忍者ブログ

菜の花の大学図書館日誌

理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

写真屋さんと戯れてみた。

158日目。ばりばり頑張る週の後半戦。

今日は珍しく、wwwメンテがない日です。
しかし、きっと何かが飛び込んでくるという嫌な予感が。
菜の花、毎朝ラジオをつけっぱなしで出勤準備するのですが、
その番組の「今日の運勢」で、不運を予告されたもので。。。
ま、信じてませんけどね、血液型占いなんて。
なんてったって、菜の花は理系ですから。
血液型占いが無根拠なのは百も承知であります。
でも、そういう予感がしたっていいじゃないか、と。
占いは日々の生活に変化が出て面白いから無根拠でも許そう。

で、午前中はこつこつこつこつ、利用案内の原稿を。
本日は7項目中2項目目、データベースについて。
当大学で使える雑誌論文などを探すためのデータベースなどを
リスト化していきます。これにお金かかってますからねーうち。
年間、数千万円がデータベースに消えているわけです。
恐るべし。菜の花、データベースになりたいな。
いや、でも、データベース本人(?)には、お金入らないのか。
働かされるだけですね。やめとこう。
数千万円って恐ろしい金額に見えますが、
考えてみれば年収200万円の人も、10人いれば2千万円ですから。
大したことないのかも。
菜の花が研究室で現役時代にオペレータをしていた測定機器は、
3500万円でした。これに2000万円ほどの特殊なレーザーを接続して、
徹夜で実験していたものです。恐ろしく贅沢だったなあ。。。
でも研究はお金がかかるのです。そしてこの成果は、
何倍にもなって利益となることも…たまにあるかもしれない。
博打みたい。でもどんな研究も、無駄なことは1つもありません。
どんな些細な結果でも、間違っていないデータであれば、
ひとつの石として学問の塔に置かれるのです。
その上にまた誰かが、確実で安定しているけどとても小さな石を置く。
どんどん上に積み重ねられて、いつか立派な塔になるのです。
アインシュタインだって、たったひとりですべてを成したわけではありません。
彼だって、沢山の定理を使っているし、法則も使っている。
そもそも数式を使う時点で、その数式を導いた人がいる、
確立していった人がいるのです。
もっと極端に言えば、ある言語を使って意思疎通を行なっている時点で、
その言語を形成していった誰かがそこに存在するのです。
菜の花がこんな駄文をつづることが出来るのも、沢山の「誰か」が
日本語を作り、パソコンを作り、ネット技術を開発したからに他なりません。
たったひとりで何かを成すことは出来ないのです。

って、話がそれまくり。

えっと、そうそう、掛長から利用案内に参考になるお話を伺いました。
昨日、某有名私立大(しかも巨大)に出張されていたのです。
で、その土産話という感じで。うーん、さすがです、KO大学。
全然伏字になっていないあたりもさすがです。狙って名づけたのか?
しかし、いいですね、これは。うん、真似しよう真似しよう。
いいなと思ったら、どんどんパクリましょう、というのが
菜の花がこの前の研修で学んできたことです。
しかし、今回の利用案内ではちょっと無理ですね。
図書館内で配る、案内シートをこれで作ろうっと。勝手に。ふっふっふ。
こうして菜の花の仕事は、自動的に増えていくのであった…。自業自得。
こういうのが、自分の首を自分で締めるってやつですよねえ。
しまるー。きゅう。どうせ締めるならおなかを引き締めたい…。

お昼からはカウンター当番です。
片手間に、昨日の蔵書点検で出てきた遡及候補の本の、
原簿データベースを調べます。
原簿というのは、本を買いましたよ、登録しましたよ、という、
図書館では最も重要なで、基本的なデータです。
オンラインで検索の出来ない本でも、この原簿データベースに、
資料IDという番号だけは入っています。
タイトルとかは入ってませんけど。
遡及入力では、タイトルとか著者名とかの書誌情報と、
どこの部局が持っているか?という所蔵情報を作成し、
それらをこの原簿データベースにリンクしてあげる、という作業を
するのだと思われます…多分。自信なさそうね、菜の花…。
だって詳しいシステムのことは知らないのですもの。

とにかくがんがん検索していきます。
ほぼ、タイトルが空白のものばかり。
1冊だけ、入っているもの発見。何故、遡及候補になってしまった?
…と思ったら、本に貼ってある請求記号と、
データベース内の請求記号が不一致でした。
この本は、中国の歴史関係の本の目録(リスト)です。
本自体には222.6だとかそんな数字が入っていて、
これは「中国の歴史」だかの分類番号なんですが、
データベース内では025だかの「目録」に分類されていたのです。
そりゃ見つからないはずだわー。
誰かが多分、目録のところに置いておくのは変だろ!と思って、
記号を書き換えて場所を移したのだろうと思われます。
背のラベルは修正ペンを使ったあとがありましたから。
で、この本はシリーズの1冊だったので、多分一緒に沢山移動したのでしょう。
そのとき、何冊もあったせいで1冊だけ、原簿の修正を忘れちゃったとみた。
これを移した人は、何てうっかりさんなんだ。菜の花なみじゃないか。
こうして理由は推定されたので、掛長に相談して、処置しました。

本が見つからない、と隣の掛のバイトの院生さんに相談されました。
カード目録しかなかった、ということで古い本らしいのですが…。
実際、カードを見に行くと、確かに中央館(うち)にあるらしい。
でも分類番号のところにいっても見つからない。おかしい。
研究用図書の該当の場所にはなし。
学習用図書の該当の場所も見ましたが見つからず。
別置か?としたら、そういう専門書?
内容は…、中国人が書いた、フランスに関する本?むむ。
うちの図書館では、特に別置するような内容ではないですね。
そういうコレクションはしてませんし。
特形かな?大きさが極端に変わっているものも、別置ですよね。
しかし27cmか。そんなにめちゃくちゃな形では…。
うーん、何だろ。こういうときは本探しのプロ・閲覧さんに聞こう。
えっつらーんさーん、たすけて!
しかし、珍しく閲覧さんも苦戦。しかし、ひらめいてしまった!
さすが閲覧さん。ひらめいてしまった閲覧の某氏は、
凄い勢いでどこかへ行ってしまった…。どこへ…?
しばらくして本を手に戻っていらっしゃいました。
どうやら、古い寄贈のコレクションで、準貴重書扱いで別置だった模様。
確かに、古めかしい和装本。…うーん、変なの。
中国人が書いた、フランスに関する、和装本か。
あとでお聞きしたところ、カードの一番下に、寄贈者名が入っていて、
その方の名前を関したコレクションがあることを思い出されたそうな。
閲覧さん、恐るべし。菜の花、そのコレクション名、初めて聞きました。

さて、では選書の調査でもしようかと。
この前、業者Nさんが持ってきたパンフレットを確認…していたら。
飛び込みの厄介な仕事が。やっぱりきたな!www!
サイトの上部に共通して使っているヘッダ部分で変更が。
しかも画像部分か!これは面倒な。
やけにあっさり課長は仰って下さいますが、これは一筋縄ではいかないって。
透過gifを作るところからか…。フォトショですね、とりあえず。
カウンターの端末ではPhotoShopは入っていないので、
一旦事務室に駆け込んで、自分の机からノートPCを持ってきます。
カウンターの端末とPC2台並べての作業…。
そういえば、一昨年は学会で間に合わなくなって、
机にPC3台置いてフル稼働で作業しましたよ。
1台でプログラム組んで計算させて
(1回の計算に10時間くらいかかるシュミレーション)、
その間に別の1台で手動で計算&データ解析して、
もう1台で原稿書きながら電子ジャーナルなんか探して情報収集…。
気分は、あれですね。ちょっと違いますけど。

で、画像を作ったのはいいですが、この端末がLANに繋がらない…。
仕方ないので、ノートPCを持って走って事務室に戻り、
一瞬繋いでデータをftpで上げてあげます。
で、また戻ってきて、テスト用htmlをカウンターの端末で確認。
…うーん、画像、まだまだ。
修正。保存。そしてまた事務室へノートPC抱えて戻ってオンラインへ。
カウンターへ戻って来て確認。まだ駄目か。
修正。保存。そしてまた…(以下略)。
大体満足。と思ったら掛長に、新たなる注文を付け加えられる…。
了解ですよ!了解!
修正。保存。そしてまた…(以下略)。
疲れた…。
しかし菜の花はやりましたよ!大体OK。
5通りくらいの修正案が出来たので、課長のところへ持って行きます。
で、課長が選んだのは…一番最初に出来た、一番手のかかっていないもの。
…あう。ノックアウト。
掛長の新たなる注文は却下ですか?
とぼとぼと戻ったら、掛内は騒然となる…。
「えー!凄い苦労してるんだから、やっぱり最後のにした方がいい!」
…と、主張され、まあどうでもいいといえばいいのですが、
掛長が課長に直談判に…。あはは…。
で、まあ最後の案が結局通って、それで書き換えになったのですが、
これで終わりじゃないんだなー、これが。
ヘッダ部分はあちこちのファイルで使っているのですが、
同じファイルを使っているのではなく、それぞれの中に書き込んでいるのです。
だから、それぞれのファイルを書き直さなければいけないのですね。
…ここからが勝負だ!
しかも制限時間は今日中だ!それもこれも、多分きっと、館長のせいよ!
大人の世界は色々とあるのです。あー。

書き換え書き換えで、何とか終了。
多分、1つや2つ、書き換え忘れているファイルもあると思いますよ。
何しろ菜の花は忘れっぽいんですから。

今日は早く帰る予定だったのに…。結局、予定は未定ってやつですね。
しかもまだお仕事は残ってますよ。
リンクリゾルバ。もうお忘れでしょう。菜の花も忘れてました。
いや、実を言うと、忘れ去ろうとしておりました。
毎日いっぱいメールが来てましたけど…。
夏に結成された特別チーム(?)の仕事です。
あの電子ジャーナルのリストとか、データベースから電子ジャーナルへの
橋渡しシステムである「リンクリゾルバ」の導入に関する検討会。
これのトライアルを実はしていたのですね。
それの感想を出せ、と名指しで言われてしまったので、急いで書きます。
放置していた分の付けがまわってきてしまった…。
ほんと、人間はこつこつが一番ですよ。あー。
感想、と言われたので、本当に感想を書きました。
…これは予想外かもしれません。
検討会の皆さん、感想といわれてもちゃんと、
「これこれの項目はこうこう」と解析して比較・検討してますから。
そんな中、菜の花だけが本当の「感想」を送り付けました。あはは…。
駄目だ、こりゃ。ノリがこのブログと同じでしたし。
と…とりあえず、画面イメージの印象と、画面展開について、
切々と語りました。結構、意味不明でしたけど。気にしてはいけない。
どんな集団も、色んな人がいて多様性があるから面白いんだ!…ってことで。



拍手[0回]

PR

この記事へのコメント

Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
管理人のみ閲覧できます
 

この記事へのトラックバック

トラックバックURL

プロフィール

HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)

フリーエリア

カレンダー

02 2025/03 04
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

菜の花にメールする

最新CM

アーカイブ

最新TB

ブログ内検索

アクセス解析

広告

忍者アナライズ

Copyright ©  -- 菜の花の大学図書館日誌 --  All Rights Reserved

Design by CriCri / Photo by momo111 / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]