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菜の花の大学図書館日誌

理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。

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防災訓練

353日目(通算1051日目)。それって、どうなの…。

また今年も、役に立ちそうにもない防災訓練をしました。何というか…、現状は単なるポーズだけと化している上、防災意識を持って改善すべき点を挙げてもまったく反映されないという悲しいうちの学部です。ホント、前の部署が懐かしい。「え、それって無理だって~!」ということを挙げれば、ちゃんと対応してくれましたし、物品も申し出ればなるべく揃えてくれましたし、説明会もしっかりするし、マニュアルも充実していましたし、教職員だけでなくその場に居合わせた学生さんなどの利用者さんをも巻き込んで色々やっていましたし。菜の花は、あの部署にいたおかげで避難用の滑り台の設置方法を学びましたし、実践しました。あー…すべるのはちょっと、無理でしたけど。みなさん、滑っていらっしゃいましたけど。菜の花は…ええ、まあ…その、なんですか、高いところはクラっときちゃいますからね。実際に避難の必要が生じたら、きっと頑張りますけれども。

で、それに比べてうちの学部は…。まず、防災放送がかからず。何も聴こえません。凄いな、ここまで聴こえないとは。いつ、訓練がスタートしたかも分からず。一応、「緊急地震速報」が訓練スタートの10秒前に鳴るということで、今回の訓練の広報の際のキャッチフレーズは「緊急地震速報、聴いたことありますか?」だったと思うのですが…結局、聴けずじまい。この「緊急放送がまったく聞こえない」のは去年もみんなが気付いて「スピーカー設置数を増やすか、位置の改善を」という声が挙がったのですが、結局何も起こりませんでしたね。まあ、実際に地震が起きたら、地震発生に気付かないなんてことはないでしょうけれども、地震速報があるのとないのとではやはり、若干は違うのでは。

それから、緊急用のヘルメット、救急箱ほか。これがうちの図書室にはひとつもないのですが(前の部署では全員分のヘルメットと、各課にひとつ以上の救急箱がありました)、要求したところ「それらは学部の防災対策室を設置してのちに、倉庫から出してくることになっています」と断られました。なお学部の防災対策室は、うちの建物の北側の建物に設置される予定。その建物にやってくる事務員の殆どは、うちの建物の西側の建物からやってきます。建物2つ分離れていますけど…、そんな対策本部が必要になるほどの地震が起きたときに、建物の近くを横切ってこられるのか不安。倉庫の鍵は、西側の建物で、倉庫は北側の建物ですし。そのどちらかが進入不能になったら、もはやヘルメットも救急箱も取り出せない…。ついでに、そうなっている理由は「ヘルメットの数が足りないから」だそうです。頑張って対策室までいっても、ヘルメットがない可能性もあるのですね…そうですか。なお、うちの図書室に割り当てられている役割は「救護班」だそうです。救急箱のひとつもないのに。。。前の部署は、担架も車椅子もありましたけど…同じ学内で、何この格差。訓練中は全員ヘルメットをかぶること、というあの部署が懐かしいよ…。

他には、懐中電灯を要求。これはさすがに認められました。もしも冬場の夕方や、夜間開室中に災害が起きて停電した場合、そもそもどこにも移動できなくなりかねませんからね。

去年は建物内にいる人たちの安否確認のために、紙と鉛筆を持っていって、全員に記名をお願いしましたが、今年は人数確認だけになりました。これを書き込む用紙、「被害の有無」欄はあるものの、怪我人の有無や、その人数を書く欄なし。いや…無事な人間は動くから、それって意味あるのでしょうか。講義室には、その授業の受講者名簿を持っていき、一人一人に自分の名前のところに丸をつけてもらったそうです。安否確認が必要なほどの大災害のとき、受講者名簿をいちいち事務員が印刷して持っていけるのか…?今日は、200名の大講義室が埋まっていたため、この名前に○付け作業だけで1時間くらいかかって、そのために訓練の拘束時間が無駄に長引いていました。しかも、本当に無駄でして。全員集められて、ただ突っ立って待っているだけ。その間に何か有意義なことがあれば…たとえば「防災の心得」とか「改善案を話し合う」とかあれば、まだ意味はあるでしょうけれども、本当に立っているだけでした。何なの、一体?

なお、図書室内の非常口ですが、産業医には「非常口マークを付けてください」と指導され、「待っていて」と施設の方から言われていたのですが、最終的に「お金がないため、マークは導入しない」ということに落ち着いたらしいことが今日、判明。え、そうだったの!そのうちつくんだな、と待っていましたのに。仕方ないので自分たちで印刷して掲げようか、と今日、図書室内で相談していました。カラーコピーでも何とかなるでしょう、要は非常口だ!と分かればよいので。でも、火にあおられたら燃えちゃうかな…。いや、でも非常口が火であおられるようであれば、そもそもその非常口はもう使えないから、問題ないといえばないかも。


まあ、言いたいことは他にもごまんとあるのですけれども、これ以上ここで愚痴っても仕方ないので、切り上げましょう。


そんなこんなで防災訓練があって、あとはカウンター当番とか、レコード調整とか、イベントの準備とかしていました。明日も、イベント準備をする予定です。



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プロフィール

HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)

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