忍者ブログ

菜の花の大学図書館日誌

理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

包囲網、縮小中

130日目(通算827日目)。ブックトラック縮小。

朝一番から、えいごと仲良し。いや、仲良くなんてしたくないのですけれども…、OPACの英語表示について、それぞれの日本語を何という英語で表示するか?の設定書のチェックです。えーと、これ、ホントにいいのかな?というのにぶち当たると、辞書を引いて、ググって、それでも分からないときは英語圏の大学図書館のOPACを検索してみて、該当しそうな表現を探す…なんてことをして、、、結局挫折です。大した指摘も出来ず。でもまあ、本気で「何これ?」が出たら、きっと運用しているうちに誰かが気付くでしょ…と言いたいところですが、実際これ、結構気付かないのですよねー…。今までの経験上。

ようやく、えいごから開放された後、昨日処理した先週の新着図書SG(Second Group)のうち、所蔵登録完了分をえいや!で新着棚に配架してきました。ブックトラック1台分。新着棚には入りきらなかったので、溢れた分は普通の書架へ夜間バイトさんに返本して頂くように準備。ふぅ、沢山配架してすっきり。菜の花の周りを取り囲んでいたブックトラックのうちの1台、大きなものから小さなものへ積み替え出来ました。これで若干、またブックトラック包囲網が規模縮小です。

そのさっぱり感の勢いで、午前中は新規書誌作成に取り組みました。そのうちの1冊、背表紙が読みづらっ!どうして薄黄地に蛍光イエローで文字を書きますかねー?しかも背景に文字と同じ色・同じくらいのサイズの、凝った網目模様とか…普通に文字とかぶってますから!読めませんから!OCLCの書誌作成した人なんか、ここに文字があるって認識してないですよ、この書誌から読み取る限り…。これが中国書だったので、また「中国三千年の謎、再び!だわ~(>_<)!」と言っていたら、隣の席のSさんに訂正されました。「違うよ、中国四千年だよ。」…そ、そーでしたっけ?まあ、それくらいは誤差範囲です。かつての菜の花の研究対象は、28億年くらい前に栄えたとか、いや35億年だよ、とか、そういうものだったので、数億年くらいは誤差だな、と認識するようになってしまいました。はい、ちょーアバウトな菜の花です。それを考えると人間の一生のいかに短いことでしょう。こんなことしている場合じゃないや!…と毎日思います、はい。。。好きなことを好きなようにやらないと、人生は短いです。っと、脱線。


夕方、新着図書を通常書架に入れる際にまったく1冊も入らないくらいギチギチのところがあり、図書室一同で愕然としました。ホントに入らない。周りも駄目です。何しろ数連の棚があと1列後ろに残っているのに、これが何の冗談?というくらい上から下までびっしり詰まっていて、最後まで隙間無し。普通、図書館の書架って最低でも1-2割は余裕を持って配架するもののはずですが…どれだけ詰め込んでるの~。該当資料は、とある新聞のindexだったのですが、これってもしかしてもう、オンラインで引けるんじゃないか疑惑発生。そもそも高すぎる!何しろ、1冊20万円以上の高価本です!しかも利用者が全然いない!購読をやめたい!…まあ、そういう話に。で、調べてみました。いつものウルリッヒさん登場です。雑誌・新聞の情報満載なデータベースです。それぞれ雑誌・新聞の創刊/終刊年や刊行頻度、出版者、分野、お値段などなどの書誌事項だけでなく、紙媒体以外のどんな媒体で出ているか、そしてどんな抄録誌やデータベースにインデクスされているかまで分かってしまう優れもの。さて、調べてみましょ。おやおや、うちの大学で契約する2つのデータベースでAbstractの検索がかかり、更にここ20年分くらいはFulltextまで契約しているじゃないですか…。何ということ。これは購読中止の候補にならざるを得ない状況では。どうやらその方向で話が進んでいきそうです。とりあえず、お金のセーブになること以上に、場所のセーブになることが素晴らしいです。書庫は、どんどん手狭に。やっぱり場所代ってタダじゃないですし、図書館ではかなり深刻な問題ですよね。


あ、そういえば図書館と言えば、カード目録の話をお昼休みにお隣の図書室のY嬢としていたのですが…、彼女、菜の花に4年先立って図書館員になっているのですけれども、カード目録を繰り込みしたことない!と。。。しかも、自分でカード目録を繰ったこともないと。いや、大学での専攻が図書館学だったはずなので、その頃はしていたのではないかと想像しますが。。。えー。菜の花はうちの大学図書館に採用された最初の1年、繰り込みやってましたよ。どうやらうちの大学でも部署ごとにカード目録の寿命が違ったみたいですね…。何てことをふと思い出しました。何故、「図書館」というキーワードでこの話が出てきたかは謎。





拍手[0回]

PR

この記事へのコメント

Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
管理人のみ閲覧できます
 

この記事へのトラックバック

トラックバックURL

プロフィール

HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)

フリーエリア

カレンダー

08 2024/09 10
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30

菜の花にメールする

最新CM

アーカイブ

最新TB

ブログ内検索

アクセス解析

広告

忍者アナライズ

Copyright ©  -- 菜の花の大学図書館日誌 --  All Rights Reserved

Design by CriCri / Photo by momo111 / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]