菜の花の大学図書館日誌
理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。
らーにんぐ・こもんず
- 2007/09/19 (Wed)
- 1-3年目(参考調査編) |
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343日目。眠い…ひたすら。
本日は、朝が忙しかった!です。朝イチで利用者さんから所蔵の検索の電話が来て、係長がPCが立ち上がっていないので、もう15分してからかけてね、と電話を切ったらしいのですが、その前に急ぎの用事で会計さんと内線のやりとりをしていて、その上係長もお取り込み中にまた電話がかかってくることになってしまい、今度はこちらからかけなおしますから、でまた切る羽目に。その間も菜の花は雑誌さんに連絡して、また会計さんとやり取りして、というどたばたぶり。ようやく一段落で、利用者さんからのお問い合わせ内容を見直してみたら、検索一発で出てくるような内容ではなく。15分ほど調べて、ようやく得心してお電話。やっと1件片付いたー。と、思ったら雑誌さんから連絡が来て。言われた通りに作業してみて。で、また会計さんに…。ここまでが40分程度で行なわれました。その間に課長がいらして何か言いおいていくわ、印刷業者Aさんが来て慌しく打ち合わせになるわ、更に係長は1時間で研修に行かなければならないわで…ああ、ばたばたした。目の回る最初の1時間でした。
もうこれだけで、今日の仕事終わりー、もう帰るー、と言いたいくらいで…。だが!勿論そんなわけには行きません。
それからひたすら資料を作り、雑誌さんに行って、Plone上でのメンテナンス情報の掲載の仕方をお教えして。午後からは係のM嬢に同じように。でも範囲は広めに。細かい管理人権限に関しては、システム系のY氏に任せることにして、その辺りは打ち合わせしてきました。何か菜の花がいない間にどうしようもないことが起きたら、Y氏に尋ねるよーに。
夕方カウンターでしたが、ここでも続き。何か最初のばたばた以外はずっと、ぷろーんな日でした。
で、終わったら終わりじゃないんだなあ、今日は。
終業後に、拉致られてきました。えっと、某私立大学の図書館まで。らーにんぐ・こもんずというのを見せてもらってきました。色々説明も受けましたが、おおお、凄いじゃん、ここ。やはり規模の小さな大学は、小回りがきく。オンライン上で実現されたことに関しては、菜の花が漠然と思い描いてきた「こうだったらいいのに」が殆どまるごと実現されていました。うちの大学でもさっさとやってほしいものです。実例はここにあるよ、ここに。
そこの図書館は、2フロアに分かれていて、片方が普通の図書館で飲食禁止・PC禁止・おしゃべり禁止。もう片方はPCが沢山あり、DVDが見られる大型モニターとソファーもあり、語学資料(英語版ののだめとかワンピースもあった!)がディスプレイ兼配架されていて、ノートPCをつなげるコーナーもあって、ペットボトル持込OK・おしゃべりOKという空間。お訊きしたら、当然のように後者は圧倒的人気でいつも満席、前者はがらがらということでした。まあ…、予想通りといったところか。
この図書館はまだ新しく、以前の図書館に比べて入館者は増えた、ということでしたが、これは落とし穴だと菜の花は思いますね。以前は図書館の入館者は数えていましたが、PCの置いてあったコンピュータ関係のセンターの入館者数はノーカウントだったそうですので、新築されて統合された結果、コンピュータ関係のセンターの入館者分が増えたのだと思います。
蔵書構成などを見ての感想は。…これは、分野の偏り大きいな。大きすぎる。というか、菜の花の専攻分野は本自体が数冊しかないし、その中でも基本図書といえる教科書類が1冊しかない…。いくら専門じゃないからって、それはちょっとあんまり過ぎると思いますが。菜の花行きつけのここより小さな公共図書館だって、もう少しまともに揃えていますよ。一応大学図書館なのですから、分野外でも基本図書…というか、初学者向けの教科書くらい、置いてもよいのでは。設置されている学科の基本科目であるはずの分野すら、数えるほどしか教科書がありませんでした。非専門科目が薄いのは許せますが、専門の基礎科目までこの状態とは、一体選書担当は何をしているんですかっ。ちゃんと理系科目が分かる人間にも選書させてますか?不安です。また全体に、大学の教科書的なものよりもう少し初学者向けの中高生向けの本が多い印象。ああもう菜の花、総合大学に進学してよかったなあ。分野外でも充実した蔵書を身近に楽しめますもの。
建物としては、とても綺麗な空間でした。それにきっと、楽しい。オンラインコンテンツ…大学のポータルもいい機能があるんじゃないでしょうか。用意した器は素晴らしいと思います。あとは、運用がどこまでうまくいくのかな、というところか。
それにしても少ない人員でよく回しているなあ、と感心しきり。うちの大学図書館で人がいない、人がいないと言うのは贅沢なんでしょうか?うちも多分、管理職減らせばもっと余裕が出来ますよ。あとは無駄な会議と手続きも減らせば、切り回していける人数なのかもしれません。
最後に、これまでの図書館よりもPCコーナーやおしゃべりOKな空間で、生き生きと勉強している学生さんを見て嬉しい、というコメントがありました。お話の途中では、図書館の貸出数が思ったより伸びない、などの悩みも口にされていましたけれど。
まさにそういうことかな、と。多分、これからの利用者が求めているものは、今までの図書館とは違うものであることは確か。古い図書館の概念にしがみついていては駄目なんだというのは自明でしょう。図書館員は保守的な人が結構多いものですが、守りに入ったら人間、おしまいですよ。でも、時代に流されたら人生、負けですよ。図書館とはどうあるべきか?そもそもその本質とは何であったのか?そして、大学における図書館の役割とは?それらについて考えようとしない図書館員は、不要な時代がやってきたのでしょう。
とか言いながら、菜の花は怠け者なので、もう考えたくないやー。めんどくさいからとりあえずこのままでいいやー。とか、今までの高説をぶち壊すことを言って、寝ようかと思います。いやあ、睡眠は健康の基本ですよぅ。寝ないと駄目です。結局何が言いたいか、全然分からない日記になっちゃった。まあ、いつものことだから気にしない(←気にしろよ!)。それでは皆様、オヤスミナサイ。
本日は、朝が忙しかった!です。朝イチで利用者さんから所蔵の検索の電話が来て、係長がPCが立ち上がっていないので、もう15分してからかけてね、と電話を切ったらしいのですが、その前に急ぎの用事で会計さんと内線のやりとりをしていて、その上係長もお取り込み中にまた電話がかかってくることになってしまい、今度はこちらからかけなおしますから、でまた切る羽目に。その間も菜の花は雑誌さんに連絡して、また会計さんとやり取りして、というどたばたぶり。ようやく一段落で、利用者さんからのお問い合わせ内容を見直してみたら、検索一発で出てくるような内容ではなく。15分ほど調べて、ようやく得心してお電話。やっと1件片付いたー。と、思ったら雑誌さんから連絡が来て。言われた通りに作業してみて。で、また会計さんに…。ここまでが40分程度で行なわれました。その間に課長がいらして何か言いおいていくわ、印刷業者Aさんが来て慌しく打ち合わせになるわ、更に係長は1時間で研修に行かなければならないわで…ああ、ばたばたした。目の回る最初の1時間でした。
もうこれだけで、今日の仕事終わりー、もう帰るー、と言いたいくらいで…。だが!勿論そんなわけには行きません。
それからひたすら資料を作り、雑誌さんに行って、Plone上でのメンテナンス情報の掲載の仕方をお教えして。午後からは係のM嬢に同じように。でも範囲は広めに。細かい管理人権限に関しては、システム系のY氏に任せることにして、その辺りは打ち合わせしてきました。何か菜の花がいない間にどうしようもないことが起きたら、Y氏に尋ねるよーに。
夕方カウンターでしたが、ここでも続き。何か最初のばたばた以外はずっと、ぷろーんな日でした。
で、終わったら終わりじゃないんだなあ、今日は。
終業後に、拉致られてきました。えっと、某私立大学の図書館まで。らーにんぐ・こもんずというのを見せてもらってきました。色々説明も受けましたが、おおお、凄いじゃん、ここ。やはり規模の小さな大学は、小回りがきく。オンライン上で実現されたことに関しては、菜の花が漠然と思い描いてきた「こうだったらいいのに」が殆どまるごと実現されていました。うちの大学でもさっさとやってほしいものです。実例はここにあるよ、ここに。
そこの図書館は、2フロアに分かれていて、片方が普通の図書館で飲食禁止・PC禁止・おしゃべり禁止。もう片方はPCが沢山あり、DVDが見られる大型モニターとソファーもあり、語学資料(英語版ののだめとかワンピースもあった!)がディスプレイ兼配架されていて、ノートPCをつなげるコーナーもあって、ペットボトル持込OK・おしゃべりOKという空間。お訊きしたら、当然のように後者は圧倒的人気でいつも満席、前者はがらがらということでした。まあ…、予想通りといったところか。
この図書館はまだ新しく、以前の図書館に比べて入館者は増えた、ということでしたが、これは落とし穴だと菜の花は思いますね。以前は図書館の入館者は数えていましたが、PCの置いてあったコンピュータ関係のセンターの入館者数はノーカウントだったそうですので、新築されて統合された結果、コンピュータ関係のセンターの入館者分が増えたのだと思います。
蔵書構成などを見ての感想は。…これは、分野の偏り大きいな。大きすぎる。というか、菜の花の専攻分野は本自体が数冊しかないし、その中でも基本図書といえる教科書類が1冊しかない…。いくら専門じゃないからって、それはちょっとあんまり過ぎると思いますが。菜の花行きつけのここより小さな公共図書館だって、もう少しまともに揃えていますよ。一応大学図書館なのですから、分野外でも基本図書…というか、初学者向けの教科書くらい、置いてもよいのでは。設置されている学科の基本科目であるはずの分野すら、数えるほどしか教科書がありませんでした。非専門科目が薄いのは許せますが、専門の基礎科目までこの状態とは、一体選書担当は何をしているんですかっ。ちゃんと理系科目が分かる人間にも選書させてますか?不安です。また全体に、大学の教科書的なものよりもう少し初学者向けの中高生向けの本が多い印象。ああもう菜の花、総合大学に進学してよかったなあ。分野外でも充実した蔵書を身近に楽しめますもの。
建物としては、とても綺麗な空間でした。それにきっと、楽しい。オンラインコンテンツ…大学のポータルもいい機能があるんじゃないでしょうか。用意した器は素晴らしいと思います。あとは、運用がどこまでうまくいくのかな、というところか。
それにしても少ない人員でよく回しているなあ、と感心しきり。うちの大学図書館で人がいない、人がいないと言うのは贅沢なんでしょうか?うちも多分、管理職減らせばもっと余裕が出来ますよ。あとは無駄な会議と手続きも減らせば、切り回していける人数なのかもしれません。
最後に、これまでの図書館よりもPCコーナーやおしゃべりOKな空間で、生き生きと勉強している学生さんを見て嬉しい、というコメントがありました。お話の途中では、図書館の貸出数が思ったより伸びない、などの悩みも口にされていましたけれど。
まさにそういうことかな、と。多分、これからの利用者が求めているものは、今までの図書館とは違うものであることは確か。古い図書館の概念にしがみついていては駄目なんだというのは自明でしょう。図書館員は保守的な人が結構多いものですが、守りに入ったら人間、おしまいですよ。でも、時代に流されたら人生、負けですよ。図書館とはどうあるべきか?そもそもその本質とは何であったのか?そして、大学における図書館の役割とは?それらについて考えようとしない図書館員は、不要な時代がやってきたのでしょう。
とか言いながら、菜の花は怠け者なので、もう考えたくないやー。めんどくさいからとりあえずこのままでいいやー。とか、今までの高説をぶち壊すことを言って、寝ようかと思います。いやあ、睡眠は健康の基本ですよぅ。寝ないと駄目です。結局何が言いたいか、全然分からない日記になっちゃった。まあ、いつものことだから気にしない(←気にしろよ!)。それでは皆様、オヤスミナサイ。
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プロフィール
HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)
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