忍者ブログ

菜の花の大学図書館日誌

理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

書名の分からない本探し。

146日目。新しい週の始まりです。
始まったばかりなのに、すでに疲れているのは何故ー。

本日は午前カウンター。
継続調査をしようと思いつつ、最初に目に付いたのはメモ用紙作成。
参考カウンターの前には、ずらずらっと蔵書検索用の端末が並んでいます。
端末と端末の間には、メモ用紙を置いています。
と言っても、裏紙ですが。裏紙を切って使っています。
大体、放っておくと誰かが補充してくれているようですが、
いつもA5サイズです。A4を1回切った大きさ。
あれは菜の花、大きすぎると思うんですよねえ。
で、それをさらに半分に切ります、いつも。
でもこれだと小さすぎるなーと思う人もいるでしょうから、
どちらのサイズも両方用意するようにしています。
実際は、毎日観察していると、小さいサイズが先に使われていきます。
小さいサイズの方が、大きいの1枚で2枚作れますから、
何となく気分も省エネだし、小さいのがなくなりそうになっているのを見ると、
何をおいても、あの1回切っただけの大きな紙、切り刻んでやるー!
という気分になります。切り裂き魔?

さてそんなこんなで紙切り切りして、次は継続調査!と思ったら、
電話がかかってきました。レファレンスです。
書誌について。うちの図書館でコピーされた本のタイトルが分からない、と。
…。
タイトルの分からない本を探すのですか…。む、むずかしいな~。
本の外見的な特徴と、標題紙裏に書いてあったという名前などは判明。
最も重要な情報は、その本の近くにあったという別の本。
この本はタイトルと著者が分かるということでした。
で、そこから辿ることに。
というのも、標題紙裏の情報というのが、一向に蔵書検索で
引っかかってこなかったからです。幾らやってもノーヒット。
結局、最後は執念で、1冊1冊手にとって、開いてみて、
タイトルページの裏を見るという戦法に出てみました。
結構、時間はかかりましたが、ついに発見。
む…難しいレファレンスでした。

さあ、これでやっと継続調査に…と思ったら、
今度は新しい本がどーんと届きました。
おおお、新記録かも!な量です。7冊ほど。
参考洋書は結構どどーんと大きいので、7冊と言っても、
A4サイズで厚さはどれも、タウンページを凌駕するものばかりなので、
恐ろしいほどの存在感です。おもいー。
じゃ、まあ、とりあえずこれのカバーを剥ぎ取りまして、
いつものように所蔵館の印を押して、バーコードシールを貼って、
請求記号ラベルもばっちり貼って、うえから水性ノリで補強して。
せっせとやった結果、これがお昼前に何とか終了。
しかし…、もうカウンター当番時間の3分の2が消費されていますよ…。

そしてついに、継続調査へと。
しかしあまり進まず、結局終了率は14%です。ひぇ~、まだまだ。

午後からは、この継続調査の結果、要書架チェックになったものを
実際に書架に出て探しに行きます。。。
と思ったら、あ、忘れてました。そうだ、午前中に準備したあの本、
書架に配架してこなくっちゃ…で、とりあえず掛内でお披露目。
…したら、新着棚に置かないのか、と掛長に突っ込まれました。
そうだ、それも忘れていましたよ。
今まで参考図書は新着棚でディスプレイしていなかったのですが、
業務会議で閲覧さんに掛け合った結果、棚に居候させてもらうことに
なったのです。ただし、和書のみ置く予定でした。
今回のは洋書ですが…。でも、継続で入れている年鑑類は不要ですが、
今回のように単発で入ったものは置いてもいいのでは?ということに。
じゃあ、まずは新着棚に掲示するもの(これは参考図書だから
貸出できませんよーとか、新着棚から参考書架へ移動しちゃうぞ☆という
ような情報です)を作成します。
おお、早速完成。何かやっつけ仕事っぽい。
とっても「ういんたー」な感じになりました。わーい。
でも春になったら作り直さなきゃなりませんな、これは。
これを、またいつものように裏を不要目録カードで補強して…、
と思っていたら、透明なファイル・ケースに入れる案が浮上、
採用になりました。作った掲示物をファイル・ケースに入れ、
ファイル・ケースにブックエンドの突き出ている部分も一緒に入れて、
立たせちゃおう作戦です。おお、凄いぞ。何て賢いんだ!
これなら掲示物の差し替えもらくらく(不要目録カードを
いちいち貼り付けたりしなくてもいい)ですし、
さらに持ち運び、別の場所へ置くのもらくらくー。
ナイス・アイディア。

これが終わったあとはまた、ちょこちょこと継続調査をしつつ、
思い立って書架へ。他大学の博論要旨集の整頓計画が
先週浮上したのを思い出し、それの目処を立てに行きました。
整頓用のブックエンドは確保。これにABC…とどのようにつけていくかを
ぼけっと検討。(ぼけっと…?)
大学によっては要旨集の背表紙が狭すぎて、背表紙が無地のものが多いです。
そうすると、書架にささった状態では、どこの大学のものか分かりづらい…、
ということで、それを表示させるようなものも試作してみました。
悪くはない…、問題は材料が絶対に足りなくなるであろうことかな。
うーん、どうしましょうねえ。
もっとおねだりしてきましょうかね、この材料…。
ちなみにこの材料とは、不要目録カードの親玉みたいな厚紙です。
菜の花ほんと、紙工作好きねえ。。。



拍手[0回]

PR

この記事へのコメント

Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
管理人のみ閲覧できます
 

この記事へのトラックバック

トラックバックURL

プロフィール

HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)

フリーエリア

カレンダー

02 2025/03 04
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

菜の花にメールする

最新CM

アーカイブ

最新TB

ブログ内検索

アクセス解析

広告

忍者アナライズ

Copyright ©  -- 菜の花の大学図書館日誌 --  All Rights Reserved

Design by CriCri / Photo by momo111 / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]