間違い、105mmですね。で、厚みは…21mm…かな…。

採寸をしたら、紙のサイズを計算します。今日のところはこの計算式でいきました。

ジャケットの天地=本の天地×2
ジャケットの左右=(本の左右-10)×5+厚さ

すなわち、紙のサイズは352mm×496mmです。まずは紙を、重い金属製のものさしと、よく切れるカッターを駆使しながら、このサイズの長方形になるように裁断。次に、左右の辺のそれぞれ真ん中にしるしをつけ、ここに向かって下辺を折ります。それから上下をひっくり返して、今度は本を上端(さっきの折れ目)に当てて、下側にしるしをつけ、今度はそのしるしのところから上に向かって下部分を折り上げます。これで、薄い紙は本と同じ天地サイズの2重の紙になりました。

次に、外れてしまった方の表紙…今回は表紙側を、外面が上にくるようにして、ジャケットの紙の左端の方に置きます。でも一番端ではなく。余らせた部分を右に折って外れた表紙の上にかかるようにします。折り目は、外れた表紙の左辺。次は外れた表紙の右辺が折り目になるように、表紙ごと右に折ります。外れた表紙がくるまれる感じ。すると、ジャケットにくるまれた状態で、外れた表紙の内面が上を向いた状態になっているはず。そこに資料本体を右側に立て、左側の外れた表紙を含むジャケットを右側に折ると、ジャケットにくるまれているものの、本来の本の形になります。折り癖をつけてから、今度は裏表紙側を上にして、そちらにも右側に余っているジャケットをかけてあげれば完成。

…って、図がないと何が何だか分かりませんね。。。まあ、そんな感じです。そんなことをやってました。触ると茶色い粉がつくー…なんて本にも、こういうジャケットをかけてあげるといいかもしれません。背表紙のコピーを現物からとっておいて、ジャケットの背の部分に貼ると、元の本が分かりやすくておすすめでございます。


…なんてちょっと図書館員っぽいことをしてみていたわけですが…、考えてみれば目録だって十分図書館員っぽいぞぅ、ちょっと華やかさが足りないけど!…と思い直してみたり。ああ、菜の花は図書館員だったらしいです、うっかりすると忘れそうですが。

まあ、そのあとまた自分の図書室に戻って、ちまちまちまちま目録作業を進めて、何とか1回目の支払処理分の資料はすべて目録完了。配架は半分くらい。明日、続きをやりましょう。



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もくろくの日

572日目(通算1269日目)。先生の購入本を、まとめてやっつけた。

今日はまあまあ満足な日。というのも、朝からひたすら目録をとりまくりでございまして。支払処理3回分も溜め込んでいた菜の花が悪いのですが。最初に1件だけ、書誌調整を受けて、作業&返信してから、あとは新着図書の処理を。

とにかく先生のご購入本や学生さんの授業に使う資料は、優先でやろうということで、装備していなかった分は全部装備、書誌のないものはざくざく作る、所蔵をつけて、新着案内。そんな一日でございました。おかげさまで、大分進みました。ふぅ。あとは寄贈資料などが残っていますが、この辺は順次片付けていけば。


昨日から、夜間延長開室が始まっています。まあ、夜間といっても、いつも17時で閉まるのが、大学院生のバイトさんによって20時まで延長されるくらいなのですが。夜間開室は授業のある期間…4月の授業開始以降から前期試験終了日までと、10月最初から2月いっぱいまでの期間、行なっています。なので、8月上旬くらいからしばらくは休止していて、昨日から再開なのでした。この夜間開室担当の大学院生さんは全部で6名いらっしゃって、そのうち1日2名ずつが出勤して下さるのですが、このうちの1人が、博士号を取得して9月でめでたく中途修了されてしまったので、人員が入れ替わることになりました。その新しい採用者の初出勤が本日。前任者は菜の花と同世代のおにーさんでしたが、今度は可愛らしい女の子さんです。可愛い女子大学院生さん、大歓迎ですよー( ̄ー ̄)。彼女はまだドクターの1年生さんだから、来年もいけますね♪継続して勤めて下さる方は大変ありがたいです。特に火曜日担当の、彼女とペアを組むことになったおにーさんは現在ドクターの3年生で、着実に博論審査が通りつつあるようなので、きっと今年度で修了されちゃう気がしますので。それはとてもおめでたいことなのですが、やっぱりちょっと淋しいですし、一時的な戦力ダウンになる可能性は否めません。ああ、でもちゃんと学生さんには修了して欲しいですし、ちゃんと行き先が決まって欲しいですし…!ジレンマー。



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一山越えてないのに、また一山に迫られる

571日目(通算1268日目)。…かなり、物理的に。

先週、せっせと装備した100冊以上の新着資料。今日はその目録作業に鋭意取り組む予定…だったのですが。何だかんだで他の業務が長引いて、結局午後も後半になってからようやく。いやー…こういうときの書誌調整などとの優先順位付けは悩みます。かなり。そして何故こんな日に限ってこんなに書誌調整が重なるー!どれもこれも、数年前の作成書誌で「何故、今更!?」と思わなくもないですし。もしかして、全国的に大遡及大会でも繰り広げられているのでありましょうか?

そんな中でも、先生ご購入の新着図書だけでも迅速対応!とせっせとやっていたのですが、20冊くらい完了したところで、何と本日支払処理の行なわれた分の新着図書がブックトラックに載せられて新たに登場しました。何てこと。すでに菜の花の右側には2段の中型ブックトラックが、左側には3段の大型ブックトラックがそれぞれ鎮座ましましているというのに、更に2段の小型ブックトラックがやってきましたよ!どうしろとー!!Σ( ̄ロ ̄lll) これ、後ろに置いたら菜の花、逃げ場がなくなります…。前にパソコン、左右に所蔵登録作業待ちの資料を満載した中型・大型ブックトラック、背後には未装備資料のブックトラック。ふ…凹型に取り囲まれましたわよ…( ̄ー ̄)。。。

さー、気を取り直していこー。でも今日は定時で帰りますよー?だってレッスンの日ですもの。楽器吹きに行っちゃいますよっと。ああ、どこかでがっつり処理しないと菜の花、ブックトラックに轢き殺される夢を見そうです…。



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プロフィール

HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)

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