菜の花の大学図書館日誌
理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。
レファレンスリストって、結構いい加減だし?その2
- 2009/02/25 (Wed)
- 1-3年目(参考調査編) |
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674日目。なみだなみだのかふんしょう。
今のOPACの障害と要望関係で3件、懸案事項だったものが片付きました。というか、業者さんにえーいと投げたというか。これで我々の手を離れた、ということで。
新しいOPAC、Next OPACについては今日も昨日に引き続き、説明資料作成をしていました。すでに終わったAquaBrowser&Encoreで、見落としがあったために修正していたら全然時間がとれず結局、片付いたのはEndecaだけです。
そういえば、絞込み機能のファセットは、OR検索がかからないのが気になります。1項目につき1つしか選べなくて、項目の中の2つの要素をOR検索できないのです。例えば、所蔵館がA図書室かB図書室のどちらかならいいや、というとき、AまたはBという絞り方が出来ず、AだけまたはBだけ、というのを2回やらないといけないということ。もっと嫌なパターンだと、AからGまでの図書館があるうちの、G図書室は遠いからいらないわ、というときも、NOT検索がかからないですよね。まあ、それくらいなら、Gが出たら諦めろ、と言えなくはないですが…。まあでも、これを乗り越えているOPACはなさそうなので横においておくとして。ファセットで1つの要素を選択すると、その項目自体、消えてしまうと思っていたら、請求記号に関しては、どんどん深くなって新しい要素が上がってくるのに気付きました。おおお、今までちっとも気付きませんでした。すみません。ついでにAquaBrowserのChicago大には、リンクリゾルバのリンクがあることにも今日、気付きました。これも全然気付いていませんでした。すみません。更にChicagoでは、Oxford DNBへのリンクも上部に表示されていたのを見落としていました。ホント、気付かないことばかりです。全然駄目駄目じゃん、と反省。
見落としと言えば、某文系図書室のH氏から、たまーにメールで質問がくるのですけれども、いつも係宛ではなく菜の花の個人メアド宛に来るのですよね。
「どうしてかなあ、別にHさんと仲良しでも何でもないんだけど」
と菜の花が言ったら、
「向こうは仲良しのつもりかもしれないじゃないですか」
と言われました。おお、そういう可能性もあるのか。見落としていました。まあ、単に「あいつなら情報駄々漏れだろ」と思われているという気もします。別に、漏らしてはいけない情報ではないのですけれども。基本的には周知の事実について訊かれているだけですし。
さて、表題の件。今日のレファでなかなか素敵なのがありました。レファレンスリスト掲載の洋書をお探しの利用者さん(先生)のお話。
問題のレファレンスリストには、「図書名」と「シリーズ名」と「巻」が入っていました。で、図書名をひいたらうまくヒットせず。
「いや、もしかしたらこのタイトル、間違っているかもしれません。」
そうですか。じゃあ、ととても一般的な単語の並ぶそのシリーズ名をひいたら、山ほどヒット。まあ、そうなりますね。でも、結局そのものずばりのシリーズは見つからず。
「あ、この(シリーズ)タイトル、間違っているかもしれません。」
そうですか。でもこれが近そうだからこれを見てみましょう。うわあ、これは物凄い数の子書誌がありますねえ…。ええと、この巻は…あれ、全然内容が合いそうにもないですね。やっぱり違うのかな…?
「あ、この巻数、間違っているかもしれません。」
…。
……。
………。
いやいやいや、それって、書いてある3つの書誌情報、ひとつも合ってない!ってことになりますけど、先生!!何ていい加減なレファレンスリスト!この論文、何なんですか!?(怒)、と思ったら、お尋ねになった先生ご自身の論文の原稿でした。あ…( ̄□ ̄)…それはすみません(-_-)。なるほど…、うろ覚えで書かれてしまったわけですね。それは仕方ないですね。対応されていたお隣の相互利用さんの方が、「何が一体、正しいんですかっ!?」と思わず凄い剣幕で訊いてしまうのも分かります、はい。とりあえず、分野的にこれだろう、というのに当たりをつけて先生と一緒に書架に行ってきました。幸い、一発でビンゴでした。よかったですね、うちの館内にある本で…。これ、うちにない本だったら、見つけられなかった気がいたします、はい。
みなさまも是非、論文で引用するかもしれない本がありましたらがっつりしっかり、書誌情報をメモしておいて下さいね。どうぞ宜しくです。
今のOPACの障害と要望関係で3件、懸案事項だったものが片付きました。というか、業者さんにえーいと投げたというか。これで我々の手を離れた、ということで。
新しいOPAC、Next OPACについては今日も昨日に引き続き、説明資料作成をしていました。すでに終わったAquaBrowser&Encoreで、見落としがあったために修正していたら全然時間がとれず結局、片付いたのはEndecaだけです。
そういえば、絞込み機能のファセットは、OR検索がかからないのが気になります。1項目につき1つしか選べなくて、項目の中の2つの要素をOR検索できないのです。例えば、所蔵館がA図書室かB図書室のどちらかならいいや、というとき、AまたはBという絞り方が出来ず、AだけまたはBだけ、というのを2回やらないといけないということ。もっと嫌なパターンだと、AからGまでの図書館があるうちの、G図書室は遠いからいらないわ、というときも、NOT検索がかからないですよね。まあ、それくらいなら、Gが出たら諦めろ、と言えなくはないですが…。まあでも、これを乗り越えているOPACはなさそうなので横においておくとして。ファセットで1つの要素を選択すると、その項目自体、消えてしまうと思っていたら、請求記号に関しては、どんどん深くなって新しい要素が上がってくるのに気付きました。おおお、今までちっとも気付きませんでした。すみません。ついでにAquaBrowserのChicago大には、リンクリゾルバのリンクがあることにも今日、気付きました。これも全然気付いていませんでした。すみません。更にChicagoでは、Oxford DNBへのリンクも上部に表示されていたのを見落としていました。ホント、気付かないことばかりです。全然駄目駄目じゃん、と反省。
見落としと言えば、某文系図書室のH氏から、たまーにメールで質問がくるのですけれども、いつも係宛ではなく菜の花の個人メアド宛に来るのですよね。
「どうしてかなあ、別にHさんと仲良しでも何でもないんだけど」
と菜の花が言ったら、
「向こうは仲良しのつもりかもしれないじゃないですか」
と言われました。おお、そういう可能性もあるのか。見落としていました。まあ、単に「あいつなら情報駄々漏れだろ」と思われているという気もします。別に、漏らしてはいけない情報ではないのですけれども。基本的には周知の事実について訊かれているだけですし。
さて、表題の件。今日のレファでなかなか素敵なのがありました。レファレンスリスト掲載の洋書をお探しの利用者さん(先生)のお話。
問題のレファレンスリストには、「図書名」と「シリーズ名」と「巻」が入っていました。で、図書名をひいたらうまくヒットせず。
「いや、もしかしたらこのタイトル、間違っているかもしれません。」
そうですか。じゃあ、ととても一般的な単語の並ぶそのシリーズ名をひいたら、山ほどヒット。まあ、そうなりますね。でも、結局そのものずばりのシリーズは見つからず。
「あ、この(シリーズ)タイトル、間違っているかもしれません。」
そうですか。でもこれが近そうだからこれを見てみましょう。うわあ、これは物凄い数の子書誌がありますねえ…。ええと、この巻は…あれ、全然内容が合いそうにもないですね。やっぱり違うのかな…?
「あ、この巻数、間違っているかもしれません。」
…。
……。
………。
いやいやいや、それって、書いてある3つの書誌情報、ひとつも合ってない!ってことになりますけど、先生!!何ていい加減なレファレンスリスト!この論文、何なんですか!?(怒)、と思ったら、お尋ねになった先生ご自身の論文の原稿でした。あ…( ̄□ ̄)…それはすみません(-_-)。なるほど…、うろ覚えで書かれてしまったわけですね。それは仕方ないですね。対応されていたお隣の相互利用さんの方が、「何が一体、正しいんですかっ!?」と思わず凄い剣幕で訊いてしまうのも分かります、はい。とりあえず、分野的にこれだろう、というのに当たりをつけて先生と一緒に書架に行ってきました。幸い、一発でビンゴでした。よかったですね、うちの館内にある本で…。これ、うちにない本だったら、見つけられなかった気がいたします、はい。
みなさまも是非、論文で引用するかもしれない本がありましたらがっつりしっかり、書誌情報をメモしておいて下さいね。どうぞ宜しくです。
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プロフィール
HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)
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