菜の花の大学図書館日誌
理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。
カテゴリー「1-3年目(参考調査編)」の記事一覧
- 2024.12.04
[PR]
- 2009.02.27
TOEICのIPテストを受けてきました
- 2009.02.26
「いつもの」ではないレファは、勉強になります
- 2009.02.25
レファレンスリストって、結構いい加減だし?その2
- 2009.02.24
言語感覚
- 2009.02.23
微熱とのたたかい、始まる
- 2009.02.20
Encore、Endeca、Primoを試してみた。
- 2009.02.19
AquaBrowser、凄いじゃん?
- 2009.02.18
ようやく特長が理解されてきた
- 2009.02.17
Next OPAC
- 2009.02.16
一般的な利用者視点って何?
- 2009.02.13
忘れ物にご注意!
TOEICのIPテストを受けてきました
- 2009/02/27 (Fri)
- 1-3年目(参考調査編) |
- TB() |
- CM(0) |
- Edit |
- ▲Top
676日目。机に向かい続けるのって無理。
今日は午後から、TOEICのIPテストを受けてきました。IPテストは団体特別受験で、公開TOEICと同等の評価らしいですが、実績としては使えないようです。まあ、そんなに悪くはならないだろうと予想していたら、全然駄目駄目で。
例題がなくなったことに気付かずに3つ目のパートの最初の3問を完全に聞き逃したり、時間が足りなくて最後の25問はとりあえず全部Cを塗っといた、というだけではなく、途中で気分が悪くなって半死半生という悲劇に。早く終われー、そうしたらトイレに行って吐いてくるー、というくらい。。。机が低すぎて、頭の位置を低くしたままの姿勢で受けていたことと、恐らく人がそこそこ沢山いる部屋に長時間、動けない状態でいたことが原因。どうも人が沢山いる教室のような場所が苦手なのです。院生のときはそれで授業をあまり受けられなかった時期もありますし、就職してからも研修や講習会、会議などで何度か途中退席する羽目になったのを、うっかり忘れていました。でも電車や飛行機は大丈夫なんですけれどもね。もしかして、適度に揺られているのが良いのかもしれません。じゃあ、教室も揺れていればいいのか…?
これは午後で、午前中は依頼されていたWWW更新を3件片付けて、しばらく置きっぱなしになっていた同じくWWW関係のお仕事を進めて、ATOCの辞書の登録内容を少し調整して(結構、変なところで区切ったものを覚えてしまっていたみたいで、変換がおかしかったので)、あとはレファが2件ほど。
Next OPACの件は、昨日から引き続き、説明資料作成。Vufindに取り掛かろうとしたのですが、分かりやすい画面キャプチャをとるのに、ちょうどいい検索語が見つからず、ひたすら検索。結局、そこそこのところで手を打ちました。満足はしていないのですが、仕方ないです。そこが主眼ではないですからね。内容についてはまだ全然手付かず。月曜日に何とかやっつけたいところです。
今日は午後から、TOEICのIPテストを受けてきました。IPテストは団体特別受験で、公開TOEICと同等の評価らしいですが、実績としては使えないようです。まあ、そんなに悪くはならないだろうと予想していたら、全然駄目駄目で。
例題がなくなったことに気付かずに3つ目のパートの最初の3問を完全に聞き逃したり、時間が足りなくて最後の25問はとりあえず全部Cを塗っといた、というだけではなく、途中で気分が悪くなって半死半生という悲劇に。早く終われー、そうしたらトイレに行って吐いてくるー、というくらい。。。机が低すぎて、頭の位置を低くしたままの姿勢で受けていたことと、恐らく人がそこそこ沢山いる部屋に長時間、動けない状態でいたことが原因。どうも人が沢山いる教室のような場所が苦手なのです。院生のときはそれで授業をあまり受けられなかった時期もありますし、就職してからも研修や講習会、会議などで何度か途中退席する羽目になったのを、うっかり忘れていました。でも電車や飛行機は大丈夫なんですけれどもね。もしかして、適度に揺られているのが良いのかもしれません。じゃあ、教室も揺れていればいいのか…?
これは午後で、午前中は依頼されていたWWW更新を3件片付けて、しばらく置きっぱなしになっていた同じくWWW関係のお仕事を進めて、ATOCの辞書の登録内容を少し調整して(結構、変なところで区切ったものを覚えてしまっていたみたいで、変換がおかしかったので)、あとはレファが2件ほど。
Next OPACの件は、昨日から引き続き、説明資料作成。Vufindに取り掛かろうとしたのですが、分かりやすい画面キャプチャをとるのに、ちょうどいい検索語が見つからず、ひたすら検索。結局、そこそこのところで手を打ちました。満足はしていないのですが、仕方ないです。そこが主眼ではないですからね。内容についてはまだ全然手付かず。月曜日に何とかやっつけたいところです。
PR
「いつもの」ではないレファは、勉強になります
- 2009/02/26 (Thu)
- 1-3年目(参考調査編) |
- TB() |
- CM(0) |
- Edit |
- ▲Top
675日目。体力的に…。
朝が一番、調子が悪いです。それから夜。多分、通勤・退勤時に外を歩くからでしょう。もう図書館に住んでしまった方がいいかもしれません、ホント。
本日は、午前とお昼の半日カウンター。でも最初の1時間はひたすら、PCと戦っていました。カウンターの端末の動きが不審だったため。エラー内容は分かったのですけれど、どうしてエラーしてしまったのかはよく分からないままです。まあ、コンピュータってそういうものか、と思うことにしました。
ところでPCって言われて、何の略?と最初に思いつきます?まあ、多くの人がパーソナル・コンピュータと仰ると思います。でも他にも、色々なものの略称でもあるのですよね、PC。今日はそんな略称に振り回されるレファがありました。
アルファベット僅か2文字の略称。これは一体、何の雑誌なんだ!?と。色々な人を巻き込みつつ、2時間くらい悪戦苦闘でした。最初に受けたN嬢は、雑誌名だろうということで、雑誌名の略称のリストサイトを見てみたり、冊子を見てみたり、OPACをひいたり、NACSIS webcat Plusを検索してみたり、様々な文献データベースを著者名でひいてみたりと、至極まっとうな手段は殆ど試してみたそうです。でも、ぴったりあう略称はなかったり、多すぎたり…。たった2文字の雑誌名。さすがに情報量が…。他の情報としては、分野と言語が分かっていました。この言語がまた問題で。ドイツ語だったのです。英語じゃないんだ…。うーん。。。仕方ないのでまたウルリッヒに頼ってみましたが、うまく出てきません。ついに、ウルリッヒの分野別の全リストを眺めて、その略称になる可能性のあるドイツの雑誌を探しまくりました。結果、1件発見。それが本当にそう略されるかは不明でしたが…。分かったISSNで所蔵調査しましたが、殆ど所蔵なし。Worldcatでヒットしましたが、ISSNを持っているのに何故かBook扱い。何故。どうして。しかも所蔵館出てこないし!KVKでもヒットはしましたが、とにかく国内にないのでは…。一応、ISSNでググってもみました。結果、確かにその雑誌はその通りに略されることが分かりました。うーん、本当に、これ、なの?いまいち確信がもてない…。そしてそこから、たまたま歩いていた閲覧のA氏を調査に巻き込んだり、もしかして知ってます!?と雑誌のK女史に内線をかけたり…と、迷走(?)が始まったわけです。
2時間後。ようやく多分、そういうことね、という同意に達しました。長かった…。というか、OPACの説明資料を作るつもりだったのに、まったく手付かずでこんな時間に!と。でも、色々と勉強になりました、はい。
そういえば今日は、なかなか勉強になるなーという、「よくある質問」とは違うものが幾つかきました。そういう日なのでしょうか。
そんなこんなでレファなどに時間をかけたため、OPAC資料はPrimoが何とかできたくらい。ところでPrimo、何故か検索エラーが多いです。ファセットで絞り込んだり、解除したりするときに、ちゃんとヒットがあるはずなのに0件になってしまうことが頻発。2大学のOPACでチェックしたところ、2大学とも同じように起きていました。びみょーにシステムに不安があるのですが…大丈夫、Primo?
朝が一番、調子が悪いです。それから夜。多分、通勤・退勤時に外を歩くからでしょう。もう図書館に住んでしまった方がいいかもしれません、ホント。
本日は、午前とお昼の半日カウンター。でも最初の1時間はひたすら、PCと戦っていました。カウンターの端末の動きが不審だったため。エラー内容は分かったのですけれど、どうしてエラーしてしまったのかはよく分からないままです。まあ、コンピュータってそういうものか、と思うことにしました。
ところでPCって言われて、何の略?と最初に思いつきます?まあ、多くの人がパーソナル・コンピュータと仰ると思います。でも他にも、色々なものの略称でもあるのですよね、PC。今日はそんな略称に振り回されるレファがありました。
アルファベット僅か2文字の略称。これは一体、何の雑誌なんだ!?と。色々な人を巻き込みつつ、2時間くらい悪戦苦闘でした。最初に受けたN嬢は、雑誌名だろうということで、雑誌名の略称のリストサイトを見てみたり、冊子を見てみたり、OPACをひいたり、NACSIS webcat Plusを検索してみたり、様々な文献データベースを著者名でひいてみたりと、至極まっとうな手段は殆ど試してみたそうです。でも、ぴったりあう略称はなかったり、多すぎたり…。たった2文字の雑誌名。さすがに情報量が…。他の情報としては、分野と言語が分かっていました。この言語がまた問題で。ドイツ語だったのです。英語じゃないんだ…。うーん。。。仕方ないのでまたウルリッヒに頼ってみましたが、うまく出てきません。ついに、ウルリッヒの分野別の全リストを眺めて、その略称になる可能性のあるドイツの雑誌を探しまくりました。結果、1件発見。それが本当にそう略されるかは不明でしたが…。分かったISSNで所蔵調査しましたが、殆ど所蔵なし。Worldcatでヒットしましたが、ISSNを持っているのに何故かBook扱い。何故。どうして。しかも所蔵館出てこないし!KVKでもヒットはしましたが、とにかく国内にないのでは…。一応、ISSNでググってもみました。結果、確かにその雑誌はその通りに略されることが分かりました。うーん、本当に、これ、なの?いまいち確信がもてない…。そしてそこから、たまたま歩いていた閲覧のA氏を調査に巻き込んだり、もしかして知ってます!?と雑誌のK女史に内線をかけたり…と、迷走(?)が始まったわけです。
2時間後。ようやく多分、そういうことね、という同意に達しました。長かった…。というか、OPACの説明資料を作るつもりだったのに、まったく手付かずでこんな時間に!と。でも、色々と勉強になりました、はい。
そういえば今日は、なかなか勉強になるなーという、「よくある質問」とは違うものが幾つかきました。そういう日なのでしょうか。
そんなこんなでレファなどに時間をかけたため、OPAC資料はPrimoが何とかできたくらい。ところでPrimo、何故か検索エラーが多いです。ファセットで絞り込んだり、解除したりするときに、ちゃんとヒットがあるはずなのに0件になってしまうことが頻発。2大学のOPACでチェックしたところ、2大学とも同じように起きていました。びみょーにシステムに不安があるのですが…大丈夫、Primo?
レファレンスリストって、結構いい加減だし?その2
- 2009/02/25 (Wed)
- 1-3年目(参考調査編) |
- TB() |
- CM(0) |
- Edit |
- ▲Top
674日目。なみだなみだのかふんしょう。
今のOPACの障害と要望関係で3件、懸案事項だったものが片付きました。というか、業者さんにえーいと投げたというか。これで我々の手を離れた、ということで。
新しいOPAC、Next OPACについては今日も昨日に引き続き、説明資料作成をしていました。すでに終わったAquaBrowser&Encoreで、見落としがあったために修正していたら全然時間がとれず結局、片付いたのはEndecaだけです。
そういえば、絞込み機能のファセットは、OR検索がかからないのが気になります。1項目につき1つしか選べなくて、項目の中の2つの要素をOR検索できないのです。例えば、所蔵館がA図書室かB図書室のどちらかならいいや、というとき、AまたはBという絞り方が出来ず、AだけまたはBだけ、というのを2回やらないといけないということ。もっと嫌なパターンだと、AからGまでの図書館があるうちの、G図書室は遠いからいらないわ、というときも、NOT検索がかからないですよね。まあ、それくらいなら、Gが出たら諦めろ、と言えなくはないですが…。まあでも、これを乗り越えているOPACはなさそうなので横においておくとして。ファセットで1つの要素を選択すると、その項目自体、消えてしまうと思っていたら、請求記号に関しては、どんどん深くなって新しい要素が上がってくるのに気付きました。おおお、今までちっとも気付きませんでした。すみません。ついでにAquaBrowserのChicago大には、リンクリゾルバのリンクがあることにも今日、気付きました。これも全然気付いていませんでした。すみません。更にChicagoでは、Oxford DNBへのリンクも上部に表示されていたのを見落としていました。ホント、気付かないことばかりです。全然駄目駄目じゃん、と反省。
見落としと言えば、某文系図書室のH氏から、たまーにメールで質問がくるのですけれども、いつも係宛ではなく菜の花の個人メアド宛に来るのですよね。
「どうしてかなあ、別にHさんと仲良しでも何でもないんだけど」
と菜の花が言ったら、
「向こうは仲良しのつもりかもしれないじゃないですか」
と言われました。おお、そういう可能性もあるのか。見落としていました。まあ、単に「あいつなら情報駄々漏れだろ」と思われているという気もします。別に、漏らしてはいけない情報ではないのですけれども。基本的には周知の事実について訊かれているだけですし。
さて、表題の件。今日のレファでなかなか素敵なのがありました。レファレンスリスト掲載の洋書をお探しの利用者さん(先生)のお話。
問題のレファレンスリストには、「図書名」と「シリーズ名」と「巻」が入っていました。で、図書名をひいたらうまくヒットせず。
「いや、もしかしたらこのタイトル、間違っているかもしれません。」
そうですか。じゃあ、ととても一般的な単語の並ぶそのシリーズ名をひいたら、山ほどヒット。まあ、そうなりますね。でも、結局そのものずばりのシリーズは見つからず。
「あ、この(シリーズ)タイトル、間違っているかもしれません。」
そうですか。でもこれが近そうだからこれを見てみましょう。うわあ、これは物凄い数の子書誌がありますねえ…。ええと、この巻は…あれ、全然内容が合いそうにもないですね。やっぱり違うのかな…?
「あ、この巻数、間違っているかもしれません。」
…。
……。
………。
いやいやいや、それって、書いてある3つの書誌情報、ひとつも合ってない!ってことになりますけど、先生!!何ていい加減なレファレンスリスト!この論文、何なんですか!?(怒)、と思ったら、お尋ねになった先生ご自身の論文の原稿でした。あ…( ̄□ ̄)…それはすみません(-_-)。なるほど…、うろ覚えで書かれてしまったわけですね。それは仕方ないですね。対応されていたお隣の相互利用さんの方が、「何が一体、正しいんですかっ!?」と思わず凄い剣幕で訊いてしまうのも分かります、はい。とりあえず、分野的にこれだろう、というのに当たりをつけて先生と一緒に書架に行ってきました。幸い、一発でビンゴでした。よかったですね、うちの館内にある本で…。これ、うちにない本だったら、見つけられなかった気がいたします、はい。
みなさまも是非、論文で引用するかもしれない本がありましたらがっつりしっかり、書誌情報をメモしておいて下さいね。どうぞ宜しくです。
今のOPACの障害と要望関係で3件、懸案事項だったものが片付きました。というか、業者さんにえーいと投げたというか。これで我々の手を離れた、ということで。
新しいOPAC、Next OPACについては今日も昨日に引き続き、説明資料作成をしていました。すでに終わったAquaBrowser&Encoreで、見落としがあったために修正していたら全然時間がとれず結局、片付いたのはEndecaだけです。
そういえば、絞込み機能のファセットは、OR検索がかからないのが気になります。1項目につき1つしか選べなくて、項目の中の2つの要素をOR検索できないのです。例えば、所蔵館がA図書室かB図書室のどちらかならいいや、というとき、AまたはBという絞り方が出来ず、AだけまたはBだけ、というのを2回やらないといけないということ。もっと嫌なパターンだと、AからGまでの図書館があるうちの、G図書室は遠いからいらないわ、というときも、NOT検索がかからないですよね。まあ、それくらいなら、Gが出たら諦めろ、と言えなくはないですが…。まあでも、これを乗り越えているOPACはなさそうなので横においておくとして。ファセットで1つの要素を選択すると、その項目自体、消えてしまうと思っていたら、請求記号に関しては、どんどん深くなって新しい要素が上がってくるのに気付きました。おおお、今までちっとも気付きませんでした。すみません。ついでにAquaBrowserのChicago大には、リンクリゾルバのリンクがあることにも今日、気付きました。これも全然気付いていませんでした。すみません。更にChicagoでは、Oxford DNBへのリンクも上部に表示されていたのを見落としていました。ホント、気付かないことばかりです。全然駄目駄目じゃん、と反省。
見落としと言えば、某文系図書室のH氏から、たまーにメールで質問がくるのですけれども、いつも係宛ではなく菜の花の個人メアド宛に来るのですよね。
「どうしてかなあ、別にHさんと仲良しでも何でもないんだけど」
と菜の花が言ったら、
「向こうは仲良しのつもりかもしれないじゃないですか」
と言われました。おお、そういう可能性もあるのか。見落としていました。まあ、単に「あいつなら情報駄々漏れだろ」と思われているという気もします。別に、漏らしてはいけない情報ではないのですけれども。基本的には周知の事実について訊かれているだけですし。
さて、表題の件。今日のレファでなかなか素敵なのがありました。レファレンスリスト掲載の洋書をお探しの利用者さん(先生)のお話。
問題のレファレンスリストには、「図書名」と「シリーズ名」と「巻」が入っていました。で、図書名をひいたらうまくヒットせず。
「いや、もしかしたらこのタイトル、間違っているかもしれません。」
そうですか。じゃあ、ととても一般的な単語の並ぶそのシリーズ名をひいたら、山ほどヒット。まあ、そうなりますね。でも、結局そのものずばりのシリーズは見つからず。
「あ、この(シリーズ)タイトル、間違っているかもしれません。」
そうですか。でもこれが近そうだからこれを見てみましょう。うわあ、これは物凄い数の子書誌がありますねえ…。ええと、この巻は…あれ、全然内容が合いそうにもないですね。やっぱり違うのかな…?
「あ、この巻数、間違っているかもしれません。」
…。
……。
………。
いやいやいや、それって、書いてある3つの書誌情報、ひとつも合ってない!ってことになりますけど、先生!!何ていい加減なレファレンスリスト!この論文、何なんですか!?(怒)、と思ったら、お尋ねになった先生ご自身の論文の原稿でした。あ…( ̄□ ̄)…それはすみません(-_-)。なるほど…、うろ覚えで書かれてしまったわけですね。それは仕方ないですね。対応されていたお隣の相互利用さんの方が、「何が一体、正しいんですかっ!?」と思わず凄い剣幕で訊いてしまうのも分かります、はい。とりあえず、分野的にこれだろう、というのに当たりをつけて先生と一緒に書架に行ってきました。幸い、一発でビンゴでした。よかったですね、うちの館内にある本で…。これ、うちにない本だったら、見つけられなかった気がいたします、はい。
みなさまも是非、論文で引用するかもしれない本がありましたらがっつりしっかり、書誌情報をメモしておいて下さいね。どうぞ宜しくです。
言語感覚
- 2009/02/24 (Tue)
- 1-3年目(参考調査編) |
- TB() |
- CM(0) |
- Edit |
- ▲Top
673日目。今日は失敗していないと思うのだけれども、確信はもてない。
今日初めて気付いた驚愕の事実が。それは…【次世代OPAC】のなかまである「Encore」。これの読み。ずっと「エンコア」って読んでました。これ、「アンコール」って単語なんですね。あはは…あはは…。ま、いいんじゃないでしょうか。昨日まで、「Vufind」も「ブイ・ユー・ファインド」って読んでましたし。実際は「ビューファインド」だそうですね。。。いやはや。そういえば学生の頃、「in situ」を「いん・しつ」って読んでましたっけ。陰湿!?…実際は「イン・サイチュー」。本来の場所で、というような意味で、生化学や分子生物学系の実験でも、細胞内などから取り出しちゃったりしないで行なうことです。
うちの図書館の、来年度のの開館カレンダー(小)が出来ました。配布用で、お財布の中に入るようなサイズです。毎年色を変えているのですが来年度の色は「腐った緑色!」です。とっても素敵な色です。まるでシアノバクテリアの、1週間経過してサチってしまった液体培養の色です。ちなみに、菜の花以外の人に言わせると「若草色」「鶯色」「ライム色」「暗い薄緑色」「抹茶ラテ色」らしいです。自分の言語感覚のおかしさを痛感しました…(-_-)。そういえば、「サチる」って通じるのかな…。もしかして方言?…と思ってググってみたら、あらあらまあまあ…。それは知りませんでした。一般語ではないみたいですね。フォトマルやCCDで光量を入れすぎたときなんかによく使っていました。「ぎゃー、サチってるサチってる!レーザー止めて!シャッター閉めて!!フォトマルが死ぬー」みたいな(不穏な例文( ̄ー ̄))。
今日は久々に「ケミアブのひきかた」というレファがありました。もちろん、冊子体のひき方ですよ!うわあ、こんなレファ、未だかつてあったでしょうか。このご時世に。というか、そもそも殆ど自分でもひいたことないのですけれどもね。それでも何とか、ここ3年弱で2-3回はレファが来たのでひいた経験はあるので何とか…。しかし、この時代に冊子体のレクチャーをすることになるとは思いもよりませんでした。普段は電話口で、データベース検索の仕方を一生懸命お伝えしているのですが。結構、内線でのお問い合わせは多いです。あれがひけない、これがひけない、使い方が分からない、というもの。そういうときホント、理系研究室出身で良かったなーと思います。実際に院生時代に、自分で研究のために検索しまくっていたから、何とか説明もできるというもので。Endnote Webはぎりぎりなんですけどね。正直、殆ど使っていません。使えるようになったの、菜の花が図書館に来てからですし。当時はまだ論文を書いていたお陰で、自分で使った経験がある最後の頃となりました。大学図書館員は、仕事のためには研究活動や論文執筆をするのが良い気がしますね。でも大変だからやっぱり出来ればご遠慮したいところなのですが(←ガッツが足りない)。
Next OPACの件。本日は朝イチで「説明会」日程の調整に行ってきました。3/2(月)で通したのですが結局夜、システム課(交渉人は何故か雑誌のK女史)から内線がかかってきて3/6(金)になりそうです。理由は、3/2(月)だと時間が45分しかとれないため。それじゃ足りないだろ?と仰るのです。えー、どうしてですかー。
『45分じゃ語りつくせないでしょ』
「いえいえ、そんなに語ることなんてありませんから大丈夫ですよー」
『えーそうなのー?(懐疑的口調)』
「どうしてですかー。そんなに語りつくすような内容でしたっけ?」
『語るというかー、口数の問題、だって課長が言ってますけどー?』
…くー、またしてもシステム課長!!!うちの図書館の「お喋り四天王」の一角が何を仰ることやら!
まあそんなこんなで、試料…じゃなかった、資料を作成中です。あやうく、OPACをプレパラートにして検鏡しちゃう勢いでしたよ。
資料は、AquaBrowser&Encoreが作成終わりました。これからあと4種類作る予定。あ、今日はScriblioに新規チャレンジをしてみましたよ。結構面白いですね、今までにないタイプという感じ。何しろ下敷きがブログ!という変り種のOPACですからね。独創的で面白いと思います。入力支援機能(ライブで候補を挙げる)が他にない機能で、非常に良いなーと思いました。
あ、そういえばAquaBrowserの日本語インデックス作成は2010年の予定だそうですね。そうですかー。しばし待ちに入りたい、とか言いたくなってしまいますね。いきなり急いで導入というのは、待った方がいいかも、というか…。菜の花が消極的なのは、すでに別の某システム導入検討で一度失敗しているからです。ええ…あれはきっと失敗だと思うのですよね、大きな声ではいえませんが(ってここで大公表してるじゃん)。じっくり検討して入れたものを、僅か1年で乗り換えたのです。まあ、何事も焦ってはいけない、という教訓。時流に乗るのは大事ですが、しっかり見極めないとね。
今日初めて気付いた驚愕の事実が。それは…【次世代OPAC】のなかまである「Encore」。これの読み。ずっと「エンコア」って読んでました。これ、「アンコール」って単語なんですね。あはは…あはは…。ま、いいんじゃないでしょうか。昨日まで、「Vufind」も「ブイ・ユー・ファインド」って読んでましたし。実際は「ビューファインド」だそうですね。。。いやはや。そういえば学生の頃、「in situ」を「いん・しつ」って読んでましたっけ。陰湿!?…実際は「イン・サイチュー」。本来の場所で、というような意味で、生化学や分子生物学系の実験でも、細胞内などから取り出しちゃったりしないで行なうことです。
うちの図書館の、来年度のの開館カレンダー(小)が出来ました。配布用で、お財布の中に入るようなサイズです。毎年色を変えているのですが来年度の色は「腐った緑色!」です。とっても素敵な色です。まるでシアノバクテリアの、1週間経過してサチってしまった液体培養の色です。ちなみに、菜の花以外の人に言わせると「若草色」「鶯色」「ライム色」「暗い薄緑色」「抹茶ラテ色」らしいです。自分の言語感覚のおかしさを痛感しました…(-_-)。そういえば、「サチる」って通じるのかな…。もしかして方言?…と思ってググってみたら、あらあらまあまあ…。それは知りませんでした。一般語ではないみたいですね。フォトマルやCCDで光量を入れすぎたときなんかによく使っていました。「ぎゃー、サチってるサチってる!レーザー止めて!シャッター閉めて!!フォトマルが死ぬー」みたいな(不穏な例文( ̄ー ̄))。
今日は久々に「ケミアブのひきかた」というレファがありました。もちろん、冊子体のひき方ですよ!うわあ、こんなレファ、未だかつてあったでしょうか。このご時世に。というか、そもそも殆ど自分でもひいたことないのですけれどもね。それでも何とか、ここ3年弱で2-3回はレファが来たのでひいた経験はあるので何とか…。しかし、この時代に冊子体のレクチャーをすることになるとは思いもよりませんでした。普段は電話口で、データベース検索の仕方を一生懸命お伝えしているのですが。結構、内線でのお問い合わせは多いです。あれがひけない、これがひけない、使い方が分からない、というもの。そういうときホント、理系研究室出身で良かったなーと思います。実際に院生時代に、自分で研究のために検索しまくっていたから、何とか説明もできるというもので。Endnote Webはぎりぎりなんですけどね。正直、殆ど使っていません。使えるようになったの、菜の花が図書館に来てからですし。当時はまだ論文を書いていたお陰で、自分で使った経験がある最後の頃となりました。大学図書館員は、仕事のためには研究活動や論文執筆をするのが良い気がしますね。でも大変だからやっぱり出来ればご遠慮したいところなのですが(←ガッツが足りない)。
Next OPACの件。本日は朝イチで「説明会」日程の調整に行ってきました。3/2(月)で通したのですが結局夜、システム課(交渉人は何故か雑誌のK女史)から内線がかかってきて3/6(金)になりそうです。理由は、3/2(月)だと時間が45分しかとれないため。それじゃ足りないだろ?と仰るのです。えー、どうしてですかー。
『45分じゃ語りつくせないでしょ』
「いえいえ、そんなに語ることなんてありませんから大丈夫ですよー」
『えーそうなのー?(懐疑的口調)』
「どうしてですかー。そんなに語りつくすような内容でしたっけ?」
『語るというかー、口数の問題、だって課長が言ってますけどー?』
…くー、またしてもシステム課長!!!うちの図書館の「お喋り四天王」の一角が何を仰ることやら!
まあそんなこんなで、試料…じゃなかった、資料を作成中です。あやうく、OPACをプレパラートにして検鏡しちゃう勢いでしたよ。
資料は、AquaBrowser&Encoreが作成終わりました。これからあと4種類作る予定。あ、今日はScriblioに新規チャレンジをしてみましたよ。結構面白いですね、今までにないタイプという感じ。何しろ下敷きがブログ!という変り種のOPACですからね。独創的で面白いと思います。入力支援機能(ライブで候補を挙げる)が他にない機能で、非常に良いなーと思いました。
あ、そういえばAquaBrowserの日本語インデックス作成は2010年の予定だそうですね。そうですかー。しばし待ちに入りたい、とか言いたくなってしまいますね。いきなり急いで導入というのは、待った方がいいかも、というか…。菜の花が消極的なのは、すでに別の某システム導入検討で一度失敗しているからです。ええ…あれはきっと失敗だと思うのですよね、大きな声ではいえませんが(ってここで大公表してるじゃん)。じっくり検討して入れたものを、僅か1年で乗り換えたのです。まあ、何事も焦ってはいけない、という教訓。時流に乗るのは大事ですが、しっかり見極めないとね。
微熱とのたたかい、始まる
- 2009/02/23 (Mon)
- 1-3年目(参考調査編) |
- TB() |
- CM(0) |
- Edit |
- ▲Top
672日目。かふんしょう。
普段、体温の足りない菜の花が、ばっちり体温が確保できてしまう時季がやってきました。花粉症の時季です!これから、微熱とのたたかいに日々が始まるのです。あー…。熱におかされた菜の花は、ボケまくったり、イライラして極端なことをしでかしたり言い出したり、やる気を失ったりします。…あ、いつものことか!(しょぼん)
今日の一番の大ボケは、やっぱりお昼のあれですかねー…。
菜の花は、毎日お弁当持参なのですけれども、それを電子レンジで温めて戴くのが習慣です。で、今日も給湯室へ電子レンジをかけに行ったのですよ。がちゃ、と扉をあけて、中にぽんと置いて…、数秒固まってから、はっと我にかえりました。しまった!これ、冷蔵庫だった!!…そう、菜の花、何故か冷蔵庫の扉を開けて、温めるお弁当を中に置いていたのでありました。やばいよ…やばすぎだよ、この人…!と思いました(- -;)。それもこれも熱のせい…と思いたい…(素でやっていたら、ちょっと危険すぎる)。
朝から、スパムメールの統計をとりました。今月のフィルタ透過率1%。母数が700以上ですから、この数字は素晴らしいと思います。99%カットって、日本の石油輸入率よりも高いのでは。特級試薬の純度も超えているのではないでしょうか。
…なんて感じで朝から思考は暴走気味、更にどうもやる気が足りないというか、頭の中をすでに何かが占拠しているというか。メモリ、フル、busyなのでPlease waitという声が聞こえてくるような。む…日本語がおかしい。というか英語がおかしい。
ぼーっとしていたら、館内トイレの換気扇のガッツが足りない(推定)ことに気付きました。Cl2が充満しているのです。多分、掃除に使ったものだと思うのですが。NH4じゃなくてよかったですよね。このトイレ内、そもそも換気扇あるのかしら?と思い、探してみました。何しろ、やる気が足りないので席に戻っても仕事にならないと踏んだため、トイレ探索隊となったわけです。うろうろ、うろうろ。うーん、一応、換気扇らしきもの、あるっぽい。でも電源スイッチはありません。集中管理?と思ったら、閲覧さんが管轄している、事務室内の館内電灯のスイッチのところに、一括でスイッチがあることが分かりました。あらー、こんなところに。ということは、やっぱり単にガッツが足りないのですね。ほこりで詰まっているのかな?と、再びトイレに行って眺めてみました。うーん、結構ほこりっぽくはありますが…。それよりも手洗い場の電灯カバーの汚れが気になってしまい。暗いです。年に1回くらいは掃除してあげてね、という感じで。明るい館内、これ基本。あとで施設に伝えようと思っていて、今日は忘れてしまいました。換気扇も掃除してもらえるようにお願いしようっと。それも含めてまた明日。
何だかんだでまた席に戻ってWWW作業とか。ニュース更新をしたときに気になって、久々に7種類のブラウザ全部を立ち上げてのうちの図書館サイトの見え方チェックをしました。個人的には、Safariはにじんだような文字で見慣れないので、ちょっと違和感があります。Chromeが最近のお気に入りなのですけれども、作業するにはFireFoxが一番使いやすいですね。ちなみに7種類の他のブラウザは、IE、ネスケ、オペラ、スレイプニル。うちの図書館サイトは、これらのブラウザで動作確認がなされています。菜の花の気が向いたときに時々、ですが。あ、でも何だか新しげなことをするときは、ちゃんと全部確認していますよー。はい。そこそこマメなんです、菜の花。
午後はカウンター、それからリテラシー関係の会議。何だか疲れました。ぐったり。
ああ、そうそう、OPACに関しては、もうひとつチェック行きました。Vufindです。ついにオープンソース。筑波大の日本語テスト版および、開発元のVillanova Universityで確認。
Vufind自体はすでに何度か検索しているので、今日は表を埋めるためだけのチェック、という感じで。あまり気を引くものもなく。これがオープンソースで実現できているのか、という驚きはありますが、やはり製品版には、製品版らしい良さがあるものだ、という感じです。
が、製品版にある機能は、かなり備えています。資料種別のアイコンや、ヒット画面での配置場所の表示、絞り込み用のファセットとその絞り込み履歴、RSS、コメント・レビュー追加、タグ追加、オンライン資料を含めた複数ソース検索、適合度でのソート、引用情報の出力。
引用情報の出力は、筑波ではテキスト形式での表示しかありませんでしたが、Villanovaではそれに加えてEndNote形式、RefWorks形式など、その手のソフト用と、ベタテキストのどちらにも対応していました。
なかったのは、検索範囲拡張用のサジェスト機能とスペルチェック。これは結構、悲しいかも…。代わりに、書誌詳細画面で「類似資料」の提示があります。スペルチェックに関しては、うまくすれば作れるんじゃないの?とシステム課長が仰っていましたので、作って頂きたいものです、課長に。あと若干、ファセットのカテゴリが少ない気がしました。増やせるのでしょうか?
また、リポジトリをそのまま食べさせることも出来る?のかもしれませんね。筑波では、「筑波フォーラム」の論文単位の検索が可能になっていましたから。何だか、将来性を感じますよね。
でも何より、すでに日本語版っぽいものを筑波が試験してくれている、というのが、大きいかもしれません。
それから、ここまでの5つのソース(AquaBrowser、Encore、Endeca、Primo、Vufind)のファセットについて、どういう項目がたっているかをチェックしました。AquaBrowserが圧倒的に数が多いイメージ。特にシカゴ大。Endecaのフェニックスは今回試した中で唯一の公共図書館だったせいか、色々と他のところと違っていました。逆にVufindはずいぶん少ないようでした。
何だか細かく色々確認しましたが、さて、結局どうしていくのでしょうかね。今日の夜に、これらの説明を明後日して、とか無茶なことを言われました。は?先週、いつにするかで「2-4週間後」と言ったはずですが?まだ1週間なんですけど。ちゃんとカレンダー見て数えて下さい。まったく!と、夜にぶち切れていた菜の花なのでした。花粉症の菜の花は、いつも以上にキレやすい子だから気をつけて下さいよ!危ないですよ!それにしても、熱が出たり、体調を崩すとすぐに耳鳴りがするわ、右耳が聞こえにくくなるわで困ってしまいます。どうも菜の花、左右非対称みたいで。まあ、対外の人間は、左右非対称ですね。というわけで、気休めながら話しかけるときは左側からどうぞ。
普段、体温の足りない菜の花が、ばっちり体温が確保できてしまう時季がやってきました。花粉症の時季です!これから、微熱とのたたかいに日々が始まるのです。あー…。熱におかされた菜の花は、ボケまくったり、イライラして極端なことをしでかしたり言い出したり、やる気を失ったりします。…あ、いつものことか!(しょぼん)
今日の一番の大ボケは、やっぱりお昼のあれですかねー…。
菜の花は、毎日お弁当持参なのですけれども、それを電子レンジで温めて戴くのが習慣です。で、今日も給湯室へ電子レンジをかけに行ったのですよ。がちゃ、と扉をあけて、中にぽんと置いて…、数秒固まってから、はっと我にかえりました。しまった!これ、冷蔵庫だった!!…そう、菜の花、何故か冷蔵庫の扉を開けて、温めるお弁当を中に置いていたのでありました。やばいよ…やばすぎだよ、この人…!と思いました(- -;)。それもこれも熱のせい…と思いたい…(素でやっていたら、ちょっと危険すぎる)。
朝から、スパムメールの統計をとりました。今月のフィルタ透過率1%。母数が700以上ですから、この数字は素晴らしいと思います。99%カットって、日本の石油輸入率よりも高いのでは。特級試薬の純度も超えているのではないでしょうか。
…なんて感じで朝から思考は暴走気味、更にどうもやる気が足りないというか、頭の中をすでに何かが占拠しているというか。メモリ、フル、busyなのでPlease waitという声が聞こえてくるような。む…日本語がおかしい。というか英語がおかしい。
ぼーっとしていたら、館内トイレの換気扇のガッツが足りない(推定)ことに気付きました。Cl2が充満しているのです。多分、掃除に使ったものだと思うのですが。NH4じゃなくてよかったですよね。このトイレ内、そもそも換気扇あるのかしら?と思い、探してみました。何しろ、やる気が足りないので席に戻っても仕事にならないと踏んだため、トイレ探索隊となったわけです。うろうろ、うろうろ。うーん、一応、換気扇らしきもの、あるっぽい。でも電源スイッチはありません。集中管理?と思ったら、閲覧さんが管轄している、事務室内の館内電灯のスイッチのところに、一括でスイッチがあることが分かりました。あらー、こんなところに。ということは、やっぱり単にガッツが足りないのですね。ほこりで詰まっているのかな?と、再びトイレに行って眺めてみました。うーん、結構ほこりっぽくはありますが…。それよりも手洗い場の電灯カバーの汚れが気になってしまい。暗いです。年に1回くらいは掃除してあげてね、という感じで。明るい館内、これ基本。あとで施設に伝えようと思っていて、今日は忘れてしまいました。換気扇も掃除してもらえるようにお願いしようっと。それも含めてまた明日。
何だかんだでまた席に戻ってWWW作業とか。ニュース更新をしたときに気になって、久々に7種類のブラウザ全部を立ち上げてのうちの図書館サイトの見え方チェックをしました。個人的には、Safariはにじんだような文字で見慣れないので、ちょっと違和感があります。Chromeが最近のお気に入りなのですけれども、作業するにはFireFoxが一番使いやすいですね。ちなみに7種類の他のブラウザは、IE、ネスケ、オペラ、スレイプニル。うちの図書館サイトは、これらのブラウザで動作確認がなされています。菜の花の気が向いたときに時々、ですが。あ、でも何だか新しげなことをするときは、ちゃんと全部確認していますよー。はい。そこそこマメなんです、菜の花。
午後はカウンター、それからリテラシー関係の会議。何だか疲れました。ぐったり。
ああ、そうそう、OPACに関しては、もうひとつチェック行きました。Vufindです。ついにオープンソース。筑波大の日本語テスト版および、開発元のVillanova Universityで確認。
Vufind自体はすでに何度か検索しているので、今日は表を埋めるためだけのチェック、という感じで。あまり気を引くものもなく。これがオープンソースで実現できているのか、という驚きはありますが、やはり製品版には、製品版らしい良さがあるものだ、という感じです。
が、製品版にある機能は、かなり備えています。資料種別のアイコンや、ヒット画面での配置場所の表示、絞り込み用のファセットとその絞り込み履歴、RSS、コメント・レビュー追加、タグ追加、オンライン資料を含めた複数ソース検索、適合度でのソート、引用情報の出力。
引用情報の出力は、筑波ではテキスト形式での表示しかありませんでしたが、Villanovaではそれに加えてEndNote形式、RefWorks形式など、その手のソフト用と、ベタテキストのどちらにも対応していました。
なかったのは、検索範囲拡張用のサジェスト機能とスペルチェック。これは結構、悲しいかも…。代わりに、書誌詳細画面で「類似資料」の提示があります。スペルチェックに関しては、うまくすれば作れるんじゃないの?とシステム課長が仰っていましたので、作って頂きたいものです、課長に。あと若干、ファセットのカテゴリが少ない気がしました。増やせるのでしょうか?
また、リポジトリをそのまま食べさせることも出来る?のかもしれませんね。筑波では、「筑波フォーラム」の論文単位の検索が可能になっていましたから。何だか、将来性を感じますよね。
でも何より、すでに日本語版っぽいものを筑波が試験してくれている、というのが、大きいかもしれません。
それから、ここまでの5つのソース(AquaBrowser、Encore、Endeca、Primo、Vufind)のファセットについて、どういう項目がたっているかをチェックしました。AquaBrowserが圧倒的に数が多いイメージ。特にシカゴ大。Endecaのフェニックスは今回試した中で唯一の公共図書館だったせいか、色々と他のところと違っていました。逆にVufindはずいぶん少ないようでした。
何だか細かく色々確認しましたが、さて、結局どうしていくのでしょうかね。今日の夜に、これらの説明を明後日して、とか無茶なことを言われました。は?先週、いつにするかで「2-4週間後」と言ったはずですが?まだ1週間なんですけど。ちゃんとカレンダー見て数えて下さい。まったく!と、夜にぶち切れていた菜の花なのでした。花粉症の菜の花は、いつも以上にキレやすい子だから気をつけて下さいよ!危ないですよ!それにしても、熱が出たり、体調を崩すとすぐに耳鳴りがするわ、右耳が聞こえにくくなるわで困ってしまいます。どうも菜の花、左右非対称みたいで。まあ、対外の人間は、左右非対称ですね。というわけで、気休めながら話しかけるときは左側からどうぞ。
Encore、Endeca、Primoを試してみた。
- 2009/02/20 (Fri)
- 1-3年目(参考調査編) |
- TB() |
- CM(0) |
- Edit |
- ▲Top
671日目。ちょっとイライラしているかも。カルシウム、カルシウム。
今日も色々あったわけですが、とにかく中心は次世代OPAC!でしょう。昨日はAquaBrowserを試してみたわけですが、本日はがっつりとEncore, Endeca, そしてPrimoという3つの商用ソースを検索しまくりでした。今日は、その感想等について切々と…、語ってどうする!?…聞きたいですか?いやいや、読みたいですか?え?要らない?まあまあ、そんなこと言わずに、菜の花の独り言に付き合って下さいよー。
というわけで、書きます。ちょっとぐだぐだになりそうで怖いのですが…。
まずはEncore。
確認させて頂いたのは、Binghamton Universityと、University of Glasgowの図書館サイトです。お邪魔しまーす。さて、アクセスした最初のひと言。
「これ、どこのぐーぐる?」
何か、画面にぽつーんと緑のボードがあって、その中に窓が1つ、あいているんですけど!え、と。これだけ?えええ?いや、まあとりあえず検索してみようよ、というわけで、やってみました。どちらの大学も基本デザインは変えていないようで、同じような見た目。左右がついている3カラム式。左が絞込み、中央が検索結果、右が検索範囲拡張、という位置づけでしょうか。検索範囲拡張(サジェスト機能、右側)としては「タグクラウド」を採用。絞り込み機能(左側)はファセットですが、Binghamtonは別途、クラスタリングも用意しているみたいです。Grokkerというもの。クリックすると別ウインドウで開いて、ちょっと重たいです。Outline viewとMap viewが選べました。
Glasgowのヒット画面でいいなーと思ったのは、中央のそれぞれの書誌情報の部分。ヒット画面の中ですでに配置場所、請求記号が出ている所はAquaBrowserでもありましたけれども、Glasgowは貸出中か否か、貸出中の場合は返却期限も表示、禁帯出のものはそのように表示、ととても親切です。複本(図書室が違っても)の場合は何件あります、とだけ表示していて、それをクリックするとすぐ下に折りたたまれていた複数の配置情報も一度に表示できます。あ、これってかなり便利じゃないですか!?
でもBinghamtonはやっていないので、この表示はGlasgowオリジナルでしょうか。
ちなみにヒットした書誌がE-resourceの場合は、ここにオンラインのアクセスリンクが入ります。便利!。ただ気になるのはGlasgow、資料種別のアイコン表示がないのです。なので、ぱっと見てその資料が図書なのか雑誌なのか、電子リソースなのかが、
分かりにくい気がします。ちょっと惜しい。それはBinghamtonにはある表示なので、Encoreの機能としてないわけではなくて、Glasgowが単に表示していないだけみたいです。Binghamtonがアイコンを出している位置には代わりに、目次情報やサマリーがある場合にリンクを出していました。これも便利ではありますね。ここに更にアイコンを入れると、ごちゃごちゃするからアイコンは削ったのかもしれません。Glasgowはアイコンがなくても、貸出可・貸出中・参考図書、などが赤文字でしっかり書いてあるので、対象はすぐに認識できるだろう、という判断なのかな、とも思いました。
比較的良いイメージのEncoreでしたが一番、うーん、と思ったのは適合度でのソート。どうやら適合度を5段階くらいに分けて、そのうちの5, 4, 3を検索結果として表示しているようなのですが。同じ段階の中では出版年順に並んでいるみたいです。だから、適合度5, 4, 3がそれぞれ100件ずつあった場合、ごく最近の出版のものからどんどん古いものになっていって、1900年代初頭まで来たぞ、と思ったら突然、また2009年に戻ってまたどんどん古くなっていって…という順序。何か…変な感じ。しかも5のもの、4のもの、3のもの、が連続して掲載されているので、いきなり3のものへ飛べないとか、ちょっと見づらい気がします。まあ、上位だけ見ていてよ、ということなのでしょうか。ちなみに適合度は、そのキーワードの入っている位置(5はタイトルやsubjectに入っているものを出している模様)で、かなり簡易的に見えるのですが、よく分からない重み付け等、内部で変な計算をしているわけではないようでその意味では安心できるかも?これを好むかどうかは、人によるかな、という感じでした。
あと、論文単位の検索は出来なさそうです。見たところ。RSSも見当たりません。イマドキ珍しいかも。タグづけはできるようですが、ログインが必要なようでした。
ふう、ようやくEncoreが終わった。
次いってみましょう。次はEndeca。
確認はNorth Carolina State University(NCSU)の図書館とPhoenix Public Libraryです。Phoenixは今回確認した中で唯一の公共図書館さんでした。なるべく大学図書館を選びたかったのですが、よく分からなかったもので。
Endecaはワードクラウド・タグクラウドなどのサジェスト機能が見当たりませんでした。この機能、結構面白いので是非あって欲しかったので菜の花的にはマイナス要素です。スペルチェックはありました。また、絞込み支援のファセットはありました。Phoenixの方は、ファセットのそれぞれの件数が出てこないのが使いにくく思いました。大まかな値がないと、絞込みにくい気がします。
NCSUの方は、EncoreのGlasgowと同じく、ヒット画面の時点で配置場所・貸出状態が出ているのが分かりやすかったですね。Glasgowとは違い、複本の場合も折りたたまずに全部表示していました。英語圏が羨ましいなと思うのは、こういうときに文字サイズを下げても字がつぶれないため、小さい中に沢山の文字数を詰め込めるということ。日本語だと、このサイズまで縮小して表示すると見づらくなりそうです。ファセットで絞り込んだときの履歴に関しては、Encoreとほぼ同じような機能がありました。Encoreでは書き忘れましたが、複数の絞り込みをしたときに、それぞれ独立して絞り込みを解除できます。
結果の書誌データはNCSUのみ、RefWorksへの出力可能でした。論文を書くときにRefWorksやEndNoteに図書の書誌が取り込めるのは結構嬉しい機能だと思います。菜の花の場合は図書をReferenceに入れようとしたのは少なかったですけれども、それでも論文を書くときに「あ、これは図書かあ…自分で書誌データを書くのって、結構面倒だからイヤだなー、取り込めないかなー」と思いましたもの。雑誌論文を引用する場合は、Web of Knowledgeをはじめ、幾つかのデータベースでEndNote形式やRefWorks形式で出力出来るようになっていたのですが、この手のデータベースではなかなか図書は入っていませんからね。ああ、そういえばWeb of KnowledgeにくっついてくるEndNote Webでは確か、EndNote Webから直接、British LibraryだったかWorldCATだったかがひけるんですよね。そこからいけば、EndNote Webに図書の書誌情報を直接取り込みは出来ました。ちょっと動作が重かったのが難点。もう最近はEndNote Webなんて全然触っていないので、この機能が今でもあるかどうか、ちょっと自信がありませんが。それをしなくても、OPACから出力できるなら利用してみたいかな。というか、自分の大学の図書館がその本を持っていないことも多いので、むしろこの機能が使える海外の大学図書館サイトで検索してEndNote形式などで出力してきてしまう!という手が使えますよ!覚えておこうっと。なお、Phoenixにはこの出力機能はありませんでした。多分、公共図書館では不要機能として、削除されたのかと思います。代わりにPhoenixはWeb2.0的要素を多く取り込んでいて、RSSは勿論、「お気に入りに登録/共有」メニューの中に、Googleのほか、Myspace, Twitter, Slashdotなど様々なものがありました。そちら方向に頑張っているのですね。そういうところに「らしさ」を出しているのかも。
また、PhoenixはAmazonとの連携がとてもスムーズにいっているようでした。とても自然に繋がっている感じ。表紙画像は一部、AmazonかららしくAmazonマークあり、ものによっては、ヒット画面でAmazonでの評価の星マーク付き。書誌詳細画面のレビュータブをクリックすれば、Amazonのレビューが見られますしね。公共図書館らしくて、なるほど、という感じです。
Endecaは提供元が元々図書館ベンダーではないらしいですが、なかなか興味深かったです。月曜日に紹介した記事の中では「特にファセットブラウジングが優れている」とのことでしたが、どの辺りが優れているポイントか、菜の花にはちょっと分からず。他のと違う特長があったのを見落としているのでしょうか…。誰かご存知でしたらご教示下さい(切実)。
そうそう、書誌詳細画面はタブ形式で、配置場所や詳細、サマリー、目次などの他、近いsubject、親和性の高い他の資料のサジェスチョン、Amazonレビュー表示などが追加できるようでした。こういうのは、Encoreにはなかった気がします。まあまあ見やすいです。
さて、本日の最後はPrimo。
Vanderbilt UniversityとOxford Universityで確認しました。ビジュアルに関しては、無難にクリア。表紙も入っているし、資料種別のアイコンもありです。ただし、オンライン用のアイコンがないのか、それとも判別ができないのか分かりませんが、Bookとe-Bookの区別無く、両方Bookになるなど、e-Resourceの表示が出ません。思ったより見づらいです。ただ、ヒット画面の上部で「onlineのみ表示」を選択できるので、内部での認識はしているようでした。単に区別する必要がない、と2大学ともが考えたのかもしれません。ヒット画面での配置場所などの表示は特になし。Vanderbiltは一応、貸出状態だけは表示されているようです。ただし、配置場所や請求記号はもう1クリック必要。
サジェスト機能として、AquaBrowserのワードクラウドやEncoreのタグクラウドのような、派手な演出もなく右下にこっそり、New Search用のAuthor およびSubjectの関連語のリストがありました。あまり積極的に提案している感じはせず。しょんぼりした感じ。スペルチェックはちゃんと備えていました。絞込みの方はファセットで、他のものと大体同じ。絞り込みの履歴も、複数回やったときに独立して解除可能です。
気になった書誌を保存しておくe-Shelfがログイン無しでも利用可能で、ゲストユーザでも自由に保存できますし、検索結果表示の表示数も、10-50の範囲で選ぶことが出来て、親切な感じ。これはEncoreやEndecaにはなかった心配り。また、RefWorksやEndNoteへの出力機能もちゃんとありました。利用者参加型機能は他のものに比べてもかなり賑やかで、RSS, レビュー(要ログイン)、タギングなどが可能。これらが全部揃っていたのは、商用4種類のうちPrimoだけかも。あとのものももしかしたら、ログインすれば全部揃っていたのかもしれませんが、それはちょっと分かりません。
最も特長的なのは、タブ切り替えで統合データベース検索可能なこと。これってひょっとしたらPrimoの機能じゃない可能性もありますが…(MetaLibとか…ありませんでしたっけ、E社には)。とにかく、論文検索できます。フリーデータベースも一部入っていて、ゲストユーザもちょっとだけひけました。勿論、EJへのリンクなどもついています。EJに直接飛べないときは、リンクリゾルバを経由してくれます。ここが一番の売りですね。
あ、でもこれだけじゃない!というものを見つけました。出版年違いやonlineのものなどの同じ本(多分)を「This is 1 of 3 versions of this work」と言って、ヒット画面のうちにリンクを作ってくれます。これ、地味に便利です!ソート順を適合度で並べてしまうと、同じ本の書誌データでも、書誌データの多寡などで順位がかなり離れて、並んで出てこなくなってしまいます。そういうときに、「全部で3種類あるぞ、Bookと、他の年に出たBookと、オンライン版だぞ」と3つ並べてくれると「あ、ほんとだ、ありがとう!」って感じじゃないですか?どれくらいの精度で「これとこれは同じ本~」と言ってくれるかはちょっと分かりませんが。
全体にPrimoは若干、サジェスト機能が弱い気がしますが、それを補うかのごとくの、統合検索機能、ということになりますでしょうか。
そんなこんなで、Next Generation OPAC3種類の体験記、でした。これらについて、それぞれの機能を○×の表形式にして取りまとめています。来週はオープンソースのものをチェックする予定。こつこつ。
今日も色々あったわけですが、とにかく中心は次世代OPAC!でしょう。昨日はAquaBrowserを試してみたわけですが、本日はがっつりとEncore, Endeca, そしてPrimoという3つの商用ソースを検索しまくりでした。今日は、その感想等について切々と…、語ってどうする!?…聞きたいですか?いやいや、読みたいですか?え?要らない?まあまあ、そんなこと言わずに、菜の花の独り言に付き合って下さいよー。
というわけで、書きます。ちょっとぐだぐだになりそうで怖いのですが…。
まずはEncore。
確認させて頂いたのは、Binghamton Universityと、University of Glasgowの図書館サイトです。お邪魔しまーす。さて、アクセスした最初のひと言。
「これ、どこのぐーぐる?」
何か、画面にぽつーんと緑のボードがあって、その中に窓が1つ、あいているんですけど!え、と。これだけ?えええ?いや、まあとりあえず検索してみようよ、というわけで、やってみました。どちらの大学も基本デザインは変えていないようで、同じような見た目。左右がついている3カラム式。左が絞込み、中央が検索結果、右が検索範囲拡張、という位置づけでしょうか。検索範囲拡張(サジェスト機能、右側)としては「タグクラウド」を採用。絞り込み機能(左側)はファセットですが、Binghamtonは別途、クラスタリングも用意しているみたいです。Grokkerというもの。クリックすると別ウインドウで開いて、ちょっと重たいです。Outline viewとMap viewが選べました。
Glasgowのヒット画面でいいなーと思ったのは、中央のそれぞれの書誌情報の部分。ヒット画面の中ですでに配置場所、請求記号が出ている所はAquaBrowserでもありましたけれども、Glasgowは貸出中か否か、貸出中の場合は返却期限も表示、禁帯出のものはそのように表示、ととても親切です。複本(図書室が違っても)の場合は何件あります、とだけ表示していて、それをクリックするとすぐ下に折りたたまれていた複数の配置情報も一度に表示できます。あ、これってかなり便利じゃないですか!?
でもBinghamtonはやっていないので、この表示はGlasgowオリジナルでしょうか。
ちなみにヒットした書誌がE-resourceの場合は、ここにオンラインのアクセスリンクが入ります。便利!。ただ気になるのはGlasgow、資料種別のアイコン表示がないのです。なので、ぱっと見てその資料が図書なのか雑誌なのか、電子リソースなのかが、
分かりにくい気がします。ちょっと惜しい。それはBinghamtonにはある表示なので、Encoreの機能としてないわけではなくて、Glasgowが単に表示していないだけみたいです。Binghamtonがアイコンを出している位置には代わりに、目次情報やサマリーがある場合にリンクを出していました。これも便利ではありますね。ここに更にアイコンを入れると、ごちゃごちゃするからアイコンは削ったのかもしれません。Glasgowはアイコンがなくても、貸出可・貸出中・参考図書、などが赤文字でしっかり書いてあるので、対象はすぐに認識できるだろう、という判断なのかな、とも思いました。
比較的良いイメージのEncoreでしたが一番、うーん、と思ったのは適合度でのソート。どうやら適合度を5段階くらいに分けて、そのうちの5, 4, 3を検索結果として表示しているようなのですが。同じ段階の中では出版年順に並んでいるみたいです。だから、適合度5, 4, 3がそれぞれ100件ずつあった場合、ごく最近の出版のものからどんどん古いものになっていって、1900年代初頭まで来たぞ、と思ったら突然、また2009年に戻ってまたどんどん古くなっていって…という順序。何か…変な感じ。しかも5のもの、4のもの、3のもの、が連続して掲載されているので、いきなり3のものへ飛べないとか、ちょっと見づらい気がします。まあ、上位だけ見ていてよ、ということなのでしょうか。ちなみに適合度は、そのキーワードの入っている位置(5はタイトルやsubjectに入っているものを出している模様)で、かなり簡易的に見えるのですが、よく分からない重み付け等、内部で変な計算をしているわけではないようでその意味では安心できるかも?これを好むかどうかは、人によるかな、という感じでした。
あと、論文単位の検索は出来なさそうです。見たところ。RSSも見当たりません。イマドキ珍しいかも。タグづけはできるようですが、ログインが必要なようでした。
ふう、ようやくEncoreが終わった。
次いってみましょう。次はEndeca。
確認はNorth Carolina State University(NCSU)の図書館とPhoenix Public Libraryです。Phoenixは今回確認した中で唯一の公共図書館さんでした。なるべく大学図書館を選びたかったのですが、よく分からなかったもので。
Endecaはワードクラウド・タグクラウドなどのサジェスト機能が見当たりませんでした。この機能、結構面白いので是非あって欲しかったので菜の花的にはマイナス要素です。スペルチェックはありました。また、絞込み支援のファセットはありました。Phoenixの方は、ファセットのそれぞれの件数が出てこないのが使いにくく思いました。大まかな値がないと、絞込みにくい気がします。
NCSUの方は、EncoreのGlasgowと同じく、ヒット画面の時点で配置場所・貸出状態が出ているのが分かりやすかったですね。Glasgowとは違い、複本の場合も折りたたまずに全部表示していました。英語圏が羨ましいなと思うのは、こういうときに文字サイズを下げても字がつぶれないため、小さい中に沢山の文字数を詰め込めるということ。日本語だと、このサイズまで縮小して表示すると見づらくなりそうです。ファセットで絞り込んだときの履歴に関しては、Encoreとほぼ同じような機能がありました。Encoreでは書き忘れましたが、複数の絞り込みをしたときに、それぞれ独立して絞り込みを解除できます。
結果の書誌データはNCSUのみ、RefWorksへの出力可能でした。論文を書くときにRefWorksやEndNoteに図書の書誌が取り込めるのは結構嬉しい機能だと思います。菜の花の場合は図書をReferenceに入れようとしたのは少なかったですけれども、それでも論文を書くときに「あ、これは図書かあ…自分で書誌データを書くのって、結構面倒だからイヤだなー、取り込めないかなー」と思いましたもの。雑誌論文を引用する場合は、Web of Knowledgeをはじめ、幾つかのデータベースでEndNote形式やRefWorks形式で出力出来るようになっていたのですが、この手のデータベースではなかなか図書は入っていませんからね。ああ、そういえばWeb of KnowledgeにくっついてくるEndNote Webでは確か、EndNote Webから直接、British LibraryだったかWorldCATだったかがひけるんですよね。そこからいけば、EndNote Webに図書の書誌情報を直接取り込みは出来ました。ちょっと動作が重かったのが難点。もう最近はEndNote Webなんて全然触っていないので、この機能が今でもあるかどうか、ちょっと自信がありませんが。それをしなくても、OPACから出力できるなら利用してみたいかな。というか、自分の大学の図書館がその本を持っていないことも多いので、むしろこの機能が使える海外の大学図書館サイトで検索してEndNote形式などで出力してきてしまう!という手が使えますよ!覚えておこうっと。なお、Phoenixにはこの出力機能はありませんでした。多分、公共図書館では不要機能として、削除されたのかと思います。代わりにPhoenixはWeb2.0的要素を多く取り込んでいて、RSSは勿論、「お気に入りに登録/共有」メニューの中に、Googleのほか、Myspace, Twitter, Slashdotなど様々なものがありました。そちら方向に頑張っているのですね。そういうところに「らしさ」を出しているのかも。
また、PhoenixはAmazonとの連携がとてもスムーズにいっているようでした。とても自然に繋がっている感じ。表紙画像は一部、AmazonかららしくAmazonマークあり、ものによっては、ヒット画面でAmazonでの評価の星マーク付き。書誌詳細画面のレビュータブをクリックすれば、Amazonのレビューが見られますしね。公共図書館らしくて、なるほど、という感じです。
Endecaは提供元が元々図書館ベンダーではないらしいですが、なかなか興味深かったです。月曜日に紹介した記事の中では「特にファセットブラウジングが優れている」とのことでしたが、どの辺りが優れているポイントか、菜の花にはちょっと分からず。他のと違う特長があったのを見落としているのでしょうか…。誰かご存知でしたらご教示下さい(切実)。
そうそう、書誌詳細画面はタブ形式で、配置場所や詳細、サマリー、目次などの他、近いsubject、親和性の高い他の資料のサジェスチョン、Amazonレビュー表示などが追加できるようでした。こういうのは、Encoreにはなかった気がします。まあまあ見やすいです。
さて、本日の最後はPrimo。
Vanderbilt UniversityとOxford Universityで確認しました。ビジュアルに関しては、無難にクリア。表紙も入っているし、資料種別のアイコンもありです。ただし、オンライン用のアイコンがないのか、それとも判別ができないのか分かりませんが、Bookとe-Bookの区別無く、両方Bookになるなど、e-Resourceの表示が出ません。思ったより見づらいです。ただ、ヒット画面の上部で「onlineのみ表示」を選択できるので、内部での認識はしているようでした。単に区別する必要がない、と2大学ともが考えたのかもしれません。ヒット画面での配置場所などの表示は特になし。Vanderbiltは一応、貸出状態だけは表示されているようです。ただし、配置場所や請求記号はもう1クリック必要。
サジェスト機能として、AquaBrowserのワードクラウドやEncoreのタグクラウドのような、派手な演出もなく右下にこっそり、New Search用のAuthor およびSubjectの関連語のリストがありました。あまり積極的に提案している感じはせず。しょんぼりした感じ。スペルチェックはちゃんと備えていました。絞込みの方はファセットで、他のものと大体同じ。絞り込みの履歴も、複数回やったときに独立して解除可能です。
気になった書誌を保存しておくe-Shelfがログイン無しでも利用可能で、ゲストユーザでも自由に保存できますし、検索結果表示の表示数も、10-50の範囲で選ぶことが出来て、親切な感じ。これはEncoreやEndecaにはなかった心配り。また、RefWorksやEndNoteへの出力機能もちゃんとありました。利用者参加型機能は他のものに比べてもかなり賑やかで、RSS, レビュー(要ログイン)、タギングなどが可能。これらが全部揃っていたのは、商用4種類のうちPrimoだけかも。あとのものももしかしたら、ログインすれば全部揃っていたのかもしれませんが、それはちょっと分かりません。
最も特長的なのは、タブ切り替えで統合データベース検索可能なこと。これってひょっとしたらPrimoの機能じゃない可能性もありますが…(MetaLibとか…ありませんでしたっけ、E社には)。とにかく、論文検索できます。フリーデータベースも一部入っていて、ゲストユーザもちょっとだけひけました。勿論、EJへのリンクなどもついています。EJに直接飛べないときは、リンクリゾルバを経由してくれます。ここが一番の売りですね。
あ、でもこれだけじゃない!というものを見つけました。出版年違いやonlineのものなどの同じ本(多分)を「This is 1 of 3 versions of this work」と言って、ヒット画面のうちにリンクを作ってくれます。これ、地味に便利です!ソート順を適合度で並べてしまうと、同じ本の書誌データでも、書誌データの多寡などで順位がかなり離れて、並んで出てこなくなってしまいます。そういうときに、「全部で3種類あるぞ、Bookと、他の年に出たBookと、オンライン版だぞ」と3つ並べてくれると「あ、ほんとだ、ありがとう!」って感じじゃないですか?どれくらいの精度で「これとこれは同じ本~」と言ってくれるかはちょっと分かりませんが。
全体にPrimoは若干、サジェスト機能が弱い気がしますが、それを補うかのごとくの、統合検索機能、ということになりますでしょうか。
そんなこんなで、Next Generation OPAC3種類の体験記、でした。これらについて、それぞれの機能を○×の表形式にして取りまとめています。来週はオープンソースのものをチェックする予定。こつこつ。
AquaBrowser、凄いじゃん?
- 2009/02/19 (Thu)
- 1-3年目(参考調査編) |
- TB() |
- CM(0) |
- Edit |
- ▲Top
670日目。エネルギー切れ。
ちょっとだるいです。自業自得でした。今日はさらりと。
何だか最近、館内がうるさくてなかなか仕事になりません。というのも、館内工事をしているのですよね。利用者さんにも、この音が内部の工事だと知ると、これはたまらない、という感じで、さささーと退館していかれる方がちょくちょく見られます。確かにこれは耐え難い!でも菜の花はここが職場なので、逃げるわけにもいかず。うーん、耳栓が欲しいです。
朝から、書架配置の件で係長が頭を抱えていらっしゃいました。管理課から、「そんな今更どーしろと!?」な難題を出されてきたようです。菜の花も、そんな無茶なーと思ったのでとりあえず、「「無理!」って突っぱねたらどうですか?」と提案したものの、オトナなうちの上司はそんなことは是としません。仕方ないので最後の手段に出ることにしました。不測の事態が起きた場合の保険として残しておいたものを、今ここで発動しようと決意したのです。これをやってしまうと、今後の保証が殆ど残らないので菜の花としてはとても嫌なのですけれども、今がその「不測の事態」なのだ、使いどころを誤ってはもろともに落ちるぞ、ということで。この件についてはひとまず、解決。多分。
あとはWWW作業とレファを少々、それから昨日の続きでNext OPACのための調査を。ソースごとの特長を取りまとめ中です。こつこつ。本日のところはAquaBrowserを中心にひいてみました。利用させていただいたのは、シカゴ大とエディンバラ大。いやー…、シカゴ大学は大きいですねえ…。こんな本まで持っているのか!こんなものまで持っているのか!!という感じです。しかも面白い。こんなにOPACをひくのが面白いなんて思ってもみませんでした。何と言うかこのOPAC、わくわくするんですよ。面白いです。これはヤバイ、と思いましたね。Next OPAC、凄いかも。検索していて、「うわあ、この本は!」という再会もありました。昔、大変お世話になった本なのに、タイトルをすっかり忘れていて、もはや探せないと思っていたのです。それがぽちぽち検索して、サジェスト機能なんかを確認しつつ進んでいったら、ふと見つけてしまって。あ、この表紙は!と思って詳細情報を見たら目次情報もちゃんと入っていて、そうだ、まさにこれだ、この章で凄く勉強した!しばらくコピーを持ち歩いていた!…と思い出しました。また再会できるなんて、本当に嬉しいです。というわけで菜の花、一気にAquaBrowserの虜に。今週のはじめまで「次世代OPAC?何それ?費用対効果はどうなのよ?え?」と言っていたのは、どこの誰だ!?という勢いです。はい。
いや、でもAquaBrowserの機能の中で「あれ?これは出来ないの?」というのもあって、まだその辺りがよく分かっていません。もう少し、他のものを確認して比較してみる予定です。今のところ、7種類のNext Generation OPACの特長について、表形式でまとめるつもりです。誰か、見てみたい人とかいたりします?…と、何となく訊いてみる。でもきっとレスポンスはないことでしょう。菜の花のひとりごとです。
ああ、そうそう、今日は某業者さんのOPAC検索の上位ソース(?)の説明会があったのですよ。話を聞いてきました。ふーん、へー、というところで。幾つか質問させて頂きましたが、菜の花の結論を申し上げてしまうとひと言です。「検討の余地なし」。すみません。でもここ2,3日で、OPAC機能に対する菜の花の目はすっかり肥えてきてしまったのであります。人間、何でも勉強してみるものだなーという感じ。うん。
…あ。さらりと、って言っていたのを忘れていました。というか洗濯機が菜の花を呼んでいるみたいなので、今日はこれで終わり。
ちょっとだるいです。自業自得でした。今日はさらりと。
何だか最近、館内がうるさくてなかなか仕事になりません。というのも、館内工事をしているのですよね。利用者さんにも、この音が内部の工事だと知ると、これはたまらない、という感じで、さささーと退館していかれる方がちょくちょく見られます。確かにこれは耐え難い!でも菜の花はここが職場なので、逃げるわけにもいかず。うーん、耳栓が欲しいです。
朝から、書架配置の件で係長が頭を抱えていらっしゃいました。管理課から、「そんな今更どーしろと!?」な難題を出されてきたようです。菜の花も、そんな無茶なーと思ったのでとりあえず、「「無理!」って突っぱねたらどうですか?」と提案したものの、オトナなうちの上司はそんなことは是としません。仕方ないので最後の手段に出ることにしました。不測の事態が起きた場合の保険として残しておいたものを、今ここで発動しようと決意したのです。これをやってしまうと、今後の保証が殆ど残らないので菜の花としてはとても嫌なのですけれども、今がその「不測の事態」なのだ、使いどころを誤ってはもろともに落ちるぞ、ということで。この件についてはひとまず、解決。多分。
あとはWWW作業とレファを少々、それから昨日の続きでNext OPACのための調査を。ソースごとの特長を取りまとめ中です。こつこつ。本日のところはAquaBrowserを中心にひいてみました。利用させていただいたのは、シカゴ大とエディンバラ大。いやー…、シカゴ大学は大きいですねえ…。こんな本まで持っているのか!こんなものまで持っているのか!!という感じです。しかも面白い。こんなにOPACをひくのが面白いなんて思ってもみませんでした。何と言うかこのOPAC、わくわくするんですよ。面白いです。これはヤバイ、と思いましたね。Next OPAC、凄いかも。検索していて、「うわあ、この本は!」という再会もありました。昔、大変お世話になった本なのに、タイトルをすっかり忘れていて、もはや探せないと思っていたのです。それがぽちぽち検索して、サジェスト機能なんかを確認しつつ進んでいったら、ふと見つけてしまって。あ、この表紙は!と思って詳細情報を見たら目次情報もちゃんと入っていて、そうだ、まさにこれだ、この章で凄く勉強した!しばらくコピーを持ち歩いていた!…と思い出しました。また再会できるなんて、本当に嬉しいです。というわけで菜の花、一気にAquaBrowserの虜に。今週のはじめまで「次世代OPAC?何それ?費用対効果はどうなのよ?え?」と言っていたのは、どこの誰だ!?という勢いです。はい。
いや、でもAquaBrowserの機能の中で「あれ?これは出来ないの?」というのもあって、まだその辺りがよく分かっていません。もう少し、他のものを確認して比較してみる予定です。今のところ、7種類のNext Generation OPACの特長について、表形式でまとめるつもりです。誰か、見てみたい人とかいたりします?…と、何となく訊いてみる。でもきっとレスポンスはないことでしょう。菜の花のひとりごとです。
ああ、そうそう、今日は某業者さんのOPAC検索の上位ソース(?)の説明会があったのですよ。話を聞いてきました。ふーん、へー、というところで。幾つか質問させて頂きましたが、菜の花の結論を申し上げてしまうとひと言です。「検討の余地なし」。すみません。でもここ2,3日で、OPAC機能に対する菜の花の目はすっかり肥えてきてしまったのであります。人間、何でも勉強してみるものだなーという感じ。うん。
…あ。さらりと、って言っていたのを忘れていました。というか洗濯機が菜の花を呼んでいるみたいなので、今日はこれで終わり。
ようやく特長が理解されてきた
- 2009/02/18 (Wed)
- 1-3年目(参考調査編) |
- TB() |
- CM(0) |
- Edit |
- ▲Top
669日目。結構、意外なところにあるものだ。
うちの係のF氏が昨日、通勤中に財布を落としてしまったそうで焦っていたのですが、結局普段、駅で自転車を預けているところに落ちていたのを、管理人さんが拾ってくれていたのだそうです。よかったですね。まさか盗難!?なんてことも言っていたのですが、鍵や定期券などの出し入れ時に一緒に落としてしまった、ということでしょうか。とてもありそうなことなのに、真相を言われるまで思いつきもしませんでした。
昨日言っていた「溜めてしまった仕事」のうちのWWW関係は、少し片付けられました。午前中の成果。他に午前中にあったことといえば、パスファインダーの統計とか。館内に置いてある「ご自由にお持ち下さい」な紙媒体の配布数は、去年度に比べて悲しいくらいの減少。一体全体、これは何割減なのですか!?くらいの勢い。衰退の一途を辿るパスファインダー。もう、「1枚もので手軽に館内で持ち歩ける資料」の時代は終わったということでしょうか。そもそもこれらを持って行ってくれるはずの入館者数自体が減っている可能性は高いですが(未確認情報)。菜の花も、その長ーい学生時代(学部から大学院修士、博士課程まで…でも図書系とは無関係というオチ(- -;))、年々図書館に行く回数は減っていった…というか、むしろ
「え?電子ジャーナルないの?図書館に紙はあるんだー。そうかあ、でも面倒だなー。
あ、ねえねえS君、ちょっと行って、論文のコピーとってきてー」
…みたいな?まあ、そういうものでしたから、気持ちはとってもわかりますです、はい。だってねえ…電子ジャーナル使えちゃったら、もう図書館要らないよ?って思いましたもの。データベースもあるし。開館時間も考えなくていいし、コピー機でコピーをとるにもわざわざ校費だの私費だのごちゃごちゃしなくても、研究室のプリンタで出力しておしまいですし、PDFでPCに溜め込んでおけば、何かあったときもさっと取り出せますし。ゼミで論文紹介するときのレジュメ作りにも、PDFならグラフでも本文でもコピーしてぺたっと貼って、書き込みできますしね。その上図書まで、オンライン化されてeBookが主流になってしまったりすれば、もはや図書館は用済み、要らないよー、というわけです。もしかして大学院生・菜の花って、図書館の敵?…そしてごめん、卒研生S氏。元気ですか?
それにしても、かつてここまで「図書館要らないじゃん」と主張した図書館職員が存在したであろうか?いや、ない(反語的表現)。…自分で言ってみました。
いやいや、でもちょっと待って!なのです。結局その電子ジャーナルも、データベースも図書系のみなさまが契約して整備してメンテして、支えているわけですから、やっぱりそれも図書館だったんですよね。オンライン上に存在する図書館サービスだったわけです。契約している電子ジャーナルは、IP認証されちゃっているのでググってヒットしたものをクリックしても、自動的に見られてしまうので「大学が契約して、お金を払ってくれているから今、自分はこの論文をオンラインで見られている」という感覚は皆無なのです。特に、電子ジャーナル整備のためのお金について話し合う立場にない学生にとっては。
大学図書館は、電子ジャーナルやデータベースなどの電子リソースにも大変力を入れていて、学生・菜の花にとってそれは、本当にありがたいことだったのですけれども、それがありがたいことであって、そのために働いている人が存在していることはまったく知らなかった、というのは結構問題だったと思います。そんな菜の花みたいな学生が、「図書館要らないじゃん。でも何か凄いお金かかってるらしいよ。早く図書館なくした方がいいんじゃない?」と言い出すわけです。まあ、実際に事情をご存知の先生方がそんなことを許すはずはないのですけれども、電子ジャーナル購入費の重い負担に耐えかねているところだったら…何かが起こらないとも言い切れないと申しますか。「電子ジャーナル、高いのでこれ以上もう買えません!」となったときに「じゃあ、図書館員を辞めさせて、その給料を電子ジャーナルに回せばいいよ」と図書館に平気で言ってきた人もいましたからね(実話です。菜の花は見てしまった!でもさすがに誰も取り合わず、スルーされていましたけれども)。
えーと、何の話を書いていたのでしたっけ?もうすっかり忘れてしまいました。ああ、そうだ。いきなりですけれどもこれで結論。図書館はもっと、その功績(というか、サービス内容とカバー範囲)を明確にして、存在意義をこれでもか、これでもか!と主張していかなくてはいけませんよ!そうですよ!例えば、電子ジャーナルサイトにアクセスすると、いつだって図書館のマークが入っている!みたいな。自己主張が必要です。押しの強さが必要なのです。もう、物理的な資料を揃えた「やかた」で待っているだけで、利用者さんが自分でやってきて利用していく時代は終わったのです。利用者さんのフィールドは広がり続けていて、どんどん大学の外の世界に引っ張り出されていっているのですから、待っているだけじゃ駄目なわけです。動きにあわせて一緒に外へ追従していくか、それとももっと大きな網を広げて利用者さんをもう一度取り込み、自分たちの網の中から外へいけるようなシステムに変えていくか、または思わず利用者さん自身が「何て素敵」と便利に使えるGoogleにすら勝てるような有用システムを構築してもう一度こちらにひきつけるのか。色々なパターンが考えられるわけですが…。
多分、ここ2,3日、菜の花が眺めているNext OPAC(次世代OPAC、英語で言うならNext Generation OPAC、最近の流行のことばならOPAC2.0)は、このうちの「追従パターン」に近いのかな、と思います。本当は次世代というより「現代の、とりあえずのところよさげな」OPACなのかもしれないなーと、調べながら思えてきました。めちゃくちゃ、未来志向って感じでもないというか。だんだん、菜の花にもNext OPACの特長が見えてきたところです。こんな感じ?
1.書誌情報が少し多め(表紙画像表示も含む)
2.結果がビジュアル(アイコン等の多用)
3.スペルチェックやサジェスト機能
(タグクラウドやワードクラウド。主にキーワード範囲拡張機能)
4.クラスタリング(ファセットブラウジング。絞り込み機能)
5.絞り込み時のパンくずリスト表示(検索履歴、兼、キーワードの階層化)
6.ソート機能(適合度ソートあり)
7.RSS対応
8.利用者参加型機能(コメント・レビュー・ソーシャルブックマーク等)
9.統合検索機能(EJ, eBookのみならず、論文、リポジトリまで)
まだまだ足りないかもしれませんが…、これが今日のところの菜の花の認識。幾つか、これを考えながら実際に導入している大学図書館サイトで検索してみましたが、必ずしもどこでもすべての条件をそろえているわけでもないですね。それはそうでしょうね、違うソフトを使っていれば、まあ…。例えば、5のパンくずリストは、AquaBrowserを使っているシカゴ大やエディンバラ大では出てきましたけれども、Primoのオックスフォードでは見つけられず。VuFindはdemoでも筑波大の実験サイトでもスペルチェック機能が見当たらず、など。あ、しっかりは検証していないので「絶対にPrimoにはない」とか「VuFindでは不可能」などとは決して言い切れはしないのですが。でもぱっと見、見つけられなかったーということで。あ、これって「利用者視点」じゃないでしょうか。熟練しなくてもすぐに見て分かる機能が、すぐに使える機能、という意味で。
まあ、そんなこんなで、少しずつ進んでいます。どちらかというと迷走気味な気もしなくはないのですが…。これで特長が分かってきたので、これからようやく、実際に導入しているところの検索でどこを見ればいいのかが分かります。というか、むしろ今まで分かっていませんでした(^ ^;)。だってー、何が何だか分からないって最初に言いましたでしょう!もう、一体全体どこを見ていいのやら、って感じで。
それにしてもこんな調子でよたよたと進んできて、一体どこへ落とし込むんでしょう…。やっぱり不安。いやいや、そんなこと言っていないでもう少し勉強ですね。今日は「次世代OPAC」とかググってみて、「うわああ、菜の花って時代遅れ~」と赤面していましたからね!こんな話題、もうとっくにまとめている人がいるじゃん、とか、もっと前から盛り上がってるんじゃん、今までスルーか、菜の花よ!みたいな。まあ、いいのです。だって菜の花ですもの。いつだって、他人の一歩も二歩も後ろをひた走る菜の花なのです。(風除け!?)
うちの係のF氏が昨日、通勤中に財布を落としてしまったそうで焦っていたのですが、結局普段、駅で自転車を預けているところに落ちていたのを、管理人さんが拾ってくれていたのだそうです。よかったですね。まさか盗難!?なんてことも言っていたのですが、鍵や定期券などの出し入れ時に一緒に落としてしまった、ということでしょうか。とてもありそうなことなのに、真相を言われるまで思いつきもしませんでした。
昨日言っていた「溜めてしまった仕事」のうちのWWW関係は、少し片付けられました。午前中の成果。他に午前中にあったことといえば、パスファインダーの統計とか。館内に置いてある「ご自由にお持ち下さい」な紙媒体の配布数は、去年度に比べて悲しいくらいの減少。一体全体、これは何割減なのですか!?くらいの勢い。衰退の一途を辿るパスファインダー。もう、「1枚もので手軽に館内で持ち歩ける資料」の時代は終わったということでしょうか。そもそもこれらを持って行ってくれるはずの入館者数自体が減っている可能性は高いですが(未確認情報)。菜の花も、その長ーい学生時代(学部から大学院修士、博士課程まで…でも図書系とは無関係というオチ(- -;))、年々図書館に行く回数は減っていった…というか、むしろ
「え?電子ジャーナルないの?図書館に紙はあるんだー。そうかあ、でも面倒だなー。
あ、ねえねえS君、ちょっと行って、論文のコピーとってきてー」
…みたいな?まあ、そういうものでしたから、気持ちはとってもわかりますです、はい。だってねえ…電子ジャーナル使えちゃったら、もう図書館要らないよ?って思いましたもの。データベースもあるし。開館時間も考えなくていいし、コピー機でコピーをとるにもわざわざ校費だの私費だのごちゃごちゃしなくても、研究室のプリンタで出力しておしまいですし、PDFでPCに溜め込んでおけば、何かあったときもさっと取り出せますし。ゼミで論文紹介するときのレジュメ作りにも、PDFならグラフでも本文でもコピーしてぺたっと貼って、書き込みできますしね。その上図書まで、オンライン化されてeBookが主流になってしまったりすれば、もはや図書館は用済み、要らないよー、というわけです。もしかして大学院生・菜の花って、図書館の敵?…そしてごめん、卒研生S氏。元気ですか?
それにしても、かつてここまで「図書館要らないじゃん」と主張した図書館職員が存在したであろうか?いや、ない(反語的表現)。…自分で言ってみました。
いやいや、でもちょっと待って!なのです。結局その電子ジャーナルも、データベースも図書系のみなさまが契約して整備してメンテして、支えているわけですから、やっぱりそれも図書館だったんですよね。オンライン上に存在する図書館サービスだったわけです。契約している電子ジャーナルは、IP認証されちゃっているのでググってヒットしたものをクリックしても、自動的に見られてしまうので「大学が契約して、お金を払ってくれているから今、自分はこの論文をオンラインで見られている」という感覚は皆無なのです。特に、電子ジャーナル整備のためのお金について話し合う立場にない学生にとっては。
大学図書館は、電子ジャーナルやデータベースなどの電子リソースにも大変力を入れていて、学生・菜の花にとってそれは、本当にありがたいことだったのですけれども、それがありがたいことであって、そのために働いている人が存在していることはまったく知らなかった、というのは結構問題だったと思います。そんな菜の花みたいな学生が、「図書館要らないじゃん。でも何か凄いお金かかってるらしいよ。早く図書館なくした方がいいんじゃない?」と言い出すわけです。まあ、実際に事情をご存知の先生方がそんなことを許すはずはないのですけれども、電子ジャーナル購入費の重い負担に耐えかねているところだったら…何かが起こらないとも言い切れないと申しますか。「電子ジャーナル、高いのでこれ以上もう買えません!」となったときに「じゃあ、図書館員を辞めさせて、その給料を電子ジャーナルに回せばいいよ」と図書館に平気で言ってきた人もいましたからね(実話です。菜の花は見てしまった!でもさすがに誰も取り合わず、スルーされていましたけれども)。
えーと、何の話を書いていたのでしたっけ?もうすっかり忘れてしまいました。ああ、そうだ。いきなりですけれどもこれで結論。図書館はもっと、その功績(というか、サービス内容とカバー範囲)を明確にして、存在意義をこれでもか、これでもか!と主張していかなくてはいけませんよ!そうですよ!例えば、電子ジャーナルサイトにアクセスすると、いつだって図書館のマークが入っている!みたいな。自己主張が必要です。押しの強さが必要なのです。もう、物理的な資料を揃えた「やかた」で待っているだけで、利用者さんが自分でやってきて利用していく時代は終わったのです。利用者さんのフィールドは広がり続けていて、どんどん大学の外の世界に引っ張り出されていっているのですから、待っているだけじゃ駄目なわけです。動きにあわせて一緒に外へ追従していくか、それとももっと大きな網を広げて利用者さんをもう一度取り込み、自分たちの網の中から外へいけるようなシステムに変えていくか、または思わず利用者さん自身が「何て素敵」と便利に使えるGoogleにすら勝てるような有用システムを構築してもう一度こちらにひきつけるのか。色々なパターンが考えられるわけですが…。
多分、ここ2,3日、菜の花が眺めているNext OPAC(次世代OPAC、英語で言うならNext Generation OPAC、最近の流行のことばならOPAC2.0)は、このうちの「追従パターン」に近いのかな、と思います。本当は次世代というより「現代の、とりあえずのところよさげな」OPACなのかもしれないなーと、調べながら思えてきました。めちゃくちゃ、未来志向って感じでもないというか。だんだん、菜の花にもNext OPACの特長が見えてきたところです。こんな感じ?
1.書誌情報が少し多め(表紙画像表示も含む)
2.結果がビジュアル(アイコン等の多用)
3.スペルチェックやサジェスト機能
(タグクラウドやワードクラウド。主にキーワード範囲拡張機能)
4.クラスタリング(ファセットブラウジング。絞り込み機能)
5.絞り込み時のパンくずリスト表示(検索履歴、兼、キーワードの階層化)
6.ソート機能(適合度ソートあり)
7.RSS対応
8.利用者参加型機能(コメント・レビュー・ソーシャルブックマーク等)
9.統合検索機能(EJ, eBookのみならず、論文、リポジトリまで)
まだまだ足りないかもしれませんが…、これが今日のところの菜の花の認識。幾つか、これを考えながら実際に導入している大学図書館サイトで検索してみましたが、必ずしもどこでもすべての条件をそろえているわけでもないですね。それはそうでしょうね、違うソフトを使っていれば、まあ…。例えば、5のパンくずリストは、AquaBrowserを使っているシカゴ大やエディンバラ大では出てきましたけれども、Primoのオックスフォードでは見つけられず。VuFindはdemoでも筑波大の実験サイトでもスペルチェック機能が見当たらず、など。あ、しっかりは検証していないので「絶対にPrimoにはない」とか「VuFindでは不可能」などとは決して言い切れはしないのですが。でもぱっと見、見つけられなかったーということで。あ、これって「利用者視点」じゃないでしょうか。熟練しなくてもすぐに見て分かる機能が、すぐに使える機能、という意味で。
まあ、そんなこんなで、少しずつ進んでいます。どちらかというと迷走気味な気もしなくはないのですが…。これで特長が分かってきたので、これからようやく、実際に導入しているところの検索でどこを見ればいいのかが分かります。というか、むしろ今まで分かっていませんでした(^ ^;)。だってー、何が何だか分からないって最初に言いましたでしょう!もう、一体全体どこを見ていいのやら、って感じで。
それにしてもこんな調子でよたよたと進んできて、一体どこへ落とし込むんでしょう…。やっぱり不安。いやいや、そんなこと言っていないでもう少し勉強ですね。今日は「次世代OPAC」とかググってみて、「うわああ、菜の花って時代遅れ~」と赤面していましたからね!こんな話題、もうとっくにまとめている人がいるじゃん、とか、もっと前から盛り上がってるんじゃん、今までスルーか、菜の花よ!みたいな。まあ、いいのです。だって菜の花ですもの。いつだって、他人の一歩も二歩も後ろをひた走る菜の花なのです。(風除け!?)
Next OPAC
- 2009/02/17 (Tue)
- 1-3年目(参考調査編) |
- TB() |
- CM(0) |
- Edit |
- ▲Top
668日目。何だかんだで、また仕事を溜めてしまった。。。
うちの係では基本的に、参考カウンターを3人(常勤2、非常勤1)で回しているのですが、ついにもう1人の非常勤さんをカウンターへ投入することになり、本日デビューとなりました。4月に人が入れ替わることになったのと、その4月がガイダンスや講習会をうちの係で担当するために、カウンターが留守になってしまう危険性が高いため。この時季のカウンター当番、特に朝は来客が少ないのでデビューにはうってつけなのです。本日は菜の花がフォローで事務室待機。つつがなく終了。よかったよかった。次は木曜日の予定です。
菜の花のカウンターはお昼当番。お昼はそこそこの来客でした。この時季にしては、大漁です。それ以外は、いつものようにWWW関係(特にこれの依頼が多くて、溜め込んだ状態で本日終了)、利用案内関係のお仕事。あ、WWW関係で、うちの図書館サイトの容量を改めてチェックしてびっくりでした。1GBを超えているのは知っていましたけれども、4GBに迫ろう勢いとは思いませんでした。バックアップしようにも、DVDに焼けないかも…という危惧すらおぼえる殺人的な規模のWebサイトです。「ちょっと不要ファイル、溜め込みすぎじゃない?」のレベルは、完全に超越している気がします。。。うーん、何がそんなにあるのでしょう…。あのPDFファイル群かな…、それとも、ああ、あのjpgファイル群か!?
そして、本日も時間をそれなりにとったのが昨日やってきた【次世代OPAC】の話。と言っても1時間くらい…他の業務に圧迫されて、結局時間を割けず、です。ところでこの【次世代OPAC】って名前がかっこよくないんですよね…。何かもっと素敵な愛称はないわけでしょうか。とりあえず、しばらく菜の花の中では横文字にして"Next OPAC"と呼ぶことにしました。どこからやってきたかって、今度は別のArticleの論題から。
Breeding, Marshall. Thinking About Your Next OPAC.
Computers in Libraries. 2007, vol.27, no.4, p.28-31.
これは昨日掲げた九州大の方が書かれたArticleの参考文献の7番目から、チェイニングで。そういえば、昨日のArticleの参考文献、誤植でしたね。27(4)なのに、27(27)になっていました。まあ、よくあることです。以前に「レファレンスリストって、結構いい加減だし?」というエントリーを書いたら、びみょーな反響があったような。まさにこれ。図書館系雑誌でも誤植があるくらいですから、そりゃもう、他の雑誌に間違いがあっても、図書館員は誰も責められませんよね…。この場合はスタートページなどの他の情報はとても正しかったので、全然問題はないのですけれども。いや、でも何号かまったく分からなかったので最初、vol.27のすべての号のp.28を見ないと駄目かなーと思いました。実際は著者名をデータベースで検索したので、すぐに見つかりましたけれども。データベースって本当に素晴らしいです。デジタル万歳!
短いArticleなので、すぐ読めるだろうと思いきや、何だかんだで飛び込み仕事ばかりで、結局まだ半分の、僅か1ページ半しか読んでいません。そういえば菜の花の大っ嫌いな英語なのですけれども、論文の場合は下手な日本語より英語の方が読みやすいことが多いので、まだマシかなと。日本語の論文は難しいですよね。恐らく、日本語の特性として、学術論文を書くのに向いていないというか、論理的文章を書くことの難易度が恐ろしく高いのだろうと思います。単に菜の花がかつて専攻していた分野では日本語の論文は見たことがないので、見慣れていないだけかもしれませんが。そうなんですよ、図書館に就職した後にびっくりしたことは、「日本語の学術論文が存在している!」ということでしたからね。何てことだ、日本語で書かれた学術雑誌がこの世に存在していたのか!と。それなら菜の花、分野をかえて研究者になればよかった、と思ったり思わなかったり。おっと、話がそれました。戻りましょう。
このArticleのかなり最初の方で、やっぱりひっかかりました。利用者視点の話。昨日の通りです。「UserはWeb-savvy」とか、そんなくだり。うーん、、、本当にそうなのですか?みんながみんな、そうなのですか?確かにそういう人も沢山いますよね。図書館情報学の分野にいる人や、ある程度コンピュータを使いこなしている大学図書館員は、きっとそう感じるだろう、と菜の花も思います。でも、カウンターで見ていると本当にそんな人ばかりとは思えないのですけれども。特に、カウンターに入る方にお訊きしてみたいですよ。蔵書検索、誰でもコンピュータを操作して検索できていますか?インターネット、という言葉が誰もに通じていますか?何とか検索はしているけれども、殆どさせられているだけで、ずっとコンプレックスを抱えているような利用者さんを、見かけたことはありませんか?「とても簡単ですよ、難しくありませんよ」と利用方法を説明しようとしたら「あなたには簡単でしょうけれども」と怒られたこと、ありません?
出来る人にとっては「これがスタンダードで簡単」「こういうお約束」という暗黙の了解みたいなものが、出来ない人には越えがたいハードルになっているなんてこと、よくあることで。インターネットに触ったことがない人に「下線のついたタイトルをクリックすれば詳細情報が出てきます」なんて、分かりませんからね。まあ、それは極端な例ですけれども。と言って、そのレベルに全部あわせていくなんてことは、もはや出来ないわけで。「直感的な表示」を売りにしているNext OPAC、一体どの辺りの利用者さんまでカバーできるのか興味深いです。まだ全然、検討していませんが。「イマドキ、コンピュータが全然使えないなんて駄目だよ、ちゃんと学ばなきゃ」と教育的切捨てもありなのでしょうけれども、ちゃんとそれは「分からないときは学べる体制を整えた上で」ということになりますよね…。いきなりやれ!では困惑する人もいるでしょうから。って、どうもこれも話が逸れている気がします。
ああ、逸れたついでに、Next OPACって、教育的観点からみてどうよ?という話を係長としました。どうやら係長は「統合検索」が気になっているようです。何でも一緒くたにひけるようになってしまったら、それが何かを意識しないで探せるようになりますけれども反面、一体全体自分が何を探しているのが分からないで、何でもいいから適当に探す人が出てくるのではないか、という危惧です。今でも、図書と雑誌論文の区別がつかないまま図書館へやってきて、どう探しても見つからない、とカウンターに相談にくる利用者さんは確かに多いです。コンピュータが苦手で、というような方は、年配の方や少し年が上の社会人学生さんが多いですが、検索しているのに見つけられないというタイプは若い学部生さんに多いですね。いわゆるGoogle世代というのでしょうか。適当にキーワードを入れれば何かしらヒットしてきてしまう親切設計のGoogleに慣れてしまって、キーワードを工夫するなどの検索の試行錯誤の経験がないため「検索スキル」が落ちていたり、出典は何なのかということを気にせず検索できるために、自分がヒットさせたデータがそもそも何なのかをあまり気にしなくなった人は確かに増えているように思います。どうもこの辺りを係長は危惧されているようで。つまりより親切になったOPACは、学生さんの「検索スキル」を更に下げ、情報を吟味する機会を奪っていくのではないか、というわけ。つまりは不親切な従来型のOPACが、学生さんの前に壁となって立ちはだかり「世の中、そんなに甘くないのだよ」と我慢することと頑張ることを教えていた、というわけでしょうか。それもあるかも。でも単に「何だこの使えないシステム」と離れていっただけの可能性も否定できない…。うーん、難しいところです。さて、そろそろ元に戻りましょう。
今のところはそんなこんなで(全然その説明はなされていませんが)、適当にstaticなArticle(書き換えできないという意味で)をちらちら見ながら、Next OPACの特長と言われているものを見ている段階、です。もう少し読んだら、実際に導入している大学のものをひいてみるつもりです。昨日のうちに、Oxford(Primoらしい)と、エディンバラ(AquaBrowserらしい)をひいてみたのですけれども、まだまだ特長がよく分かっていなくて、何に注目すべきかも了解されていなかったので予習中というわけで。それにしても、どうやらお値段も高そうですねー。検討だけして「やっぱお金ないから駄目ですぅ」なんてことになったら、菜の花泣いちゃいます。可能性はゼロではないだけに…(;_;)。まあ、将来また考える機会が出来たときの参考資料くらいは、今回で作れるでしょうか、どうでしょうか。
うちの係では基本的に、参考カウンターを3人(常勤2、非常勤1)で回しているのですが、ついにもう1人の非常勤さんをカウンターへ投入することになり、本日デビューとなりました。4月に人が入れ替わることになったのと、その4月がガイダンスや講習会をうちの係で担当するために、カウンターが留守になってしまう危険性が高いため。この時季のカウンター当番、特に朝は来客が少ないのでデビューにはうってつけなのです。本日は菜の花がフォローで事務室待機。つつがなく終了。よかったよかった。次は木曜日の予定です。
菜の花のカウンターはお昼当番。お昼はそこそこの来客でした。この時季にしては、大漁です。それ以外は、いつものようにWWW関係(特にこれの依頼が多くて、溜め込んだ状態で本日終了)、利用案内関係のお仕事。あ、WWW関係で、うちの図書館サイトの容量を改めてチェックしてびっくりでした。1GBを超えているのは知っていましたけれども、4GBに迫ろう勢いとは思いませんでした。バックアップしようにも、DVDに焼けないかも…という危惧すらおぼえる殺人的な規模のWebサイトです。「ちょっと不要ファイル、溜め込みすぎじゃない?」のレベルは、完全に超越している気がします。。。うーん、何がそんなにあるのでしょう…。あのPDFファイル群かな…、それとも、ああ、あのjpgファイル群か!?
そして、本日も時間をそれなりにとったのが昨日やってきた【次世代OPAC】の話。と言っても1時間くらい…他の業務に圧迫されて、結局時間を割けず、です。ところでこの【次世代OPAC】って名前がかっこよくないんですよね…。何かもっと素敵な愛称はないわけでしょうか。とりあえず、しばらく菜の花の中では横文字にして"Next OPAC"と呼ぶことにしました。どこからやってきたかって、今度は別のArticleの論題から。
Breeding, Marshall. Thinking About Your Next OPAC.
Computers in Libraries. 2007, vol.27, no.4, p.28-31.
これは昨日掲げた九州大の方が書かれたArticleの参考文献の7番目から、チェイニングで。そういえば、昨日のArticleの参考文献、誤植でしたね。27(4)なのに、27(27)になっていました。まあ、よくあることです。以前に「レファレンスリストって、結構いい加減だし?」というエントリーを書いたら、びみょーな反響があったような。まさにこれ。図書館系雑誌でも誤植があるくらいですから、そりゃもう、他の雑誌に間違いがあっても、図書館員は誰も責められませんよね…。この場合はスタートページなどの他の情報はとても正しかったので、全然問題はないのですけれども。いや、でも何号かまったく分からなかったので最初、vol.27のすべての号のp.28を見ないと駄目かなーと思いました。実際は著者名をデータベースで検索したので、すぐに見つかりましたけれども。データベースって本当に素晴らしいです。デジタル万歳!
短いArticleなので、すぐ読めるだろうと思いきや、何だかんだで飛び込み仕事ばかりで、結局まだ半分の、僅か1ページ半しか読んでいません。そういえば菜の花の大っ嫌いな英語なのですけれども、論文の場合は下手な日本語より英語の方が読みやすいことが多いので、まだマシかなと。日本語の論文は難しいですよね。恐らく、日本語の特性として、学術論文を書くのに向いていないというか、論理的文章を書くことの難易度が恐ろしく高いのだろうと思います。単に菜の花がかつて専攻していた分野では日本語の論文は見たことがないので、見慣れていないだけかもしれませんが。そうなんですよ、図書館に就職した後にびっくりしたことは、「日本語の学術論文が存在している!」ということでしたからね。何てことだ、日本語で書かれた学術雑誌がこの世に存在していたのか!と。それなら菜の花、分野をかえて研究者になればよかった、と思ったり思わなかったり。おっと、話がそれました。戻りましょう。
このArticleのかなり最初の方で、やっぱりひっかかりました。利用者視点の話。昨日の通りです。「UserはWeb-savvy」とか、そんなくだり。うーん、、、本当にそうなのですか?みんながみんな、そうなのですか?確かにそういう人も沢山いますよね。図書館情報学の分野にいる人や、ある程度コンピュータを使いこなしている大学図書館員は、きっとそう感じるだろう、と菜の花も思います。でも、カウンターで見ていると本当にそんな人ばかりとは思えないのですけれども。特に、カウンターに入る方にお訊きしてみたいですよ。蔵書検索、誰でもコンピュータを操作して検索できていますか?インターネット、という言葉が誰もに通じていますか?何とか検索はしているけれども、殆どさせられているだけで、ずっとコンプレックスを抱えているような利用者さんを、見かけたことはありませんか?「とても簡単ですよ、難しくありませんよ」と利用方法を説明しようとしたら「あなたには簡単でしょうけれども」と怒られたこと、ありません?
出来る人にとっては「これがスタンダードで簡単」「こういうお約束」という暗黙の了解みたいなものが、出来ない人には越えがたいハードルになっているなんてこと、よくあることで。インターネットに触ったことがない人に「下線のついたタイトルをクリックすれば詳細情報が出てきます」なんて、分かりませんからね。まあ、それは極端な例ですけれども。と言って、そのレベルに全部あわせていくなんてことは、もはや出来ないわけで。「直感的な表示」を売りにしているNext OPAC、一体どの辺りの利用者さんまでカバーできるのか興味深いです。まだ全然、検討していませんが。「イマドキ、コンピュータが全然使えないなんて駄目だよ、ちゃんと学ばなきゃ」と教育的切捨てもありなのでしょうけれども、ちゃんとそれは「分からないときは学べる体制を整えた上で」ということになりますよね…。いきなりやれ!では困惑する人もいるでしょうから。って、どうもこれも話が逸れている気がします。
ああ、逸れたついでに、Next OPACって、教育的観点からみてどうよ?という話を係長としました。どうやら係長は「統合検索」が気になっているようです。何でも一緒くたにひけるようになってしまったら、それが何かを意識しないで探せるようになりますけれども反面、一体全体自分が何を探しているのが分からないで、何でもいいから適当に探す人が出てくるのではないか、という危惧です。今でも、図書と雑誌論文の区別がつかないまま図書館へやってきて、どう探しても見つからない、とカウンターに相談にくる利用者さんは確かに多いです。コンピュータが苦手で、というような方は、年配の方や少し年が上の社会人学生さんが多いですが、検索しているのに見つけられないというタイプは若い学部生さんに多いですね。いわゆるGoogle世代というのでしょうか。適当にキーワードを入れれば何かしらヒットしてきてしまう親切設計のGoogleに慣れてしまって、キーワードを工夫するなどの検索の試行錯誤の経験がないため「検索スキル」が落ちていたり、出典は何なのかということを気にせず検索できるために、自分がヒットさせたデータがそもそも何なのかをあまり気にしなくなった人は確かに増えているように思います。どうもこの辺りを係長は危惧されているようで。つまりより親切になったOPACは、学生さんの「検索スキル」を更に下げ、情報を吟味する機会を奪っていくのではないか、というわけ。つまりは不親切な従来型のOPACが、学生さんの前に壁となって立ちはだかり「世の中、そんなに甘くないのだよ」と我慢することと頑張ることを教えていた、というわけでしょうか。それもあるかも。でも単に「何だこの使えないシステム」と離れていっただけの可能性も否定できない…。うーん、難しいところです。さて、そろそろ元に戻りましょう。
今のところはそんなこんなで(全然その説明はなされていませんが)、適当にstaticなArticle(書き換えできないという意味で)をちらちら見ながら、Next OPACの特長と言われているものを見ている段階、です。もう少し読んだら、実際に導入している大学のものをひいてみるつもりです。昨日のうちに、Oxford(Primoらしい)と、エディンバラ(AquaBrowserらしい)をひいてみたのですけれども、まだまだ特長がよく分かっていなくて、何に注目すべきかも了解されていなかったので予習中というわけで。それにしても、どうやらお値段も高そうですねー。検討だけして「やっぱお金ないから駄目ですぅ」なんてことになったら、菜の花泣いちゃいます。可能性はゼロではないだけに…(;_;)。まあ、将来また考える機会が出来たときの参考資料くらいは、今回で作れるでしょうか、どうでしょうか。
一般的な利用者視点って何?
- 2009/02/16 (Mon)
- 1-3年目(参考調査編) |
- TB() |
- CM(0) |
- Edit |
- ▲Top
667日目。突然、降ってきたしごと。
それは、次世代OPACに関する検討の件。うーん、次世代OPACですか。正直、これまでまったく興味なしでした。OPACなんてうちの図書館にその本があるかないかと、どこにあるかが分かればいいじゃん?と思っていました。本を探して特定するのはGoogleでもAmazonでもNACSIS Webcat Plusでも何でもあるし、そもそもOPACになんて最初からまったく期待なんかしていないというか。所詮、OPAC。そんな感じ。
いや、でも確かに考えてみるとそもそも図書館員がそう思っているような駄目駄目なシステムが現在のOPACなわけで、それに対して新たなる一歩を踏み出そう、というのは結構重要なことではないのか!?と。で、まあ「次世代OPAC」について検討して来い、というのがシステム課からやってきた、我ら「OPACサブ・グループ」の当面の宿題というわけです。はあ…。とりあえず、ゼロからのスタートなんですけど。2週間で何がどこまで検討されるのかは不安ですが、検討して来いと言われたからには、検討して来ないと駄目でしょう。むむ。
とりあえずの検討材料というか、スタート地点はこれ↓。
工藤 絵理子, 片岡 真.
“次世代OPACの可能性―その特徴と導入への課題―”.
情報管理. Vol. 51, No. 7, (2008), 480-498 .
http://www.jstage.jst.go.jp/article/johokanri/51/7/51_480/_article/-char/ja/
とりあえず、話を聞きながら5分足らずで速読して、事務室に戻ってからこれを検討してもらうことになるサブ・グループメンバーにこの論文を印刷して手渡ししてきました。J-STAGEなのでメールして各自で落としてもらってもよいのですけれども、ここは必死さをアピールして少しでもメンバーに動いてもらうために、対面で説明してきました。今週中に、として提案した宿題は3つ。
「この論文を読むこと」
「うちの大学のOPACが直面している問題を挙げること」
「その問題を現実問題、【次世代OPAC】が解消可能か否かを検討すること」
来週には更に、
「現実的に考えて【次世代OPAC】は今、必要なのか?」
「他に代替案はないのか?」
「不要の場合はその理由を、必要な場合は具体的にどうするか?」
まあ、そんな流れ?…ここまで来て単純に「不要」は無理ですよねえ。だってみな、OPACに満足していないわけでしょうから。だからシステム課は、OPACサブ・グループに検討しろ、と要請してきたわけで。「不要」の場合は、それなりの理由が必要(最近の【次世代OPAC】ごときにうちの問題は解消できない!とか)。でも「必要」の場合は今度は「じゃ、どれにするよ?」という問題が。「商業ベース」か「オープンソース」か。
「商業ベース」はサポートが受けられる可能性が高いものの、高額なのとカスタマイズに制限がありそうなのがネック。日本語対応がどれくらい進んでいるかも不安。
「オープンソース」は自前でやることが沢山あるはず。そんなスキルも人材も足りないでしょうから、どこかに委託して管理してもらうことになると結局お金もかかるかも。でも、カスタマイズは比較的自由度が高いかも。
今のところ、手持ちの情報はこれくらい。さて、どこへ落とすか。それはまだ分かりません。そしてそれを、どこまでここに書けるかも現時点では不明。。。急に菜の花が黙り込んでも、あまり深く追求しないであげて下さい。最近、不景気だからブログで職を失いたくないのですよー、というのは冗談ですが(これ、冗談じゃなくなったら嫌ですね)。
結局、一番大切なのは「利用者視点」と仰るのです、誰もが。でも、本当に一般的な「利用者視点」って何なんだろう?というのが、菜の花の前に立ちはだかった最大級の難問なのです。だって最近の菜の花、思いっきりだらけきった生活を満喫中なのですよ。だから、研究関係の本なんてちっとも読みません。ライトな本(ラノベとか、ごくごくやさしい一般書とか)ばかり、公共図書館で見繕って借りてくる生活です。研究者や学生の視点なんて、欠片もないわけですよ!いや、それは菜の花が悪いとして。もっと振り返ってみてもやっぱり難問なのです。
院生時代は本なんて読みませんでした。うちの研究分野は、本なんて教科書しかなくて、研究内容はほぼ間違いなく、学術雑誌の論文から探してこなくてはならなかったので。だからOPACなんてひきません。むしろデータベースが必要でした。そのデータベースが統合検索されるなら確かに意義がある…かもしれませんが、それも菜の花の分野の話。別の研究室の友人は、特定雑誌しか読まない(その分野は幾つかの雑誌だけがすべて、というところもあるのです)ので、データベースすら不要で、ScienceDirectがあればそれでいい、と言っていました。更にはWeb of Science、何それ?なんて言う化学系の友人もいました。Web of Scienceはとっても大きなデータベースで使い出はありますが、問題がまったくないわけではなくて、言葉でしか引けないのですよね。化学系だと、構造式からひきたいなんて人もいるわけで。更に、文系の中には、とにかく本、本、本、図書が商売道具!という分野だってあると聞きます。
結局、何が標準かなんて分からないし、何が一般的とも言い切れないし。利用者って千差万別、菜の花の知っている世界が、世界の総てではないのです。そうすると、真の利用者視点って何なんだー、誰が便利に感じたらいいんだー、そしてそれをどうやって想定したらいいんだーということに。。。「次世代OPAC」、オープンソースを使ったって、人件費はかかるわけで、その意味ではどう転んでも、お金はある程度かかってしまいます。だから、ごく一部の想定する人だけにしか利にならない、では困るわけです。だって図書館が使うお金は、大学のお金なのですからね。
でも、とにかく想像してみないと何も始まりません。ええ、想像してみます。まずは学部生視点にレッツ・チャレンジ。菜の花だって10年前はこの大学で学部生していたわけで、図書館も使っていたのですよ!そのときはどうしていた?と言われれば…。
OPACなんてひいたこともない、です。そんなのなくても、ブラウジングで十分!というか、ブラウジングしないと本なんか見つけられないよ!というわけ。本のタイトル見たって、内容なんか分からないし…。と、ここでひとつ、今のOPACの問題点発見。つまりは書誌情報が少なすぎて、それが欲しい本かどうか分からないってことですね。で、請求記号で近いところにいけば、似た本が並んでいるよ、と図書館の人は仰るわけですよ。ということは、OPACなんて「大体その分野のところへ行けばいいや程度しか分からない」ってわけですね。ああ、確かに問題だ。うん、問題だ。うんうん。何かこれ、上記の論文の中にも書いてあったような。ってことは、これは【次世代OPAC】で解消されるのでしょうか?うーん、Amazonにでも繋がっていれば、少しは軽減されるかもしれませんね。いちいちクリックしないと詳細が見られないと、それはそれで面倒ですけど。ブラウジングした方が早かったりして。いやいやいや、ここで電子リソースの登場です。最近は和書のeBookも出ていますからねえ。もしもうちの大学でその本のeBookなんて買っていたら…、検索したその場で読めちゃうかも?あ、それも【次世代OPAC】にはうまく組み込めさえすれば、検索されてくるのですね。「eBook」と明示されて。
おっと、ここで忘れていたことがあったのを思い出しました。そもそも【次世代OPAC】って何よ?の定義をしていませんでした。ああ、でも何だかとっても長くなったので、それはまた明日以降に持ち越しましょう。とにかく着手したよ!ということで。今日はこれくらいに。
ええと、あと今日あったことー。菜の花は電磁場をゆがめる体質の持ち主疑惑が発生したこと、とか。図書館の本って、勝手に持ち出すと出口のところでアラームが鳴っちゃったりするじゃないですか。今日、菜の花、鳴りませんでした。テストしてみてびっくり。あれ?持ち出せちゃう、って。でも本だけくぐらすと鳴ってましたし。菜の花が何らかの遮蔽を!?そういえば、飛行機の金属探知機ですか?あのチェック、今まで引っかからなかったことがありません。必ずひっかかります。いつも引っかかるのはベルトなんですけどね。
あとはー、何か色々ありました。まあ、省略!(適当な)。
それは、次世代OPACに関する検討の件。うーん、次世代OPACですか。正直、これまでまったく興味なしでした。OPACなんてうちの図書館にその本があるかないかと、どこにあるかが分かればいいじゃん?と思っていました。本を探して特定するのはGoogleでもAmazonでもNACSIS Webcat Plusでも何でもあるし、そもそもOPACになんて最初からまったく期待なんかしていないというか。所詮、OPAC。そんな感じ。
いや、でも確かに考えてみるとそもそも図書館員がそう思っているような駄目駄目なシステムが現在のOPACなわけで、それに対して新たなる一歩を踏み出そう、というのは結構重要なことではないのか!?と。で、まあ「次世代OPAC」について検討して来い、というのがシステム課からやってきた、我ら「OPACサブ・グループ」の当面の宿題というわけです。はあ…。とりあえず、ゼロからのスタートなんですけど。2週間で何がどこまで検討されるのかは不安ですが、検討して来いと言われたからには、検討して来ないと駄目でしょう。むむ。
とりあえずの検討材料というか、スタート地点はこれ↓。
工藤 絵理子, 片岡 真.
“次世代OPACの可能性―その特徴と導入への課題―”.
情報管理. Vol. 51, No. 7, (2008), 480-498 .
http://www.jstage.jst.go.jp/article/johokanri/51/7/51_480/_article/-char/ja/
とりあえず、話を聞きながら5分足らずで速読して、事務室に戻ってからこれを検討してもらうことになるサブ・グループメンバーにこの論文を印刷して手渡ししてきました。J-STAGEなのでメールして各自で落としてもらってもよいのですけれども、ここは必死さをアピールして少しでもメンバーに動いてもらうために、対面で説明してきました。今週中に、として提案した宿題は3つ。
「この論文を読むこと」
「うちの大学のOPACが直面している問題を挙げること」
「その問題を現実問題、【次世代OPAC】が解消可能か否かを検討すること」
来週には更に、
「現実的に考えて【次世代OPAC】は今、必要なのか?」
「他に代替案はないのか?」
「不要の場合はその理由を、必要な場合は具体的にどうするか?」
まあ、そんな流れ?…ここまで来て単純に「不要」は無理ですよねえ。だってみな、OPACに満足していないわけでしょうから。だからシステム課は、OPACサブ・グループに検討しろ、と要請してきたわけで。「不要」の場合は、それなりの理由が必要(最近の【次世代OPAC】ごときにうちの問題は解消できない!とか)。でも「必要」の場合は今度は「じゃ、どれにするよ?」という問題が。「商業ベース」か「オープンソース」か。
「商業ベース」はサポートが受けられる可能性が高いものの、高額なのとカスタマイズに制限がありそうなのがネック。日本語対応がどれくらい進んでいるかも不安。
「オープンソース」は自前でやることが沢山あるはず。そんなスキルも人材も足りないでしょうから、どこかに委託して管理してもらうことになると結局お金もかかるかも。でも、カスタマイズは比較的自由度が高いかも。
今のところ、手持ちの情報はこれくらい。さて、どこへ落とすか。それはまだ分かりません。そしてそれを、どこまでここに書けるかも現時点では不明。。。急に菜の花が黙り込んでも、あまり深く追求しないであげて下さい。最近、不景気だからブログで職を失いたくないのですよー、というのは冗談ですが(これ、冗談じゃなくなったら嫌ですね)。
結局、一番大切なのは「利用者視点」と仰るのです、誰もが。でも、本当に一般的な「利用者視点」って何なんだろう?というのが、菜の花の前に立ちはだかった最大級の難問なのです。だって最近の菜の花、思いっきりだらけきった生活を満喫中なのですよ。だから、研究関係の本なんてちっとも読みません。ライトな本(ラノベとか、ごくごくやさしい一般書とか)ばかり、公共図書館で見繕って借りてくる生活です。研究者や学生の視点なんて、欠片もないわけですよ!いや、それは菜の花が悪いとして。もっと振り返ってみてもやっぱり難問なのです。
院生時代は本なんて読みませんでした。うちの研究分野は、本なんて教科書しかなくて、研究内容はほぼ間違いなく、学術雑誌の論文から探してこなくてはならなかったので。だからOPACなんてひきません。むしろデータベースが必要でした。そのデータベースが統合検索されるなら確かに意義がある…かもしれませんが、それも菜の花の分野の話。別の研究室の友人は、特定雑誌しか読まない(その分野は幾つかの雑誌だけがすべて、というところもあるのです)ので、データベースすら不要で、ScienceDirectがあればそれでいい、と言っていました。更にはWeb of Science、何それ?なんて言う化学系の友人もいました。Web of Scienceはとっても大きなデータベースで使い出はありますが、問題がまったくないわけではなくて、言葉でしか引けないのですよね。化学系だと、構造式からひきたいなんて人もいるわけで。更に、文系の中には、とにかく本、本、本、図書が商売道具!という分野だってあると聞きます。
結局、何が標準かなんて分からないし、何が一般的とも言い切れないし。利用者って千差万別、菜の花の知っている世界が、世界の総てではないのです。そうすると、真の利用者視点って何なんだー、誰が便利に感じたらいいんだー、そしてそれをどうやって想定したらいいんだーということに。。。「次世代OPAC」、オープンソースを使ったって、人件費はかかるわけで、その意味ではどう転んでも、お金はある程度かかってしまいます。だから、ごく一部の想定する人だけにしか利にならない、では困るわけです。だって図書館が使うお金は、大学のお金なのですからね。
でも、とにかく想像してみないと何も始まりません。ええ、想像してみます。まずは学部生視点にレッツ・チャレンジ。菜の花だって10年前はこの大学で学部生していたわけで、図書館も使っていたのですよ!そのときはどうしていた?と言われれば…。
OPACなんてひいたこともない、です。そんなのなくても、ブラウジングで十分!というか、ブラウジングしないと本なんか見つけられないよ!というわけ。本のタイトル見たって、内容なんか分からないし…。と、ここでひとつ、今のOPACの問題点発見。つまりは書誌情報が少なすぎて、それが欲しい本かどうか分からないってことですね。で、請求記号で近いところにいけば、似た本が並んでいるよ、と図書館の人は仰るわけですよ。ということは、OPACなんて「大体その分野のところへ行けばいいや程度しか分からない」ってわけですね。ああ、確かに問題だ。うん、問題だ。うんうん。何かこれ、上記の論文の中にも書いてあったような。ってことは、これは【次世代OPAC】で解消されるのでしょうか?うーん、Amazonにでも繋がっていれば、少しは軽減されるかもしれませんね。いちいちクリックしないと詳細が見られないと、それはそれで面倒ですけど。ブラウジングした方が早かったりして。いやいやいや、ここで電子リソースの登場です。最近は和書のeBookも出ていますからねえ。もしもうちの大学でその本のeBookなんて買っていたら…、検索したその場で読めちゃうかも?あ、それも【次世代OPAC】にはうまく組み込めさえすれば、検索されてくるのですね。「eBook」と明示されて。
おっと、ここで忘れていたことがあったのを思い出しました。そもそも【次世代OPAC】って何よ?の定義をしていませんでした。ああ、でも何だかとっても長くなったので、それはまた明日以降に持ち越しましょう。とにかく着手したよ!ということで。今日はこれくらいに。
ええと、あと今日あったことー。菜の花は電磁場をゆがめる体質の持ち主疑惑が発生したこと、とか。図書館の本って、勝手に持ち出すと出口のところでアラームが鳴っちゃったりするじゃないですか。今日、菜の花、鳴りませんでした。テストしてみてびっくり。あれ?持ち出せちゃう、って。でも本だけくぐらすと鳴ってましたし。菜の花が何らかの遮蔽を!?そういえば、飛行機の金属探知機ですか?あのチェック、今まで引っかからなかったことがありません。必ずひっかかります。いつも引っかかるのはベルトなんですけどね。
あとはー、何か色々ありました。まあ、省略!(適当な)。
忘れ物にご注意!
- 2009/02/13 (Fri)
- 1-3年目(参考調査編) |
- TB() |
- CM(0) |
- Edit |
- ▲Top
666日目。短い1週間でした。
…とか言って、本当に短かったです。何しろ今週は3日しか出勤していません!びっくりですね。昨日に引き続きそれほど好調ではないながらも、低空飛行で何とか週末です。片頭痛はもはやデフォルト。。。
本日は係長がおやすみ。でもまあ、金曜日は何とか乗り越えられる曜日です。そういう設定でして。
朝から、工事のおじさんを見かけました。ヘルメットの後ろに、住所や名前、血液型が書いてありました。あー…もしもの事故の際に備えているのですね。危険な職業です。それに比べて、図書館員とは何と安全側な職業でしょう。書架の中で地震に見舞われたら殉職間違いなし!という問題はありますけれども。そんなわけで今、館内では工事の人が沢山いらっしゃいます。本日の工事箇所はトイレ。もうすぐ黄金のトイレが館内に完成します!(嘘です)。
本日はほぼ一日中、WWW関係のお仕事を。しかも全部Webニュース管理関連。菜の花の主要職務は「Webニュース管理」かも。午前中は具体的にニュース作成ほか、WWWメンテ作業。午後は昨日からの続き。これからのニュース作成の手間を少しでも軽減するため、代表的なニュースの「雛形」作成。今のところ9種類ほど作成。和英両方作成中で、英語に関しては我らが英語ますたー・管理課長にチェックして頂いています。どうもいつもいつもお世話になっております。
カウンターは夕方当番。ああ、そういえば今日はうっかり、身分証明書をお預かりしたままで帰宅されてしまった学外者さんがいらっしゃいました。あああ、何ということ!!大変だ!。申込制のCD-ROMやオンライン検索では、検索中に身分証明書をお預かりするのですが、終わったあとにそのまま帰宅されてしまう利用者さんが時々いらっしゃるのです。急いで電話をしましたが、繋がった先は勤務先の大学だったようです。すぐにはご本人をつかまえられませんでしたが、何とか連絡はついたのでよかったとほっと一息。たまにこういうことがあります。学内の方だとすぐにお返しできるのですけれども。これからは「帰りに受け取っていかれるのをお忘れなく!」と最初に一声かけるようにしようと思います、はい。でも本来は「絶対忘れてそのまま帰ってしまわないような、大事なものをお預かりしている」はずなのですけれどもね。むむ。
…とか言って、本当に短かったです。何しろ今週は3日しか出勤していません!びっくりですね。昨日に引き続きそれほど好調ではないながらも、低空飛行で何とか週末です。片頭痛はもはやデフォルト。。。
本日は係長がおやすみ。でもまあ、金曜日は何とか乗り越えられる曜日です。そういう設定でして。
朝から、工事のおじさんを見かけました。ヘルメットの後ろに、住所や名前、血液型が書いてありました。あー…もしもの事故の際に備えているのですね。危険な職業です。それに比べて、図書館員とは何と安全側な職業でしょう。書架の中で地震に見舞われたら殉職間違いなし!という問題はありますけれども。そんなわけで今、館内では工事の人が沢山いらっしゃいます。本日の工事箇所はトイレ。もうすぐ黄金のトイレが館内に完成します!(嘘です)。
本日はほぼ一日中、WWW関係のお仕事を。しかも全部Webニュース管理関連。菜の花の主要職務は「Webニュース管理」かも。午前中は具体的にニュース作成ほか、WWWメンテ作業。午後は昨日からの続き。これからのニュース作成の手間を少しでも軽減するため、代表的なニュースの「雛形」作成。今のところ9種類ほど作成。和英両方作成中で、英語に関しては我らが英語ますたー・管理課長にチェックして頂いています。どうもいつもいつもお世話になっております。
カウンターは夕方当番。ああ、そういえば今日はうっかり、身分証明書をお預かりしたままで帰宅されてしまった学外者さんがいらっしゃいました。あああ、何ということ!!大変だ!。申込制のCD-ROMやオンライン検索では、検索中に身分証明書をお預かりするのですが、終わったあとにそのまま帰宅されてしまう利用者さんが時々いらっしゃるのです。急いで電話をしましたが、繋がった先は勤務先の大学だったようです。すぐにはご本人をつかまえられませんでしたが、何とか連絡はついたのでよかったとほっと一息。たまにこういうことがあります。学内の方だとすぐにお返しできるのですけれども。これからは「帰りに受け取っていかれるのをお忘れなく!」と最初に一声かけるようにしようと思います、はい。でも本来は「絶対忘れてそのまま帰ってしまわないような、大事なものをお預かりしている」はずなのですけれどもね。むむ。
プロフィール
HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)
フリーエリア
カレンダー
菜の花にメールする
カテゴリー
最新記事
(07/17)
(03/13)
(04/21)
(01/01)
(12/26)