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菜の花の大学図書館日誌

理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。

カテゴリー「1-3年目(参考調査編)」の記事一覧

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参考調査、最終日。

697日目。これで一区切りです。

とうとう、この日が来てしまいました。どんなことにも終わりがあります。初めての異動。採用されて最初に配属されたこの係から今日、菜の花は去ることになりました。

朝からばたばたして、いつも通りにWWWメンテをして、いつも通りにカウンターに入って、いつも通りではなく係長へ利用者端末のセキュリティの設定などについて1時間ほど説明し。

午前中の最後に離任式があり、初めてさようならの挨拶。その帰りにシステム課長をひっ捕まえました。まさにひっ捕まえたのです。袖を引っ張って無理矢理引きとめましたよ。何だかもう二度と会えないような予感がしたので。(この予感は的中し、午後にはシステム課長は引越し準備に帰ってしまいました。)異動する大学の方へ行ったら課長のいらっしゃる図書館へきっと寄りますので宜しく、ということで。何となく、喧嘩ごしの呼び出し方を提案してみたら、「借金取りかー!」と突っ込まれました。面白いからホントにやってみたいです。続いてお昼休みにはサービス課での送別会ということで館内会議室でお弁当をとって昼食会。さようならさようなら。午後になってから、異動する部長も挨拶にいらっしゃいました。部長にもそちらに行ったら寄りますから何かおいしいものを食べさせて下さいね、と言ったら「学食でよければ」と返されました。ひ、ひどい!こんなに可愛い部下に何を仰るのですか!もっとおいしいもの下さいー。とりあえず、行ったら学食よりは上等な居酒屋さんを探しておく、ということでした。美味しい日本酒、期待してます。

その後も菜の花は異動先に荷物を持っていったりふらふらしていたのですが、課内のパートさんたちが「どこへ行ったー!?」と探して下さっていたようです。どうもすみません。わざわざ帰られるときに挨拶に来て頂いて恐縮でした。菜の花の方が行かなきゃ!ですのにね。

そういえば、最後のレファレンスは本日でした。ラストは英語対応!な、な、なんてこと!あやしいながらも通じ合えて、菜の花は嬉しゅうございました。もっと自在に喋れたらいいのですけれどもね…。思わず頭を抱えてしまいます。

夕方に、図書館に入るための鍵を、会計さんに返してきました。これでもう、菜の花は開館前にこの図書館へ出勤することは出来ません。代わりに、異動先の図書室の鍵を貰ってきました。もう、ポケットの中は新しい生活が始まっています。


最後にもう一度ゆっくりと管理課、システム課を回って、係内でもお別れをして、それから一人居残りで引継ぎの仕上げを。と言っても結局、完全には引継ぎ書類は出来上がりませんでしたので、とりあえずのありあわせ、という感じ。机の上と引き出しの中を水拭きしました。書き置きも残しました。結局、後任の方とは会えないままです。でも精一杯の歓迎のメモを残してきました。明日か明後日には、お会いできるはず。親しみやすい人だと引き継ぎやすくていいのですが…どうでしょう。親しみやすい、といえば、異動先の図書室は比較的クール系な雰囲気です。ふざけていてぞんざいな菜の花は、ひとりで浮いてしまいそうで不安です…。平均年齢も、菜の花の年よりも一回り以上、上のように見受けられますし、落ち着いたオトナの職場です。菜の花の明日からの運命やいかに!?…お隣に異動してくるY嬢(菜の花と同い年)がいて、本当によかったです。ちょっとだけ、気安い気がして。彼女とは異動が決まってから頻繁にメールのやり取りをして、明日の集合場所ってどこだろう、とか服装困ったね、というような話を。菜の花にとって服装とは「ラフ」と「スーツ」以外、ないですからねえ…。番外編で「喪服」というのはありますが…。でも新任でも無いのにスーツってかたすぎる気もしますし。と思い、帰宅してから一生懸命、姿見の前で色々着てみたりしましたよ。まあ、スーツにしておくかーとは思ったのですが、最初に着たのは演奏会仕様だったので思わず自分で「ぶっ」と笑いました…。いや、これはない、ない。さすがにない。結局、Y嬢が仰っていたような、少しだけくずした感を出すような雰囲気で。まあ、こんなものかな。ああ、そういえば黒を着ると、思ったより細めに見えてびっくりでした。まあ収縮してみえる色ですしね。それに意外にも菜の花、この冬に3キロほど減ったのでした。色々あってねえ…(え、そうなの!?)。まあ、菜の花の体重をもってすれば3キロくらい、誤差の範囲ですけれどもね(自嘲)。


結局、WWW作業は完全に終了しなかったので、明日以降の課題として残りました。係長にはメール報告済み。まあ…また明日、ですね。今日という日は、最終日。終わりであり、そして新しい明日への始まりでもあります。頑張って一歩を踏み出さなくては。3年間お疲れ様、菜の花。そして、新しい職場で迎える来年度も、ファイト!



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ラスト2日

696日目。思ったより頑張ってる!

何がかと申しますと、引継ぎ書類を。何だかんだで全体業務に関しての6ページものと、もう少し菜の花の業務に特化したもの(これさえ読めば、数日の業務はこなせる程度には日常業務を比較的細かく書いた4ページくらいのもの)を作りました。あとは、細かい業務用の3-10ページ程度のマニュアルが数種類。このばたばたのうちで用意した分にしては、そこそこかなー、という自己評価なのですが…、考えてみれば、そもそも3年異動が多いうちの職場で、3年目になるというのにまともに用意できていなかった菜の花が悪い、という気もします、はい。

何とか机は片付けきりました。若干残っているものは、明日袋にまとめて入れるつもりです。それをいつ、次の職場へ持って行くかは悩みどころ。というか、とても職場の移動用荷物に見えないです。。。ぬいぐるみがいっぱい入っているわ、造花が突き刺さりまくっているわ、ニセ果物が山盛りだわで…。菜の花、職場に何をしに来ているのでしょう…微妙に不安になりました、我が事ながら。

今日は午前カウンター。まともに1コマ、参考カウンターに座るのはこれでラストかもしれません。最後のお客様には、所在案内でスタートして、一緒に書架を歩きながら色々とご説明しました。菜の花の3年間の集大成!というくらい、丁寧に、フルで説明しましたよ。まだ明日もレファを受けるかもしれませんが、今日の館内案内レファで、菜の花の中ではうちの図書館でのカウンターは終わったなあ、という感じです。感慨深いです。思えば最初の頃は、館内で迷子になって「帰れないよー」ということになっていましたっけね。それが今では自在に館内を歩き回り、人に説明も出来るようになりました。

いつものWWWメンテ。新しいニュースの掲載依頼が来ましたが、英語ニュースを作っていただけなかったので、時間も無いことだしやっつけで適当な英語を突っ込んでおきました。間違っていたら誰か指摘して!という突っ込み待ちということで。でもきっと、誰も突っ込んではくれません、ええ。

最後のひと働き、ということで春季の講習会ポスターを作成しました。去年の流用ーと手抜きするつもりだったのに、結局新デザインになりました。ちょっと見難かったので。これでしばらく、こういう広報ポスター作成からはさようなら、でしょうか。大変でしたけれど、毎回楽しく菜の花フォーマットで作らせていただきました。


明日が最終日になりますが一足早く、別フロアのシステム課、管理課には挨拶回りをしてきました。まだまだお世話になる気満々ですので。「今後とも、ほんっとーによろしくお願いします!」というわけです。あまり美味しくもないお菓子を昨夜焼いたので、それを配りながら。人というのは食べ物を介すると和やかにお話が出来るというものです!(えー)残念ながらそれぞれの課長が出張で不在でしたので、課長に対しては明日、もう一度ご挨拶に伺う予定です。どちらにも大変お世話になりました。しみじみ。でもこちらもまだまだお世話になります、はい。ふふふ( ̄ー ̄)。自分の課であるサービス課に対しては、明日のお昼に送別昼食会をして頂けるということでしたので、また明日。明日お休みされるパートさんには、今日のうちにご挨拶しておきました。


そして夜には、明後日以降の準備をこそこそと。新しい所属名を入れた名刺を作成しました。これでいつでもばっちり。今までは結構、名刺交換する機会の多いところにいましたが、今度からはどれくらい使うかちょっと未知数ではあります。でもまあ、6月には出張があるそうなのでそのときには、ばらまけることでしょう。作りたての最初の1枚は、閲覧のA氏にお渡ししました。今後とも宜しくお願いいたします、A係長!というわけです(明後日から係員から係長に昇格)。

そういえば夜に、1年目に同じ係にいらしたFさんからメールがありました。Fさんは明日で定年退職、ということです。もうそんなにたつのですね…。色々なことをFさんから学びました。菜の花の最初の図書館生活スタートを一緒に過ごした先代係長とFさんには、感謝感謝なのです。係長の方は、昇格して偉くなって今も館内にいらっしゃいます。それが菜の花の最後の心の支えかな。来年くらいには異動されてしまうかもしれませんが…きっと菜の花はとても淋しく思うことでしょう。

時の流れは止まってはくれず。どんどん変化していきます。それをたのしめるようになれたら…良いですね。



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席の片付け

番外編。

間に合わないので、土日にこっそりと席の片付けに行きました。もう、引継ぎ書類とかそんな問題じゃないです、はい。席を片付けておくだけで手一杯。引き出しの中は片付きましたが、机の上の片付け完了率は57%くらいです。実際のところ、自分が異動するとは本気で思っていなかったのではないかと自分自身を疑い中です。本気で動くつもりなら、今頃よゆーで書類も整備されていて、机もキレイに違いないですから!…まあ何だかんだ言って、初異動なのですからこんなものかもしれません。そうなの、菜の花はこう見えてもまだ初々しいフレッシュな異動の人ですよ!む…「どこが?」という声と、色んなモノがあちこちから飛んでくるような気がするー。何故ー。誰ですか、菜の花のキャリアを5年くらいよゆーで上乗せしている人は!そんなに横柄かなあ、菜の花。でも結局、図書館員としては出来ない仕事がいっぱいです。

採用から3年。一貫して、「参考調査係」にいました。金曜日にも書いているように、ここの部署でやることは「レファレンス/参考図書選書/WWW・広報/リテラシー教育」が中心。他にはデータベース管理、統計、館内利用者端末管理、利用者用インターフェイスの改善(リンクリゾルバだとか)、抄録・索引誌の製本作業など。勿論、参考図書も管轄しているのでその装備や配架、修理、蔵書点検などもありますが、選書をするとあとは別の部署がまとめて発注をしてくれて、まとめて受入して、まとめて目録とって…と、準備万端でこちらに回してくれるので、資料の大きな流れとしては、最初と最後しか関わっていません。というわけで司書講習でメインになってくる「資料組織法」の内容などは、レファレンスで利用する以外、殆ど活かしていません。図書館の大きな役割としてよく「収集」「整理」「保存」「提供」が挙げられますが、このうちの「提供」が菜の花の仕事の中心になっていました。でもこれだけだと全然、図書館を理解した、図書館の仕事が出来るようになった、とは言えませんよね。菜の花の仕事は、とても偏っていたわけです。異動先に引継ぎをしに行って、その思いは益々強くなりました。ふつーの図書館員なら当然出来るはずなのに、菜の花には出来ない仕事が山ほどあるんだなあ、という。色々ありましたけれども、もう3年、でもまだ3年。次の異動先では、今まで携わらなかった仕事を沢山経験できそうですので、不安な反面、ちょっと期待してもいます。少しは菜の花、図書館員らしくなれるかもしれません。そんな菜の花は、ちょっと想像できませんけれども!


で、今日の首尾はー…結局片付かず、明日に持ち越し!です。あーあ。



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異動内示、引継ぎ

695日目。3年目で初異動。

異動の内示がありました。菜の花は4月1日付で、参考係から異動します。行き先は学内の某図書室です。前任者H氏は別の図書室の係長に昇任して出てゆかれます。引継ぎ書類はばっちりだ、と内示があった直後にH氏からメールが来たので、早速本日の夕方に引継ぎに行ってきました。

2時間ほど説明を受けて「うああああ」という感じ。驚くほどに、菜の花がこれまでの3年間にやってきたこととはまったく異なる業務でした。ある特殊資料群に関しては、受付(場合によっては発注)から目録作成(新規書誌作成含む)、装備に配架…という一連の流れをすべて、一人で行なうそうです。その図書室には他にも人がいるのですが、これに関しては誰も助けてくれないので頑張るように、ということでした。えええ。それ以外にも受入業務?のようなものは守備範囲のようですが、いかんせん菜の花、そういう資料を直接扱う業務は装備と配架、若干のローカル所蔵作成くらいしかやったことがないもので、どこまでが何なのかの概要すらあやしいです。何だかとてつもなく、図書館の人っぽい仕事。菜の花のような似非図書館員に、そんなことが出来るのか!?という不安が…。司書講習のときからしてすでに資料組織法とか、ちょー苦手でしたし。しばらくは「書誌調整」の嵐だろうなあと予想中。

それ以外の仕事は、カウンター当番、その図書室のWWW担当、利用者端末のお守り役、みたいです。はあ…そうですか。何だかその業務は出来そうな気がします。というか、その業務しか出来ない気がしますよ。。。

逆に、菜の花の後任の方は、4月1日にならないと引継ぎがまったく出来ないようなので、落ち着くまでの当面の間は、現在菜の花が参考係で行なっているWWW作業をそのまま持っていくことにしました…というか、出来るのか、二重生活?

それにしてもこの激変ぶりは凄いです。菜の花が3年間やってきた主な職務は「レファレンス/参考図書選書/WWW・広報/リテラシー教育」なわけですよ。それがこれから何年かやっていくであろう職務は一転して目録な感じ。ああ…これは菜の花、成長しちゃいますわ、きっと。しばらくは目録係長のところに入り浸りな気がします。ちなみに、今回の異動で当の目録の係長に昇任されたのは、現在同じサービス課である閲覧のA氏。おおお、A氏、出世。今までもめちゃくちゃ頼りまくっていましたけれども、これからは更にべったり頼ります!よろしくです!あと、雑誌のK女史にも。K女史は偉くなってサービス課へ降臨ですが、実は菜の花が今度異動するポストの、前々任者なのです。やはりこれから頼りますのでどうぞよろしく、ということで。更にもう一人、菜の花が頼れそうな人物が異動です。よくよくメールや内線で連絡を取り合っている某理系図書室Y嬢。彼女も今年異動で、菜の花と同じ学部の図書室へやってきます。ただし、場所はちょっと違うのですが。お隣の建物になります。早速連絡をとって、来週からよろしくね、ということで話がまとまりました(?)。ともに初めて同士、苦労を分かち合おうではありませんか!ということで。でも実際は、Y嬢の方がずーっと大変なポストなのですけれどもね。いわゆる「一人職場」というやつで。


いや…ホントに色々不安です。今まで頼っていた人の多くと離れてしまいますしね。どきどき。でもこの3年間で同じくらい多くの、頼れる人を発掘してきてもいるのだなあ、と思いました。最初は参考係に配属されたときのように訳が分からなくて、滅茶苦茶なことをしてしまうかもしれないですけれども、きっと何とかしていけるような、そんな希望もあります、というかあることにしておきます。うん、頑張ります。きっとこのブログもしばらくは「うわあああ」という大惨事ばかりになってしまいそうですけれども、それもまた面白そうなので、まだしばらく、もうしばらく、続けていこうかな、と思っています。ええ。


参考係員としてはあと2日。何とか最後までやり遂げたいと思います。まあ、心残りと残務もいっぱいありますけれどもね…。またいつか、参考調査に帰りたい、かも。何だかんだ言って、意外に向いていたかな、なんて思っていたりもする今日この頃なのです。適度にデジタルでね。


さて、それでは明日も机と書類の整理に行こうかなあ。。。



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送別会

694日目。もうすぐお別れ。

期待していた異動の内示は正式にはありませんでした。正確に言えば、まだ4月1日付異動が発表されていないという、うちの大学…。結構つわものだと思うのは菜の花だけ?…明日の午前中に発表があるそうです。なのに本日、送別会があったりする、謎は深まるばかりのうちの図書館。送られる人が不明な送別会とは、つわものを通り越してミステリィです。(あ、もしかしてこれこそがうちの係長の望んだ「図書館ミステリィ」!?)


午前カウンター当番のうちに、最近滞っていたリテラシー関連のファイル作成をしていました。何と一気に移行率50%に達しました!素晴らしい。が、ここまでの作業量は5時間くらい。このペースだと、1件につき10時間が必要ということに。流石に2件目になれば短縮されると思いますが、このペースはちょっとヤバイ感じです。もしもペースが一定で時間が短縮されないとすると、60件移行するのに600時間かかりますから、24時間不眠不休で25日間必要と…いやいやいや、そんなにかかるわけは…!絶対、短縮されますねえ、途中で。つまらない計算なんかしていないで、作業した方がいいですわー、さぎょうさぎょう。


システム課からうちが借りていたノートPCを、システム系のK氏が使いたいと仰って持っていかれました。で、しばらくして内線。何とそのノートPCが、システム課にてお亡くなりになったという訃報。ええぇぇぇ~。急死ですか!?一応、前日にそのPCを使っていたF氏に「何かおかしいことはあった?」と訊いてみました。動作が異常に重かった、ということでした。うーん、前触れ。とりあえず、うちの作業データは毎日吸い出しているので問題なし。助かった…。でも、お借りしていたPCがご臨終なので、次のPCが借りられるかどうかが結構不安です。まあ、何とかしましょう。


本日のメインの作業は、ファイル整理。PCのローカルとネットワーク上の二者に対して、さくさくと整理しました。まだまだ荒涼たる風景は広がっていますが、大分ましに。今度からはもっとちゃんと考えて、ファイル保存しようっと…。難しいなあ。3年前のスタート時にも思ったはずなのに、実現できていない辺りが。

でも菜の花、ローカルの方は…どこへ行くにも連れて行く積もりです。こっそりと。密やかに。だって「宙子さん」がいないと、菜の花はもう駄目なのですもの。我が戦友。研究室を出てくるときは、涙をのんで5年間愛し続けた測定器とお別れをしてきたわけですが、「宙子さん」はこれからも菜の花の商売道具であり続けてくれるツールなので…、やはり一緒にいたいと思います。代わりに、WWW作業の一部の引継ぎを延期して、しばらくフォローに入っていく予定。まあ…これからどうなるかなんて分からないのですけれどもね。


送別会のあと、もう少し。これでお話しするのは最後かと思うと、なかなか不思議な感じです。菜の花もちょっとだけ、この人の下で働いてみるのも面白そうだな、と思ってはいたのですよ、とこっそりここに書いておきましょう。だからって他大学から呼ばないで下さいよ?また、そちらの方に行ったらきっと寄りますのでよろしく、ということで。



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図書館ミステリ~

693日目。さくらさくら。

今日は、ちょっとした待ち時間があって、しばらくは大人しくネットワーク上に置いているファイル整理をしていたのですけれども、あまりにも誰も来てくれないので思いついて、ホワイトボードに落書きを始めました。何がいいかなー、と思っていたら「桜」と言われたので、絵柄は桜に。いつものポップ調のイラストにするつもりが、もう少し美術の授業っぽいものになりました。なかなか待ち人が来てくれないので、最初は1つだけ咲いていた桜に枝が足され、一枝の下には水面が描かれ、花びらが散り、更にはもう一枝増えて…と、どんどん大きくなっていきました。それもこれも、こんなろくでもない人を待たせるせいです、はい。ちなみに夜、その横にいつものちゅーりっぷを描いたら、却下されました。えー。というわけで、桜だけが生き残っています。


遠くから出張で人が来ました。午後はまるごと、その対応で。何だか自分はろくなこと言ってないなあ、と思いましたが、他の人だって別に名演説をしていたわけでもないし、まあいいかと思ったり思わなかったり。こういうとき、頭の良し悪し、回転の速さが分かりますね。菜の花は残念ながら、凡人です。うん、ホントに残念です。うちの館内にいる人で、能力とか経験とか性格は抜きにして、素の状態にあってそもそも頭の回転が速いな、優秀だな、という人は今のところ、システム課長がダントツだと思っているのですけれども、これについては本人に言っても「絶対思っていないだろう」と言われるので、ここに証拠として書き記しておきます。ホントに思ってます!はい。尊敬してます!…でも真似は出来ませんね。あと、机の上を片付けて下さい、かちょう(←苦言)。


今日は館内の写真を撮りまくりました。菜の花のベストショットは、庶務のM女史のアップ写真です!…嘘です。ホントは部長のアップ写真です!…それも嘘です。まあ、しっかり撮ったのでこれでOKということで。菜の花の任務完了。


そういえば、うちの係長はミステリが大好物です。最近は、野球中継のせいでミステリ系テレビ番組がおやすみになっているので禁断症状が出ているらしく、ミステリに飢えています。ので「図書館長は見た!」とか「図書館司書は見た!」…なネタを、誰かに書いて欲しいみたいです。図書館ミステリ~。
誰か、トライしてみませんか!?

「ある日、開館準備をしていたら、書架と書架の間に宙吊りの人間が!」とか。
「電動書架の間に圧死体が!犯人はいかにして安全バーを無効にしたのか!?」とか。
「館内見回り中に撲殺死体発見!その横には血染めの新聞縮刷版が…しかも遺体は、ある日の記事を指差していた…このダイイングメッセージの意味は!?」とか。
「一番端っこの書架の壁際の隙間で人の右腕を発見!更に別の書架と書架の隙間では左足が、利用率の低い書架の最上段に右足が…そして、普段立ち入らない貴重書室で胴体が…!次々と発見される首無し美人死体の一部(←大いなる矛盾)。犯人の真意は!?」とか。

…どうですか?駄目ですか。そうですか。


今日は異動の内示はありませんでした。明日には決まると思います。さて、異動か残留か。色々状況変化があるもので、今のところ残留の方がいいような気も、若干してきています。ちょっと問題勃発中の参考係なのでした。



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テーピング

692日目。ついにテーピング生活。右手が痛い。

腱鞘炎様の痛みが悪化したので、やむなくテーピングを始めました。テーピングって自分でするもの?と訊かれましたが、むしろ自分でしないものなのですか???菜の花にとって腱鞘炎は数年来の持病のひとつでもありますので、勿論えいや!で自分で貼ります、はい。

それにしても今日は、テーピングしておいて本当によかったです。というのも、図書の移動作業を行なったため。何もなしだったら、今頃のんきにキーボードも打てなかったかと思います、はい。助かりました。

それ以外は、まったりとWWW作業および自分のPCとネットワーク上に置きっぱなしになっているファイル群の整理。多分、明日か明後日辺りに4月1日付の異動が発表になるので、それに備えてどきどきしながら整理しています。

それからバイトさんに請求記号ラベルの印刷や貼りかえを教える、ということもやりましたね。1年目はそういうことを自分で沢山作業していたのですけれども、2年目以降の菜の花はひたすらWWW作業やらデジタルな世界の話ばかりやっていて、ちっとも参考図書に触れていなかったので、これはとても久し振り。あまりにも久し振りですっかり忘れていて、そこそこ右往左往でありました。駄目だー。何事も継続して行なわなくては。

久し振りついでに本の修理もしました。久し振りの割には綺麗に直ったので満足です。ちまちました作業は、テーピングで動き制限をしているのでちょっとやりづらいのですけれども、たまにやると愉しいものです。またやろうっと。



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手続き関係のトラブル

691日目。宇宙空間を飛んでいる夢を見た。

ちょっと不安定な気持ちを反映しているのでしょうか。やはり、異動の時期であるせいかもしれません。どうも2年前の異動でのトラウマがあって、この時期は不安定になりがちなのです、はい。その人事をした後に異動していった課長がこの前、久々にうちの図書館にいらっしゃっていたのですが「何かおいしいもののお土産」を所望しておいたにも関わらず、何も持っていらっしゃらなかったので、菜の花は再び恨みに思っていたりします。食べ物の恨みは恐ろしいぞう。異動の恨みも恐ろしいぞう。うーらーめーしーやー。

今日の発見。引越しのどさくさに紛れて1ヶ月以上行方不明だった参考図書が、ようやく発見されました。おおお、あったー!助かったー!!ホント、引越しは大変です。


本日は2コマ(=半日)カウンター。お昼当番の方は特に問題なかったのですが、夕方カウンターでトラブル発生。結構、走り回りました。とにかく状況が分からなくて。手続き上のトラブルでした。窓口だけがうちで、受け付けた後に管理課に上げて、そこで何かしたあとに閲覧さんにいって、そこで情報書き換えが行なわれて、ようやく完結する、という手続きがあるのですが、それがいつもなら1-2週間で完了することなのに、2週間前のものが完了していませんでした。責任者も、フローの最初も管理課なので、まずはそちらに連絡したのですが担当者不在。それどころか、担当しているたった1人しか、まったく事情が分からないというのです。他の管理課の人には「私は無関係ですから」で内線を切られてしまい、これ以上どうしようもなし。でも利用者さんは菜の花の目の前で座って待っていらっしゃいます。こうなっては仕方ありません、手がかりを求めて別フロアにある管理課まで走りました。しばらく担当者さんの席を荒らして書類を探しましたが見つからず。一旦戻って、事情を利用者さんに説明しましたが、後で調べてご連絡差し上げます、なんて言える状況でもなく、更にフローの次に当たる閲覧さんのところに書類を探しにいきました。この時点では、どちらに書類がスタックされているか分からなかったので、閲覧さんにも念のため当たることにしたのです。こちらも直接の担当者さんがおやすみで不在でしたが、閲覧のA氏がおやすみの方の机の上にあった書類を探して下さいました。結果、書類はこちらで発見。日付を見ると先週でした。ということは、管理課で1週間以上かかったあとに、閲覧係で3日ほど置いてあった、ということですか…。ついでに閲覧さんのところに管理課から来ている同様の書類が大量に見つかりました。処理日が全部同じ日付。どうやら管理課は、1週間以上分をまとめて処理しているようです。たまたま今回の利用者さんはそのまとめ始められた日に手続きをしていたようで、一番長い時間を経てしまった運のない日程だった模様。それが遅延の主原因ですか。それはおいておいて、とにかく手続きを完了させてもらいました。A氏は担当したことがないものの、やり方のマニュアルが整備されていたので手続きが出来ました。管理課は、他の人たちは無関係なので状況も何も分からない、で終わったわけですが、さすがに閲覧さんは係内のことであるためか、不在時でも他の担当したことのない人がある程度、何とかしてしまえるわけですね。

結局、他の業務との兼ね合いもあるので、ある程度まとめて処理するのは仕方ないことかとも思うのですが、それならそれで「今手続きすると、最大で4週間くらいかかります」の一言くらい、窓口にあってもいいように思うのです。一切の権限がなく、そもそもうちのカウンターで対応するようなことかどうかすら謎なことを、どうしてもお願いします、と無理矢理やらされている状態であるため、窓口になっているのに手続きのその後に関して、何の事情も教えてもらえません。なので、何かあればまずは管轄している管理課に問い合わせますが、その管理課が1人しか事情を把握していないとなると、その人が不在と言われてしまった時点でいきなり、事情を知るすべの殆どを奪われてしまいます。責任者もその人ひとりなので、結局頼るところはどこにもなく、何の事情も分からないままおろおろするカウンター当番がひとりで利用者さんに謝るばかり、利用者さんの方も「担当者がいません」以外何の説明もなされないために非常に不安になる、という寸法です。しかもこの手続き、一応金銭授受が発生しているのでそれがこんなアバウトである、というのはかなり致命的。菜の花自身がもしも今日の利用者さんだったら、この図書館は信用できない、と二度と近寄らないと思いますね。それくらいひどい対応だと思います。しかし大変温厚な方だったので、何だかんだで30分以上もお待たせしたのに怒ることも無く、お待ち下さいました。ありがたいことです。

その後、管理課とも少し話をしましたが、抜本的な改善はされそうにない雰囲気。お隣の相互さんの方が管理課の対応に大変怒って下さって、ずいぶん厳しく糾弾されていました。利用者さんを目の前にしないからこそ、理論ばかりが言えるのだ、と。そうかもしれませんが…なかなか難しいですね。内線で「担当者が戻らないと分からないから、連絡先だけ訊いて帰って頂いて」と言うのと、レファレンスにまだ慣れていない人に「ちょっと会議に行ってくるから、もしも難しくて分からないレファレンスがきたら、連絡先を訊いて、調査してから連絡します、と伝えておいて」と言うのは、どれくらい差異があるのかな、と…。まあ、レファレンス調査は難しいものだとみんなで知恵を出し合って、調査自体にも長時間が必要なこともあるので、担当者がいるとかいないとかの問題ではない場合が多いですけれども。色々と考え込んでしまいます。



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もう幾つ寝ると、WWW作業とさようなら?

690日目。おなかいっぱい。

今日もまるごと、WWW作業だった気がします。菜の花も採用されて3年、参考係にも3年。そろそろ異動の時期であろうということで、こんな生活もあと1週間ちょっとの命、かもしれません。いやー、WWW作業がなくなってしまったら、菜の花どうなっちゃうんでしょう。ふつーに図書館っぽいことをやるようになるのでしょうか。データベースとか、リテラシー教育なんかからも少し遠ざかって。就職してこのかた、そんなことをしたことがありませんから不安ですね。と言いつつ、2週間後も今と同じことをしていそうな気も、若干していたり。嬉しいような、悲しいような。基本的に、WWW作業は大好きなのです。ネットワークとか、ハードとかソフトとか、そういう技術的なことはからっきしですが、ネット世界で素人っぽく上滑りしているのは好きなのです、はい。HTMLをちまちま書いたり、ドット打ったりね。

というわけで、本日もぽちぽちとドット打ち。昨日の続きで、ちょっと大き目の絵の差し替え。5枚ほど作りました。昨日のうちに一番大変なところは乗り越えておいたので、今日は殆ど苦労する事もなく順調に仕上げ。


午後からは、業務システム関連の打ち合わせに出席。でも特にやることはありません。聞くとはなしに聞きながら(結局、聞いていたのかいないのか?)、ドット打ちの後処理を。さくさく。順調順調。

打ち合わせ後に出席していた業者さんを捕まえて、先週、倉庫にしまい込んだPCを引き取りに来てもらいました。倉庫の中で、すぐに出しやすいところに置いたはずなのに、その後別のものをどさどさと入れられたらしく、僅か1週間で奥へ追いやられていました。うわあ…。とりあえず、これでこのPCとは、さようなら。レンタル期間が終わって、引きあげられていくのです。まーたー会ーうー日までー(でも次は契約していないからもう会えない)。


そのあと、再びドット打ち。今度はアイコンを新規作成。派手になりました。何ということ。某Y氏曰く「クリスチャン・ラッセン風」だそうです。確かに。そして文字が見難い…。まあ、雰囲気が伝わればよいので。これに伴うサイト更新、ニュース作成。やっぱりえいごで詰まりました。むむむ、逃げを打とう。てきとうに。ここは日本なんですから、えーごは期待してはいけない。ということで。しかし、これだけ毎日えいごを読み書きしていて、どうしてとーいっくであんな成績をー。というか、この成績の人に、えいごで世界に向けて情報発信させるというのは間違っていると思います!ええ、思います!何とかしてよー。


リテラシー関連の某作業は、係長がPCと対話しながら(PCに毒づきながら)頑張っていましたが、うまくいっていないようでした。その様子を観察しながら、使いにくいシステムだー、と菜の花が毒づいていたら、システム開発の首謀者(え?)がやってきて、説明していかれました。慣れれば簡単だ、ということでしたが、えーと、同様のシステムを毎日毎日使い続けている菜の花でも、今回のシステムはかなり使いにくいのですが。これって、慣れない人が使うことを想定しているわけで、慣れたら使いやすい、というのはそれ自体が問題では…。と今、思いつきましたが、どうなのでしょう。

なんて、考えながら菜の花がやっていたのはこの作業ではなくて、上述のWWW作業だったりします。で、そのまま帰ってきてしまったので、結局今日も作業時間ゼロというオチでした。いやー…、なかなか時間がですねー…。



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そうだよね、と思った

689日目。色々と裏事情があるもので。

今日は、管理課長って大変だなーと思いました。苦労人です、I課長。でも笑顔を絶やさない、尊敬すべき上役です。


午前中は為になるお話を聞いてきました。あまりにも菜の花が思っていることを話して下さるので感動のあまり、メモが大作になりました。メモなのに。理系の目から見た図書館は、そういうものだ、という後押しをされたような気がします。もしかしたらこれ、理系人の偏見の目なのかもしれないですが。この話はまたそのうち。

そこでたっぷり打ったので、今日の日記はこれだけ。いや、単に少々手が痛いだけですが。これは文字を打ったせいではなくて、ドットを打ったためなのですけれどもね。またgifファイルをちまちまと直していたのです。とりあえず、一番大変そうな2つが終わったので、あとはまた続きを、という感じ。

あ、またリテラシー関連の作業を忘れた!一日5分以上が目標だというのに。仕方ないから明日、4日分くらいまとめてやるしかないのか…。



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公共図書館からやってきた質問者さんは

688日目。停電の名残。

朝から、一部利用者端末が正常にネットワークに繋がらない、という報告。見に行きましたが分かりませんでした。うーん、ネットワークが死んでいるのでしょうか。LANの挿し口を変えてみましたが、変化なし。うーん。困りました。システム課に行くしかないですか…。

ということで、システム系のK氏を伴って、再び利用者端末に向き合います。ハブが駄目なのではないだろうか、ということになったのですが、あいにくこの端末のハブは2つ上の階だった気がする、ということで2階分、階段を昇ります。が、途中でそこに入るためには元いた階の奥の方にある「機械室」で鍵を借りてこないといけないことに気付き、引き返しました。そしてまた2階分上がって鍵を開けて中を覗いたら、ハブが無い…。あ、これはもうひとつ下の階だった、ということになり、また1階分を階段で降りました。で、鍵を開けて中を見たら、今度は非常に高い位置にハブが設置されているのが分かったので、ここから3つ上の階に置いてある脚立を取りに行かなくてはならない、と気付きました。さあ、昇れ昇れ。で、3階分昇ったら今度は、鍵がかかっているために脚立の置いてある倉庫に入れず。この倉庫に入るためには、エレベータから行くしかないのですが、そのエレベータはこのフロアではその倉庫の中に出入口があるわけで、別の階に行って該当のエレベータに乗らなくてはなりません。というわけでもう1階、階段で上がって、それから入りたい倉庫の真上まで歩いて行ってエレベータに乗り、1階分下がりました。何このダンジョン…。さて、脚立を手に入れた菜の花とK氏でしたが、今度はハブのあるフロアまで降りなくてはなりません。乗ってきたエレベータでそのまま降りたいところですが、あいにくこのエレベータはハブの置いてあるフロアではやはり倉庫の中に繋がっており、その倉庫を突っ切るためには鍵が必要です。が、この鍵は手元に無い。というわけで、このエレベータで降りることが出来ません。だから何このダンジョン?…仕方ないので3階分降りたいところを2階分だけエレベータで降り、そこから歩いて移動して、また階段で1階分降りました。ようやくハブが見られるようになったわけですが、ハブ自体の異常がこの時点では分からず。一旦また、階段を降りて最初の利用者端末のところに戻りました。そこで、一度確認をしたいことが発生したので、菜の花は事務室に戻って事情を知る最初の不具合発見者(お隣の係長)に訊きに行くことにしました。

…が、ここでうっかりレファレンスでつかまってしまい、そのまま1時間…。ごめんなさいごめんなさいK氏。ようやく開放されて利用者端末のところへ戻ったら、当然K氏はいらっしゃらず。うーん、すみません。仕方ないのでもう一度システム課へ行って相談。その後、業務システムの不具合が発生したようでK氏をとられてしまいました。うーん。どうするよ?でもどうしようもないよ…(- -;)。すごすごとまた事務室に戻る菜の花。朝からこの件とレファでメールチェックすらしていない!という状況…。うーん、凄い。珍しい。戻ってきてから朝の「定例」を片付けた頃にはお昼のカウンター当番。今日は本当に時間が無い…。カウンターに入っている間に、管理課長を見掛けたので、この不具合の話をしておきました。この時点で菜の花は、前日の電気工事の影響を疑っていたのです。何しろ昨日、さっき見に行ったハブの置いてある付近で、電気工事が行なわれていたのですから、そりゃ疑います。その工事を管轄しているのが管理課なので、管理課長に相談しておいたというわけです。

ですが、結局これは誤解だったことが分かりました。というも、午後になってから再び確認に行ったところ、何と不具合が解消されたり再現したり、ふらふらとしているのを発見したのがきっかけで。…こ、これは…。急いでシステム課に行き、あたふたと状況を述べだしたところ、どうも要領を得なかったらしく、システム課長とK氏の両方の連れ出しに成功。曰く「見た方が早い。」すみません、説明下手で。まあ、このときも色々紆余曲折があって(途中で菜の花、「急ぎの用事で係長が呼んでます!」とお呼び出しもされたし)、最終的にはハブと電源の両方が駄目になっている、ということに落ち着いた模様です。交換してもらったら直りました。おおお。どうも週末に電気工事のために館内の停電をしたのですけれども、そのときにおかしくなってしまったみたいです。ほー。そういうオチでしたか…。そういえば管理課長に「電気工事のせいじゃなかったです」とお伝えするのを忘れていました。まあ、停電したのも電気工事のためだったので、遠因にはなっていますけれどもね。明日、お伝えしないと。と、ここにメモ。



ところで、途中で1時間をかけたレファレンス。事項について調べるということだったので、関連のNDCを紹介しようとしたのですが、どうも質問が応用的な内容であり、関連分野が大きすぎる割には項目としては立ってこないような微妙な立ち位置のものだったので、図書のキーワード検索はあまり役に立たず。多分、そのものずばりをタイトルに入れることはありえない感じ。仕方が無いので、キーワードを変えながらじっくり探っていって、ようやく幾つかの資料を挙げたのですが、質問者さんとお話をしていくうちに、最初の質問の中に入っていた言葉の意味を、どうやら質問者さん本人が理解されていないかもしれない、と途中で気付きました。一般用語として誰もが使う言葉なのですが、紹介しようとした本でその言葉が出てくる場合、その言葉について最低でも高校物理レベル、出来れば大学1-2年生程度の知識がないと読み解けそうにない、というのが菜の花の印象(←一応、菜の花の専門分野のひとつで、大学院生時代に近い内容の学部生向け授業でティーチング・アシスタントをしていたため、何となく見積もってみた)。

それで、少し検索するのはやめて質問者さんともう一度、お話してみました。レファレンスとは、闇雲に関係資料を提示すればよいというものではない、と菜の花は考えます。一番良いのは「調べ方を提示する」という道ですが(大学図書館は特に、教育機関であるがゆえにそういう回答が多い。資料を直接提示することは少ない)、学生さんではない質問者さんの場合は、時と場合に応じて回答する内容を変えます。今回は、ブラウジング探索のスタート地点となるNDCを提示しようと最初は思ったのですが、お話していくうちに明確になった「質問者さんが求めている資料」=「提供すべき資料」は、大学図書館にある「学部生向け資料」よりも平易な、一般向けの資料でした。何ということ!というわけで、うちではむしろ適切なものが事典くらいしかない状況だった(しかもその事典は何と現在、工事のため箱詰め中)という。

この質問者さんは、こちらにいらっしゃる前に公共図書館に電話をしたところ、「大学図書館に行った方がいい」と言われたそうなのですが、本当は少し大きめの公共図書館で探された方が、ずっと良い資料(自分が求めているものに近いもの)が手に入ったのではないかと思います。実際のところ、Webcat Plusの連想検索を使って探したところ、うちの大学図書館には所蔵がないけれども公共図書館にはある、という図書の方が、この質問者さんには魅力的だったのです。何故この質問者さんが公共図書館で特に何も調べないうちに、こちらに紹介されてしまったのかというのは恐らく、「論文が読みたい」というようなことを仰ったのではないかと推察します。一般の方だとよくある例です。一般の方の傾向として「論文」というと何となく信憑性が高い、と感じるようで、学術論文とは何か?という前にとりあえず「論文が読みたい」と仰るものの、実際に欲しいのは一般向けの解説であったりします。

論文でも、平易に書かれたものであれば一般の方でも読めるかと思うのですが、学術論文の場合は専門家が専門家に向けて書いているものが多いので、どれでもいい、とはなかなかいきません。まずは基本的な事項や研究の周辺事情をある程度おさえておかないと、単体で読めない場合も多いものです。調べたい事柄に対して基礎的知識が十分ではない、という場合は出来ればいきなり論文検索するよりはまず、基礎資料から順に当たる方が確実に理解できるのではないかと菜の花は思います。何でもひとっとびにはいかないということ。そもそも雑誌論文のどれもが査読つきではないので、本当に信頼性が高いかどうかは、「雑誌論文であるかどうか」よりも「どの雑誌に載った論文であるか?」の方がずっと大きなファクターだと思います、はい。

それでも学術論文を読みたい、という場合は勿論、探すお手伝いをします。それが我々、レファレンサーの使命というもので。今回も折角なので調べたいということだったため、後半はこの論文検索についてサポートしました。

ことばの壁もあるので(特に専門用語満載の英語の論文は、分野が違うとちっとも読めない!)、一般の方が探されるのは主に日本語の論文になるかと思いますが、その場合はCiNiiが一般公開されていますから、ご自宅、もしもインターネットの環境がなければ近所の公共図書館さんで(最近は公共図書館さんでも検索できるようにしているところが多いですね)、CiNiiを検索してみる、というのも手軽で宜しいのではないかと思います。

まあ、そんなこんなで折角遠くから来館されて質問者さんでしたが、必要な本はうちの大学ではなくこの質問者さんのご自宅近くの公共図書館さんに所蔵がありましたし、うちでコピーされた資料はそちらの公共図書館さんでも所蔵の資料、更には検索して頂いたCiNiiすらそちらの公共図書館さんで検索できてしまうもの、という結果になってしまいました。とりあえず、うちで出来そうなことはなるべくやったので、今度は公共図書館さんでじっくり探して頂きたいと思います。NDCやWebcat Plus、CiNiiなどについてはある程度説明しましたので、あいまいな記憶だったとしても、きっとどこかで「こんなのがあったはずなんだけど…」と伝える役にくらいは立つのではないかと思います。というわけで、1時間。




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プロフィール

HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)

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