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菜の花の大学図書館日誌

理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。

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衝撃の事実が発覚!?

191日目。
出張中はこの数字にカウントしていないな、ということを思い出し、
ぼーっと考えてみると、密やかに出勤日が200日を越えたことに気付きました。
おおお、何かすっかり社会人って感じじゃないですか?
去年の今頃では考えられない生活をしながら、
一昨年の今頃では考えもつかなかった人生を歩んでいるなーと。
まさか自分が、研究者にならないで図書館員になっているなんて、
少なくとも2年前は夢にも思いませんでした、はい。
本人は勿論、ご両親も、親戚一同も、多くの知人も
びっくりしましたものねえ。
面接試験当日に内定の通知電話をかけてきた事務さんも、驚いてました。
何がって、あまりに突然すぎて思わず内定を断りそうになったので。
内定もらって困るならまさか受けに来ないだろうし、
心変わりするには早すぎる(最終面接からまだ数時間だ!)し。
まさか採用1名で拾った唯一の合格者に、
内定を蹴られそうになるとは思いもよらなかったらしく、
相当意表をついていたようです。


さて、そんなことをふと思い出したのも理由がありまして。
本日、パートのおばちゃんに「頼みがある!」と迫られまして。
何事かと思ったら、現在他の掛にいる若いパートのお嬢さん方の
相談にのってほしい、とのこと。何だそりゃ。
菜の花、恋愛相談も人生相談も無理ですよー。

どうも上の人たちが彼女達に、
「正規職員の採用試験を受けてはどうか」と勧めたらしいのです。
まあ、詳しくは個別大学の内情なので、
ここで書くようなことではないのですが。
図書館の現場の皆さまは人がよろしいから
言葉通りに受け取ったのかもしれませんが、
菜の花には策略のように思えて仕方ありません。ひねくれものかも。
非正規職員の雇用期限問題で揺れる当大学のこと、
年齢的にはまだ正規職員の試験が受けられる人には
受けさせておく方が得策、と考えたのかと。
つまり通ってしまえばまた新しいパートさんを雇うので
「優秀なベテランの非常勤職員を待遇が悪いままで働かせている」
とは言わせないぞ、と。ゼロからスタートですからね。
また積み上げるまで結構な時間がかかるはず。
しかも正規職員に菜の花のように完全など素人を採用するよりも
イチから仕事を教えなくてもよい分、らくらくです。
落ちたとしても「正規職員に通るだけの能力がなかった」ということで、
非常勤職員を続けても、正規職員に順ずる待遇にすることは出来ません、
と突っぱねられると。どちらに転んでも上にはいい話。
世の中は政治ですよ。どこにいても。…考えすぎ?
杞憂ならよいのですが。

まあ、また話をすることにしました。
菜の花の考える通りでもそうでなくても、通らないと駄目でしょうね。
頑張って勉強して頂いて、採用されてもらいましょう。
来年もきっと採用はあると思います(ない年も多いですけど)。
団塊世代が抜けていきますから、枠はあるでしょう。
でも3人抜けて1名しか取らない、とかなんですよね。。。


本日は時間の多くをwwwメンテ作業にとられました。
電子ブックに不具合があって。
…で、思い出したんですけど。
本日菜の花、気付いてしまいました。
電子ブックって…電子ブックって…商標登録されていたんですね。
特許庁の商標検索でもちゃんとHITしました。
あの、これってまずくないですかね。
色んな大学が使ってますから、訴えられはしないと思いますけど。
それに別に金銭的な被害も与えていませんし、住み分けてますし。
一般的な意味で使う場合の回避方法は「電子書籍」とのこと。
そ、そうだったのですか…。
英語のE-jounalが電子ジャーナルで定着しているので、
eBookも電子ブックでいいのかと思っていました。
ちなみに英語のeBookは一般名詞だと思います。
それを考えると「電子ブック」が商標として認められるなんて、
「電子メール」が商標登録されているのと同じレベルな気が…。
もう一般名詞となってます、と言い切れば使えるらしいのですが、さて?

とりあえず、掛長に慌ててご報告。
「えぇぇぇ~、どうしよう!」ということになりました。
どうなるんでしょう…。
これからグーグル・ブックサーチの日本語版がリリースされたら、
また別の名詞が出てきそうな気もしますしね。
その動向を探る方がよいかもしれません。


「参考図書(貸出不可)」のラベルは、本日すべて貼り終わりました。
IT事情の原稿は、電子ブックのところを書き始めて、
上のような状況にあったため微妙に頓挫しています。
あとは夕方カウンターで、まあまあの忙しさでした。


本日かなり時間をとったのはFAXによるレファレンス。
国際会議の名前が3つくらいやってきまして、
それが「インターナショナル・サイエンティフィック・
テクノロジカル・プロシーディングス」(Tが間違っているかも)という
会議録があるのですが、それに掲載されているか?というご質問。
何しろこの索引、菜の花開くの初めてなのでまず引き方が分からない!
年刊になっているのですが、厄介なことに「2002」に
必ずしも2002年の会議が載っていなかったりするのです。
2002には、1999年の会議も混じっているし、2000年も2001年も2002年もあります。
さすがに2003年はなかったですけど。
なので、指定された年代よりも新しいものは全部引かないといけない。
しかも冊子体しかないので、重いよーと言いながら大きな本を開くのです。

インデックスに開催地で引けるものがあったので、
とにかくその会議の開催地でひいて…。
と思って、レッツ・トライ。カナダのー、トロントー、あったー。
いっぱいトロントで会議してますね…と。
日本のー、東京ー、あったー。これも沢山。でも目的の会議はなし。
それからー、セントバーバラ?アメリカの。そこで菜の花、困りました。
どうもこの索引では、アメリカだけは州ごとに記載されているようです。
…あー、セントバーバラって何州だい?知らないなー…。
こそこそと事務室に戻ってとりあえず、ぐぐってみる菜の花…。むむむ。
カリフォルニアですか。そうですか。
また書架へ走る菜の花。
どたばたして、引いて、なくて、引いて、なくて…。
結局3件のうち1件は不明のまま。
回答を作成してFAXを送り返すまでに、実に1時間半を要しました。。。
あああ、勉強にはなりましたけどね。
ネットでも色々引いちゃった。どこかで無料公開してないかな、とか
どうしても見つからない会議の発表者を探して、そのオーサー名で引いたり。


そういえば本日、菜の花破壊活動を行なってしまいました。
線に足引っ掛けて、隣の掛の機械をがつんと一発、床に落として、
変形させてしまいました。ちょうど入口が曲がってしまい、
カードを差し込む機械だったのですが、カードが入らなくなりました。
あー!!引導渡しちゃったよー!!!
…と思いましたが、そちらの掛長は焦らず騒がず、ペンチを持って登場。
今日ほど隣の掛長がかっこよく見えたことはありません…
と言ったら失礼?いや、でも素敵な後姿でありました。
騒いでいたのは壊した本人(菜の花)だけでした。ゴメンナサイ。



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プロフィール

HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)

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