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菜の花の大学図書館日誌

理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。

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理想と論理と現実

復職17日目。凄い達成感。

朝から、ひたすらやってくるものをレシーブし続ける一日だった気がします。

まずは毎日の「連絡票」。休日や夜間開館の担当者さんからの申し送り事項です。イレギュラーで回答が必要なものが、菜の花に回ってきます。今日は3件ほど。1件はこちらで手に負えない、深刻な問題だったので、係長と課長の話し合いに。昨今のマナーの悪い(本来なら入館条件を満たしていない使い方をする)高校生さん問題。うちの大学図書館では高校生さんでも、資料を閲覧する「研究活動」ならば入館可能なのですが、それを理由にして入館しておきながら、実際は適当に書架から抜いてきた本を机の上に飾るだけで開きもせず受験勉強をしていて、注意を受けてもイヤホンも外さないで、使っていると主張、最後は本をそのまま机に置きっ放しで帰って行くという感じだそうで、担当者さんは怒り心頭のご様子。各地の図書館でも「勉強部屋」問題はあると聞きますが基本、うちは大学図書館なので、大学の人にサービスするための施設です。でも折角、素晴らしい知的資源を抱えており、それらは税金からも補助を受けているわけなので、外部の人にも積極的に利用して頂くのは、広く社会のためにもなり、前向きに行なうべきことと思います、が。本に関してはそうですが、だからといって、施設はどうかな…です。ガラガラで、空間がもったいないくらいなら、確かに考えどころですが、日の入館者数は4桁、そこまで空いているわけでもなく、これから試験期に向けて利用は更に増えていくわけで、このまま学外者の本来の目的外利用を容認し続けるのは、ちょっと怖いです。しかも、徐々に増加&マナーは悪くなる一方。もちろん、すべての高校生さんが悪いわけではないのですが最近、目立ってきているようで、このままでは一部の人のために、全体の利用制限をかけざるを得ないのではないか、というお話。しばらくは注意を促すのをより積極的にすることで様子見ですが、改善されるのかどうか、ドキドキです。

そして表題の件は、朝から夕方まで続いた一連のメール合戦。学内の他図書室の方とのやりとりだったのですが、論理でやってくるところを、理想と論理と現実をミックスして、最終的には、大きな目標が最終的に、論理的に達成されるならば、その経過には必ずしも論理的一貫性は必要ない、ということに収束…したのか、していないのか。でもとりあえず、おさまって良かったです。あちこちの部署の方が、この論理攻勢に…orz…となっているのですが、ご本人は真面目なだけで悪気もなく、ただ納得したいだけの方なので、「業務の実際と離れるなら、適当に返しておけば」という忠告も受けながら、それだとあとあと、色々引きずりそうなので、ちょっと徹底抗戦(?)してみたのでした。ちゃんと最後っぽいメールで終われたので、達成感が素晴らしいです。いや、あんまり解決していないかもですが…。



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プロフィール

HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)

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