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菜の花の大学図書館日誌

理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。

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自分の不甲斐なさを思う

228日目。病院送りになってきました。が、全然大したことないらしい。
でも明日か明後日も来るように、と言われました。行かなきゃ…。

もう、朝から来週のことが気がかりで気がかりで仕方ありませんでした。
いきなり月曜日の朝はひとりだし…。今朝は3人なのに。
本当にひとりきりになってしまうのです。これ、初めてでは。
うちは3人いますから、1人休んでも、必ず2人はいます。
事実、今年度の1年間は1日たりとも2人が同時に休む日はありませんでした。
4月2日は、別に周りが異動するから気分はひとり、ではなく、
辞令交付がまだなので、本気でひとりなのです。

来年度の新体制は、掛長と菜の花と、週30時間パートのお嬢さん。
そう、パートさんが参考掛に登場するのは初です。
つまり、体よく人員削減されてしまうのです、来週から。
削減分はどこの時間かと申しますと、朝の時間ですね。
開館のときがマイナス1名になることになります。

来週からは、掛長か菜の花のどちらか1人が休むだけで朝はひとり。
ひとりかー。。。開館準備、どうしよ…、と考え込んでしまいます。
まあ、ささーっと適当に済ませるしかないですねえ。
もうひとつ、手は打ってあります。お隣の相互さんに助っ人要請。
相互さんの方もこちらのことは心配して下さっていて、
その辺りは快く引き受けて頂けました。よかった。

にしても、新体制第1日目は新掛長が辞令交付のため
午前中いらっしゃいませんから、とりあえずひとりの菜の花…。
何か、淋しいー。
お隣の相互さんの方で親しくさせて頂いているKさんも異動でいなくなりますし。
めちゃくちゃ、淋しいー。
菜の花は何も変わらないのに、周りがいきなり一転して、
全然知らないところに放り込まれてしまうみたいな不安を感じます。


で、この不安を更に煽るような本日のレファレンス。
午後からのカウンター当番では菜の花、滅多打ち!?です。
きたー!!!菜の花の一番の苦手、議会資料ーっ!!!
なにもですねえ、このタイミングで来なくてもですねー…ぶつぶつ。
皆目分かりません!としか言いようがありませんでした。言いませんけど。
一番心配している分野で、タイムリーに困惑しましたよ。
結局、掛長に頼りまくりで。もう途中で泣けてきちゃいましたよ。

でもね、来週これが来てたらどうしてたよ?菜の花?
掛長を呼んでいたのですか?別の課から。それは無理ですよね。
自分で解決出来なかったのは本当に悔しいです。
まあ実際…、掛長すらとても苦労なさっていたから、
あれは菜の花では手も足も出ないというレベルなのでしょうけれど…。
でもカウンターに出ている以上、自分で何とかしたい。
出来ない自分はやっぱり、悲しい。

打ちひしがれ中のところに別のレファレンスが飛び込んできました。
横ではまだ、掛長が議会資料、対応中。
相互さんのカウンターを占領して、始めました。
英語で書かれた小説の和訳版をお探しでした。5つほど。
これが、非常に難しい。というのも、全部短編だったのです。
長編だと、本のタイトルになっているのが普通ですから、
原題が分かっていれば比較的簡単に邦訳にたどり着けることが多いのですが、
短編だと短編集に入っていますよね。
短編集のタイトルと、短編そのもののタイトルは、一致しないことが多いです。
そして、多くの本のデータというものは、短編集に収録されている
個々の短編のタイトルを詳細に載せていないのです。
新しい本だと目次情報のあるものも増えてきていますが、
今回のご依頼は50年前に著者がすでに亡くなっているような小説など。
うーん…。
まずは元々の原著の短編が何という本に収録されていたか?を探し、
それの邦訳版を探す、というのが一番手っ取り早そう。
…としましたが、この方法ですべては探せず。
ちなみにこのとき使ったツールは、Google Book Searchです。
古い洋書を探すなら、かなり便利です。
実際、本文まで読めましたね、今日探した小説の場合。
すでに著作権が切れていますから出来る芸当。
あとはGoogleで気長に邦題を探すばかり…。

5つのうち、3つは邦訳が見つかり、本の所在も確認。入手可能。
1つは多分これでは…?というものが見つかりましたが絶版で、
その上全国の大学図書館はおろか、公共図書館でも見つからず。
アマゾンなどの大手オンライン書店を巡りましたがすべて入手不可。
ようやく古本を検索する、スーパー源氏で発見。
でも現物確認できないから、本当にこれでOKか謎。
もう1つは、元々の小説が掲載された雑誌しか分からず。
どうやら60年くらい前に、アメリカで人気の婦人雑誌に掲載されたようで。
でも未だに人気があるのかも。イギリスかどこかのラジオ局(?)で、
この小説の朗読番組がヒットしましたから。凄い。
これはどこかに入っていそうなんですけど…でも見つからないなあ。

とりあえず、かなり四苦八苦。
全然役に立てません、菜の花。
昨日も同じようにショックを受けたし…。
何か、ここにきて自分の頼りなさを、
思いっきり突きつけられることばかりで辛いです。しくしくしく。

レファレンスでばたついたため、今日は春季講習会の準備進まず。
かなり厳しいです。
4月第1週、新掛長にお見せする前に、現掛長に見て頂きたかったのに。
このペースでは絶対に無理です。ああ。。。

引継ぎで図書館報の編集委員会に菜の花が入ることになりました。
今まではうちの掛のFさんがやっていたことです。
お疲れ様でした…。後任として頑張らせて頂きます。

あとは、来週の歓迎会の準備のため、終業後に電話電話メール。
注文を出したり、報告を書いたり。ああ、本当にばたばた。
こんな苦しい年度末になるなんて、先週の今頃は思いもよらなかったなあ。
だって先週の今日なんか、事務室にひとり、ぽつーんと置き去りー(T-T)
…って、言ってましたよ。
ところがどっこい、今度は事務室にどころじゃないですよ。
掛にひとり置き去りですよ。
そして来週の今頃は…どうしているのでしょうか。
想像なんて出来ません。先週の菜の花がそうだったように。
先週の今日の菜の花は、これからもずっと同じような日が
続いていくのだと思っていました。
いや、ずっと、ではないかな。
もう1年したら掛長が出てしまって新しいメンバーになるけれど、もう1年は。
あと1年は。
きっとこのままで。
来週の今頃の菜の花は、一体何を思っているのでしょうか?
まあ…来週になれば分かります。

あと1日。
頑張っていきたいと思います。
菜の花、泣いちゃうかもー。



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プロフィール

HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)

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