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菜の花の大学図書館日誌

理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。

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言語感覚

673日目。今日は失敗していないと思うのだけれども、確信はもてない。

今日初めて気付いた驚愕の事実が。それは…【次世代OPAC】のなかまである「Encore」。これの読み。ずっと「エンコア」って読んでました。これ、「アンコール」って単語なんですね。あはは…あはは…。ま、いいんじゃないでしょうか。昨日まで、「Vufind」も「ブイ・ユー・ファインド」って読んでましたし。実際は「ビューファインド」だそうですね。。。いやはや。そういえば学生の頃、「in situ」を「いん・しつ」って読んでましたっけ。陰湿!?…実際は「イン・サイチュー」。本来の場所で、というような意味で、生化学や分子生物学系の実験でも、細胞内などから取り出しちゃったりしないで行なうことです。


うちの図書館の、来年度のの開館カレンダー(小)が出来ました。配布用で、お財布の中に入るようなサイズです。毎年色を変えているのですが来年度の色は「腐った緑色!」です。とっても素敵な色です。まるでシアノバクテリアの、1週間経過してサチってしまった液体培養の色です。ちなみに、菜の花以外の人に言わせると「若草色」「鶯色」「ライム色」「暗い薄緑色」「抹茶ラテ色」らしいです。自分の言語感覚のおかしさを痛感しました…(-_-)。そういえば、「サチる」って通じるのかな…。もしかして方言?…と思ってググってみたら、あらあらまあまあ…。それは知りませんでした。一般語ではないみたいですね。フォトマルやCCDで光量を入れすぎたときなんかによく使っていました。「ぎゃー、サチってるサチってる!レーザー止めて!シャッター閉めて!!フォトマルが死ぬー」みたいな(不穏な例文( ̄ー ̄))。


今日は久々に「ケミアブのひきかた」というレファがありました。もちろん、冊子体のひき方ですよ!うわあ、こんなレファ、未だかつてあったでしょうか。このご時世に。というか、そもそも殆ど自分でもひいたことないのですけれどもね。それでも何とか、ここ3年弱で2-3回はレファが来たのでひいた経験はあるので何とか…。しかし、この時代に冊子体のレクチャーをすることになるとは思いもよりませんでした。普段は電話口で、データベース検索の仕方を一生懸命お伝えしているのですが。結構、内線でのお問い合わせは多いです。あれがひけない、これがひけない、使い方が分からない、というもの。そういうときホント、理系研究室出身で良かったなーと思います。実際に院生時代に、自分で研究のために検索しまくっていたから、何とか説明もできるというもので。Endnote Webはぎりぎりなんですけどね。正直、殆ど使っていません。使えるようになったの、菜の花が図書館に来てからですし。当時はまだ論文を書いていたお陰で、自分で使った経験がある最後の頃となりました。大学図書館員は、仕事のためには研究活動や論文執筆をするのが良い気がしますね。でも大変だからやっぱり出来ればご遠慮したいところなのですが(←ガッツが足りない)。


Next OPACの件。本日は朝イチで「説明会」日程の調整に行ってきました。3/2(月)で通したのですが結局夜、システム課(交渉人は何故か雑誌のK女史)から内線がかかってきて3/6(金)になりそうです。理由は、3/2(月)だと時間が45分しかとれないため。それじゃ足りないだろ?と仰るのです。えー、どうしてですかー。

『45分じゃ語りつくせないでしょ』
「いえいえ、そんなに語ることなんてありませんから大丈夫ですよー」
『えーそうなのー?(懐疑的口調)』
「どうしてですかー。そんなに語りつくすような内容でしたっけ?」
『語るというかー、口数の問題、だって課長が言ってますけどー?』

…くー、またしてもシステム課長!!!うちの図書館の「お喋り四天王」の一角が何を仰ることやら!

まあそんなこんなで、試料…じゃなかった、資料を作成中です。あやうく、OPACをプレパラートにして検鏡しちゃう勢いでしたよ。

資料は、AquaBrowser&Encoreが作成終わりました。これからあと4種類作る予定。あ、今日はScriblioに新規チャレンジをしてみましたよ。結構面白いですね、今までにないタイプという感じ。何しろ下敷きがブログ!という変り種のOPACですからね。独創的で面白いと思います。入力支援機能(ライブで候補を挙げる)が他にない機能で、非常に良いなーと思いました。

あ、そういえばAquaBrowserの日本語インデックス作成は2010年の予定だそうですね。そうですかー。しばし待ちに入りたい、とか言いたくなってしまいますね。いきなり急いで導入というのは、待った方がいいかも、というか…。菜の花が消極的なのは、すでに別の某システム導入検討で一度失敗しているからです。ええ…あれはきっと失敗だと思うのですよね、大きな声ではいえませんが(ってここで大公表してるじゃん)。じっくり検討して入れたものを、僅か1年で乗り換えたのです。まあ、何事も焦ってはいけない、という教訓。時流に乗るのは大事ですが、しっかり見極めないとね。



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プロフィール

HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)

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