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菜の花の大学図書館日誌

理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。

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オンライン目録の質問作成

322日目。新しい週の始まり。

最近、誰もブログで話しかけてくれないので淋しい菜の花です。
だって、淋しがりやさんなんだもん。(可愛く言っても駄目?)

朝、wwwメンテをして、ほーっと一息ついたところに、
来月の出張のための文書を早く下さいメールが来ました。
図書館の業務システムのリプレイスがあるので、
参考にするために他大学の状況を見に行く出張です。
菜の花はオンライン目録のサブグループの代表で、
某O大学へお出掛けするのです。
で、先方にする質問を、先に送ることになっていたのですが、
これが木曜日までに、と言っていたのがもう少し早く!になったらしく。
えー。だってまだ何にもやってないよー。

ということで、必死で午前中はオンライン目録をひきまくり!
うちの大学と、O大学とK大学をそれぞれひいて、
所要時間とヒット数を実測。レポートにまとめました。
いやあ、大作が出来ました!
出来ましたけど…質問は出来てない…。
意味ないじゃん!

で、午後はカウンター当番をやりながら、必死で質問作成。
うわああああ、これもまた大作に!
…ってゆーか、これ、質問される方もたまったものじゃないですね。
菜の花だったら

「こんなもん、答えられるかー!!!」

って、投げてしまいそうですよ。
多いわ細かいわ、何だか分からないわで。
自覚はありますが、なかなか難しいですねえ、文章を書くのって。
何だか知らないけど、どんどん長くなるんですよ!
どうしてなんでしょう。
小学校2年生のとき、原稿用紙20枚の読書感想文を提出して、
先生に絶句されて以来、菜の花には短い文章を期待するのは無理なのです。
頑張っているんですけどねー、短くしようと鋭意努力中。

とりあえず。
何とか頑張りました。質問は完成し、まずは係長に渡して、
修正加筆の上、オンライン目録のサブグループに投げました。
明日には提出できます。多分。


カウンターのあとは、久々に心のオアシス、本の修理に出掛けました。
閲覧さんの場所を借りて、いつも直してます。
勝手に道具を使って(しかも消費して)ごめんなさい。
我が師は、今月で退職なさいます。
でも体調不良で現在もすでにいらっしゃいません。
今週、おいでになる予定ですが…心配です。
もっともっと学ぶことがあるのですが。
菜の花の家庭教師になって下さらないかなあ、修理の。

本日の修理は3冊。
かなり悩みました。うーん、どう直すか。
1冊目は、昭和の一桁の頃の本。
無線綴じ。網代綴じみたいな感じですね。
よく分かりませんけど。角背というか、表紙なし。
紙のままです。その割にはかなりしっかりしている。
破損したのは表数ページ分の外れ。
どうしよーかなー、で結局一番安易に、
喉に接着剤を薄く塗ってぺったり接着。
意外に綺麗についたので、特に和紙テープなどで補強もせず。
明日、様子を見て、まずかったら補強する予定。

2冊目は、少ししっかりしていました。
丸背のタイトバックというやつでしょうか。
あの、本を開いたときに背表紙の形が変わらないやつです。
そういうのをタイトバックと言いますね。
背が剥がれてきていて、表側の溝付近で破れていました。
このままでは背と表紙が離れてしまいます。
かと言って、あんまり見えるところにべたっと補強テープを貼ると
見栄えがよろしくないし…どうしようかな。
表紙を開くと見返しの部分は補修されていました。
つまり、きき紙と遊び紙の真ん中がテープで止めてありました。
…うーん、補修材料なら心置きなく切れる。
というわけで、その部分をカッターナイフで切開。
一旦、本体と表紙を外してしまいます。
破れていた表紙を、裏側から和紙テープで貼って補修。
背に何かボール紙でも入れる方がいいのかな?と思ったら、
意外にしっかりしていたのでやめました。
実はあんまりしっかりした丸背だったので、
ボール紙が入らなくて気付いたこの初心者なんですけれども。
背の部分を軽く接着して、見返し紙のところを元のように再補修。
元々破れていた表側の溝付近は、細かい破れを接着剤で固めて、
見た目は何となく綺麗になりました。
明日になったらどうなったか見てみましょう。

3冊目が一番の悩みどころ。これはホローバック。
表紙の背の部分が剥がれてきていますが、これを本体と接着は出来ません。
開いたときに、本体と離れなくてはいけない部分だから。
でもこれ、2冊目みたいに本体と表紙を分けるのはちょっと勿体無い。
見返し紙は破れが来ていましたが、その下の寒冷紗が、
非常にしっかりしていて、これを切って切開するのは忍びなかったのです。
どうしよう…。でも背は弱っているんだけれども。
結局迷いに迷って、見た目だけ直しとこう、という極悪な手に。
内側の止めても大丈夫だろうな部分にしっかり接着剤を塗って、
えいや!で固定。外側からも接着剤。寒冷紗がしっかりしているとはいえ、
見返し紙が駄目になっているので、見返しの部分は和紙テープで補強。
うーん、大丈夫かな。かなり不安。
これは、駄目だったらやり直しになるかもしれません。
どうしたらいいか、菜の花では判断がつきかねるというか…。
師匠にお聞きしたいところです。


さて、しばし放置されていたぱすふぁいんだー、
そろそろ本気でやばくなってきました。
というわけで、漁ってきました、本。
オンライン目録をひいてめぼしをつけていた分類番号の書架へ行き、
学習用図書を漁りまくる菜の花。おっと、こんなところにレーザー光学…
レーザーっていいですよねえ。どきどきしますよねえ。
あ、バイオテクノロジー系!面白そう!わーわー、これは…、
って、寄り道している場合じゃない!
結局、どさどさと6冊ほど持って事務室に戻り、途方にくれました。
あ、しまった、1回に借りられるのは5冊までだ。
ということで1冊戻して、5冊を借り出しました。
どれだけ読めるか分かりませんけどねえ…。



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カミングアウト?

>最近、誰もブログで話しかけてくれないので淋しい菜の花です

という言葉にお応えして、初コメントです。
見た瞬間、ディスプレーの前でびっくりされてるのでしょうか。

ええとすみません、4月に職場でブログの存在を聞いてから
すぐにあっさりと見つけてしまっていました。
(アクセスログを見ればきっとかなりの回数見てるのがおわかりかと思います……)

でもどのタイミングで発見したことを言おうかなぁと
思い続けて、既に8月になってしまいました(^_^;)

同じ係内でも大抵はバラバラの作業をしているので、
「今日は菜の花さん、こんなことしてたのかぁ」
っていうのがわかるのは便利ですね。

私が菜の花さんに渡した壊れた本、いろいろと複雑なことになってたんですね。
専門用語でわからないのが幾つかあって「図書館員なのにヤバい!」と焦り中です(^^ゞ

閲覧にいた時、もうちょっと本の修理にも取り組んでおけば良かったなと思う今日この頃ですね。
不器用なのを理由にして何となく避けてしまい、そのまま今に至ってしまいました……。
そうこうしているうちにIさんも退職されることになってしまって、後悔しています。
時間のある時に、また教えていただけたら嬉しいです。

それでは、初のコメントで長文になってしまいましたが
(菜の花さんの日々の記事の長さにはとても親近感が沸きます☆)
また職場にてお会いしましょう。
  • from 係のM嬢 :
  • 2007/08/21 (00:04) :
  • Edit :
  • Res

Re:カミングアウト?

コメントありがとうございます、M嬢(笑)。

大丈夫です、そんなには驚いていません、ええ。見ているだろうなーと思ってましたもの!信じてました!(何を?)

今まで、業者Mさんに突如「見てますよ」と言われるわ、前任係長に「ああ、知ってます」と言われるわ、システム課長に「ダイヤルアップであの長文はありえない」と言われるわ…、驚かされっぱなしなので、もはや誰が見ていても驚きません!あ、館長が見てたらやっぱり驚きそうですけど。

まあ、毎日こんなことしてます。本を直すのは業務の隙間の心のオアシスなので、また持ってきて下さい(笑)。専門用語は菜の花にも不明です。大したものでもありません。まだまだ勉強しなくてはいけない部分も山ほどあります。お互い、頑張りましょう~。
  • from 菜の花 :
  • 2007/08/21 (20:02)

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プロフィール

HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)

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