菜の花の大学図書館日誌
理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。
滝と、紫陽花
- 2010/05/24 (Mon)
- 4-6年目(某文系図書室編) |
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267日目(通算964日目)。雨雨雨~。
凄い雨の一日でしたね~。ホントに…。夕方前に、お隣の図書室のY女史が「何だか凄い音がしているけど、書庫大丈夫ですか?」と心配して見に来てくれました。何でも、うちの書庫の外壁側の渡り廊下を歩いていたら、あまりにも凄い水音と、地面がえぐれるほどの水勢で屋根から水が滴ってきているのを見聞きしたということで。3月だったかに一度、書庫内壁のひびから水が滴るという、書庫としてはありえないだろ!くらいのサプライズ的浸水がありましたが、その記憶も蘇り、まずは書庫の中を見に行きました。今日は特に濡れていないなあ。壁も湿ってはいないし…、うん、多分特に異常なし。大丈夫みたいですねえ。一応、外も見てくるか…、と行ってみたら。
…滝のように、でも間欠泉のごとく、降り注ぐ水が盛り土を削っていました…。ちょ…!もはや「ぽとぽと」とか「さらさら」とか、そういうものではなく「ばしっ、がしっ、がしっ…ぐわっしゃっ……!」みたいな、およそ水音とは思えない勢いで地面がえぐられていっています。直撃しているのは建物から少し離れた場所なのですが、そこがすでにえぐれて水たまりになり(ちなみにそこにあった土は、更に建物と逆側の溝に流れ込んでいたので、じきにあの溝は詰まることでしょう)、その上に水が落ちることで水滴がはねとび、建物側にも二次的に当たっていました。その結果がこれ。
建物の土台部分に泥の水たまりがー。
別の場所では柱部分の金属が露出してました…。どんな工事をしたんだろう?というのも気になりますが、それにしても危ないなあ…錆びますよ…。
とりあえず、今すぐ書庫が傾く~!とか、そういうことはないでしょうけれども。でもまあ、うっかり水の直撃を受けると、かなり危険です。後頭部だったら脳震盪くらい起こしそう。菜の花は、はねてきた水でどろどろになったくらいで済みましたけれども。屋根部分の排水機構がちゃんと働いていないせいでしょう。どこかが詰まっているか、またはそもそも排水の機構がないか…。チェックが必要ですね。
話は変わって。雨、ということで、今日からカウンターに彩りを添える造花が、カーネーションからアジサイにバトンタッチしました。梅雨気分~。で、ちょっとびっくりしました。アジサイって日本生まれだったのですね。おおお、勉強になってしまいました。というのも、このアジサイの造花を見た中国人の留学生さんが「この花は、いつ頃咲きますか?」と尋ねてこられたのです。今の時季から夏くらいが多いと思う、と答えて「中国ではいつ咲くの?」と聞き返してみたら「中国ではアジサイを見たことがない」と。へ?ないの?まあ地域によるかもですが…。で、調べてみて、日本で生まれた園芸品種だった、ということを知ったというわけです(典拠:日本大百科全書)。アジサイは今、うちの図書室の前でもこじんまりと咲き始めました。青っぽいので、この辺はアルカリ性かなあ、とぼんやりと思いました。アジサイの色は、アントシアニンの色。ナスやブルーベリーの色の素ですね。アントシアニンはpHが下がると赤に、上がると青になります。アジサイのガク(花びらみたいに見える、青や赤の色をしたところ)には、アントシアニンを溜め込んでいる液胞(?)が沢山あって、それぞれ赤だったり青だったりして(全部が同じ色ではない、というあたりに、細胞内環境の違いが見て取れる)、それらから全体としての微妙な色合いが生まれています。…というのを院生の頃にちまちまと実験室で観察してました。色素好き。
さて、本日のお仕事は。先週支払分の新着図書のうち、先生購入の本は頑張って書誌作成をしました。雑誌書誌もあり、図書書誌もあり、和図書もあり、洋図書もあり。なかなかバラエティ豊か。まあ、和図書は全部、中国書でしたけど。そうそう、今回から、すべての作成書誌をチェック依頼しないことになりました!o(≧▽≦)o 菜の花、半分卒業かもー。最近の作成書誌は、そこそこちゃんと出来てるぞ!(*^ー゚)bということで、菜の花の方でチェックをお願いするものしないものを選んで良いということです。いやあ、ようやくかー。まあ、まだ自分で作成するようになってから1年たっていないし、不安の残るものも多いので、まだそんなに減らせませんが、ぼちぼち自己判断OK!なものを増やしていきたいところです。
凄い雨の一日でしたね~。ホントに…。夕方前に、お隣の図書室のY女史が「何だか凄い音がしているけど、書庫大丈夫ですか?」と心配して見に来てくれました。何でも、うちの書庫の外壁側の渡り廊下を歩いていたら、あまりにも凄い水音と、地面がえぐれるほどの水勢で屋根から水が滴ってきているのを見聞きしたということで。3月だったかに一度、書庫内壁のひびから水が滴るという、書庫としてはありえないだろ!くらいのサプライズ的浸水がありましたが、その記憶も蘇り、まずは書庫の中を見に行きました。今日は特に濡れていないなあ。壁も湿ってはいないし…、うん、多分特に異常なし。大丈夫みたいですねえ。一応、外も見てくるか…、と行ってみたら。
…滝のように、でも間欠泉のごとく、降り注ぐ水が盛り土を削っていました…。ちょ…!もはや「ぽとぽと」とか「さらさら」とか、そういうものではなく「ばしっ、がしっ、がしっ…ぐわっしゃっ……!」みたいな、およそ水音とは思えない勢いで地面がえぐられていっています。直撃しているのは建物から少し離れた場所なのですが、そこがすでにえぐれて水たまりになり(ちなみにそこにあった土は、更に建物と逆側の溝に流れ込んでいたので、じきにあの溝は詰まることでしょう)、その上に水が落ちることで水滴がはねとび、建物側にも二次的に当たっていました。その結果がこれ。
建物の土台部分に泥の水たまりがー。
別の場所では柱部分の金属が露出してました…。どんな工事をしたんだろう?というのも気になりますが、それにしても危ないなあ…錆びますよ…。
とりあえず、今すぐ書庫が傾く~!とか、そういうことはないでしょうけれども。でもまあ、うっかり水の直撃を受けると、かなり危険です。後頭部だったら脳震盪くらい起こしそう。菜の花は、はねてきた水でどろどろになったくらいで済みましたけれども。屋根部分の排水機構がちゃんと働いていないせいでしょう。どこかが詰まっているか、またはそもそも排水の機構がないか…。チェックが必要ですね。
話は変わって。雨、ということで、今日からカウンターに彩りを添える造花が、カーネーションからアジサイにバトンタッチしました。梅雨気分~。で、ちょっとびっくりしました。アジサイって日本生まれだったのですね。おおお、勉強になってしまいました。というのも、このアジサイの造花を見た中国人の留学生さんが「この花は、いつ頃咲きますか?」と尋ねてこられたのです。今の時季から夏くらいが多いと思う、と答えて「中国ではいつ咲くの?」と聞き返してみたら「中国ではアジサイを見たことがない」と。へ?ないの?まあ地域によるかもですが…。で、調べてみて、日本で生まれた園芸品種だった、ということを知ったというわけです(典拠:日本大百科全書)。アジサイは今、うちの図書室の前でもこじんまりと咲き始めました。青っぽいので、この辺はアルカリ性かなあ、とぼんやりと思いました。アジサイの色は、アントシアニンの色。ナスやブルーベリーの色の素ですね。アントシアニンはpHが下がると赤に、上がると青になります。アジサイのガク(花びらみたいに見える、青や赤の色をしたところ)には、アントシアニンを溜め込んでいる液胞(?)が沢山あって、それぞれ赤だったり青だったりして(全部が同じ色ではない、というあたりに、細胞内環境の違いが見て取れる)、それらから全体としての微妙な色合いが生まれています。…というのを院生の頃にちまちまと実験室で観察してました。色素好き。
さて、本日のお仕事は。先週支払分の新着図書のうち、先生購入の本は頑張って書誌作成をしました。雑誌書誌もあり、図書書誌もあり、和図書もあり、洋図書もあり。なかなかバラエティ豊か。まあ、和図書は全部、中国書でしたけど。そうそう、今回から、すべての作成書誌をチェック依頼しないことになりました!o(≧▽≦)o 菜の花、半分卒業かもー。最近の作成書誌は、そこそこちゃんと出来てるぞ!(*^ー゚)bということで、菜の花の方でチェックをお願いするものしないものを選んで良いということです。いやあ、ようやくかー。まあ、まだ自分で作成するようになってから1年たっていないし、不安の残るものも多いので、まだそんなに減らせませんが、ぼちぼち自己判断OK!なものを増やしていきたいところです。
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プロフィール
HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)
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