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菜の花の大学図書館日誌

理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。

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沢山のエラーが眠る書架

93日目(通算790日目)。さすがに、ひく。。。

利用者であるご年配の大学院生さんから、ちょっと怖い手紙を手渡されました。申し訳ないですが、さすがにこれはひきます。。。何だかセクハラ防止講習会を思い出しました。とりあえず周りからは「気をつけて」と言われているところ。菜の花のこれまでの人生の中で、こういう悩みはなかったですね、、、そういうキャラじゃないですし。


本日はほぼ終日、ひたすら遡及入力&欠号表示作業です。多分、今やっている書誌についている所蔵分の3割くらいは終わったと思います。逆に言うとこれだけちまちま、ちまちまやっているのに、まだ3割しか終わっていない…まだまだ先は長いです。


今日は珍しく、カウンターでの質問の多い日でした。地図や辞書の品揃えを再確認しました。こういう機会じゃないと、なかなかチェックできないです、自分のいる図書室だというのに。蔵書構成はちゃんと頭に入れておかないと、と思うのですが、いざ聞かれてみると「あれ、それはどれくらい、充実していたっけ?」がすぐに出てこないものです。経験が必要、かな。

そうやって、物を探しているときにおかしなデータを見つけました。和書の書誌なのに、資料IDが洋書の系列。フランス語の辞書のはずで、書誌データではNDCの8番台の番号がついているのに、所蔵データの方は3番台。現物に当たってみたら、書誌データとは似ても似つかないドイツ語の本。しかもシリーズ物。シリーズで検索をかけると親書誌が登場するので、今度は親書誌から子書誌を探しに行くとそのフランス語辞書が第25巻だといってくるのです。そんな馬鹿な。絶対違う。もっともっとよく見たら、ちゃんと第25巻としてドイツ語のタイトルの書誌もヒットしているし。ということは、親子関係がおかしい…ということで。フランス語の辞書の方は本来、独立した別の書誌データなのに、何故かドイツ語のシリーズと親子関係を結んでいることが分かりました。で、うちの図書室の所蔵は、別書誌へ所蔵つけ間違い。多分。中央の目録担当者さんに相談して、更にこのフランス語辞書には和図書としての書誌と洋図書としての書誌があって云々…と新たなる問題が勃発したのですが、何とか綺麗に落ち着きました。たまたま見つけたエラーが修正されたのは嬉しいですが、こんなひょんなことで見つかるくらいですから、うちの図書室の書架にはまだまだ、沢山のエラーが眠っている!…気がします。ふぅ…。


そんな書架が分かりにくいみたいで、菜の花の担当領域の並び順を訊かれました。某H大学の同様のコーナーでは、もっと分類が分かりやすい、ということらしいです。悔しいです、H大学といえば、前システム課課長が行った大学ではないですか。そのH大学に負けるとは、悔しい。。。ええと、お元気ですか、W課長。とりあえず、書架のディスプレイの仕方はまたおいおい考えます。もっとユーザフレンドリーにしたいというのは確かに思っていましたので。というか、初心者な菜の花にも分からないです、あの場所は…。1冊1冊が薄すぎるのが問題なんでしょうけれども。折角請求記号ラベルを貼っても、薄すぎて背が無いのでちっとも見えない。。。はい、課題としてまた考えます。



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プロフィール

HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)

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