菜の花の大学図書館日誌
理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。
アグリゲータって何なんだ!?
- 2007/01/05 (Fri)
- 1-3年目(参考調査編) |
- TB() |
- CM(0) |
- Edit |
- ▲Top
172日目。もう週末。早い!…ってそれは2日だけですからね、今週。
最初にやることは…もう恒例、wwwメンテ。
それからメールを整理。
さて、ひと段落したらPDFです。
しつこいようですが、X線の方です。
詳しくは昨日の日記参照のこと。
もしもししました。でも出ませんでした。
まだお休みかー。連休明けにリトライですね。
さてさて、ではでは。
新しい仕事に取り掛かります。というか、去年から
「やることリスト」には入り続けていたのですが、ようやく。
電子ジャーナルのアグリゲータの説明文書きです。
アグリゲータって何だべ?というのが普通の反応かと。
菜の花も、去年の春まで見たことも聞いたこともないわ~、
と思っていたのです。が!実はめっちゃ見ていた!
でも目に入っていても、頭には入っていなかった…。
そう、人というのはそういうものなのです。
目に映っていても、見ようとしなければ何も見えないものなのです。
で結局、一体全体アグリゲータってのはなーんだ?と言いますと、
もちろん、ワニじゃないですよ(全然違う)。
電子ジャーナルを提供してくれる業者さんです、平たく言えば。
電子ジャーナルというのは言うまでもなく、電子化された雑誌。
つまりオンラインで読める学術雑誌ですな。
元々は雑誌というのは冊子体、つまり紙で提供されているわけですが、
近年はオンライン化が進んでいて、両方出版しているところが増えてます。
いや、むしろ電子オンリーのところすら出現してますね。
タダで読ませてくれる「オープンアクセス」な雑誌もありますが
(その場合は、論文を書いた人が掲載料金を払っている)、
当然ながら「契約」して、読む方が払うものが多いです。
この契約というのがかなり面倒で、
1タイトルずつ契約していてはまだるっこしいわけです。
何しろ、大学図書館では何千という数のタイトルを購読しているので。
で、たとえば学術雑誌界の超大手といえば、「えるぜびあ」さんですが、
ああいうところのは、まとめて契約しています。
「えるぜびあ」さんの出版する雑誌1000タイトルくらい
一気にえいや!と読めたり、全文検索出来ちゃったりする
「さいえんす・だいれくと」というサイトがあるのです。
まあ、「えるぜびあ」さんは大きいから単体でも成り立ちますが、
あまり小さな出版社さんだと単体で電子出版するのも大変ですし、
契約する側としても、1社1社と契約するのは面倒です。
で、それをまとめて「A社の雑誌何十タイトルと、
B社の雑誌何十タイトルと、C社の雑誌何タイトルを合わせて幾ら!」
という形で売り込みに来てくれる存在があるとらくらくな訳です。
そう、その幾つかの出版社の電子ジャーナルを取りまとめて
「パッケージ」として売ってくれる人たちが「アグリゲータ」なのです。多分。
自信がなさげなのは、菜の花が契約というものをしたことがないので、
どこまで本当か、実感したことがないからです、はい。
とにかく!
そんなアグリゲータさんも、もちろん沢山あるのでそれぞれに説明がいります。
一部のアグリゲータにはすでに説明書きがあるのですが、
ないものも存在しています。これをまとめて作ってしまうことに。
更に、アグリゲータさんというのは「データベース」の役割もします。
つまり、取りまとめて提供している電子ジャーナルを
全文検索することが出来るのです。
この全文検索って重要。
普通の文献データベースは、色々な雑誌に載っている論文の
「論題」「著者名」「キーワード」、いいものなら「抄録(要旨)」を
データベース化しています。
電子ジャーナルのアグリゲータさんのサイトというのは、
同じように取りまとめているそれぞれの雑誌に載っている論文から
検索をしてくれるのですが、このとき検索ソースになるのは、
上記の「論題」「著者名」「キーワード」「抄録」に加え、
「本文」も入るのですねー。つまり、要旨には書いていないけど、
実は本文の中では触れてます、とか、図はあります、なんて論文だと、
データベースではヒットしてこないのです。
文献データベースであまりヒット数が出ないようなときは、
アグリゲータで探す方が漏れがなくていい、ということになるわけです。
(ただし、ノイズも増えますけどねー。)
で、アグリゲータさんのサイトも、データベースと同じような
使い方が出来て、しかも使う「意味がある」と思われるので、
利用可能なデータベースリストの中に入れてしまおうかな、
という案が出ていたのであります。
ちょっと分かりにくくなりましたが、とにかく。
菜の花はアグリゲータの説明をがしがし書くのです。
思った以上に難航しました。
何しろ、出版社名とか全然頭に入ってないしー。
とにかくどれも英語のサイトばっかだしー。
でも何とか、夕方を目前にして目処が立ち、
下書きをメールで掛内に回しました。さて、どうなることやら。
とりあえず応答待ち。反応があったら、次は実際にhtmlの書き換えですねー。
さて、次は。
PDFを直します。今度のPDFは、本当にアクロバットのPDFです。
去年、ページの更新をしたときにリンク先が変わってしまったので、
何十ファイルも書き換えをしなくてはいけなくなりました。
しかもPDFを…。PDFを直接書き換えられるソフトは、
うちの掛では1つのPCしか入っていないので、
これを使えるときにとにかくやるしかありません。
というか、PDFを書き換えられるソフトは菜の花、初利用です。
もう使い方が全然分からなくて、試行錯誤で進めました。
何とかマスターですよ!ようやく軌道に乗ってきたので、
来週のうちに何とすべて書き換えられるでしょう。
しかし、単にPDFを変えたらいいかと思ったら、
他のシステムとの兼ね合いで、
更に違うファイルも沢山書き換えが必要だと言うことが判明しました。
いもづる状態で仕事が増えます…。
そう、新しい仕事が飛び込んできましたよ。
いや、前々から言っていたことですが…ついに英語の利用案内登場。
というか、登場させるための英語化の割り当てが来たと言うか。
とりあえず、菜の花は「うぇぶきゃっと」…つまり、
全国の大学図書館の総合目録ですね、あれの使い方を英語化します。
頑張りまっす。
…で、最後の最後に。
夕方、菜の花のPCが、ウイルスを検知しました。
2つ。でも検疫済み。
大したことではない、と思っていたら、増えました。更に2つ。
…増えたぞ。検疫されてるのに。
とりあえず、この時点で情報系の掛の方をお呼び立てしました。
ウイルスは、メールの添付ファイルで感染するタイプ。
しかし菜の花、添付ファイルなんて開いてないし、
何よりウイルスが検知された時間、そのPCを触ってもいませんでした。
お向かいで別のPCを使って作業していたのです。
勿論、菜の花のPC、誰も使っていませんでした。
何故ー。どうしてー。まさか透明人間さんがー(こわー)。
とりあえず、しばし様子を見ましょうね、で、
またしばらく放っておいたら…また増えました。2つ。
何なんだー!一体、何なんだー!!!
怖いのでネットワークから切断して、定時は過ぎていましたが、
また情報系の掛に電話しました。
何だかよく分からないので、火曜日の朝にまた対処するので
電源を落としておくように、ということでした。
うーん、何なんだー!!!
もしかしたらあのPC、さっくりまっさらにされるかもしれません。
「寿命寿命」と言われまくりで、菜の花の机の上にはもうすぐ
新しいノートPCを買ってもらえるそうなので。
…ハード・ユーザですからね、一応…。
最近、よく止まるので困ってはいました、はい。
あー、来週、出勤したらどうなっているか不安ですね、ういるす…。
最初にやることは…もう恒例、wwwメンテ。
それからメールを整理。
さて、ひと段落したらPDFです。
しつこいようですが、X線の方です。
詳しくは昨日の日記参照のこと。
もしもししました。でも出ませんでした。
まだお休みかー。連休明けにリトライですね。
さてさて、ではでは。
新しい仕事に取り掛かります。というか、去年から
「やることリスト」には入り続けていたのですが、ようやく。
電子ジャーナルのアグリゲータの説明文書きです。
アグリゲータって何だべ?というのが普通の反応かと。
菜の花も、去年の春まで見たことも聞いたこともないわ~、
と思っていたのです。が!実はめっちゃ見ていた!
でも目に入っていても、頭には入っていなかった…。
そう、人というのはそういうものなのです。
目に映っていても、見ようとしなければ何も見えないものなのです。
で結局、一体全体アグリゲータってのはなーんだ?と言いますと、
もちろん、ワニじゃないですよ(全然違う)。
電子ジャーナルを提供してくれる業者さんです、平たく言えば。
電子ジャーナルというのは言うまでもなく、電子化された雑誌。
つまりオンラインで読める学術雑誌ですな。
元々は雑誌というのは冊子体、つまり紙で提供されているわけですが、
近年はオンライン化が進んでいて、両方出版しているところが増えてます。
いや、むしろ電子オンリーのところすら出現してますね。
タダで読ませてくれる「オープンアクセス」な雑誌もありますが
(その場合は、論文を書いた人が掲載料金を払っている)、
当然ながら「契約」して、読む方が払うものが多いです。
この契約というのがかなり面倒で、
1タイトルずつ契約していてはまだるっこしいわけです。
何しろ、大学図書館では何千という数のタイトルを購読しているので。
で、たとえば学術雑誌界の超大手といえば、「えるぜびあ」さんですが、
ああいうところのは、まとめて契約しています。
「えるぜびあ」さんの出版する雑誌1000タイトルくらい
一気にえいや!と読めたり、全文検索出来ちゃったりする
「さいえんす・だいれくと」というサイトがあるのです。
まあ、「えるぜびあ」さんは大きいから単体でも成り立ちますが、
あまり小さな出版社さんだと単体で電子出版するのも大変ですし、
契約する側としても、1社1社と契約するのは面倒です。
で、それをまとめて「A社の雑誌何十タイトルと、
B社の雑誌何十タイトルと、C社の雑誌何タイトルを合わせて幾ら!」
という形で売り込みに来てくれる存在があるとらくらくな訳です。
そう、その幾つかの出版社の電子ジャーナルを取りまとめて
「パッケージ」として売ってくれる人たちが「アグリゲータ」なのです。多分。
自信がなさげなのは、菜の花が契約というものをしたことがないので、
どこまで本当か、実感したことがないからです、はい。
とにかく!
そんなアグリゲータさんも、もちろん沢山あるのでそれぞれに説明がいります。
一部のアグリゲータにはすでに説明書きがあるのですが、
ないものも存在しています。これをまとめて作ってしまうことに。
更に、アグリゲータさんというのは「データベース」の役割もします。
つまり、取りまとめて提供している電子ジャーナルを
全文検索することが出来るのです。
この全文検索って重要。
普通の文献データベースは、色々な雑誌に載っている論文の
「論題」「著者名」「キーワード」、いいものなら「抄録(要旨)」を
データベース化しています。
電子ジャーナルのアグリゲータさんのサイトというのは、
同じように取りまとめているそれぞれの雑誌に載っている論文から
検索をしてくれるのですが、このとき検索ソースになるのは、
上記の「論題」「著者名」「キーワード」「抄録」に加え、
「本文」も入るのですねー。つまり、要旨には書いていないけど、
実は本文の中では触れてます、とか、図はあります、なんて論文だと、
データベースではヒットしてこないのです。
文献データベースであまりヒット数が出ないようなときは、
アグリゲータで探す方が漏れがなくていい、ということになるわけです。
(ただし、ノイズも増えますけどねー。)
で、アグリゲータさんのサイトも、データベースと同じような
使い方が出来て、しかも使う「意味がある」と思われるので、
利用可能なデータベースリストの中に入れてしまおうかな、
という案が出ていたのであります。
ちょっと分かりにくくなりましたが、とにかく。
菜の花はアグリゲータの説明をがしがし書くのです。
思った以上に難航しました。
何しろ、出版社名とか全然頭に入ってないしー。
とにかくどれも英語のサイトばっかだしー。
でも何とか、夕方を目前にして目処が立ち、
下書きをメールで掛内に回しました。さて、どうなることやら。
とりあえず応答待ち。反応があったら、次は実際にhtmlの書き換えですねー。
さて、次は。
PDFを直します。今度のPDFは、本当にアクロバットのPDFです。
去年、ページの更新をしたときにリンク先が変わってしまったので、
何十ファイルも書き換えをしなくてはいけなくなりました。
しかもPDFを…。PDFを直接書き換えられるソフトは、
うちの掛では1つのPCしか入っていないので、
これを使えるときにとにかくやるしかありません。
というか、PDFを書き換えられるソフトは菜の花、初利用です。
もう使い方が全然分からなくて、試行錯誤で進めました。
何とかマスターですよ!ようやく軌道に乗ってきたので、
来週のうちに何とすべて書き換えられるでしょう。
しかし、単にPDFを変えたらいいかと思ったら、
他のシステムとの兼ね合いで、
更に違うファイルも沢山書き換えが必要だと言うことが判明しました。
いもづる状態で仕事が増えます…。
そう、新しい仕事が飛び込んできましたよ。
いや、前々から言っていたことですが…ついに英語の利用案内登場。
というか、登場させるための英語化の割り当てが来たと言うか。
とりあえず、菜の花は「うぇぶきゃっと」…つまり、
全国の大学図書館の総合目録ですね、あれの使い方を英語化します。
頑張りまっす。
…で、最後の最後に。
夕方、菜の花のPCが、ウイルスを検知しました。
2つ。でも検疫済み。
大したことではない、と思っていたら、増えました。更に2つ。
…増えたぞ。検疫されてるのに。
とりあえず、この時点で情報系の掛の方をお呼び立てしました。
ウイルスは、メールの添付ファイルで感染するタイプ。
しかし菜の花、添付ファイルなんて開いてないし、
何よりウイルスが検知された時間、そのPCを触ってもいませんでした。
お向かいで別のPCを使って作業していたのです。
勿論、菜の花のPC、誰も使っていませんでした。
何故ー。どうしてー。まさか透明人間さんがー(こわー)。
とりあえず、しばし様子を見ましょうね、で、
またしばらく放っておいたら…また増えました。2つ。
何なんだー!一体、何なんだー!!!
怖いのでネットワークから切断して、定時は過ぎていましたが、
また情報系の掛に電話しました。
何だかよく分からないので、火曜日の朝にまた対処するので
電源を落としておくように、ということでした。
うーん、何なんだー!!!
もしかしたらあのPC、さっくりまっさらにされるかもしれません。
「寿命寿命」と言われまくりで、菜の花の机の上にはもうすぐ
新しいノートPCを買ってもらえるそうなので。
…ハード・ユーザですからね、一応…。
最近、よく止まるので困ってはいました、はい。
あー、来週、出勤したらどうなっているか不安ですね、ういるす…。
PR
この記事へのトラックバック
トラックバックURL
プロフィール
HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)
フリーエリア
カレンダー
菜の花にメールする
カテゴリー
最新記事
(07/17)
(03/13)
(04/21)
(01/01)
(12/26)
この記事へのコメント