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菜の花の大学図書館日誌

理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。

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特別展のサイト作成

139日目。本日は、1日…サイト作成日かな。

朝の最初の仕事はやっぱりwwwメンテ作業。
していたら、昨日予告があったのですが、
案の定、仕事が舞い込んできました。
明日から、図書館内で特別展示会をするのですが、
このための特設サイト(?)の作成です。
って、前日に言わないで下さいよ…。

でも「こういうの作ります」と掛長が持っていらっしゃった案では、
菜の花は基本的に「作ればいい」という感じだったので楽ちんです。
ネタは上(課長/課長補佐/掛長)から降ってくるのです。るるん。
掛長自身はまずはネタづくりから、ということで
かなり大変なことに。いや、もうね、菜の花、出世はしなくていいや。
創造的な仕事より、ルーチンワークが楽であります。
…とか言いつつ、メモ帳だけでベタで作ったサイトは
どうも淋しい感じになるので、Photo Shopなんかをいじりつつ、
簡単に装飾を。勝手にフォーマット作成。
何となく、統一感もあって、悪くはないサイトになりました。
妙に春っぽいとか、色がいっぱいでファンシー系だとか、
フォントもついでに可愛い系だとか、
色々と「図書館らしくなさ」満載ですが、まあしょうがない。
しかし、何故いつも菜の花の作るものは
「菜の花カラー」になっちゃうんでしょう。
学会発表のときもいつも周りに指摘されまくりでしたが…。
もっとスタイリッシュにいきたいといつも願う割に、
絶対カラフル&ファンシーになるんですよねえ。
カラフルなのは一応、カラーコーディネーター3級だからですかね。
いわゆる色彩検定というやつです、菜の花の持っている資格は。
この色彩検定では3級は最弱なので、
とりあえず色使っとけ!になっちゃうのですよ、きっと(えー?)。
あとやっぱりファンシー系になる決め手はあれだな、あれ、
フォントですな。絶対使っちゃうのですよ、あの太くて丸っこいフォント!
名前忘れましたけど。あれ、絶対敗因だわ。次回は気をつけようっと。
春っぽさは仕方ないですね。あの色の組み合わせはね。
一応、秋のつもりなんですけど。枯葉に見えない紅葉&黄葉。
ベースの色は、課長が作成したポスター。
ポスター作った課長も女性、サイト作った菜の花も(一応)女性。
そりゃもう、少女趣味になりますわよ、ええ。
うちの課長って何だか可愛らしいですし(失礼?)。

夕方には菜の花の領域は完成したので、電子ブックのちらしをチェック。
昨日はおっくすふぉーどを見ました。なかなか買いづらい本が多かったですが、
幾つかはチェックです。お金が出来たら買いましょう。
今日はぶらっくうぇるを中心に。分野ごとの買い切りです。
とりあえず、全タイトル、とにかく蔵書検索します。片っ端から。
それぞれの分野で、そのタイトルをうちが持っているか、
持っている場合はどこの学部が持っているか?持っていない場合は、
他大学がどれくらい持っているか?ということを調べて、
それぞれの分野で統計を取ります。
とにかく、沢山何かが並んでいると、思わず数値化して
定量的に比較・検討したくなるのが理系のさがでして。
特に理学系の。。。基礎研究者ってそんなもの。
しかし、分野によってばらつきがありますねえ。
これは綺麗な統計結果が出てきそうです。
出来れば、明日にはカタをつけたいですが、ちょっと無理かな。
来週に持ち越すかもしれません。数が多いので、調べるのが大変。
でもまあ、昔は夜なべして何十何百という細胞を
顕微鏡下で測定していたわけで、それに比べると対象は大きいし、
目は疲れないし、はっきりした目標もあるしで楽々ですよ。
問題は時間だけね。

夜は人がいなくなったあとに、研修を。
遠隔研修…、つまりオンライン研修を申し込みました。
国立国会図書館の研修です。資料保存のことかな。
今日で受講2日目。1日1章の1節分ずつやろうかなと。
というわけで本日第1章の2節目です。
第1節では資料保存のイントロということで、
資料保存は誰が、いつ、何を、どこで、どのように、どれくらいやる?
みたいなことを述べていたかと思います。
確認テストは全問正解でクリア…ですが、確か2問しかなかったので、
全然いばれることではなかったですけど。
今回の学習範囲は、資料の劣化についてのお話。
劣化には内的要因と外的要因があるよ、ということで。
内的とは資料そのものに由来するもの、
外的とは取り扱いや保管環境に由来するもの。そのままですね。
酸性紙問題はこの両方に関わるらしいですよ。そうなんだー。
菜の花の理解したところによると(間違っていたらどうしやう)、
内的な酸性紙問題は、インクの定着材として使用していた
硫酸アルミニウム(だっけ?)が硫酸となり紙のセルロースの結合を分断する、
外的な酸性紙問題は、空気中の酸素とガスにより、紙が酸化するそうで。
…うん?何か分かったつもりでしたが、分かってるかな、菜の花?
ちょっと不安ですね。明日、復習できるといいのですが。
確認問題はばっちり全問正解でしたけどね。
…例によって例のごとく、3問しかなかったですが。


ああ、そういえば、今日は業者さん
(確か、業者Mと呼べという本人のご希望だった…?)がいらっしゃって、
ちらしとポスターを置いていってくれました。
おお、ポスター。電子ブック関連の宣伝として頼んでいたもの。
いいですね。明るいですね。うーん、でもホントは
「図書館」経由でアクセスしてほしいですけどねー。
まあ仕方ない。こうして理系の図書館離れは進んでいくんですよ。
びっくりすることを図書館の人すら平気で言いますからね、理系は。
さいえんす・だいれくとなんてうちの部局では使わないよ、
と理系の某学科の図書館員が仰ったのですから驚きです。
めっちゃ使ってるでしょう!電子ジャーナルを見に行くのに。
うちはぱぶめどを使うから、ということだったのですが、
結局、ぱぶめどなどからリンクして、たどりついた本文にも、
結構さいえんす・だいれくと(というか、えるぜびあ)があるのでは?
まあ、どこの会社のものなんて、いちいち電子ジャーナル見るとき
気にしたりはしないと思いますけどね、利用者は。
でもやっぱり、図書館員くらいは知っていて欲しいものですよね。
ちょっと脱力。
でもまあ、電子ブック、使ってもらいたいので頑張って宣伝します。
いいよ、いいよ、図書館なんて来なくても。
でももう少し、そういうのの管轄が図書館であって、
図書館に直接行かなくても結構図書館を利用しているんだよ、
ということだけは知っていて欲しいですね。
図書館、予算使いすぎ!と言って削っておいて、
電子ジャーナルが少ない、とか文句言うのはいけません。ええ。



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プロフィール

HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)

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