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菜の花の大学図書館日誌

理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。

カテゴリー「4-6年目(某文系図書室編)」の記事一覧

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小鳥が…

75日目(通算772日目)。太陽はむしろ、雲に食べられてた。

というわけで、今日は日食でした。日本国内で皆既日食が見られるのはそれほど頻繁ではないので、結構騒がれていたようですね。うちの地域ではごくごく普通の部分日食、まあそれほどレアでもないかな、と。世界のどこかでは、結構頻繁に日食は起きているものです。ちなみに菜の花の中で一番印象に残った日食は、1987年の金環日食です。残念ながら、あのときも菜の花の地域ではキレイな金環日食は見えませんでしたが、そこそこ騒がれたので子ども心にも「そうか、これが日食か」と思った次第で。


以前、頑張って英語で欠号請求した雑誌が届きました。うーん、クレームしてみるものですね。これ、ホントは有料で買えるものを「ねーねー、いつもくれてるじゃないですか、ついでにコレも下さいよ~」とおねだりメール(?)してみたら、寄贈して下さったのでありました。でも前回のメールで菜の花の記述ミスによりまだ微妙に抜けていたので、もう一度メールしてみようか、と思い「じゃあ送ってあげるよ」と返信して下さっていたメールをもう一度、読み返してみたのですよね。そのメールは、フランス語で来ていて、下の方に英語も併記されていたのですけれども、フランス語部分はホントに英語と同じ内容なのかしら?と思い、ちょっとテキスト翻訳をかけてみました。そうしたら…うわ、変な日本語出てきた。意味不明なんですけど。面白いので再翻訳して更に翻訳したら、ますます愉快な文章に。それによると最終文は、

「散歩に関して歴史的なものをあなたの相互関係の時間に保つためにありがとう。」

…むむ。元の文章が殆ど想像できません。。。テキスト翻訳、仏→英はかなり自然な文章だったのですが、仏→日は駄目みたいです。いや、半分遊んでただけですね、再翻訳の翻訳。


本日の最も衝撃的な事件は、「小鳥惨死事件」でした。夕方前に、会議から戻ってきた係長がばたばた!と事務室に戻ってこられて「すずめが死んでる、血痕が点々と残っている!」ということでした。これが第一報で、あとはみんなでわらわらと。図書室を出たすぐ近くにあるガラス扉の向こうで、無残な姿の小鳥が一羽、息絶えていました。「首がない気がする」ということで、菜の花はそばでじっくり観察して参りました、ええ。他の方に言わせると、菜の花がどんなものでも思わず観察してしまうのは、実験屋の名残なのだそうです。む…確かにその様子をこまごま記述するとしばらくご飯が食べられなくなる方が出ると困りますので、まあ控えめに書いておきますと、首はありました。くちばしもありましたし。無くなっていたのは右側頭部。うーん、ない。確かにない。もしかして、頭からガラス扉に気付かずに突っ込んでしまって激突死?…と上を見ると確かに、ガラス扉には羽が付着していました。ぶつかったのは多分、間違いないのですが…、その割におなかの方も、内臓がこんにちはだったんですよね…。これは一体。頭部が欠けるほどの勢いでぶつかったとしたら、何故腹部にそんな傷が出来るのか…。更に、小鳥の遺体は外側にあったのに、血痕がドアの内側から図書室の中まで、点々と続いていたのです…。ほ、ホラー…。もしかして、何者かによるいたずら?小鳥の頭部を引きちぎって、図書室内へ?まさか…。遺体や血痕の片付けでしばらく真相についてざわめいていたわけですけれども、最後の最後に、図書室の事務室内にまで血痕が続いているのが発見されてしまいました。ぎょっとして靴の裏をみんな確認してしまいましたよ…。でも、血痕の動線を見て、はっと気付いたのでした、恐らく小鳥の頭部を踏んでしまい、そのまま図書室まで入ってきてしまったある人物を…。時間とコースの一致する人物、それは学生も職員でもなく…とりあえず、多分いたずらではなく、単なる不幸な事故だったのだと思います。小鳥の冥福を祈りつつ。



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吸うなと言っても…

74日目(通算771日目)。冷房病からは復旧した模様。

余程菜の花が寒そうにしているように見えるのか、うちの図書室であまり冷房を入れないようになりました。。。ちょっと暑いかも。でも、お蔭様で体調は良好です。

暑い、涼しいといえば、一般書架が涼しいです。奥の積層書庫まで行ってしまうと、空気の流れがあまりよくないらしく、埃っぽくて幾ら涼しくても長居はしたくない感じなのですけれども(それも保管上、どうかと思いますが)、一般書架あたりは本当に涼しくて。なので逆に、ブックトラックをがらがらと押して、書架から事務室へ戻ると、いきなり暑くて驚きます。いや、正確に言うと蒸し暑いです、事務室は。書架と事務室はカウンターで仕切られているだけなのですが、事務室側へ入った瞬間、ふわっと湿気が身体の周りを包み込みます。もいすちゃー。お肌には悪くないかも。でも、別に書架で冷房を効かせている、というわけでもないのです。自動的にいつも涼しいのですよね。多分、湿気が少ないからだと思います。何故湿気が少ないかといえばそれはもちろん…、吸ってはいけない連中が、水分を吸い取りまくり!だからに違いないのです…。そう、書架に沢山並んでいる…。

菜の花「あんまりいいことではないですよねー…」
Iさん「でも、吸うなと言っても吸っちゃうし」

…本に。吸うなと。ちょっと、言っている姿を想像。。。何か、可愛いです。。。でもまあ、資料の状態をちらちらと見ていても、それほど悪くは見えないので、ちょうどいいのかもしれません。あまり乾燥しても紙にはよくありませんしね。


今日はカウンター中に、本の予約に来た利用者さんが。何でも本日返却日の本らしく。で、承りました。その2時間くらい後に、返却にきた利用者さんが「延長したい」と申し出てこられて。あー、惜しい!残念ながら2時間前に予約が入ってしまったのです、予約されてしまうと貸出延長できないのです。申し訳ないのですが、説明して返却して頂き、予約された利用者さんに通知メールを出しました。「窓口にお越し下さい。」の最終文を書いて、えいや!で送信。…した30秒後に、窓口にお越し下さいました。はやっ!このレスポンスタイム、最短です。最速でした。メアドがケータイメールだったのと、本人が図書室内で勉強中だった、ということのあわせ技でした。恐るべし。


午後に、レファっぽいことをお隣の図書室のY嬢に相談されました。え?うちの図書室とお隣の図書室の間にある中庭、そこにある胸像の先生の博論探し中?論題が分かればとりあえずOK?これがそこそこ難関で。そもそもどこの大学でとったかも謎。「学位録」には取得学位と年は載っていたようですが。それによりますと、大正時代にとっていらっしゃるようで。でもそれには、どの大学でとったかは載っていなかったのです。博論といえば国立国会図書館ですが、あちらでは関東大震災による焼失があるため、関東大震災以前の博論は揃っていないそうです。へー。それは存じ上げませんでした。残念ながら、分かっている取得年から、関東大震災以前の博論ということもあり、国立国会の所蔵はなかったとのことでした。しかし、そんな古い博論、見つかるのかなあ…と色々探した結果、学位授与大学は判明、その後に肝心の論題を見つけたのは参考調査係長でした。参考の書架にあって、OPACへ遡及登録が済んでいない資料は、作業のため別の部屋に持ち込み中なのですが、その中に今回のような博論の論題が引ける資料が埋もれていた模様。やっぱり古い目録って必要なんだなあと思った次第。


本日のメインのお仕事はNACSISへの新着図書の所蔵登録。大体終わりました。明日は新着図書準備をします。



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そこそこフル稼働

73日目(通算770日目)。雨ってどきどきして、でも落ち着くもの。

事務的なメールのやりとりに、ときどき面白いものをくっつけてきてくれる人がいます。目録にいる某M嬢。今日の彼女のメールに添付されていたのは、図書館の前のお池に住んでいる、カルガモの決定的写真でした。いや、そこに乗っちゃ駄目だ!というところに乗っかっています…。この前の業務会議でも問題視されていた気が…。どうしてそこに乗るかなあ。。。


いつものお仕事に加え、午前中は新規書誌作成に挑み、お昼前にお隣の図書室に拉致され、またPC分解に参戦し、午後前半は引継ぎ書類にあった「遡及入力作業」の現状把握をスタートし、午後後半は金曜日の定期便・新着図書到着で装備スタートでした。まあ、そこそこフル稼働ではないでしょうか。


何だか他にも色々あったのですが、今日はこれで切り上げ。。。雨のお蔭で比較的涼しくて、無茶な冷房はなかったのでよかったのですけれども、一旦狂った感覚は、なかなか戻らないもので。というか、最初からおかしいですが…。どうも一日、同じ部屋にいるにも関わらず「暑い…」と「さ、寒い!」が繰り返されて、もうすっかりぐったりです。見てる分には、面白いといえば面白いのですけれどもねえ…。



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めもりと、はーどでぃすく。

72日目(通算769日目)。凄い勢いで抜き去られるメモリを眺めていた。

今日はちょっともう駄目かもー…な、菜の花です、こんばんは。どうも体調が優れないのですよね。菜の花にとっての鬼門は「温度」です。暑いのも寒いのも駄目。元々体温調節にはまったく自信のない、激弱な自律神経の持ち主なので、仕方がありません。多分、今日のだるだるな感じは冷房のせいですね。冷房のよく効いた部屋は気持ちがよいですが、どうにも体温維持が難しいです。今日は夕方、日が落ちる前に野外に出たところ、寒くて寒くて仕方なかったので、体温調節どころか温感が狂ってるなあと自覚したのでした。もう、暑いとか寒いとか、その感覚自体が滅茶苦茶です。どう考えても暑いところで寒がったり、涼しいところで暑がったり。こういう感覚ってどうやったら鍛えられるものでしょうね…。


他の機関からの求めで、資料をお送りすることになったのですが、利用する業者さんについて係長とYさんがお話をしていました。で、その会話の中で某運輸会社が「ヤマネコ」になってました…。どうやら、運輸会社の名前の頭2文字と、愛称というかマスコットキャラクタ(?)の後ろ2文字をとって、それを繋ぐという省略をされてしまったようです、係長の脳内で。何だかとってもワイルドな宅配便に変身している気がします。。。後からYさんと話をしたら、実はとっても笑いたかったらしいのでした。いや、とっても冷静にお話されていたと思いますけれども。


今日は、積み上がっていた新着資料の受入作業がさくさくっと進んで、新規書誌作成が必要なものだけを残してあらかた片付きました。ので、新規書誌作成に微妙にとりかかりつつ、そういえば、と思い出して、古い利用者端末を何とかすることにしました。

少し前まで使っていた利用者端末5台(買い換える前に使っていたもの)を、廃棄することにしていたのですが、その日程が来月に決まったのです。で、中身をシュレッダーソフトで削除していたようなのですが、2台だけうまく削除できなかったそうで、物理的に壊した方がいいかも、と担当の事務の人と話していました。それで、実際に壊してみようかな、と思い立ったわけです。HDDを眺めてみたかったですし。

それで、空き机にひっぱってきて、本体を開けはじめました。まずは筐体のどこかが開くはず…とじろじろ眺め回してみたところ、2つネジを外してあとはスライドで1面が開くタイプと判明。外します。横倒して中身を確認。電源ユニット、ファン、マザーボード、フロッピーディスクドライブ、CD-ROMドライブ…うーん、ハードディスクはどこだ?どこだ???…探しているときにふと、挿されたメモリを見て「あれ!?」と気付きました。てっきり256だと思っていたらこれ、512では!?んー、256では使い道がないと思っていました。でも512なら話は別。とりあえず抜いて、保留。業務用PCに使えるかも。で、肝心のハードはどこ?どこ?…あ、CD-ROMドライブの下にあった!でもこれ、どうやって外すのかなー。じろじろ。がくがく。ぎこぎこ。眺め回して、力を込めて押してみて、更に引っ張ってみて。うーん、動かない。どこからどう外れるのかな…。と、色々試してみて、途中でお昼休みも挟んで、最終的に諦めるかー、と思い、片付けるために引っ張ったら、いきなり外れました。うあ。びっくり。

こうしてようやく取り出したハードディスクでしたが…それ以上中身は開けられず。残念。きっとこの銀色のふたの下は、きらきらした丸いのが入っていると思うのですけれどー。見たかったなー。ドライバーでがしがしと叩いてみたり開こうといてみたり。でも頑丈でした。うーん、さすがです。

さて、これはこれで、取り出したものの後始末が必要です。すなわち、メモリ。メモリいらんかね?とまずはシステム系のK氏に内線。でもK氏、あいにく出払っていました。夕方にならないと戻らないということだったので、伝言だけ残しておきます。そうだなあ、どうしようか、と思い、関係者だけが閲覧する某オンラインの記事に書き込みをしておいたところ、すぐに反応がありました。うわ、食いつきいいですね!どれだけの頻度で記事の確認をしているのか、若干怖くなりましたが…。これはシステム系のY氏からの応答。DDRなら欲しい、ということだったので、型番をえいや!と書いておきました。更に後からシステム系のK氏から内線があったので、そちらの記事を見てみて下さいと伝えたところ、その後しばらく無応答に。あれ?どうしたのかなあ、と思いつつ、別の仕事をしていたら突然、うちの事務室にK氏本人が登場。どうやら記事の型番を見て「使える」と判断するやいなや、うちの事務室へ向かっていたようです。なるほど、無応答の原因はこれですか…。廃棄処理をする担当者に確認だけして、K氏は捨てられる利用者端末からメモリと、シュレッダーソフトでデータ消去済みのハードディスク(菜の花の破壊しかけたもの除く)を抜き取って、連れ帰っていきました…。業務用端末に流用して、パワーアップに使うおつもりのようです。まあ、リサイクルはとってもいいことです!…うーん、しかしついでにうちの図書室の業務用端末も、それでパワーアップして下さいよ…。



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返本は粛々と。

71日目(通算768日目)。積層書庫に入るときは思わず、「地震よ来るな」と呟いてしまう。

カウンター当番。開室から1時間は、驚くほどの来室者のなさでした。というか、1人!図書室占有!贅沢~。

FAXで来ていた書誌調整に関して、現物確認を昨日していたので、朝にちょちょっとデータ修正をして先方に連絡。それからいつものようにニュース巡回して、事務室内にある新着図書棚を整理して、優先貸借期間が切れそうな先生に、再度案内をすべくメール作成・送信。それから新着資料の受入作業。

非常に落ち着いて、さらさらとこなしている感じ。おお、菜の花も慣れてきましたね。図書室の人っぽいです、十分。


変則お昼休みのあとは、利用者端末のいつものメンテナンスをしながら返本。今日はWinアップデートがかかっている端末が幾つか。でもかからない端末もあり。この差は一体どこから…?利用者さんが使っているうちに裏でアップデートされている可能性もなきにしもあらずですが…、利用者さんのログイン状態でアップデートって正常に出来るのだったっけ…?とちょっと「?」と思ったのでした。1件、ちょっとエラーが出ていたので念のためオンラインのウイルススキャンもかけておきましたが特に何もなし。うーん、何でしょうか。


返本といえば。積層書庫で、返本していたのですよ。残り2冊のうち、1冊の場所が分かったものの、隙間がちょっと狭いかなーと思いつつ、「えいや!」と本を突っ込んでみたら突如、

ばさばさばさばさがっちゃーん!

と凄い音が書庫内に響きわたりました…。な、な、何事!?と思ったら、向こう側の床、今、本を突っ込んだ書架と背中合わせになっている書架の更に向こうの床に、本とブックエンドが散乱…。だ、大惨事…。背中合わせになっている書架と書架の間にストッパーがなかったため、菜の花の突っ込んだ本に引っかかって奥に押し込まれてしまった本が、どうやら向こう側まで勢いあまって引っ込んでしまい、それが向こうの本の後ろに当たったところ、ぎゅうぎゅう詰めになっていたために20冊くらいまとめて落下していったらしいです…。いや、そんなに力いっぱい押し込めたっけ?どれだけ不安定な配架をされていたのか…。これ、一番上の棚だったので拾って並べて戻すのに一苦労でした。とりあえず、周りに人がいなくてよかったね、ということで。これで下の方に人がいた日には、頭に直撃とか洒落になりません。もっと大人しやかに返本するよう心がけなくては。いや、暴れん坊で返本していたわけでもないのですが。。。




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カタログ・ショッピング…でもきっと選べない

70日目(通算767日目)。体温維持って難しいもの。

先週から続く新着図書処理は、本日も順調に進んで完全に終了です。と、あっさり書いてみる。いや、でも文字にするとたった一文のことも、実際に作業してみるとなかなか大変なものでありますよ。…まあ、仕事というのはそういうものですからね。


何だか知らないところからメールがきていて、うちの図書室のサイト情報はこれで正しいですか、確認して下さいよ、ということでした。…誰?そしてこの情報は古いですよ。更新してあげようかなーと思ったのですが、ふと係長にお伺いをたててみなくては、と思い出しました。で、訊いてみたら、やはり差出人(というか、うちのサイトが登録されているという某サイト)にまったく見覚えがない、とのこと。図書室中の人に聞いても、誰も知らず。しかも向こうは何だか企業ですし、これってどうなのかな、微妙よね、ということに。それでこのまま、そーっとしておくことにしました。勝手に登録されているような感じは確かにしました…。

更新といえば、中央から英語版利用案内冊子のための図書室情報確認が来ました。うちの図書室の英語名が違っていたので修正。あと幾つか修正。去年までは、この修正をお願いする側にいたわけですが、ずいぶん立場が変わったなあ、という感じ。


うちの図書室にはまだ、カード目録を収納する「カードボックス」があるのですが、すでに遡及が済んでいる上、カードを更新していないので不要、ということになり、廃棄が決定しています。その日程が決まりました。来月の半ばだそうです。回収の後、その場で破砕するそうで、騒音が見込まれますので…、と管轄する事務の方から連絡がありました。…その場で破砕って…何だか凄そうです。で、この跡地にはテーブルと椅子を置くことにしています。閲覧席増加計画。しかも、展示会時にはテーブルを展示台として流用するという壮大(どこが?)な計画まで。いやあ、嬉しいですね。それで、カタログを見ていました。わー、これ素敵!…高っ、あ、これもいいですよねー…、あ、キャスターがないと動かすのが重たいか…という感じで、ひたすらカタログをぺらぺら。途中で疲れて力尽きる…。意外に「ベストなもの」というのはないもので。一旦休憩に、上述の所蔵登録作業をして、それからまたカタログを見て、新着資料の配架に行って、また戻ってきてからカタログ見て…、と休み休み見まくりましたが、やっぱりなかなか…。これだけ頑張って探しましたが、菜の花には選べません!無理だー。


夕方に、他大学からILLの相談があったのですが、これが信じられないくらいの大量の依頼らしく。ある資料について、テーマと期間がどちらも複数だったため、通常の依頼と同様に件数を計算してみると、全部で3000件になるのですけれど。しかも資料種別の詳細をきいていないのですが、もしも最初に仰った通りの資料だと、それらは1件当たり200ページくらいありそうなのですが。いや、菜の花の計算が間違っているのかな…そうだと信じたい。ええ、信じたいです。この件についてはこちらと先方のILL担当者さん同士で、もう一度話し合うとのことでありました。いや…、とりあえず他の業務に支障をきたさない程度で、交渉してくださいませね。該当資料はうちの図書室のみしか所蔵いていないようなレアなものではなく(あちこちが所蔵している)、ILL依頼はその機関からくる分だけではないのですから。。。



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一日、新着図書処理

69日目(通算766日目)。貼って、貼って、貼った。

これまでのあらすじ。金曜日に大量に届いた新着図書。数が多いので「あまり急がないものグループ」「それ以外グループ(急ぐものと急がないもの混在)」に分けました。そして「それ以外グループ」の装備を終えて、菜の花は週末満喫モードに入ったたのであります。。。

というわけで、今日は朝から「それ以外グループ」の所蔵登録を行ないました。具体的には、NACSIS-CATで書誌データを探してきて、確かにこの本だねえ、と確認(書誌同定)してから、所蔵登録(Register)をします。もしもその資料が複本の場合(複数冊、所蔵がある状態)、NACSIS上では1冊しか登録が出来ませんので(複本を許さないシステム)、Local-CAT(うちの大学の目録)にのみ登録を行ないます。雑誌書誌だった場合は、NACSIS上は所蔵巻・年を修正の上、Localに各巻情報を登録します。もしもNACSISに書誌がなかった場合は、従来は菜の花の席にいた人が作成していましたが菜の花では心もとないので、今のところは中央の目録担当に送り、作成して頂いています。この工程では書誌同定が一番、時間がかかります。慣れないせいもありますけれども。ホントにこの書誌かなー?というのは、意外に難しいものです。明らかな場合も多いですが、あれ、ホントにホントにこれかな?というものもあります。ページ数が違ったりとか。今日もうっかりしていたことに気付いたもの、ありました。とある資料が、ISSNもISBNもついていて、雑誌書誌と図書書誌の両方が存在するものだったのですが、うちの図書室は両方に登録をしていました。1冊しかないわけですが、データとしてはどちらにも登録しているということ。でも今まで気付かずに、図書書誌だけに所蔵をつけていました。今回、気付いたので、今まで忘れられていた3冊分を、雑誌書誌の所蔵範囲に追加しました。ああ、早めに気付いてよかったです。他にもこんなものがないか心配です。これに懲りて、これからますます慎重にしないといけません。

同じく所蔵登録時に、意外な展開が。菜の花の担当する特殊資料群は、特殊というだけあって、全国のあちこちの大学が持っている、という資料ではありません。所蔵館が限られていることもあり、ここ数年はうちの図書室が一番乗りで登録して、多くの書誌の作成館になっていたようです。残念ながら菜の花にはまだ作成が出来ないので、引き継げていませんが…。そういうことで、最近はこの資料群は受入時に書誌があることは継続の雑誌書誌でもない限り皆無だったのですが…、何と本日の登録のうち2件が、他大学によってすでに新規書誌作成されていました。素早い。今までにない事態。何があったのでしょう、作成館のK大学さん。。。微妙に気になるところです。


そんなこんなで所蔵登録が終わり、新着図書の案内を作成し、配架をし…という一連の作業後に、今度は「あまり急がないグループ」の装備。こちらの方が数が多く、ちょっと厄介。でも何とか、貼って貼って貼って、終わりました。明日は引き続き、こちらのグループの所蔵登録です。



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残務処理、欠号請求、新着図書処理

68日目(通算765日目)。復帰。

昨日は、あらぬ日取り(?)で突然休んでみて、なかなか素敵でした。これってもしかすると、最高の贅沢なんじゃないでしょうか…!と思いつつ、休日を堪能した菜の花です。


とりあえず、1日休むとそこそこたまるのが仕事というものでして…。菜の花、来月はまるごと1週間以上、お休みを頂く予定なのですが、これをすると戻ってきたときに死亡フラグでは…?と今日、思ってしまいました…。危険すぎです。

午前中はカウンターに座りつつ、残務処理を。これでほぼ終わりました。

それからえーごとフランス語できたお手紙を読んで、「これってうちの場合は返信の必要ないんだよね…」と読み取ったのですが、なにぶん、えーご嫌いの菜の花ですので、誤訳していると大問題、と思い、一応他の人にもざっと読んで頂いて「返信いりませんよね?」と確認したのでした。多分、大丈夫です。

それとは逆に、こちらからもお手紙を書く方。水曜日にも言っていた、えーごで欠号請求です。何だか菜の花が書くとやたらと枕草子風です。短い文章満載。日本語だと1文が長くなるのにー。何故でしょう…。そういえば論文英語を書いているときに、先生にも指摘されました。菜の花の日本語は回りくどいくらいの過剰表現(?)で、長々~なのに、英語は言葉すくなで短いね、と…。ま、つまりは語彙が足りないわけですが。今回も、とにかくwouldばっかり!…と書きあがってから気付きました。。。丁寧に書かなきゃーと思うと、表現がどれもwouldになってしまう菜の花なのです。We would like...、Would you kindly...?みたいな。と、嘆いていたら某理系図書室のM氏がそちらの図書室で使っている定型文を教えて下さいました。おおお、何だか壮大(?)な感じ?。もっともっと例文を見てみたいですね。何だかかっこいい例文があれば、どうぞご教示ください。


それからこれまた水曜日にも言っていた新規書誌作成の件は、さあ、やるぞ!…と思い、壁に猛突進して、砕け散った感じです。。。何故か。ああ、色々分からない。後回し…にしようかな、と悩み中です。


そう、悩んでいる場合ではない!という感じでどさどさっと新着図書が届いたので。受入が終わり、今度は菜の花が装備・目録・配架をするのを今か今かと待ち構えている資料たちです、はい。あー、多いな!今回は多いです。比較的急いだ方がよいものと、そうでもないものに分けて、やっていこうと思います。そうしないと急いだ方がよいものがどんどん遅れてしまいますからね。今日は、急ぎグループの方の装備まで完了。月曜日はこれらの所蔵登録、いきます!



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ゆでとうもろこしは、おいしいです。

67日目(通算764日目)。何だか昨日のエントリーが微妙に人気(笑)。

…ということは、人気なのは菜の花ではなくて、前任者さんということですね。残念、負けました。まあ、そもそも菜の花って面白みに欠けるヒトなので、勝てるはずがございません。

最近、レポート期間なのか、入室者および利用者端末利用者さんが凄い勢いで増加しています。ので、朝一番で一気に、利用者端末のメンテナンスをしていました。大したことはしません。ウイルス定義ファイルやOSのアップデートがないか確認し、ディスククリーンアップをし、利用者さんが保存したファイルや履歴を削除し、デフラグをする…というのをそれぞれの端末で1週間に1回はやるようにしている、という程度です。今日は、一念発起で全端末をお掃除しました。ちょっと時間がかかりました。利用者さんが来てもちゃんと使える端末を残しておかなくてはならないため、きょろきょろしながら歩き回ってのメンテナンスです。

その後は、引継ぎ書類にあった「遡及入力」に関して少しずつ進めようと、現状の把握につとめていました。本日はそこそこ余裕だ、と思っていたのですが…その後ばたばたと処理事項が増えました。きゃー。

書誌調整の件とか、欠号の請求の件とか、新規書誌作成になるかどうか悩ましい(と菜の花は思った)資料の取り扱いとか。

書誌調整の件は、お隣の図書室のY嬢が持ち込んで下さったもの。変だよねー、と二人して現物を眺めつつ、なつかしのカード目録をひきつつ(所蔵情報に「カード遡及」の記述があったため)、魔女のK女史にアドバイスを頂きつつ、結局最終的には菜の花、ぽーんとY嬢に投げました。(おおっ、文字通りの投げやり!?)で、Y嬢は、ぽーんと中央に投げる予感です。さて、どうなりますことやら。

欠号請求の件は、英語でお手紙を書かないといけません。We have many lacks of 書名. We would like to get all issues. Would you send us them if you have.…みたいな英語でいいのでしょうか、欠号がいっぱいなんだよー、送っておくれよー、って感じ。きっと間違っている!という自信がありますが(持つな、そんな自信)、何となく意味分かっちゃったりしません、こんなてきとうな英語でも。駄目でしょうか…駄目ですよね…。うーむ。。。

新規書誌作成の件は、もしかしてもしかするとこれはslightlyな変化ってやつで、VTとか足しておくだけで駄目かしら?と思っていたのですが、その願いはあっさりと係長&魔女のK女史に打ち砕かれました。ぐはっ。いいんですいいんです、菜の花、てきとうに流用して新規書誌作成して、書誌変遷の出しますよ、ええ、出します。はっ、ここで引継ぎ書類が思い出されます。。。

・書誌を流用する場合は基本的に既に書いてあるのはうそだと思え。

…嘘じゃないですぅ。流用できますぅ(T-T)。ちょっと抗ってみたい菜の花。でも結構、面倒そうです、今回の変遷。何しろ変遷した直後、つまり初号にあたるものは、所蔵がありません…。でも他の資料の記述と、書店サイトの表紙画像により、手元にあるひとつ前の号から、タイトルが変わっているのは間違いないので…。ええと、初号がない場合は書誌ってどうなるんだっけ…コーディングマニュアルと首ったけな菜の花は、まだ目録講習会に参加したことがございません…。いいのか、こんなのに書誌作らせて?…を合言葉に、日々頑張ってます。


あ、そういえば今日は学科の先生から、ゆでたてとうもろこしを頂きました。お昼とおやつに、おいしくいただきました。


もうひとつ、そういえば。明日、菜の花お休みします。ここ最近、週末に終日不在を繰り返したため、ちょっとふらふらなのであります。平日にぽんと休んでしまおうだなんて…贅沢すぎて涙がこぼれます、はい。積み残し業務を目の端にちらちらっと捉えつつ…。おっと、それは見てはいけないものー、ということで…。



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素敵な引継ぎ書類

66日目(通算763日目)。変なものは養子に出された。

朝一番で、係長が「アプローチのところに、ごきぶりがいたよ」と仰いました。は?…壁の高ーい位置に、ヤツは引っ付いていました…。くらっ…。菜の花の天敵。手足が2組じゃない生物は、手足が多くても少なくても苦手です。虫とか蛇とか、そういうの。


色々一段落したので、引継ぎ書類を読み返して、忘れていることがないか確認していました。菜の花は目録の新規書誌作成はしていないので(前任者さんまでは、ちゃんとやっていた)、その部分をぽーんと飛ばして読んでいたのですが、今日は読んでみました。そしてその素敵さに驚きました…。箇条書きになっていたのですがちょっと一例を挙げてみましょうか?

「・AACR・NCRの総論・図書・雑誌の頁を熟読して、頭に叩き込んでください。」

…というのはまあ、「はい」と頷くしかないですが、

「・書誌を流用する場合は基本的に既に書いてあるのはうそだと思え。」
「・和書はISBNで十分信頼できるが、洋書のISBNは信用ならない。」
「・タイ語などのアジア言語資料が来たら頑張れ。」

…って、もはや引継ぎ書類というよりは、助言集…。頑張れってどんな引継ぎですかー。具体的にどう頑張ればよいのやら…。口調もこのまま。「~してください。」「~です。」という文章が並ぶ中に、ぽつんぽつんと上記のような文が混じっているのです。びみょーにシュール。

昨日見てきた変なマイクロフィッシュを入れるキャビネット(半自動検索機能付)は、念のため連絡しておこーよ、と昨日のうちに少しは希望があるところへ内線をかけたわけですが、そちらの部署の人が視察にやってきて、引き取ることが決まったそうです。おめでとう、ゴミ捨て場ではなく、ちゃんと養子にいけましたね。でも多分、磁力で検索機能な能力は、活用されないと思います。買われたのはその収容能力だったようですので。まあ、めでたし、めでたしということで。




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昔の自動検索機…?

65日目(通算762日目)。変なものを見た。

朝から体調が悪く、なかなか本調子とはいかず。のたーっと色々、いつもの業務。何となく、喉が痛くて、身体がだるくて、寒気がするんですよね。えーと、これは風邪でしょうか?それとも流行おくれの新型インフルエンザについに罹患?…でも、熱はきっと平熱でした。うーん、不定愁訴?いやいやいや。単に、土日はしゃぎすぎで疲れているだけかもしれません。土曜日はリハーサル、日曜日が演奏会本番だったので、両方終日どたばたしていたのです。そうか、お休みしていないから駄目なんだ…。

郵便物が来て、新着資料の受入を始めた午後くらいからようやく、少しよくなってきました。でもさすがに、調子が出てきたー!とまではいかないくらい。


そんな夕方に、お隣の図書室のY嬢登場。何かを菜の花に見せたいらしく、気付いたら拉致られていました。で、行って来ました、見てきました。何でも「マイクロフィッシュを入れるキャビネットなのですが、自動検索機能付なのです!」というシロモノだそうで…。しかも「めちゃくちゃ古い」らしく。何それ?

そのキャビネットは、普通にキャビネットでした、外見は。マイクロフィッシュを入れるキャビネットは、通常だと手前に引き出し、フィッシュを手前に面が来るような向きに立てて並べるような形のものですが、そのキャビネットは一味違いました。手前に引き出したときに、フィッシュが普通と90度違う向きに並んでいるのです。普通の本みたいな感じ。つまり横方向に印字面がきた状態で並んでいるのです。どわーっと。しかも番号も何もついていない…。更に横方向にスライドする、手動式のスキャナみたいなものが上にのっかっているのです。スキャナには、5桁の数字を設定することが出来るようになっていました。どうやらこれを横方向につつつーっと滑らすことで、設定した番号に該当するフィッシュを引っ張り出すというものらしいです。しかしどうやって引っ張り出すのだ?とY嬢と二人してあーだこーだと試していて、ようやく分かりました。フィッシュの収納袋には1枚1枚に、上部に金属製の沢山のツメがついていて、このツメを折るか折らないかで5桁の数字が決まっていて、その数字にばっちりハマるツメの場合、磁石で引き寄せてスキャナが通過した後に1枚だけぴょこんと頭を出した状態になるようになっていたのです。うーん、面白いけどこれだと1枚1枚のマイクロを収納するときに、いちいち5桁の数字にあうように、ツメを折りまくらないといけない、ということなのですね…。誰がそんなにツメを折りまくるのか…。このキャビネットに一体何枚のフィッシュが収納できるのかはちょっと分かりませんでしたが、多分1万枚くらい入りそうでした。…1万×5つの数字のための何本かで1セットのツメ…いや…気が遠くなりそう。一体、誰がこんなものを買ったのか…。

このキャビネットは使っていない新品状態で発掘され、Y嬢は捨てるつもりということでした。念のため、マイクロを沢山持っている部署に連絡して「いりません?」ときいてみることに。で、夜に視察にいらしたのですが…。やはりこのまま捨てられる運命になりそうです、この子。発想としては面白い作りだったのですが(それをうまくことばに出来ない、自分の表現力のなさに反省しつつ)、実用性を考えるとなかなか…な一品でした。どこかで使っている大学もあるのでしょうか…。しかし何故新品状態だったのか、というのは、ひょっとしてひょっとするとこの商品は、試作品なのではないか?という説が出ていました。試作段階で協力したから試作品は差し上げますよ、ということになり、でもうちではいらないしー、でそのまま十数年だか数十年だか、放置されてしまったのでは?という説。さて、実際はどうなのでしょうか。ま、面白いものを目撃できた!ということで。写真でも撮ってくればよかったでしょうか…。




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プロフィール

HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)

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