菜の花の大学図書館日誌
理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。
新たなる刺客25冊
- 2007/02/20 (Tue)
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202日目。エンジンかかってくるはずの火曜日。
本日はカウンター当番の予定がなかったので、朝のメール・チェックと
サイト・チェックのあと、昨日ラベルを貼り終わったかの35冊を書架に戻して、
そのついでに新たなる遡及入力本を取りに行って、
午前中から遡及入力をさくさくとやる予定だったのですが。
午前当番の掛長がミーティングに行くことになったので、
菜の花が代わることに。はあい、とりあえずその前に遡及入力本を
取りに行くだけ行きました。35冊は戻しましたよ。
次に来たのは全部足すとさっきの35冊よりも分厚い25冊。
こんどはアメリカの人名辞典。(35冊はアメリカの科学関係の人名辞典。)
またもラベルがぼろぼろだったので、(文字がまったく判読不能)
これも貼りかえになります。またかー。
とりあえず丁度時間だったので25冊とともにカウンターへ。
カウンターではこれらの資料IDが背表紙の請求記号ラベルから
完全に消えてしまっていたので、1冊ずつ開いて中の表紙にある
資料IDの入っているハンコを読み、それをメモ。
更に原簿(うちの大学が持ってい百万冊を越える資料の1つ1つの
資料IDがすべて入力されているという噂…いやされてるんですが)の
データベースを確認。これ、資料IDは全部入ってますけど、
タイトルは全部は入ってないんですよね。遡及入力していないものは、
番号と、所蔵している場所の情報(どこの部局の図書室か)しかありません。
あ、捨てている場合は除却フラグが立ってますけど。
まあ、メモした資料IDをこの原簿で検索してみて確認。
ここでもしも、中央館(うちです)所蔵じゃなかったり、
タイトルがすでに入っていたりしたら何かが間違っています。
遡及入力が終わっているか、または菜の花の目が節穴で、
資料IDが間違っているか、誰かが間違えて遡及したか…。
25冊とも、間違いなく未遡及のうちの本でした。
途中で外線がかかってきました。え、菜の花名指し?
いつからそんな人気者に?
受けてみると、利用者の方でした。
大分前から2度ほどメールでレファが来ていた方が、来館するそうです。
14時に来ます、とのことでした。びっくりして思わず
「え、駄目です」と応えてしまいました。うっかりです。
本日、丁度14時から菜の花、ミーティングだったんですよねー。
ま、いっか、ということで「どうぞ、お待ちしてます」としておきました。
午前中は掛内でミーティングが少しあって終わり。
午後からは早速、遡及入力を始めました。
今回はかなりスムーズ。スピーティー。
さすがの菜の花も学びましたね。
前回の大ボケを、生かしましたね。素敵!
14時に時間通り、利用者さんがいらっしゃいました。
で、レファだったのですがー…、あー、駄目!お手上げ!
本当に僅かしか分からず。
オンライン・データベースでは手をつくしました。
それで、午後からのカウンター当番のFさんにお任せすることに。
冊子体を使わせたら、Fさんの方が菜の花より断然、上。
段違いとか格違いというレベルですらなく、
比べるのすらためらわれますわ~というくらいの違い。
というわけで、Fさん、よろしくお願いいたしますぅ。
で、菜の花はミーティングへ。
本日の話し合いは、前々から懸案事項、リンクリゾルバの話。
ついに、導入決定しました。そのための打ち合わせです。
システム課の課長を中心に、情報系の掛と、雑誌さんと、
うち(参考)が集まってミーティング。
入ることは決まったので、もう実務的な話でした。
どこの掛がどのような設定などを担当するか、というような。
うちは、リンクのソースとターゲットの選定&設定、
それに広報や説明ページの作成などをすることになりました。
リンクリゾルバというのは、データベースなどで記事を検索したとき、
ヒットした記事本文へのリンクを提供するサービスです。
具体例を挙げましょう。
ウェブ・オブ・ナレッジで検索をします。
Aという雑誌に載っているBという論文がヒットしました。
ウェブ・オブ・ナレッジはデータベースですので内部に全文は持っていません。
でもうちの大学はAという雑誌の電子ジャーナルが読めるとします。
その場合、ヒットした結果の隅っこに「リンクリゾルバ」というサービスの
アイコンがちょこんと載っているようにします。
利用者がこのアイコンをクリックすると…、
リンクリゾルバが起動します。リゾルバは一生懸命読み取って、
Bの論文の情報を読み取ります。
つまりAという雑誌の、何巻何号にのっている?という情報を、
データベースから受け取ります。で、自分の中に持っている
「うちの大学で読める電子ジャーナルタイトル情報」と照らし合わせ、
電子ジャーナルがあるぞ!というときは
「全文はこちら」なんてリンクを出してくれます。
利用者はそれをクリックすると、直接Bという論文に飛べます。
もしも不幸にして電子ジャーナルでない雑誌だった場合は、
「うちの大学のオンライン所蔵目録を探しますか?」なんて聞いてきたり、
さらに「他の大学の所蔵を探しますか?」なんて聞いてきたりします。
結構、根はいいやつなんです、リンクリゾルバ君。
さて、この例では、ウェブ・オブ・ナレッジが「ソース」、
たどり着いた先の電子ジャーナル提供元が「ターゲット」となります。
うちの掛のお仕事は、どのデータベースに「全文探すぞ!」な
リゾルバ君を入れるかということと、実際にそれを設定することです。
うーん、菜の花全然分かんなーい。…言ってみた。言ってみただけ。
IT関係の研修を申し込んだのですが、応募多数のため
1大学1名とせよ、というお達し。うちの大学からは2名出していましたが、
菜の花のライバルの方は、掛長から沢山理由を並べられてしまい、
「じゃあ、そちらが行って来て下さい」としか言えず。微妙。
菜の花、IT系弱いんですよねえ。ソフトにもハードにも。
いまいち、理解できないんです。
簡単な入門書でも読もうかな、と時々思うのですが、
簡単な入門書は簡単すぎて駄目。
菜の花が理解したいのは、ういんどうずの操作方法とか、
デジカメ画像の取り込み・加工の仕方とか、そんなのではなく、
ネットワークというのがどういう原理で繋がっているか、とか、
もう少し根っこの部分なのです。理論的というか。
まあ、こつこつ勉強するしかないのかな。今更、って感じもしますが。
でもそういう基本的なことを理解しないでパソコンを使っているのは、
何となく居心地が悪いです。みんなよく知っていたものなあ…学科の人。
昔のPCの話とかよくしていました。菜の花には未知の世界。
そう、学部生の頃は物理の同期で講義の合間に控え室に集まって、
100円ラジオを分解してその回路について検討したりしましたねー。
あのときどうして入っているか分からない、
余分な抵抗が1つあって凄く議論が盛り上がったのです。
どうして、少しでも安く作らなければならない100円ラジオに、
無駄な抵抗が入っているのか?って。
でもその後、実はあの抵抗のお陰でノイズが低減できていたってことに、
回路設計しているときに気付いてしまい、物理って凄いかも、と
実感した菜の花なのでした。あー、ローカルな話題。
夕方、何とか遡及入力完了させました。終わったー。
で、資料IDラベルと、請求記号ラベルを印刷、用意。
あとは再受入でまた装備しなおしの洋書が4冊ほどやってきたので、
これらのラベルはがし(今回は簡単だった)とラベル貼り、そして配架。
まあ、そんな感じでした。
配架中に突如思い出して、昼間のレファの続きを少しやりましたが進展はなし。
明日は、本日遡及入力が終わった25冊のラベルはがしをします。
あ、そうそう、夜にエプロンを買ってきました。ついに。
明日はこれを持っていくつもり。ラベルはがし、汚れるんですよね。
というわけで、新兵器(?)、初お目見え予定です。
本日はカウンター当番の予定がなかったので、朝のメール・チェックと
サイト・チェックのあと、昨日ラベルを貼り終わったかの35冊を書架に戻して、
そのついでに新たなる遡及入力本を取りに行って、
午前中から遡及入力をさくさくとやる予定だったのですが。
午前当番の掛長がミーティングに行くことになったので、
菜の花が代わることに。はあい、とりあえずその前に遡及入力本を
取りに行くだけ行きました。35冊は戻しましたよ。
次に来たのは全部足すとさっきの35冊よりも分厚い25冊。
こんどはアメリカの人名辞典。(35冊はアメリカの科学関係の人名辞典。)
またもラベルがぼろぼろだったので、(文字がまったく判読不能)
これも貼りかえになります。またかー。
とりあえず丁度時間だったので25冊とともにカウンターへ。
カウンターではこれらの資料IDが背表紙の請求記号ラベルから
完全に消えてしまっていたので、1冊ずつ開いて中の表紙にある
資料IDの入っているハンコを読み、それをメモ。
更に原簿(うちの大学が持ってい百万冊を越える資料の1つ1つの
資料IDがすべて入力されているという噂…いやされてるんですが)の
データベースを確認。これ、資料IDは全部入ってますけど、
タイトルは全部は入ってないんですよね。遡及入力していないものは、
番号と、所蔵している場所の情報(どこの部局の図書室か)しかありません。
あ、捨てている場合は除却フラグが立ってますけど。
まあ、メモした資料IDをこの原簿で検索してみて確認。
ここでもしも、中央館(うちです)所蔵じゃなかったり、
タイトルがすでに入っていたりしたら何かが間違っています。
遡及入力が終わっているか、または菜の花の目が節穴で、
資料IDが間違っているか、誰かが間違えて遡及したか…。
25冊とも、間違いなく未遡及のうちの本でした。
途中で外線がかかってきました。え、菜の花名指し?
いつからそんな人気者に?
受けてみると、利用者の方でした。
大分前から2度ほどメールでレファが来ていた方が、来館するそうです。
14時に来ます、とのことでした。びっくりして思わず
「え、駄目です」と応えてしまいました。うっかりです。
本日、丁度14時から菜の花、ミーティングだったんですよねー。
ま、いっか、ということで「どうぞ、お待ちしてます」としておきました。
午前中は掛内でミーティングが少しあって終わり。
午後からは早速、遡及入力を始めました。
今回はかなりスムーズ。スピーティー。
さすがの菜の花も学びましたね。
前回の大ボケを、生かしましたね。素敵!
14時に時間通り、利用者さんがいらっしゃいました。
で、レファだったのですがー…、あー、駄目!お手上げ!
本当に僅かしか分からず。
オンライン・データベースでは手をつくしました。
それで、午後からのカウンター当番のFさんにお任せすることに。
冊子体を使わせたら、Fさんの方が菜の花より断然、上。
段違いとか格違いというレベルですらなく、
比べるのすらためらわれますわ~というくらいの違い。
というわけで、Fさん、よろしくお願いいたしますぅ。
で、菜の花はミーティングへ。
本日の話し合いは、前々から懸案事項、リンクリゾルバの話。
ついに、導入決定しました。そのための打ち合わせです。
システム課の課長を中心に、情報系の掛と、雑誌さんと、
うち(参考)が集まってミーティング。
入ることは決まったので、もう実務的な話でした。
どこの掛がどのような設定などを担当するか、というような。
うちは、リンクのソースとターゲットの選定&設定、
それに広報や説明ページの作成などをすることになりました。
リンクリゾルバというのは、データベースなどで記事を検索したとき、
ヒットした記事本文へのリンクを提供するサービスです。
具体例を挙げましょう。
ウェブ・オブ・ナレッジで検索をします。
Aという雑誌に載っているBという論文がヒットしました。
ウェブ・オブ・ナレッジはデータベースですので内部に全文は持っていません。
でもうちの大学はAという雑誌の電子ジャーナルが読めるとします。
その場合、ヒットした結果の隅っこに「リンクリゾルバ」というサービスの
アイコンがちょこんと載っているようにします。
利用者がこのアイコンをクリックすると…、
リンクリゾルバが起動します。リゾルバは一生懸命読み取って、
Bの論文の情報を読み取ります。
つまりAという雑誌の、何巻何号にのっている?という情報を、
データベースから受け取ります。で、自分の中に持っている
「うちの大学で読める電子ジャーナルタイトル情報」と照らし合わせ、
電子ジャーナルがあるぞ!というときは
「全文はこちら」なんてリンクを出してくれます。
利用者はそれをクリックすると、直接Bという論文に飛べます。
もしも不幸にして電子ジャーナルでない雑誌だった場合は、
「うちの大学のオンライン所蔵目録を探しますか?」なんて聞いてきたり、
さらに「他の大学の所蔵を探しますか?」なんて聞いてきたりします。
結構、根はいいやつなんです、リンクリゾルバ君。
さて、この例では、ウェブ・オブ・ナレッジが「ソース」、
たどり着いた先の電子ジャーナル提供元が「ターゲット」となります。
うちの掛のお仕事は、どのデータベースに「全文探すぞ!」な
リゾルバ君を入れるかということと、実際にそれを設定することです。
うーん、菜の花全然分かんなーい。…言ってみた。言ってみただけ。
IT関係の研修を申し込んだのですが、応募多数のため
1大学1名とせよ、というお達し。うちの大学からは2名出していましたが、
菜の花のライバルの方は、掛長から沢山理由を並べられてしまい、
「じゃあ、そちらが行って来て下さい」としか言えず。微妙。
菜の花、IT系弱いんですよねえ。ソフトにもハードにも。
いまいち、理解できないんです。
簡単な入門書でも読もうかな、と時々思うのですが、
簡単な入門書は簡単すぎて駄目。
菜の花が理解したいのは、ういんどうずの操作方法とか、
デジカメ画像の取り込み・加工の仕方とか、そんなのではなく、
ネットワークというのがどういう原理で繋がっているか、とか、
もう少し根っこの部分なのです。理論的というか。
まあ、こつこつ勉強するしかないのかな。今更、って感じもしますが。
でもそういう基本的なことを理解しないでパソコンを使っているのは、
何となく居心地が悪いです。みんなよく知っていたものなあ…学科の人。
昔のPCの話とかよくしていました。菜の花には未知の世界。
そう、学部生の頃は物理の同期で講義の合間に控え室に集まって、
100円ラジオを分解してその回路について検討したりしましたねー。
あのときどうして入っているか分からない、
余分な抵抗が1つあって凄く議論が盛り上がったのです。
どうして、少しでも安く作らなければならない100円ラジオに、
無駄な抵抗が入っているのか?って。
でもその後、実はあの抵抗のお陰でノイズが低減できていたってことに、
回路設計しているときに気付いてしまい、物理って凄いかも、と
実感した菜の花なのでした。あー、ローカルな話題。
夕方、何とか遡及入力完了させました。終わったー。
で、資料IDラベルと、請求記号ラベルを印刷、用意。
あとは再受入でまた装備しなおしの洋書が4冊ほどやってきたので、
これらのラベルはがし(今回は簡単だった)とラベル貼り、そして配架。
まあ、そんな感じでした。
配架中に突如思い出して、昼間のレファの続きを少しやりましたが進展はなし。
明日は、本日遡及入力が終わった25冊のラベルはがしをします。
あ、そうそう、夜にエプロンを買ってきました。ついに。
明日はこれを持っていくつもり。ラベルはがし、汚れるんですよね。
というわけで、新兵器(?)、初お目見え予定です。
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プロフィール
HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)
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