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菜の花の大学図書館日誌

理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。

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2つの失敗

610日目。何だか、色々と、疲れました。

世の中ってこういうものだよなあ、と思ってしまいました。測定することで系を乱してしまうよ、困ったなあ…は、何も量子力学の世界だけじゃないということ。偉くなっても、空気は読めた方がよろしかろうと思います。人の振り見て我が振り直せと申します。菜の花も自分を振り返って、気をつけましょう。


昨日の夜のうちに、メールレファとFAXレファがあったので、とりあえず書架での調査を係のF氏に依頼。菜の花は午前からお昼の半日カウンター当番だったので、カウンターを守っておりました、ええ。メールレファに関しては自分で回答を書くことにしましたが、FAXはF氏にお任せしてみることに。FAXレファ初挑戦です。色々と注文をつけましたが、とりあえずFAXデビューです。おめでとうございます。

で、菜の花のメールレファの方は…うっかり、相手の大学名の1文字目をコピペしたときに落としてしまい…あーすみません、どこの大学だこれは!みたいなことになってしまいました。ああ、でも図書館の人は優しいですから「何事ですか!!」という怒り心頭メールが返ってくるなんて心配はしていませんでした。実際、戻ってきたメールはとても丁寧で、しかも間違いはスルーの方向で。あああ、気にしてました、ホントは。ありがとうございます!今風に言えば(?)、空気を読んで下さったようです。トラディショナルに言えば、さりげないお心遣い、いたみいります、みたいな。(適当なこと言いました、すみませんm(_ _)m。)


いつも、電子リソースのトライアルというのをするときは「ご意見・ご感想をお寄せ下さい」という文章とともにメールフォームを用意しています。が、実際はなかなかメールがきたりはしません。今回はとても珍しく、初日にいきなりメールでご感想が。しかも、とてもとても好意的。ああ、こんなに喜んで使って頂けるなんて、本当に嬉しいです。この1件だけしか最後まで来なかったとしても、すでにこれで十分です!と言いたくなるくらいで。


今日のレファカウンターでの失敗2件。

1つめは、紹介状の発行。お昼休みに紹介状発行希望の方がいらっしゃいました。本来は相互さんがやって下さる業務ですが、お昼休みは相互カウンターも参考が担当しているので、菜の花が対応することに。

紹介状の発行のためにまず最初にすることは、「どこの大学に行きます?」。お訊きしたら、分厚いファイルの中からその大学を探します。すると、ファイルの中に紹介状がいるよ、とか利用照会はFAXでやってね、とか色々と書いてあります。今回の大学は、「紹介状が必要、利用照会は電話で」という条件でした。じゃあ、電話するのか。分かりました、かけましょう。かける前に訊くべきことは「利用する資料は決まっていますか?」。これにはイエスのおこたえ。行きたい大学のOPACを検索して確かに所蔵していることを確認、ついでにうちの図書館が確かに所蔵していないことも確認。書誌情報をメモ。その間に、利用者さんには紹介状の申請を書いて頂きます。
その間に更に質問。「いつ、行かれますか?」。え、今から行かれる!?それは大変。すぐに発行しないと、そして利用照会をしないと。急いでお電話をかけます。もしもし、お世話になっております、本学の学生が貴館へ…。いつも相互さんにお任せで、あまり自分で利用照会なんてしたことがないので、びみょーにぎこちなく。で、OKということで、利用者さんに紹介状も発行して…という最終段階に入ってから。「そういえば、電子ジャーナルでは読めないんですかね…?」。「どうも古いのが読めないみたいで…。」「ああ、そうなんですか…。」と言いつつ、不吉な予感がして、うちの大学で利用可能な電子ジャーナルを検索したら…ある。あるじゃん…。希望の巻号も思いっきり見られるじゃん。。。

頭が真っ白になりそうでしたが、何とか気を確かに持って、急いでさっきかけたばかりの大学図書館へ電話して平謝り。紹介状はシュレッダーで破棄。利用者さんともお話をしまして、お互いに「気付きませんで…」と謝罪合戦。

ああ…、もう、慣れないことをすると、色々といけませんね。失敗。次回からはもっと早く気付くようにしましょう。


もう1件は、わざわざ他部署にいかなくても似たデータが手に入る可能性のある資料だったのに、他部署を紹介・照会してしまったというもの。まあ…そちらの方がより詳しくて確実だったとは思います、後から考えても。なので、間違ってはいない手でしたが、手段を1つしか示さなかったのが失敗だった、と。道が複数あるならば、やはり利用者さんに選べるように提示すべきでした。でも、訊かれて最初に思いついてしまったその確実な方法が、菜の花の中で唯一の方法に成長してしまったもので。レファは、ちゃんと冷静にならないといけません。「利用者さんを前にしたら焦ったり、緊張したりしてしまって…」というのは、皆が必ず言うことですけれども、いつまでも初心者ではないのですからねー、そろそろ落ち着きませんとね。ベテランではないですが、一応はプロなわけですから。でもこういう「気の問題」というのはなかなか、難しいものです。


午後からは、最初にFTPとコマンドプロンプトと戦い(getコマンドって普段、使ったことがなかったので、よく分かっていませんでした。putはいつも使っているのですけれども)、それからひたすら選書調査。今、沢山の選書資料が手元にやってきています。現在の選書体制は、それぞれがどういう本で、うちではどんな類書があり、他の図書館ではどういうところがその本を持っているか、というのを調査してから、係内全員に資料を回覧をし、それぞれが「購入すべきか否か」を評価、最終的に菜の花の手元に戻ってくるようにしています。回覧の単位は決まっていませんが、幾つかずつ束にして回します。

今日は、11月第1号が菜の花の手元に戻ってきました。11月第2号が出発しました。11月第3号は、菜の花のところで止まっています。11月第4号は、係内で資料準備中です。11月第5号以降は、まだ整理もされずに菜の花の机の上に埋もれています。とほほ。目まぐるしく動き回る選書資料。しばらくは、これに翻弄されそうです。



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プロフィール

HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)

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