JDreamIⅡ研修会。

２３日目は出張でした。

朝、開館準備だけしたらもう出発。
庶務掛で地下鉄のカードを借りて出掛けます。
地下鉄で途中乗り換えを１回。
目的の駅についてからも迷うかと思いきや、
まったくスムーズに会場まで辿り着けました。
思った以上に早く着いてしまい、菜の花は一番乗り。

資料をもらって、席に着きます。
席には１台ずつノートＰＣが。
さあ、じぇいどりむるぞ！って感じ（勝手に動詞化）。
ＪＤｒｅａｍⅡって、めちゃめちゃゲームっぽい名前ですよね。
元々はJOISというのとJDreamという２つのデータベース検索が、
合体の上、強化されてJDreamⅡになったらしいです。
菜の花はどちらも使ったことがありませんが。

JDreamⅡは有料の国内・海外の科学技術系逐次刊行物のデータベース。
特徴は医学分野や臨床系のデータが多いことと、
抄録が海外文献だろうが何だろうが、とにかく全部和訳していて、
日本語で検索できると言うことです。

今回はこれの検索の仕方などをしっかり数時間、
教えて頂いてきました。しかし凄い金額。
「検索」するごとに課金されますし、ＨＩＴした論文の
タイトルや書誌情報を表示させると１件幾らでやはりお金がかかります。
これが本当に馬鹿にならない金額がかかるんですよ。
本日菜の花が練習で検索した代金、しめて数万円。
まあ講習会なので無料ですけど。いや、凄い。
しっかし、こんなにお金がかかるんじゃ、
なかなか利用者の方にお勧めは出来ませんね。

色々と面白い絞り込み方、広げ方を習ってきました。
シソーラスって本当に面白い！これ、使えるなあ。

しかし、最近はあの手のデータベースって、
あちこちで無料公開されているのですよね。
たとえば、国立情報学研究所がやっている学術ポータルの
ＧｅＮｉｉなんてかなり凄いです。え！こんなことまで！くらい。
わざわざ高い代金を払ってまで、JDreamⅡを使うメリットは何か？
ちょっと悩みます。
確かに、JDreamⅡに収録されているものは必ず、
科学技術振興事業団に所蔵があるので、複写依頼なんかはしやすいかも。
でも、逆を返せば…、今日もあったことですが、
科学技術振興事業団で欠号していると検索にかからない、ということ。
実は菜の花、今日は自分の名前を大分使いました。
菜の花は国内学会には３つほど所属しており、
それらで複数回、発表をしているのです。
なので、学会予稿集なども収録対象であるJDreamⅡでは
ヒットしてくるはずなのですね。色々と試した結果、
どうしても出てこない学会があったのです。
しかしそれはＧｅＮｉｉでは一発で、ＣｉＮｉｉの中でＨＩＴします。
その学会誌はJDreamⅡの収録誌に入っていたのに出てこないので、
調査してもらったら、ここ数年の号は欠号していました。
うーん、出ないはずだ。でも、これって調べないと分からないですよね。
絶対載ってる！と知っていたから見つけられましたけど、
そうでもなければ検索漏れしたままになったと思います。
ちょっと怖い。

あと、何でもかんでも和訳、というのも危ないんでは？と思いました。
菜の花の書いた要旨の中には、英語のものもあるのです。
それらは科学技術振興事業団の方で、和訳しているのですね。
日本人が書いた英語をまた日本語に直すなんて変な感じ。
でも単に変な感じなだけじゃなくって、
え！？そんなつもりで書いてない！みたいなものも満載。
ちょっとショックでした。これ、自分で書いたものなのに、
自分でＨＩＴさせられないよ、みたいな。

少なくとも、菜の花が今日、興味を持って検索した語では、
菜の花自身の論文がＨＩＴして来なかったです。。。
ちゃんとデータベース内になるのは分かっているのに！

でもまあ、これらのうちＧｅＮｉｉでＨＩＴするのは
今回欠号していてＨＩＴしなかった分の要旨だけなんですよね。
つまり、JDreamⅡでしか調べられないものも確かにあるのです。
色々回って、検索式も確定していて
最後に試すにはいいデータベースかも。
…と、思いました。
しかし、研修会は凄く分かりやすくて為になりましたよー。
こういう風に研修会はしないといけないんだなーと思いました。
プレゼンの仕方もついでに勉強中。。。