菜の花の大学図書館日誌
理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。
遡及入力本の恐怖
- 2006/10/05 (Thu)
- 1-3年目(参考調査編) |
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119日目。
いつも通り、日課?であるサイトのメンテをして1日が始まります。
午前中に説明会に行きました。「図書検査」というもので、
うち(中央館)の職員が各学部にある図書室の検査にいく、
というのが年に1回あるそうなのですが、そのための説明会です。
検査って何するの?ということですね。何だか一気に色々言われて、
正直、何が何だか分からないです(苦笑)。
が、大丈夫。菜の花は事務補助員ですから。
検査には2人1組でいくのですが、菜の花は「補」の方なので、
きっとベテランな「正」の人たちが頑張って下さいます。。。
うん、きっと。そうであって欲しい。。。
戻ってきてから、少しだけ蔵書点検に。
今回は9ページ分あります。数は多分、320冊くらい。
しかし、僅かしか進まず。というのも、色々と問題がある本が多くて。
リストにないものが沢山。
それはつまり、オンラインで登録されていないもの。
うちの図書館では、今現在は、本を買ったらデータをコンピュータに
登録するわけです。で、オンライン目録で検索できるわけですが。
古い本だと、データが入っていないのですね。
少しずつ「遡及入力」していっているわけですが、何しろ数が多いですから、
未だに「未入力」な本が出てくるわけです。
今回の蔵書点検ではそういう本も一掃(つまり遡及入力してしまう)、
という大計画。で、そんな本がわさわさと出てきてしまったので、
整理に追われて結局9ページのうち1ページも終わらず。
明日に期待。
今回の問題児はこの「遡及入力」本。
これがですねー、凄いんですよ。
とある所蔵目録が第1集~第70集くらいまであるのです。
しかも38集より後ろには個々のタイトルがついていて
「○○文庫目録 その1」とかなっているのです。
問題は「その1」ね。その1があるわけですから、その2もあります。
その4とかもあります。でも、これがまた凄いんですぅ。
続いていないんです。つまり例えば40集がその1だったとしても、
その2は52集だったりするわけです。その3は65集とか。
意味が分からない。とても複雑な本です。
そして厄介なことにこの本のデータ、51集より後ろだけ、
すでにオンラインにデータが入っていたのです。
そして、その前までは…、凄く適当に1-5集で1冊、とか
48-51集までで1冊、とか製本されている!
(多分、昔のうちの掛の人の手によって…)何だコリャ。
中身としては、別に1-5集が1冊になっているからといって、
繋がっているわけでは全然ないのです。更に、
その1、その2は合冊製本されているのに、その3、その4は
それぞれ図書として所蔵がついているとか。
もう何が何だか。多分、説明も何が何だかなので、
これは誰にも理解されないかも…すみません。
とにかく、それくらい、摩訶不思議な世界が広がっていたのです。
たーいへん。
午後からは、ひたすら秋期講習の用意を。
もう嫌で嫌でたまりません。でも仕事ですからねー、仕方ありません。
菜の花、プレゼンはちょっとー。。。
まだまだ完成とはいえないかも。今日も手直しを。少しはよくなった?
いつも通り、日課?であるサイトのメンテをして1日が始まります。
午前中に説明会に行きました。「図書検査」というもので、
うち(中央館)の職員が各学部にある図書室の検査にいく、
というのが年に1回あるそうなのですが、そのための説明会です。
検査って何するの?ということですね。何だか一気に色々言われて、
正直、何が何だか分からないです(苦笑)。
が、大丈夫。菜の花は事務補助員ですから。
検査には2人1組でいくのですが、菜の花は「補」の方なので、
きっとベテランな「正」の人たちが頑張って下さいます。。。
うん、きっと。そうであって欲しい。。。
戻ってきてから、少しだけ蔵書点検に。
今回は9ページ分あります。数は多分、320冊くらい。
しかし、僅かしか進まず。というのも、色々と問題がある本が多くて。
リストにないものが沢山。
それはつまり、オンラインで登録されていないもの。
うちの図書館では、今現在は、本を買ったらデータをコンピュータに
登録するわけです。で、オンライン目録で検索できるわけですが。
古い本だと、データが入っていないのですね。
少しずつ「遡及入力」していっているわけですが、何しろ数が多いですから、
未だに「未入力」な本が出てくるわけです。
今回の蔵書点検ではそういう本も一掃(つまり遡及入力してしまう)、
という大計画。で、そんな本がわさわさと出てきてしまったので、
整理に追われて結局9ページのうち1ページも終わらず。
明日に期待。
今回の問題児はこの「遡及入力」本。
これがですねー、凄いんですよ。
とある所蔵目録が第1集~第70集くらいまであるのです。
しかも38集より後ろには個々のタイトルがついていて
「○○文庫目録 その1」とかなっているのです。
問題は「その1」ね。その1があるわけですから、その2もあります。
その4とかもあります。でも、これがまた凄いんですぅ。
続いていないんです。つまり例えば40集がその1だったとしても、
その2は52集だったりするわけです。その3は65集とか。
意味が分からない。とても複雑な本です。
そして厄介なことにこの本のデータ、51集より後ろだけ、
すでにオンラインにデータが入っていたのです。
そして、その前までは…、凄く適当に1-5集で1冊、とか
48-51集までで1冊、とか製本されている!
(多分、昔のうちの掛の人の手によって…)何だコリャ。
中身としては、別に1-5集が1冊になっているからといって、
繋がっているわけでは全然ないのです。更に、
その1、その2は合冊製本されているのに、その3、その4は
それぞれ図書として所蔵がついているとか。
もう何が何だか。多分、説明も何が何だかなので、
これは誰にも理解されないかも…すみません。
とにかく、それくらい、摩訶不思議な世界が広がっていたのです。
たーいへん。
午後からは、ひたすら秋期講習の用意を。
もう嫌で嫌でたまりません。でも仕事ですからねー、仕方ありません。
菜の花、プレゼンはちょっとー。。。
まだまだ完成とはいえないかも。今日も手直しを。少しはよくなった?
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プロフィール
HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)
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この記事へのコメント
はじめまして
非常勤をしていたらその面白さに取り付かれ、
来年度の試験を受けてみようと思ってさまよっていたらこちらに。
博士まで進んでしまったら仮に1次通っても2次で
落ちるかと思っていたのですが、受かる方は受かるんですね。来年度お仲間になれるように「一発合格」目指して頑張ります。
ちょこちょこ参考にさせていただきますね。
遡及作業はNDLのをやったこともありますが、
行った人によって違うので(今はデータ上に
作業者の名前を入れていますが)、あとから見ると
さっぱり分からないそうですね。問題だ。
書き込みありがとうございます。
(久し振りのコメントだー!(*^ ^*))
大学図書館で働いていらっしゃるのですね。
そして菜の花の元お仲間ですか。
博士まで行くと、なかなか就職がないのは確かに。
修士なら理系ならかなり一般的なんですけどね。
大学図書館で現在働いていて、内情を知った上で
「ここで働き続けたい!」という熱意は、
菜の花より全然上ですね!
菜の花の場合はまず、「図書館が好き」というより
「研究が好き」から動機が出てますからー。
人には向き不向きがありますね。
菜の花は研究は好きだけど、研究者に向いていませんでした。
だから研究をサポートする職業のひとつとして、
大学図書館司書が選択肢に入ったわけです。
そういう目的をはっきりと分析して、
じっくり語れれば、面接もOKかも!?しれません。