菜の花の大学図書館日誌
理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。
図書検査その2。
- 2006/11/10 (Fri)
- 1-3年目(参考調査編) |
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140日目です。図書検査に行ってきました。
今度はミスしました。はい。
事前に作成して提出した書類なのですが、
検査に行った学部の図書室へ他の学部から「所属換」のあった図書を
混ぜなきゃいけないので、実際、混ぜたつもりだったのですが…、
これがどうやらミスでして、所属換があると思った本は、
実はなかった本だったのです。えー、何でー?
デジタル・データになっている「原簿」という図書の一番重要な
「これ買いましたよ、持ってますよ」のデータベースで
「異動日」という設定があるものだけを抽出して選んだはずなのに!
どうして?どうして?
システム上で確かめてみると、確かにその本には「異動日」があります。
中央図書館からこの学部へ、異動しているのです。
でも…あれ?中央図書館へ入力された日付の3日後に、異動している…?
しかもよくよく思い出して見ると、中央図書館へ入力された日、
というのがすでに何かおかしい…。
その日付は2005年の秋でした。
でも、、、この本の元々の「原簿」…紙で残されているファイルですが、
これを見に行って確かめたこの本の購入日は、1995年。
この10年のギャップは…?
1995年には、うちの大学図書館はまだ、
データをオンライン化していませんでした。
その後、システム導入され、
それ以降の購入本の情報はデジタル・データにしています。
それ以前購入本は、あとから順次、「遡及入力」されているわけです。
で、この遡及作業を中央図書館でやっていたりして
配置場所を「中央」のままデータを作ると…、
実際の本の配置場所は別学部だった場合、あとから修正するわけです。
で、このシステムはそのまま上書きというものが出来ません。
配置場所を「中央」から学部へ移せば、それは「異動日」となります。
つまりこの本、遡及入力のときに「中央」に配置にしてしまい、
3日後に「あ、学部だった!」と気付いて修正されたというわけです。
納得。つまり、所属換のデータを探すのに「異動日」で抽出しちゃ、
まずいこともあるってわけですね。前回の図書検査のときは、
たまたま当たりがよくて、実際に「異動」された本を抽出できましたが、
今回は駄目だったと。しかし、今回は確かに難しかったでしょう。
何十という「異動日」つきデータがあったのに、結局本当に「異動」
していた本は、たったの4冊だけだったのです。なーんだ。
ミスの分は、また後日に、ということで、
それ以外はまあまあ、問題なく終わりました。
学部の図書室って自分の関係していた理系の方しか知りませんでしたが、
ふーん、これが文系の図書室か、って感じでした。
また今度ゆっくり行きたいですね。
午後からはまたぶらっくうぇるを中心に所蔵調査を。
夕方頃にようやく、一通り(300冊近くあった!)終わり、
統計してまとめます。データとにらめっこしながら、
重要かと思われる数値、つまり標準偏差から
著しく外れているであろう数値にマーカーで線を入れます。
この辺はかーなーり、てっきとうですけど。
ちゃんと標準偏差を算出したわけでもなく、見た感じで。
で、まあこれは購入候補として挙げても妥当だろう、というのを
どれくらいのパーセンテージで妥当か、を順位付けして、
選書会議でどれくらいの温度で候補として挙げるか、を決めました。
まだあんまり、選書の機微とか分からないので、
数値、数値で攻めるしかない感じです。
そのうち経験を積めば少しはそういうのが、
直感で分かるようになるのかもしれません。
しかし、今回の300冊弱の選書調査は、かなり、為になりました。
そう、どういう本を、どういう部局が、どんな感じで持っているか?が
とてもよく分かったからです。サンプルが多いのはよいことだ。
少しだけ、学部とか分かるようになってきた気がする(気がするだけ)。
大体、文系の人の研究・学習行動がまったく分からないですから。
でも図書館を使う人の割合はそちらの方が高いので、
こりゃ一度、文系のテーマをGETして、研究をせねばなるまいと
常々思っているわけですが、、、
その前に理系の今のテーマにカタをつけなきゃ、話になりません。
そういえば来週だかに部長のヒアリングがあるそうで、
どういうことをするかよく知りませんが、
異動の話とか希望があれば聞くよ、みたいなのもあるらしい…。
菜の花としては、あと2年くらいは今の掛(参考掛)にいて、
そのあとに、雑誌とか受入・目録系にいってみたいかも、と。
30代になったら部局も文・理両方回ってみたいし、
ラストはやっぱり理学部か農学部ですよねえ、(一応)専門ですし。
そんな希望を抱きつつ…で、ヒアリングっていつ?
日付を聞いたような気もしつつ、一瞬で忘れました。
よほど菜の花にとって、意味のないものだったのか…?
終業後は遠隔研修です!わくわくどきどき。
これ、面白いですねー。ついに第二章に進出です。第2節まで終了。
そして初めて気付いた驚愕の事実。
何か6行くらい目次があるので、それくらいの内容だと思っていたら、
実は3章で終わりでした。1~3章が2回ずつ書いてある!
よーく見たら「音声あり」「音声なし」の2種類でした。
で、今はわざわざ音を切って「音声あり」を見てました…。
しまった!いいよ、いいよ、一巡したら、もう一回、
今度は「音声なし」で受けようっと。そうしよう。
今度はミスしました。はい。
事前に作成して提出した書類なのですが、
検査に行った学部の図書室へ他の学部から「所属換」のあった図書を
混ぜなきゃいけないので、実際、混ぜたつもりだったのですが…、
これがどうやらミスでして、所属換があると思った本は、
実はなかった本だったのです。えー、何でー?
デジタル・データになっている「原簿」という図書の一番重要な
「これ買いましたよ、持ってますよ」のデータベースで
「異動日」という設定があるものだけを抽出して選んだはずなのに!
どうして?どうして?
システム上で確かめてみると、確かにその本には「異動日」があります。
中央図書館からこの学部へ、異動しているのです。
でも…あれ?中央図書館へ入力された日付の3日後に、異動している…?
しかもよくよく思い出して見ると、中央図書館へ入力された日、
というのがすでに何かおかしい…。
その日付は2005年の秋でした。
でも、、、この本の元々の「原簿」…紙で残されているファイルですが、
これを見に行って確かめたこの本の購入日は、1995年。
この10年のギャップは…?
1995年には、うちの大学図書館はまだ、
データをオンライン化していませんでした。
その後、システム導入され、
それ以降の購入本の情報はデジタル・データにしています。
それ以前購入本は、あとから順次、「遡及入力」されているわけです。
で、この遡及作業を中央図書館でやっていたりして
配置場所を「中央」のままデータを作ると…、
実際の本の配置場所は別学部だった場合、あとから修正するわけです。
で、このシステムはそのまま上書きというものが出来ません。
配置場所を「中央」から学部へ移せば、それは「異動日」となります。
つまりこの本、遡及入力のときに「中央」に配置にしてしまい、
3日後に「あ、学部だった!」と気付いて修正されたというわけです。
納得。つまり、所属換のデータを探すのに「異動日」で抽出しちゃ、
まずいこともあるってわけですね。前回の図書検査のときは、
たまたま当たりがよくて、実際に「異動」された本を抽出できましたが、
今回は駄目だったと。しかし、今回は確かに難しかったでしょう。
何十という「異動日」つきデータがあったのに、結局本当に「異動」
していた本は、たったの4冊だけだったのです。なーんだ。
ミスの分は、また後日に、ということで、
それ以外はまあまあ、問題なく終わりました。
学部の図書室って自分の関係していた理系の方しか知りませんでしたが、
ふーん、これが文系の図書室か、って感じでした。
また今度ゆっくり行きたいですね。
午後からはまたぶらっくうぇるを中心に所蔵調査を。
夕方頃にようやく、一通り(300冊近くあった!)終わり、
統計してまとめます。データとにらめっこしながら、
重要かと思われる数値、つまり標準偏差から
著しく外れているであろう数値にマーカーで線を入れます。
この辺はかーなーり、てっきとうですけど。
ちゃんと標準偏差を算出したわけでもなく、見た感じで。
で、まあこれは購入候補として挙げても妥当だろう、というのを
どれくらいのパーセンテージで妥当か、を順位付けして、
選書会議でどれくらいの温度で候補として挙げるか、を決めました。
まだあんまり、選書の機微とか分からないので、
数値、数値で攻めるしかない感じです。
そのうち経験を積めば少しはそういうのが、
直感で分かるようになるのかもしれません。
しかし、今回の300冊弱の選書調査は、かなり、為になりました。
そう、どういう本を、どういう部局が、どんな感じで持っているか?が
とてもよく分かったからです。サンプルが多いのはよいことだ。
少しだけ、学部とか分かるようになってきた気がする(気がするだけ)。
大体、文系の人の研究・学習行動がまったく分からないですから。
でも図書館を使う人の割合はそちらの方が高いので、
こりゃ一度、文系のテーマをGETして、研究をせねばなるまいと
常々思っているわけですが、、、
その前に理系の今のテーマにカタをつけなきゃ、話になりません。
そういえば来週だかに部長のヒアリングがあるそうで、
どういうことをするかよく知りませんが、
異動の話とか希望があれば聞くよ、みたいなのもあるらしい…。
菜の花としては、あと2年くらいは今の掛(参考掛)にいて、
そのあとに、雑誌とか受入・目録系にいってみたいかも、と。
30代になったら部局も文・理両方回ってみたいし、
ラストはやっぱり理学部か農学部ですよねえ、(一応)専門ですし。
そんな希望を抱きつつ…で、ヒアリングっていつ?
日付を聞いたような気もしつつ、一瞬で忘れました。
よほど菜の花にとって、意味のないものだったのか…?
終業後は遠隔研修です!わくわくどきどき。
これ、面白いですねー。ついに第二章に進出です。第2節まで終了。
そして初めて気付いた驚愕の事実。
何か6行くらい目次があるので、それくらいの内容だと思っていたら、
実は3章で終わりでした。1~3章が2回ずつ書いてある!
よーく見たら「音声あり」「音声なし」の2種類でした。
で、今はわざわざ音を切って「音声あり」を見てました…。
しまった!いいよ、いいよ、一巡したら、もう一回、
今度は「音声なし」で受けようっと。そうしよう。
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プロフィール
HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)
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