菜の花の大学図書館日誌
理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。
継続前誌・後誌
- 2007/07/17 (Tue)
- 1-3年目(参考調査編) |
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300日目。ついに。
本日の困ったことは、背中が痛いってことでしょうか。3連休、きっちり休ませて頂きましたけど(台風対応で係長は出勤されていて、申し訳ないことでした、本当は菜の花が一番近くに住んでいるので、行くべきでした)。で、絶好調であるべきなのですが、もう朝から痛くて痛くて。
頭の半分は「いたいいたいいたい」の無限ループ。
もう半分は「PCおかしいー、動かないー」の無限ループ。
全然、実効的には動いてない!
そう、朝イチからいきなりPCが不調。恐ろしいまでの重さ。何なのか分からず、色々やってみました。どうやらアンチウイルス系のソフトのせいらしい、とあたりをつけ、対応してみて、まあ気分の問題分くらいはよくなって、でもまだおかしい。どうしてだ!?と。結局最後まで、すっきりとは直らず。
ただ、マウスのクリックボタンの反応がおかしい、というのは確か。マウス抜いてしまえば、最後の方は問題なく動いてました。
しかし、この連休中に、一体何があったのか、このPC?
ぱすふぁいんだー作成のための新システム開発のための聞き取り調査がありました。よいものが出来るといいですね。
レファレンスは幾つか。比較的、利用案内に留まらない質問が多かったか。でも、特筆するほどのレファレンスでもなかったかな。雑誌の配列で、継続前誌・後誌のマジックはありましたけど。
継続前誌・後誌とは。
学術雑誌というのは、何十年と出続けている息の長いものが多いのですが、その長い歴史の中、途中で誌名が変わることも多々あります。こういう変更の履歴を「誌名変遷」と呼びます。変遷したとき、変更前のタイトルを「継続前誌」、変更後のタイトルを「継続後誌」といいます。これは1対1対応とは限りません。つまり。
「雑誌A」と「雑誌B」が、合併して1つの「雑誌C」になる場合は、継続前誌はAとB、継続後誌がC。
逆に、「雑誌D」が2つとか3つに分かれたら、継続後誌が複数になります。
今回のレファレンスにあった雑誌は、かなり複雑。継続前誌があり、更に後誌が3つもあって、分裂したものですね。…と思ったら、お探しのものはこの継続前誌の方、これならまだ単純、と思ったら、名前が分かりにくかったのです。
継続前誌の方が長い名前で、その後ろの部分をなくしたタイトルに置き換わったらしいのですね。で、探しているのは長い名前の方。
うちの雑誌書架はABC順配列なので、後ろの部分がなくなった方が先にきます。同じ雑誌の続き物なのに、年代としては古い継続前誌の方が、名前で並べると後ろに来てしまうのです。これが書架で見つけられなかった、というレファレンスでした。色々とね、図書館での本探しにはコツと熟練がいるのです。
蔵書が見つからない、カード目録をひいてもらえますか?というお問い合わせの応えが「国立国会図書館の近代デジタルアーカイブで全文公開されています」だったりね。意外に見つけられないものですね。そろそろ慣れて図書館の人っぽくなってきたか、菜の花も。
うちの係のM嬢に「採用面接でもしもこんなこと聞かれたら、何と答えますか?」と最近、よく訊かれます。へ?菜の花なら?
例えば「リテラシー能力はどのようにしたら身に付けられると思いますか?」。
そうだなあ。半分半分ですよね。
半分は理論、半分は実践による経験値の積み上げか。どちらかだけでは駄目だと思います。作曲と同じかな。
作曲には感性とか、自分のオリジナリティが大切ですが、れっきとした音楽理論もまた、存在します。新しいものを作るときは、この理論を逸脱することもあるでしょうが、まったく的外れにはならないでしょうし、逸脱したものも次の世代では新たなる理論の一部として取り込まれていくでしょう。
理論とは常に成長するものです。だから、理論と実践は、どちらかずつをやるのではなく、ある程度並行して、行きつ戻りつしていく必要があるでしょう。
そのバランスが大切かな、というのが菜の花的返答ですね。
これは先週訊かれてその場でお答えしたことです。
本日は…「最近気になっていることは?」を訊かれました。
へ?最近気になっていること?そうだなあ…。
「鰻かな…」
土用の丑も近いし。
…菜の花、駄目?落ちる?(苦笑)
ま、採用されてしまえばこちらのものさ!ってことで。
本日の困ったことは、背中が痛いってことでしょうか。3連休、きっちり休ませて頂きましたけど(台風対応で係長は出勤されていて、申し訳ないことでした、本当は菜の花が一番近くに住んでいるので、行くべきでした)。で、絶好調であるべきなのですが、もう朝から痛くて痛くて。
頭の半分は「いたいいたいいたい」の無限ループ。
もう半分は「PCおかしいー、動かないー」の無限ループ。
全然、実効的には動いてない!
そう、朝イチからいきなりPCが不調。恐ろしいまでの重さ。何なのか分からず、色々やってみました。どうやらアンチウイルス系のソフトのせいらしい、とあたりをつけ、対応してみて、まあ気分の問題分くらいはよくなって、でもまだおかしい。どうしてだ!?と。結局最後まで、すっきりとは直らず。
ただ、マウスのクリックボタンの反応がおかしい、というのは確か。マウス抜いてしまえば、最後の方は問題なく動いてました。
しかし、この連休中に、一体何があったのか、このPC?
ぱすふぁいんだー作成のための新システム開発のための聞き取り調査がありました。よいものが出来るといいですね。
レファレンスは幾つか。比較的、利用案内に留まらない質問が多かったか。でも、特筆するほどのレファレンスでもなかったかな。雑誌の配列で、継続前誌・後誌のマジックはありましたけど。
継続前誌・後誌とは。
学術雑誌というのは、何十年と出続けている息の長いものが多いのですが、その長い歴史の中、途中で誌名が変わることも多々あります。こういう変更の履歴を「誌名変遷」と呼びます。変遷したとき、変更前のタイトルを「継続前誌」、変更後のタイトルを「継続後誌」といいます。これは1対1対応とは限りません。つまり。
「雑誌A」と「雑誌B」が、合併して1つの「雑誌C」になる場合は、継続前誌はAとB、継続後誌がC。
逆に、「雑誌D」が2つとか3つに分かれたら、継続後誌が複数になります。
今回のレファレンスにあった雑誌は、かなり複雑。継続前誌があり、更に後誌が3つもあって、分裂したものですね。…と思ったら、お探しのものはこの継続前誌の方、これならまだ単純、と思ったら、名前が分かりにくかったのです。
継続前誌の方が長い名前で、その後ろの部分をなくしたタイトルに置き換わったらしいのですね。で、探しているのは長い名前の方。
うちの雑誌書架はABC順配列なので、後ろの部分がなくなった方が先にきます。同じ雑誌の続き物なのに、年代としては古い継続前誌の方が、名前で並べると後ろに来てしまうのです。これが書架で見つけられなかった、というレファレンスでした。色々とね、図書館での本探しにはコツと熟練がいるのです。
蔵書が見つからない、カード目録をひいてもらえますか?というお問い合わせの応えが「国立国会図書館の近代デジタルアーカイブで全文公開されています」だったりね。意外に見つけられないものですね。そろそろ慣れて図書館の人っぽくなってきたか、菜の花も。
うちの係のM嬢に「採用面接でもしもこんなこと聞かれたら、何と答えますか?」と最近、よく訊かれます。へ?菜の花なら?
例えば「リテラシー能力はどのようにしたら身に付けられると思いますか?」。
そうだなあ。半分半分ですよね。
半分は理論、半分は実践による経験値の積み上げか。どちらかだけでは駄目だと思います。作曲と同じかな。
作曲には感性とか、自分のオリジナリティが大切ですが、れっきとした音楽理論もまた、存在します。新しいものを作るときは、この理論を逸脱することもあるでしょうが、まったく的外れにはならないでしょうし、逸脱したものも次の世代では新たなる理論の一部として取り込まれていくでしょう。
理論とは常に成長するものです。だから、理論と実践は、どちらかずつをやるのではなく、ある程度並行して、行きつ戻りつしていく必要があるでしょう。
そのバランスが大切かな、というのが菜の花的返答ですね。
これは先週訊かれてその場でお答えしたことです。
本日は…「最近気になっていることは?」を訊かれました。
へ?最近気になっていること?そうだなあ…。
「鰻かな…」
土用の丑も近いし。
…菜の花、駄目?落ちる?(苦笑)
ま、採用されてしまえばこちらのものさ!ってことで。
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プロフィール
HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)
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