菜の花の大学図書館日誌
理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。
どっぺるげんがー?
- 2010/01/06 (Wed)
- 4-6年目(某文系図書室編) |
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176日目(通算873日目)。せんせい、心配中。
何を心配中かって、「ののちゃん」の行方。それは誰だ!?と思ったら、朝日新聞に毎日お目見えしている人だそうです。「ののちゃんはどこへ?」とレファ(?)してきたO先生は、毎日うちの図書室に通いつめる常連の先生。やってきては図書室前のラウンジで新聞を読んでいるなあ、と思っていたら、どうやら「ののちゃん」をたのしみにしていたらしく。でも、11月くらいから作者の病気療養のために休載しているようで…あれ?毎日見ていて気付かなかったのでしょうか…。O先生の謎は深まるばかり。
しかしもっともっとミステリアスなことが今日、ありました。そのミステリィはこんなことばからスタートしました…。
「借りてないのに、督促メールがきた」
訴え出てきたのは、お隣の学部の、学部2年生の女の子。話を聞くと、確かに彼女は借りていないということなのですが…、でもちゃんとデジタルデータでは、彼女の利用者ID(学籍番号)で、11月にその本を借りたことになっているのですよ。あれ?
うちの図書室では連絡先を確保するため、利用者さんには「利用者登録カード」というものを手書きして頂いて保管しているのですが、このカードを探してみたところ、彼女と同じ漢字・同じ学籍番号のカードが見つかりました。ただ、それを本人に確認して頂いたところ、何と読み・住所・電話番号・メールアドレスが異なるというのです。これはもしかして同姓同名がいるのか?ということに。が、お隣の学部には現在、彼女と同姓同名はいません。本人も仰っていましたし、教務にも確認したので間違いなく。あえていうなら、どうやら2006年に卒業した子が同姓同名だったらしいのですが、今回借りたことになっている彼女は2008年入学。利用者IDには入学年度に応じて変化する桁があり、貸出データのIDも間違いなく、2008年入学者のIDでした。2006年に卒業している人のIDではありえません。いや、そもそも幾ら同姓同名だったとしても、学籍番号が同じ人がいるはずがないのです。ということは、どちらかがその名前と学籍番号を騙っている…?
とにかく、同じ漢字の名前を名乗り(でも読みは違う)、同じ学籍番号を主張する人が、2人いるのは確実らしく、そのうちの一方が延滞をしているようで…。
で、カードにあった連絡先の携帯番号(本人は見知らぬ番号という)に係長が電話をかけてみることにしました。これが偽ものの番号なら、話は簡単で延滞中の人が偽者疑惑が一気に強まるわけですが、その電話には…女の子が出たのです。「○○さんですか?」と名前を確認すると、「そうです」と答えたらしく。そして、本を借りているのも認識していたらしく、明日返しにくるというのです。悪意はなさそうです。悪意は…。
…明日、一体何者が返しに来て下さるんでしょう…。そして電話の彼女と今日来た彼女の関係は…?ミステリアスです。どきどきです。特にうちの図書室のSさんは気になっているようで、もしもブックポストに返されたら、その人とご対面できない!ということで、「明日、ブックポストの中に入っていようか…」と検討されていました。いやいやいや、そんなことしたら、誰かがブックポストに本を返すたびに、頭がぼこぼこになっちゃいますよ!…と思った菜の花は、何を想定していたのか…。結構面白い図が、脳内で展開されていました、ええ。
とりあえず、ええと、明日の報告を待て!…ですね。
何を心配中かって、「ののちゃん」の行方。それは誰だ!?と思ったら、朝日新聞に毎日お目見えしている人だそうです。「ののちゃんはどこへ?」とレファ(?)してきたO先生は、毎日うちの図書室に通いつめる常連の先生。やってきては図書室前のラウンジで新聞を読んでいるなあ、と思っていたら、どうやら「ののちゃん」をたのしみにしていたらしく。でも、11月くらいから作者の病気療養のために休載しているようで…あれ?毎日見ていて気付かなかったのでしょうか…。O先生の謎は深まるばかり。
しかしもっともっとミステリアスなことが今日、ありました。そのミステリィはこんなことばからスタートしました…。
「借りてないのに、督促メールがきた」
訴え出てきたのは、お隣の学部の、学部2年生の女の子。話を聞くと、確かに彼女は借りていないということなのですが…、でもちゃんとデジタルデータでは、彼女の利用者ID(学籍番号)で、11月にその本を借りたことになっているのですよ。あれ?
うちの図書室では連絡先を確保するため、利用者さんには「利用者登録カード」というものを手書きして頂いて保管しているのですが、このカードを探してみたところ、彼女と同じ漢字・同じ学籍番号のカードが見つかりました。ただ、それを本人に確認して頂いたところ、何と読み・住所・電話番号・メールアドレスが異なるというのです。これはもしかして同姓同名がいるのか?ということに。が、お隣の学部には現在、彼女と同姓同名はいません。本人も仰っていましたし、教務にも確認したので間違いなく。あえていうなら、どうやら2006年に卒業した子が同姓同名だったらしいのですが、今回借りたことになっている彼女は2008年入学。利用者IDには入学年度に応じて変化する桁があり、貸出データのIDも間違いなく、2008年入学者のIDでした。2006年に卒業している人のIDではありえません。いや、そもそも幾ら同姓同名だったとしても、学籍番号が同じ人がいるはずがないのです。ということは、どちらかがその名前と学籍番号を騙っている…?
とにかく、同じ漢字の名前を名乗り(でも読みは違う)、同じ学籍番号を主張する人が、2人いるのは確実らしく、そのうちの一方が延滞をしているようで…。
で、カードにあった連絡先の携帯番号(本人は見知らぬ番号という)に係長が電話をかけてみることにしました。これが偽ものの番号なら、話は簡単で延滞中の人が偽者疑惑が一気に強まるわけですが、その電話には…女の子が出たのです。「○○さんですか?」と名前を確認すると、「そうです」と答えたらしく。そして、本を借りているのも認識していたらしく、明日返しにくるというのです。悪意はなさそうです。悪意は…。
…明日、一体何者が返しに来て下さるんでしょう…。そして電話の彼女と今日来た彼女の関係は…?ミステリアスです。どきどきです。特にうちの図書室のSさんは気になっているようで、もしもブックポストに返されたら、その人とご対面できない!ということで、「明日、ブックポストの中に入っていようか…」と検討されていました。いやいやいや、そんなことしたら、誰かがブックポストに本を返すたびに、頭がぼこぼこになっちゃいますよ!…と思った菜の花は、何を想定していたのか…。結構面白い図が、脳内で展開されていました、ええ。
とりあえず、ええと、明日の報告を待て!…ですね。
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プロフィール
HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)
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