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菜の花の大学図書館日誌

理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。

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留学生オリエンテーション

354日目。留学生がやってきた。

まずはWWWメンテ。それから利用案内の冊子の英語版PDFがやってきたので、これをUPし広報活動を行なうことで午前中が終わりました。頑張りました。広報してます。みんな、お願いだから気付いて!大変苦労してましたからね!何しろ第4稿までありましたものね。お疲れ様でした、係長、M嬢。

本日は留学生のオリエンテーション(秋入学ですね)に行くために変則の昼食時間。11時から。はやっ。菜の花、遅いのは大丈夫なんですけど、早いのはどうも苦手で。だって、ねえ…夜までもたないじゃないですかっ。

さて、12時には用意をしてオリエンテーションへ。配布資料は長机に並べて、順にとってもらう形式だったのですが、図書館の配布物って同じものが何ヶ国語か分あるので、全部をとってもらわなくてもいいんですよね。それで配布のところにたってご案内役をやっていました。来日したばかりの留学生さん相手なので、不安を与えてはいけない!という菜の花にしては殊勝な考え(?)で、笑顔で対応。あー、菜の花、絶対接客業は向かないよ。疲れました。図書館の利用案内は現在、日本語版と英語版の小冊子、それに中国語版と韓国語版の3つ折のものがあります。来年は中国語版も小冊子で作りたいね、という話が出ていましたけど…、あの、誰が校正するの?英語版ならみんなで校正できますけどねー。中国語はちょっと難しいかな。

このオリエンテーションは図書館より大分離れたところでやっていたので、戻ってこようと道を歩いていました。そうしたら留学生さんらしい人たちに道を尋ねられました。…今、行って来た建物でした。運悪く、最短距離でいけるところが工事中で、迂回路が大変説明が難しくて…、仕方なく引き返してご案内。

ようやく図書館に戻って来てカウンターです。今日も忙しかったです、カウンター。来客多し。でも合間をぬって、何とか秋季講習会の広報の準備を。今日こそは定時退勤を!と願っていましたが、結局願い叶わず。でも何とか、秋季講習会の広報をスタートすることは出来ました。さて、参加者いますかね。。。

そう、今度の係長は初心者向けの講習会を非常に重視していらっしゃるんですよね。菜の花とは正反対で。菜の花はむしろ、Web上で好きなときに受講できるような講習会的コンテンツとか、自分の必要なときに必要なところだけ拾い読みも可能なコンテンツ、困ったらメールやチャットで質問できるいわゆるデジタルレファレンスと、その事例を蓄積したQ&A集なんかを充実させる方が好ましいと思っています。それから、授業組み込み型(単位認定される)の講習会。講習会を開催するのってかなり時間と労力が必要なんですよね、下準備で。その割に自由参加性の講習会は広報が難しく、なかなか人が集まりません。集まらないならどうするか。必要とされていないわけでは決して無いはず、と思えるのは、講習会のテーマによっては人が集まるから。あとは、広報と企画力でしょうね。需要に対して、企画が間違っている、というのが一番大きいのだろうな。授業組み込み型なら嫌でも受けられるから結構効果的。

去年、リテラシー関係の研修に行ったときに非常に印象に残ったのは、「学生が知りたいこと」と「先生が学生に知っていて欲しいこと」は別物であり、講習会でやるべきは後者である、という説明でした。まあ、両方やるのは理想でしょうけど、後者が教育ってやつでして。が、そうすると学生に能動的に参加させるのは当然難しくなります。だから、前者と後者が一致しているような講習会には参加者が集まるけど、後者のみに突出している講習会には人が来ない。でも重要なのは後者であると。

図書館員が「知っていて欲しいこと」はまさに「先生が学生に知っていて欲しいこと」を説明しているつもりです。それが学生にとっての「知りたいこと」と別物であるという現実は、早急に受け入れた方がいいと思いますね。まあ今回、菜の花自身「いらないだろーな」と思っている講習会を「時間が無いから」と言って従来通りに企画したのもまた、菜の花ですが。何かをするには時間が必要ですがその時間がないから、ずるずると昔をひきずって、ますます駄目になっていくのでしょうね。正直、時間がないのだから無理せず、無駄なこともせずに次回のためにじっくり需要のリサーチをしてから企画する時間を捻出する方が、失敗するであろう企画を推し進めるより長期的には断然建設的だとは思うのですが、今は何でも数字で成果を求められますからね。しかも意味のない数字で。今回は開講数を稼ぐための企画だと思っています。くだらないことですね。こんなことに時間を費やしているから、ますます悪い方向へ進んでいくのでしょうね。

それにしても講習会に対する菜の花と係長の考え方の違いは面白いと思います。多分、出身と経歴の違いでしょう。教育関係に縁のあった係長と、図書館なんていらない、と言い切る学生の多かった理系の研究室出身の菜の花。実際菜の花自身も院生時代は「図書館はいらない派」でした。なのに図書館に就職した不思議…、ってわけでもなくて、そんな図書館だから変えたい、と願って入ってきたわけですけれども。まあ、ちゃんと図書館の業務を知ってみると、自分が使っていたものが実は図書館の管轄だった、というのを知って、何だこんなこともしていたのか、知らなかったわ、と思うことも沢山ありましたけれど。図書館の世話にまったくなっていない、と思っている院生も90%以上の確率で図書館のサービスを使っていることでしょう。例えば、データベースで論文を検索する、そのデータベースの契約は図書館だったりします。でもGoogleで検索してるし、という場合だって、その行き着いた先の論文が、実は図書館が契約している電子ジャーナルかも…。そう、オンラインの世界ですら、色々な形で図書館の魔の手がのびているのです…って、魔の手かよ!でも、それが自覚されていないから、図書館不要説に繋がっちゃうんですよね。図書館、もう少し出しゃばってもいいと思いますけどね、予算獲得のためには。「オレオレ、オレの功績!」って。これじゃオレオレ詐欺みたいですが。

さて、脱線話は置いておいて。そんな菜の花にに比べて係長は、教育関係が下地になっているから、学生は自ら学ぶものであって「先生が知っていて欲しいこと」=「学生が知りたいこと」となると、学生を信じていらっしゃるのかな、と。これじゃまるで、菜の花が学生を信じていないようですが。いや、別に信じていないわけじゃないですが、ここは大学ですからね。学び方を学ぶところであって、先生の教えることを勉強するところではないですから。学生の知りたいことは、あちこちに拡散していいんじゃないかと思っているだけです。

何だか難しくなってきたので、やめようっと。先週から異常に記憶力が落ちています。今日は更に悪化して、本日の日付と曜日が何回も思い出せなくなり、困りました。あるときは「今日は金曜日だ、週末だ」と思い込んでいて「明日の会議だけど…」と話しかけられて「は?」となり、またあるときは「月曜日だ」と思ってしまっていたり。しかもカレンダーを見ながらですよ。今日は10月15日だから月曜日か、今週も長いなー…って、やばすぎですよね。昨日の夕飯は当たり前のように思い出せないし。今も、今日が何曜日か分かりませんでした。えっと、木曜日?18日じゃないよね。11日だよね。やばいやばい。そういえば菜の花、用事があるから今週から短めにするって言っていたはず。うわ、忘れていた。用事が出来ない。ううう、厳しい。厳しすぎる。菜の花の脳細胞、かむばーっく!切実です。



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プロフィール

HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)

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