菜の花の大学図書館日誌
理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。
著作権の講義
- 2007/07/27 (Fri)
- 1-3年目(参考調査編) |
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308日目。金曜日。毎日暑いですね。
午前中は、昨日の続きでCSSやぷろーんを。
色々なサイトを参考にしますが、やはり構造的には
国立国会図書館のサイトが凄いなあと思います。
多ブラウザのフォローも忘れてませんし。
メールによるレファレンスが幾つか。
カウンターでのレファレンスは統計データをお探しの方が一件。
アメリカの国立機関は、なかなかお役立ちだということが分かりました。
やはり、大国はデータがしっかりしているという印象。
細かいデータ、大局的なデータが分かりやすくまとめられて
オンラインで全世界に向けて無料公開されているものです。
日本も悪くはないですが…、まだまだですね。
日本の場合は、古いデータがね…。
今のような感じになってから歴史が浅いためかな。
特に日本は、戦前戦後でがらりと制度やデータが変わった印象。
英国とかは凄いなあと思います。
議会資料が、こんな時代から残っている!って。
それにしても今時は、統計資料でまずネットを当たるのが
一番よい手になりつつありますね。
図書館員はとかく、紙資料に当たりたがりますし、
それが最善の手である場合もまだまだ多いですが、
少しずつ最善である手法がデジタルに移行しつつある気がします。
紙資料はしっかりしていて、信頼性も高く、後に残りますが、
オンライン資料に遠く及ばないことがひとつ。
即時性ですね。速さでは絶対に勝てません。
特に海外の統計資料は、1年2年たってから入荷することもありますから。
ただ、とにかく信頼性だけは気をつけないといけません。
紙資料は、出版社の目、書店の目、図書館員の目などを経て
図書館に入ってきますし、著者も明確、一度出したら改竄もきかない、
という様々な要因のお陰で、かなりの信頼性があります。
それに比べてネット上に落ちている資料は、
発信元を確認しないような初心者でも簡単に、直接手に入れられるので、
時々「とんでもデータ」に当たることもあります。
無責任なデータを無責任な人々が引用し、さらに孫引きし、
ネット上全体に嘘データが蔓延してしまうこともあります。
とにかく、オンラインでデータを探すときは何よりも、
発信元(そのデータの責任者)と典拠(元データ)を確認する癖をつけましょう。
…とか、たまには図書館員らしいことを言ってみる菜の花。
VPNを使わないで、認証方式で自宅からも学内と同じ範囲の
データベースや電子ジャーナルを使える仕組みを、
ようやく学内の情報のセンターで予算をつけることにしたようです。
会議でいい感触だった、というのをお聞きしていたのですが、
もう予算まで行ってるんだ、速いなあ、という感じ。
さすが、システム系の人たちは、普段から速い速い機器を使っているせいか、
やることなすこと速いのですね。素晴らしい。
他の学内事務も見習うべきです。ここまで速くとは言いませんけど。
予算の話は課長→係長→菜の花という風に降りてきました。順当ですね。
それで課長には「そんな話は聞いていない、報告するように」と
係長が言われたようですが、聞いていなくて当然ですね。
だって言ってないもん。それに言う必要がなかったというか。
だって元々この話はうちから上に上げたわけじゃないですもの。
システム系のY氏が海外出張で仕入れてきた情報を、
システム系Y氏→システム系の係長(→システム系の課長)→システム系の会議
と上げていって、それが情報のセンターで決定されて、
全体の会議→サービスの課長→参考の係長→菜の花
と来ただけですから、菜の花がサービス課長に言うことなんて、
何一つないじゃないですか。とても綺麗な情報伝達です。
勿論、上で勝手に決められても困るから、
元々情報を仕入れてきたY氏が、この話で直接業務削減が出来るはずの
実際の働き手である菜の花に、
「こういうのを上に言ったら、楽が出来ると思わない?」
と確認に来てくれたので、内容自体は知ってはいますけど、
それをうちのサービス課から上に上げるのは筋違いでしょう?
上は予算をくれるだけで、実際の情報はくれませんから、
横同士のつながりは重要です。
色々と事務事項では悩まされることが多いです。
超過勤務をするのに1週間前に申請するというありえない方式ですし。
タイムカードすらなくて、出勤簿にはんこだし。
今日は、超過勤務の1ヶ月の報告書を書いて出したら、
書き直しで戻ってきました。
1週間前に「1時間超過勤務します」と申請したのに、
急遽半休をとって午後からいなかった日があったので、
その日の超過勤務の実働時間を「0」と書いたら却下されました。
そういう正しい書類が受け取れないのがお役所仕事というやつです。
予定をそもそも抹消してしまった書類を提出しなくてはいけないとのこと。
この書類には「申請時間」「実働時間」「確認時間」という
時間に関する3つの項目があります。
(固有名詞は実は忘れたので大体の名前なんですけど)
「申請時間」は予めこれだけやります、と申告した時間。
「実働時間」は当日に実際はこれだけやりました、と書く時間。
「確認時間」は上司が「実際この人はこれだけやってましたよ」と書く時間。
だったら、1時間の予定を、急遽やめた場合は、
1,0,0になるのが道理じゃないですか?
それがそうならないから、何のために3つも欄があるんだ?と。
まあ、いいや。
そういえば。アメリカではブログで情報漏えいしたことを原因とする解雇を
「行なったことがある」とした企業が9%くらいあるらしい!
菜の花もそのうち、解雇されるかもしれませんね、と思う今日この頃。
何だかんだ言いつつ、好き放題書いていますからね。
いいですよ、いいですよ、臨むところですよ。
菜の花は意外なところでは自信家だから(普段は自信がないくせに)、
何とでも生きていける、と信じているのです。
養うべき家族もいなくて身軽だし、いざとなれば「優秀なふり」が出来ると。
真実有能かどうかは謎ですが。
怪我や病気で動けなくならない限り、どこでもやっていけると思います、ええ。
塾講師をしてもいいし、コンビニでバイトしてもいいし。
はて、もしもそうなったら、このブログのタイトルはどうなるんだろう。
中学生を相手の塾講師だったら、「菜の花の中学生日記」とか!?
午後からはまるごと、著作権関係の講義を聞きに行って来ました。
うーん、ちょっと時間を無駄に過ごしてしまったかも。
というのも、内容が去年の12月に3日間に渡ってじっくり受講してきた、
著作権関係の研修の、単なる簡略版という感じだったから。
まあ、復習にはなりましたけど…。PCでも持ち込んで、
CSSでもいじっていればよかった。
休憩時間はしっかり、選書してきましたけど。
最後にちょっと質問して来ました。
うちの図書館では、オンライン・データベースなどの使い方を、
そのデータベースの画面キャプチャを使って説明している
サイトやシートを作成しているのですが、
これって著作権法上、どうなのよ?ということを。
データベースの画面が著作物といえるかどうか、および
それをキャプチャすることが引用に当たるかどうか、の判断ですね。
まあ、大したことじゃないから、許諾を取っておく方が無難ですよ、
というアドバイスでした。やっぱりね。
でも海外の業者さんだと英語で許諾を求めるのが
菜の花には敷居が高すぎなのですよ。あー。
事務室に戻ってきたら凄いことになっていました。
半日いないと、色々な書類がたまるたまる。
ちぎっては投げ、ちぎっては投げ、で片付けて、
最後が見計らいの本。
大学生協の書籍部が持ってきてくれたようです。
菜の花の机にどーんと大きいのが置かれてました。
えーと、生物学関係の事典ですが。
菜の花が好きそうな。
が!引き方が分からない!
閲覧さんのA氏にも見て頂いて、色々引いてみました。
うーん…、悪くないけど…、悪くはないけど、
これって本当に引きに来てもらえる事典なのだろうか?
かなりの悩みどころですね。
悩んで悩んで、最後に金額を見て、満場一致で却下されました。
高い。高すぎる。
この半額なら買おう、でもこの値段でこの内容は買えないぞ、と。
面白い事典ではあるのですが。
でも広告文句と中身にちょっと乖離がありました。
もしもこれ、広告に載っていただけなら買っていたかも。
そして受入してから「あれ、こんなものだとは思わなかった」と
がっかりしていたかも。選書はなかなか難しい。
夜はまた、ネットワークの遠隔研修を。
5章構成の第2章は5つの大項目からなっていて、
昨日までに1つめの大項目は終了していたので、本日は第2項目を。
LAN接続の基礎です。スター型とかバス型とかリング型とか。
ネットワーク研修、この研修の内容だけだったら全然理解できなかったかも。
ネットで見つけた、ネットワーク講座をこつこつ読み進めているのですが、
これと同じような内容なんですよね。で、そっちのが詳しい。
ただしこの研修の方がビジュアル。
両方揃ってようやく、菜の花には理解できてきたようです。
頑張って即席ネットワーク初級者になろうっと。
午前中は、昨日の続きでCSSやぷろーんを。
色々なサイトを参考にしますが、やはり構造的には
国立国会図書館のサイトが凄いなあと思います。
多ブラウザのフォローも忘れてませんし。
メールによるレファレンスが幾つか。
カウンターでのレファレンスは統計データをお探しの方が一件。
アメリカの国立機関は、なかなかお役立ちだということが分かりました。
やはり、大国はデータがしっかりしているという印象。
細かいデータ、大局的なデータが分かりやすくまとめられて
オンラインで全世界に向けて無料公開されているものです。
日本も悪くはないですが…、まだまだですね。
日本の場合は、古いデータがね…。
今のような感じになってから歴史が浅いためかな。
特に日本は、戦前戦後でがらりと制度やデータが変わった印象。
英国とかは凄いなあと思います。
議会資料が、こんな時代から残っている!って。
それにしても今時は、統計資料でまずネットを当たるのが
一番よい手になりつつありますね。
図書館員はとかく、紙資料に当たりたがりますし、
それが最善の手である場合もまだまだ多いですが、
少しずつ最善である手法がデジタルに移行しつつある気がします。
紙資料はしっかりしていて、信頼性も高く、後に残りますが、
オンライン資料に遠く及ばないことがひとつ。
即時性ですね。速さでは絶対に勝てません。
特に海外の統計資料は、1年2年たってから入荷することもありますから。
ただ、とにかく信頼性だけは気をつけないといけません。
紙資料は、出版社の目、書店の目、図書館員の目などを経て
図書館に入ってきますし、著者も明確、一度出したら改竄もきかない、
という様々な要因のお陰で、かなりの信頼性があります。
それに比べてネット上に落ちている資料は、
発信元を確認しないような初心者でも簡単に、直接手に入れられるので、
時々「とんでもデータ」に当たることもあります。
無責任なデータを無責任な人々が引用し、さらに孫引きし、
ネット上全体に嘘データが蔓延してしまうこともあります。
とにかく、オンラインでデータを探すときは何よりも、
発信元(そのデータの責任者)と典拠(元データ)を確認する癖をつけましょう。
…とか、たまには図書館員らしいことを言ってみる菜の花。
VPNを使わないで、認証方式で自宅からも学内と同じ範囲の
データベースや電子ジャーナルを使える仕組みを、
ようやく学内の情報のセンターで予算をつけることにしたようです。
会議でいい感触だった、というのをお聞きしていたのですが、
もう予算まで行ってるんだ、速いなあ、という感じ。
さすが、システム系の人たちは、普段から速い速い機器を使っているせいか、
やることなすこと速いのですね。素晴らしい。
他の学内事務も見習うべきです。ここまで速くとは言いませんけど。
予算の話は課長→係長→菜の花という風に降りてきました。順当ですね。
それで課長には「そんな話は聞いていない、報告するように」と
係長が言われたようですが、聞いていなくて当然ですね。
だって言ってないもん。それに言う必要がなかったというか。
だって元々この話はうちから上に上げたわけじゃないですもの。
システム系のY氏が海外出張で仕入れてきた情報を、
システム系Y氏→システム系の係長(→システム系の課長)→システム系の会議
と上げていって、それが情報のセンターで決定されて、
全体の会議→サービスの課長→参考の係長→菜の花
と来ただけですから、菜の花がサービス課長に言うことなんて、
何一つないじゃないですか。とても綺麗な情報伝達です。
勿論、上で勝手に決められても困るから、
元々情報を仕入れてきたY氏が、この話で直接業務削減が出来るはずの
実際の働き手である菜の花に、
「こういうのを上に言ったら、楽が出来ると思わない?」
と確認に来てくれたので、内容自体は知ってはいますけど、
それをうちのサービス課から上に上げるのは筋違いでしょう?
上は予算をくれるだけで、実際の情報はくれませんから、
横同士のつながりは重要です。
色々と事務事項では悩まされることが多いです。
超過勤務をするのに1週間前に申請するというありえない方式ですし。
タイムカードすらなくて、出勤簿にはんこだし。
今日は、超過勤務の1ヶ月の報告書を書いて出したら、
書き直しで戻ってきました。
1週間前に「1時間超過勤務します」と申請したのに、
急遽半休をとって午後からいなかった日があったので、
その日の超過勤務の実働時間を「0」と書いたら却下されました。
そういう正しい書類が受け取れないのがお役所仕事というやつです。
予定をそもそも抹消してしまった書類を提出しなくてはいけないとのこと。
この書類には「申請時間」「実働時間」「確認時間」という
時間に関する3つの項目があります。
(固有名詞は実は忘れたので大体の名前なんですけど)
「申請時間」は予めこれだけやります、と申告した時間。
「実働時間」は当日に実際はこれだけやりました、と書く時間。
「確認時間」は上司が「実際この人はこれだけやってましたよ」と書く時間。
だったら、1時間の予定を、急遽やめた場合は、
1,0,0になるのが道理じゃないですか?
それがそうならないから、何のために3つも欄があるんだ?と。
まあ、いいや。
そういえば。アメリカではブログで情報漏えいしたことを原因とする解雇を
「行なったことがある」とした企業が9%くらいあるらしい!
菜の花もそのうち、解雇されるかもしれませんね、と思う今日この頃。
何だかんだ言いつつ、好き放題書いていますからね。
いいですよ、いいですよ、臨むところですよ。
菜の花は意外なところでは自信家だから(普段は自信がないくせに)、
何とでも生きていける、と信じているのです。
養うべき家族もいなくて身軽だし、いざとなれば「優秀なふり」が出来ると。
真実有能かどうかは謎ですが。
怪我や病気で動けなくならない限り、どこでもやっていけると思います、ええ。
塾講師をしてもいいし、コンビニでバイトしてもいいし。
はて、もしもそうなったら、このブログのタイトルはどうなるんだろう。
中学生を相手の塾講師だったら、「菜の花の中学生日記」とか!?
午後からはまるごと、著作権関係の講義を聞きに行って来ました。
うーん、ちょっと時間を無駄に過ごしてしまったかも。
というのも、内容が去年の12月に3日間に渡ってじっくり受講してきた、
著作権関係の研修の、単なる簡略版という感じだったから。
まあ、復習にはなりましたけど…。PCでも持ち込んで、
CSSでもいじっていればよかった。
休憩時間はしっかり、選書してきましたけど。
最後にちょっと質問して来ました。
うちの図書館では、オンライン・データベースなどの使い方を、
そのデータベースの画面キャプチャを使って説明している
サイトやシートを作成しているのですが、
これって著作権法上、どうなのよ?ということを。
データベースの画面が著作物といえるかどうか、および
それをキャプチャすることが引用に当たるかどうか、の判断ですね。
まあ、大したことじゃないから、許諾を取っておく方が無難ですよ、
というアドバイスでした。やっぱりね。
でも海外の業者さんだと英語で許諾を求めるのが
菜の花には敷居が高すぎなのですよ。あー。
事務室に戻ってきたら凄いことになっていました。
半日いないと、色々な書類がたまるたまる。
ちぎっては投げ、ちぎっては投げ、で片付けて、
最後が見計らいの本。
大学生協の書籍部が持ってきてくれたようです。
菜の花の机にどーんと大きいのが置かれてました。
えーと、生物学関係の事典ですが。
菜の花が好きそうな。
が!引き方が分からない!
閲覧さんのA氏にも見て頂いて、色々引いてみました。
うーん…、悪くないけど…、悪くはないけど、
これって本当に引きに来てもらえる事典なのだろうか?
かなりの悩みどころですね。
悩んで悩んで、最後に金額を見て、満場一致で却下されました。
高い。高すぎる。
この半額なら買おう、でもこの値段でこの内容は買えないぞ、と。
面白い事典ではあるのですが。
でも広告文句と中身にちょっと乖離がありました。
もしもこれ、広告に載っていただけなら買っていたかも。
そして受入してから「あれ、こんなものだとは思わなかった」と
がっかりしていたかも。選書はなかなか難しい。
夜はまた、ネットワークの遠隔研修を。
5章構成の第2章は5つの大項目からなっていて、
昨日までに1つめの大項目は終了していたので、本日は第2項目を。
LAN接続の基礎です。スター型とかバス型とかリング型とか。
ネットワーク研修、この研修の内容だけだったら全然理解できなかったかも。
ネットで見つけた、ネットワーク講座をこつこつ読み進めているのですが、
これと同じような内容なんですよね。で、そっちのが詳しい。
ただしこの研修の方がビジュアル。
両方揃ってようやく、菜の花には理解できてきたようです。
頑張って即席ネットワーク初級者になろうっと。
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プロフィール
HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)
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