菜の花の大学図書館日誌
理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。
集密書架にはご用心
- 2009/09/29 (Tue)
- 4-6年目(某文系図書室編) |
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114日目(通算811日目)。きゃー、せんせいっ!
書架から戻ってきた係長、危うく名誉教授の先生を「挟み殺すところだった!」そうです。…は、挟み殺す?一体、何を…!?
うちの図書室は積層書庫と通常書架から成っていますが、通常書架は雑誌架以外すべて、手動式の集密書架です。つまりは手でぐるぐるハンドルを回して、見たい書架の場所を開けるタイプなのですが。この集密書架で係長、いつも通りぐるぐる回して書架を開けていたら、何か障害物があったらしく。でも、周りの書架に人がいようものなら普通、自分の目の前の書架が迫ってくるわけですから「わー」とか「ぎゃー」とか声が聞こえそうなものではないですか。なのですが…万人が叫んで危機回避をしようとするわけでもないらしく…。ええ、そうです、名誉教授の先生が無言で書架に挟まっていたと。いや、実際には「挟まっていた」というところまでは、流石にいっていないと信じていますけど…、係長からしてみれば十分、冒頭の台詞にふさわしいほど驚いた!ということのようです。
集密書架ではそういう事故を避けるために、一応ちゃんと「ストッパー」がついていて(書架によって形は違う)、自分が中に入るときには両側の書架に対してストッパーをかけるものなのですけれども、先生、掛け忘れてしまわれたのでしょうか。かくいう菜の花も時々、掛けないで入っちゃうことがありますけど。いや、確か二ですね、他の人が近くの書架を開けたせいで書架に挟まれて圧死したという人は、一応菜の花は寡聞にして聞いたことがないですけれども(それこそ途中で「わー」とか「ぎゃー」と叫んで逃げますし、それで回している人が気付きますよね?)。でもちゃんとストッパーをかけないと、もしもグラっときたときに…、危ないですよ?地震は怖いです。ストッパーがかかっていてすら、挟まれたり本が落ちてきて直撃したりと危険がいっぱいですから。少しでも予防のため、きちんとストッパーはかけましょう、ね~。
なお、集密書架には電動式もありますが、こちらは大体「安全バー」がついていて、何か障害物に触れると自動的に緊急停止するようになっています。うちの大学にあるタイプだと、足元と胸くらいの高さの2箇所についていましたでしょうか。普通の姿勢をしていて、そのどちらにも当たらない人間はいないはずですので、人間が挟まれることは殆どありえません。猫や犬等の小動物だと、変なところ(中位の棚の上とか)にいたら挟まれるやもしれませんが。
ところでこの名誉教授のN先生に先立って、ご年配の卒業生さんが資料閲覧にいらっしゃっていました。で、書架でばったり出会ったお二人。片方は卒業生、片方は元教員。でも特に挨拶を交わされるわけでもなかったので、お知り合いではなかったのか、と思っていたのですが…。書架に配架に行ったSさんが「何か、お互いにちらちらっと見ている気がする」と証言。しばらくしてから、仲良くお話が弾んでいたようです。やはり、同じような時期に本学にいらっしゃったことがあるのかもしれません。後からカウンターで係長が、卒業生さんの方とちらっとお話されていましたが、この卒業生さんが学生の頃に、N先生はもう先生だったようです。それを聞いて考えてみると、N先生ってご年齢の割にお若いな~と。いつも和服だったのですが、今日はお洋服だったので余計に若そうに見えました。
いや、若そうといえば、N先生より更に年上の名誉教授の先生がいらっしゃるのですけれども、こちらの方が更に上をいかれているかも…。もう卒寿だというのに、肌の色つやがとてもよく、時々元気に歩いて図書館に現れます。耳も遠そうな様子はないですし、今でも論文を読んで書いて、研究活動も…。何というか、名誉教授って矍鑠とされた方が多いなあという印象。幾つになられても明晰ですしね。まあ、そういう方でないと図書館にはいらっしゃらないでしょうから、その時点で思い切りフィルターがかかってしまっているかもしれません。
本日もメインのお仕事は書誌作成、新着図書処理、それに新着郵便物の整理、若干の受入業務。昨日は神秘の国・中国を堪能しましたが、今日は今日でミステリアスなヨーロッパを満喫でした。いや、それってどうして、そうなる?みたいな…。これの書誌を作るのは…そこそこ骨が折れそうです。
そして今日は、メールに振り回されていました。菜の花の使っている業務用PCの調子が悪く、メール設定がとんでいたのです。幸い、菜の花の個人メールではなく、ネットワークメールを利用している係メールの方だったのですが(それも他の端末では問題ない)、今日に限って係メールでメールを出そうと思ったので若干困りました。メール設定は前にもとんでいて、そのときに再入力したのにまたとんでいたということで、多分またやっても同じことになりそう…。仕方ないので普段使いのメールソフトなどで係メールを使おうと思ったのですが…ひとつめの方で若干失敗。もうひとつのソフトの方に切り替えて設定して、そちらはうまくいったのですが、調子に乗って何も考えずに受信ボタンを押してしまったら、ネットワーク上のメールを全部削除してしまいました…。「受信したメールをサーバから削除する」というのにチェックが入ったままだったという。うわ。消した!みなさんのメール、消した!ごめんなさい!!とりあえず「まあそろそろ消した方がいいという話だったから、いい機会だし」ということで事なきを得たものの、次は早速送信したメールの文章がおかしかった!と送った直後に気付くという悲劇。海外宛に、英語で書いたメールだったのですが、1箇所、完了形にするつもりだった部分が、haveの代わりにjustになっていました。まあ、いいのですけれども…、とにかく雰囲気が伝わって「何かこの変なえいごを書く日本人が困っているらしい、資料を送ってやろう」と気付いてくれればいい、ということで…。送った直後には頭を抱えていましたが、その後ちゃんとお返事が来ていたので…、どうやら思いは通じたみたいです。あとは請求書がこないことを祈るばかり…。というのもこれ、寄贈資料の欠号を請求しているのですけれども、本来はこの資料、当然有料で売っているものなのですよね。でもこの資料に関しては、寄贈資料しか扱っていないので、いきなり代金請求されたら困ってしまいます…。ごめんなさい、と現物を返さなきゃ!なくらいです。。。さてさて…どうなりますか…。
書架から戻ってきた係長、危うく名誉教授の先生を「挟み殺すところだった!」そうです。…は、挟み殺す?一体、何を…!?
うちの図書室は積層書庫と通常書架から成っていますが、通常書架は雑誌架以外すべて、手動式の集密書架です。つまりは手でぐるぐるハンドルを回して、見たい書架の場所を開けるタイプなのですが。この集密書架で係長、いつも通りぐるぐる回して書架を開けていたら、何か障害物があったらしく。でも、周りの書架に人がいようものなら普通、自分の目の前の書架が迫ってくるわけですから「わー」とか「ぎゃー」とか声が聞こえそうなものではないですか。なのですが…万人が叫んで危機回避をしようとするわけでもないらしく…。ええ、そうです、名誉教授の先生が無言で書架に挟まっていたと。いや、実際には「挟まっていた」というところまでは、流石にいっていないと信じていますけど…、係長からしてみれば十分、冒頭の台詞にふさわしいほど驚いた!ということのようです。
集密書架ではそういう事故を避けるために、一応ちゃんと「ストッパー」がついていて(書架によって形は違う)、自分が中に入るときには両側の書架に対してストッパーをかけるものなのですけれども、先生、掛け忘れてしまわれたのでしょうか。かくいう菜の花も時々、掛けないで入っちゃうことがありますけど。いや、確か二ですね、他の人が近くの書架を開けたせいで書架に挟まれて圧死したという人は、一応菜の花は寡聞にして聞いたことがないですけれども(それこそ途中で「わー」とか「ぎゃー」と叫んで逃げますし、それで回している人が気付きますよね?)。でもちゃんとストッパーをかけないと、もしもグラっときたときに…、危ないですよ?地震は怖いです。ストッパーがかかっていてすら、挟まれたり本が落ちてきて直撃したりと危険がいっぱいですから。少しでも予防のため、きちんとストッパーはかけましょう、ね~。
なお、集密書架には電動式もありますが、こちらは大体「安全バー」がついていて、何か障害物に触れると自動的に緊急停止するようになっています。うちの大学にあるタイプだと、足元と胸くらいの高さの2箇所についていましたでしょうか。普通の姿勢をしていて、そのどちらにも当たらない人間はいないはずですので、人間が挟まれることは殆どありえません。猫や犬等の小動物だと、変なところ(中位の棚の上とか)にいたら挟まれるやもしれませんが。
ところでこの名誉教授のN先生に先立って、ご年配の卒業生さんが資料閲覧にいらっしゃっていました。で、書架でばったり出会ったお二人。片方は卒業生、片方は元教員。でも特に挨拶を交わされるわけでもなかったので、お知り合いではなかったのか、と思っていたのですが…。書架に配架に行ったSさんが「何か、お互いにちらちらっと見ている気がする」と証言。しばらくしてから、仲良くお話が弾んでいたようです。やはり、同じような時期に本学にいらっしゃったことがあるのかもしれません。後からカウンターで係長が、卒業生さんの方とちらっとお話されていましたが、この卒業生さんが学生の頃に、N先生はもう先生だったようです。それを聞いて考えてみると、N先生ってご年齢の割にお若いな~と。いつも和服だったのですが、今日はお洋服だったので余計に若そうに見えました。
いや、若そうといえば、N先生より更に年上の名誉教授の先生がいらっしゃるのですけれども、こちらの方が更に上をいかれているかも…。もう卒寿だというのに、肌の色つやがとてもよく、時々元気に歩いて図書館に現れます。耳も遠そうな様子はないですし、今でも論文を読んで書いて、研究活動も…。何というか、名誉教授って矍鑠とされた方が多いなあという印象。幾つになられても明晰ですしね。まあ、そういう方でないと図書館にはいらっしゃらないでしょうから、その時点で思い切りフィルターがかかってしまっているかもしれません。
本日もメインのお仕事は書誌作成、新着図書処理、それに新着郵便物の整理、若干の受入業務。昨日は神秘の国・中国を堪能しましたが、今日は今日でミステリアスなヨーロッパを満喫でした。いや、それってどうして、そうなる?みたいな…。これの書誌を作るのは…そこそこ骨が折れそうです。
そして今日は、メールに振り回されていました。菜の花の使っている業務用PCの調子が悪く、メール設定がとんでいたのです。幸い、菜の花の個人メールではなく、ネットワークメールを利用している係メールの方だったのですが(それも他の端末では問題ない)、今日に限って係メールでメールを出そうと思ったので若干困りました。メール設定は前にもとんでいて、そのときに再入力したのにまたとんでいたということで、多分またやっても同じことになりそう…。仕方ないので普段使いのメールソフトなどで係メールを使おうと思ったのですが…ひとつめの方で若干失敗。もうひとつのソフトの方に切り替えて設定して、そちらはうまくいったのですが、調子に乗って何も考えずに受信ボタンを押してしまったら、ネットワーク上のメールを全部削除してしまいました…。「受信したメールをサーバから削除する」というのにチェックが入ったままだったという。うわ。消した!みなさんのメール、消した!ごめんなさい!!とりあえず「まあそろそろ消した方がいいという話だったから、いい機会だし」ということで事なきを得たものの、次は早速送信したメールの文章がおかしかった!と送った直後に気付くという悲劇。海外宛に、英語で書いたメールだったのですが、1箇所、完了形にするつもりだった部分が、haveの代わりにjustになっていました。まあ、いいのですけれども…、とにかく雰囲気が伝わって「何かこの変なえいごを書く日本人が困っているらしい、資料を送ってやろう」と気付いてくれればいい、ということで…。送った直後には頭を抱えていましたが、その後ちゃんとお返事が来ていたので…、どうやら思いは通じたみたいです。あとは請求書がこないことを祈るばかり…。というのもこれ、寄贈資料の欠号を請求しているのですけれども、本来はこの資料、当然有料で売っているものなのですよね。でもこの資料に関しては、寄贈資料しか扱っていないので、いきなり代金請求されたら困ってしまいます…。ごめんなさい、と現物を返さなきゃ!なくらいです。。。さてさて…どうなりますか…。
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プロフィール
HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)
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