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菜の花の大学図書館日誌

理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。

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アルミ箔遮蔽の限界と、書架移動のこと

復職3日目。意外に駄目だったので、悔しい。

受付カウンターの電話機に、「ツー」という連続音ノイズがのり、あまりにもうるさくて会話にならなかったこともある、という話を聞きました。どうも、目の前にあるブックディテクションシステムのゲート…貸出処理していない本を持ち出すとアラームが鳴り響くあのゲートですが、電磁波を出しているらしく。システムの提供元に相談したところ、出力のレベルを下げてくれて少し軽減したもののまだダメで、少し後ろに後退させて頂いてこれでも軽減したもののやはりダメ、会話はできるけれど、利用者さんに電話口で

「これ、盗聴されてませんか?」

と言われたこともあるとか。少し、離れた位置に電話を置くことでも軽減するものの、今度は受付のPCから離れてしまい、本の所蔵問合せなどの電話ではちょっと不便、ということでした。

電磁波でノイズが乗るってわかっているなら、静電遮蔽すればいいじゃない、と思うのが理系の人かと。でも、電話ですから完全遮蔽してしまうと使いにくいので、せめて導体の壁を作ればいいんじゃない?と。実際に、無線LANは数年前、金属製のパンフレット棚を置いておいたら使えなくなってしまった、ということがありましたしね(いつの日記に書いたかすら忘れましたが)。

で、早速不要な板をもらってきまして、アルミ箔で覆って置いてみたのですが。うーん、あまり劇的効果はなし。電話自体を覆うこともしましたがぼちぼち。ブックトラックが金属製なので、これを持ってきてその陰で電話を使ってみると少し軽減。でも一番軽減するのは、受話器を持って後ろを向くこと。人の陰に入ると、大分良いようです。人体の遮蔽率が今のところ、最強。

回り込みとかもありそうです。たまたま勤務に来ていたバイトの工学研究科の院生さんとも話してしたら、電磁波の種類により、アルミ箔では無力なこともあります、と。あー、なるほど。うちの研究室ではアルミ箔、かなり使える子でしたが、駄目なこともあるのですね。いや、どうしようかな…。解決策、募集中です。


それから書架移動の話。どこの図書館でも大問題になっているであろう書架の狭隘化に対しての、せめてものジタバタと申しますか。午前中に課長、係長とお話して、課長案、いいのでは、となり、実際に現在のスペース及び増加冊数を調べることになったのですが…、、、そのままでは無理でした。概要としてはありなのですが。それで色々悪あがきのため、もう少し具体的な数字出しをしつつ、現状を確認。ずいぶん、色々考えましたが、いやはや、難しいですね。そんなに簡単なら、歴代の優秀な方々が、さっくり解決しているわけで、まあ当然でしょうか。本日最後にまた課長とお話しながら現場回り。うーん、課題は山積みです。



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プロフィール

HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)

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