菜の花の大学図書館日誌
理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。
リンクリゾルバ、利用者の声をリサーチしたい
- 2008/02/26 (Tue)
- 1-3年目(参考調査編) |
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442日目。寒さで節々が痛い(←年齢詐称の疑い有り)。
本日は、朝は絶好調でしたが、昼間は途中何度も「風邪かなー」と思いました。何しろ、熱っぽくて顔は火照って、その上頭が痛くて腰を中心に背中やら肩やら、節々が痛い。あー、こりゃ風邪だよ、風邪!…と変則昼休み中にへたばっていた菜の花ですが…、結局夕方になってから快復。何だったのか。やっぱり寒かったのか。。。ああ、でも完全に快復したのは、学内あちこちに内線かけまくった上、最後にシステム課の面々揃い踏みの中でがっつり報告をして戻ってきてからなので…、もしかしてもしかすると昨日と同じであれでしょうか、おしゃべりこそが菜の花の元気の源、病すらそれで撃退の特効薬…?。ううむ、その疑い、濃厚。
本日は、館内で講師をお招きして、本の修復講習会を開いていました。うちの係からは午前にF氏、午後にM嬢が参加予定でしたが、F氏には午後も再び参加してもらい、指導補助に入ってもらいました。もうこれでばっちり!のはずなので、明日からはばしばしと修理の仕事をおろしてあげますから( ̄ー ̄)にやり。
これに伴ない、菜の花は日がな一日カウンター当番…というほどでもないか、M嬢がいる間は彼女にお任せしていたので。まあ、そこそこカウンター当番でした。でも、数人しか来ませんでした。まあ、皆無ではなかったです、電話でのレファもありましたし。重なるときは重なってお昼休みで事務室に人がゼロのときに、3件くらいまとまってきたときにはさすがに…。いや、いいのです…いいのですが、菜の花は一人しかいないよ!…って感じで。昼休み対応で困るのは、うちのサービス課ではお昼当番を出していて、昼休み中も通常対応しているのですが、それ以外のバックヤード系がすべてお昼休みをとってしまっているので、ちょっとした内容も問い合わせできないとか、会計が止まっているので現金授受があると困るとか、領収書が出せないとか、そういう問題。せめて会計はお昼当番を決めていてくれると嬉しいのですが。カウンターに出るわけではないので、席にさえいてくれれば別にお弁当食べてても何していてもいいのですけれどねえ。まあ、ご飯食べながら書いた領収書とか、微妙かもしれませんが、お互いに。
本日のメインの仕事は、昨日の打ち合わせのときにちらっと話が出ていた、リンクリゾルバの利用者の声リサーチ。うちの図書館、現在幾つかの業者さんのリンクリゾルバをこっそりトライアル中。とりあえず、図書館員から事情聴取(というか、思いの丈をぶつけて下さい突撃インタビュー)。10箇所程度に内線をかけ、様々な思いをメモらせて頂きました。うーん、なるほどねえ。
速さが気になる、というのが菜の花の一番の悩みだったのですが、訊いてみるとそう思っている人は少なかったのです。確かに前回の会議でも速さを気にしているのは菜の花だけで、他の図書館員さんは「速さより正確性」というご意見でした。菜の花の個人的見解としては、正確性については基本的には設定で直せるもので、トライアル中は設定も不完全なのであまり比較は出来ないし、導入されて時間がたつにつれて設定がどんどん修正されていきさえすれば改善するものであって、どこの業者さんのリンクリゾルバでも同じようなものかな、と。まあ、修正は手間ですし、最初から用意されているパッケージで殆どうまくいく、ということであればそれが一番ハッピィだとは思いますが。(ただし、あとで指摘されたのは、このときの業者さんの窓口の対応状況で、今後のフォローが見えるかも、ということ。あー、それは確かにその通りだーと思いました。)一方、速さはそう簡単に改善するものではないのでは、と。ハードの能力が2倍になったからって、速さは2倍にはなりませんものね。ある程度までいったら、あとはアルゴリズムの問題が立ちふさがりますでしょう?そうすると、どうあがいてもこれ以上はこのシステムでは難しい!という頭打ちが出てきそうじゃないですか。ので、速さに関しては最初から強く求めておかないといけないような気がしていて。あと、クリック数の少なさも。直接飛べるものは直接飛ぶ、というのが理想。
この速さに関してですが、十数人にインタビューをした結果、たまに使う人はあまり気にしないという印象を受けました。気にしている人はヘビィ・ユーザ。(よく使う人は、遅さには慣れないが、たまにしか使わない人はそういうものかと割り切るのかも)。でも、ヘビィ・ユーザがすべて気にしているわけでもない…。それから、利用者の目の前で使う機会のある人は、気になっているようです。講習会で使うとか、学生さんに使い方を訊かれてその場で教えるとか(妥当な結果ですね)。逆に、利用者と対面した状態でない業務上利用者の多くは、殆ど気にしないことも分かりました(主に、ILLで他大学に文献複写を依頼したり、依頼されたりしたときに電子ジャーナルがないか確認する作業を行なっている人々)。うーん、二極化。
ところで某文系図書室のIさんのご意見がかなり的を射ていて参考になるかも…と思ったので書いてみるみる。それは「図書館員がILL業務としてリゾルバを使う場合、ある決まった1つの論文だけをめがけて、それを取得しようとしているだけなので余裕をもって待つことが出来るけれども、実際に研究に利用する教員や院生さんは沢山ある論文の中から、あれもこれもと次々と開きながら探したいので1つ1つをそんなに待っていられない、という気持ちになるだろう。速さに関してはその辺りから図書館員と利用者の温度差が大きく出てくるのではないか」というもの。そうかも。他の人も賛同していました。菜の花が速さを気にするのは、レファなどで幾つかの論文を探すことが多く、比較的利用者風の使い方をしているから、かもしれません。まあ、利用者と対面で使っている場合、待ち時間の間が持たない、ということもありますけれども。それに、実際に自分の論文用のReferenceを探すこともありますし(←図書館学の論文ではなく、元の専門の方。結局、逃げられない運命なのか…。)。あとからシステム課で報告した際の結論は、リンクリゾルバの速さについて図書館員に訊くことは、参考にはなるけれども重視するものでもないかもしれない、というものに落ち着きました。
なので、教員にも訊いてみることにしました。きっと図書館員とは違うご意見をお持ちに違いない!。ぴぽぱ(←電話をかけている)。もっしもーし、感想、教えて下さい!
そうしたら、さっくり「いや、とにかく(トライアルのリンクリゾルバは)、ヒットしないから全然使えない。」で一蹴されました。まずはそこかー!!!。やっぱり、正確性が出ていないとまずはそこが気になるわけですね。当然ですね。あー…。
それで、菜の花は少し迷っております。保守派に回るか、攻めの姿勢で行くか。今は8:2で保守派志向かもしれません。うーん。。。
それ以外にやったことと言えば。カウンターの後ろの床で、お店屋さんを開いていました。とある展示の準備。まだ頭の中で、部品がばらっばらです。色々浮いているのですよ。ぷかぷかと。だから部品を印刷して、床に並べてああでもない、こうでもないとやっていたわけです。あの散らばった床こそが、菜の花の現在の脳内状況をそのまま映し出しているのです。あー…どうしよう。ああする?こうする?そうする?どうする?
システム系のY氏が、みょーなことを始めんとしています。いや、積極的にY氏がやっているわけではない気がしますが…しかしすぐに何でも実行で来ちゃう辺り、Y氏は有能だし仕事が速いですね。さてあれ、どうなることか。
本日は、朝は絶好調でしたが、昼間は途中何度も「風邪かなー」と思いました。何しろ、熱っぽくて顔は火照って、その上頭が痛くて腰を中心に背中やら肩やら、節々が痛い。あー、こりゃ風邪だよ、風邪!…と変則昼休み中にへたばっていた菜の花ですが…、結局夕方になってから快復。何だったのか。やっぱり寒かったのか。。。ああ、でも完全に快復したのは、学内あちこちに内線かけまくった上、最後にシステム課の面々揃い踏みの中でがっつり報告をして戻ってきてからなので…、もしかしてもしかすると昨日と同じであれでしょうか、おしゃべりこそが菜の花の元気の源、病すらそれで撃退の特効薬…?。ううむ、その疑い、濃厚。
本日は、館内で講師をお招きして、本の修復講習会を開いていました。うちの係からは午前にF氏、午後にM嬢が参加予定でしたが、F氏には午後も再び参加してもらい、指導補助に入ってもらいました。もうこれでばっちり!のはずなので、明日からはばしばしと修理の仕事をおろしてあげますから( ̄ー ̄)にやり。
これに伴ない、菜の花は日がな一日カウンター当番…というほどでもないか、M嬢がいる間は彼女にお任せしていたので。まあ、そこそこカウンター当番でした。でも、数人しか来ませんでした。まあ、皆無ではなかったです、電話でのレファもありましたし。重なるときは重なってお昼休みで事務室に人がゼロのときに、3件くらいまとまってきたときにはさすがに…。いや、いいのです…いいのですが、菜の花は一人しかいないよ!…って感じで。昼休み対応で困るのは、うちのサービス課ではお昼当番を出していて、昼休み中も通常対応しているのですが、それ以外のバックヤード系がすべてお昼休みをとってしまっているので、ちょっとした内容も問い合わせできないとか、会計が止まっているので現金授受があると困るとか、領収書が出せないとか、そういう問題。せめて会計はお昼当番を決めていてくれると嬉しいのですが。カウンターに出るわけではないので、席にさえいてくれれば別にお弁当食べてても何していてもいいのですけれどねえ。まあ、ご飯食べながら書いた領収書とか、微妙かもしれませんが、お互いに。
本日のメインの仕事は、昨日の打ち合わせのときにちらっと話が出ていた、リンクリゾルバの利用者の声リサーチ。うちの図書館、現在幾つかの業者さんのリンクリゾルバをこっそりトライアル中。とりあえず、図書館員から事情聴取(というか、思いの丈をぶつけて下さい突撃インタビュー)。10箇所程度に内線をかけ、様々な思いをメモらせて頂きました。うーん、なるほどねえ。
速さが気になる、というのが菜の花の一番の悩みだったのですが、訊いてみるとそう思っている人は少なかったのです。確かに前回の会議でも速さを気にしているのは菜の花だけで、他の図書館員さんは「速さより正確性」というご意見でした。菜の花の個人的見解としては、正確性については基本的には設定で直せるもので、トライアル中は設定も不完全なのであまり比較は出来ないし、導入されて時間がたつにつれて設定がどんどん修正されていきさえすれば改善するものであって、どこの業者さんのリンクリゾルバでも同じようなものかな、と。まあ、修正は手間ですし、最初から用意されているパッケージで殆どうまくいく、ということであればそれが一番ハッピィだとは思いますが。(ただし、あとで指摘されたのは、このときの業者さんの窓口の対応状況で、今後のフォローが見えるかも、ということ。あー、それは確かにその通りだーと思いました。)一方、速さはそう簡単に改善するものではないのでは、と。ハードの能力が2倍になったからって、速さは2倍にはなりませんものね。ある程度までいったら、あとはアルゴリズムの問題が立ちふさがりますでしょう?そうすると、どうあがいてもこれ以上はこのシステムでは難しい!という頭打ちが出てきそうじゃないですか。ので、速さに関しては最初から強く求めておかないといけないような気がしていて。あと、クリック数の少なさも。直接飛べるものは直接飛ぶ、というのが理想。
この速さに関してですが、十数人にインタビューをした結果、たまに使う人はあまり気にしないという印象を受けました。気にしている人はヘビィ・ユーザ。(よく使う人は、遅さには慣れないが、たまにしか使わない人はそういうものかと割り切るのかも)。でも、ヘビィ・ユーザがすべて気にしているわけでもない…。それから、利用者の目の前で使う機会のある人は、気になっているようです。講習会で使うとか、学生さんに使い方を訊かれてその場で教えるとか(妥当な結果ですね)。逆に、利用者と対面した状態でない業務上利用者の多くは、殆ど気にしないことも分かりました(主に、ILLで他大学に文献複写を依頼したり、依頼されたりしたときに電子ジャーナルがないか確認する作業を行なっている人々)。うーん、二極化。
ところで某文系図書室のIさんのご意見がかなり的を射ていて参考になるかも…と思ったので書いてみるみる。それは「図書館員がILL業務としてリゾルバを使う場合、ある決まった1つの論文だけをめがけて、それを取得しようとしているだけなので余裕をもって待つことが出来るけれども、実際に研究に利用する教員や院生さんは沢山ある論文の中から、あれもこれもと次々と開きながら探したいので1つ1つをそんなに待っていられない、という気持ちになるだろう。速さに関してはその辺りから図書館員と利用者の温度差が大きく出てくるのではないか」というもの。そうかも。他の人も賛同していました。菜の花が速さを気にするのは、レファなどで幾つかの論文を探すことが多く、比較的利用者風の使い方をしているから、かもしれません。まあ、利用者と対面で使っている場合、待ち時間の間が持たない、ということもありますけれども。それに、実際に自分の論文用のReferenceを探すこともありますし(←図書館学の論文ではなく、元の専門の方。結局、逃げられない運命なのか…。)。あとからシステム課で報告した際の結論は、リンクリゾルバの速さについて図書館員に訊くことは、参考にはなるけれども重視するものでもないかもしれない、というものに落ち着きました。
なので、教員にも訊いてみることにしました。きっと図書館員とは違うご意見をお持ちに違いない!。ぴぽぱ(←電話をかけている)。もっしもーし、感想、教えて下さい!
そうしたら、さっくり「いや、とにかく(トライアルのリンクリゾルバは)、ヒットしないから全然使えない。」で一蹴されました。まずはそこかー!!!。やっぱり、正確性が出ていないとまずはそこが気になるわけですね。当然ですね。あー…。
それで、菜の花は少し迷っております。保守派に回るか、攻めの姿勢で行くか。今は8:2で保守派志向かもしれません。うーん。。。
それ以外にやったことと言えば。カウンターの後ろの床で、お店屋さんを開いていました。とある展示の準備。まだ頭の中で、部品がばらっばらです。色々浮いているのですよ。ぷかぷかと。だから部品を印刷して、床に並べてああでもない、こうでもないとやっていたわけです。あの散らばった床こそが、菜の花の現在の脳内状況をそのまま映し出しているのです。あー…どうしよう。ああする?こうする?そうする?どうする?
システム系のY氏が、みょーなことを始めんとしています。いや、積極的にY氏がやっているわけではない気がしますが…しかしすぐに何でも実行で来ちゃう辺り、Y氏は有能だし仕事が速いですね。さてあれ、どうなることか。
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プロフィール
HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)
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