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菜の花の大学図書館日誌

理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。

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よく降る雨

564日目。まだしびれたまま。

この地域は昨夜から結構な雨量で、臨時休館にならないかしら~と淡い期待を抱いたものの、結局最後まで休館にはなりませんでした。休館するかもしれないよ、という館内放送は2回ほど、閲覧係長がかけていらっしゃいましたが。これは非常時マニュアルに則った行動。でも、実際に実行されているのを菜の花は初めて見ました。あらあら、あらあら。そのせいもあって、本日は来館者が少なかったような。


本日は、殆どの時間を書架で過ごしました。除却関係の調査。これは絶対に、手元から放してはいけない!というようなものも出てきました。館外の書庫に置いちゃ駄目。よくレファで使いますから、というもの。

今日、チェックしたのはBooks in Printから。それから地方書誌・書店出版目録等…、で、026。政府刊行物の目録がまた悩ましいです。とりあえず、国内のものは残すとして…、イギリスとか…、アメリカとか…。最近のものはオンラインでも公開されているようですが、少し時代が古くなるとどうなのかしら…。それから、翻訳図書目録、叢書類目録および索引…、027に突入ですね。この辺りはまあ、残すでしょうね。027.5で逐次刊行物目録および索引。これも利用率が高いので、館内に残したいものです。

ところでBLの新聞目録、オンラインで引けるよ、とBLのサイトに書いてある気がするのですが、うまくヒットしてきません。えーと、何か検索の方法が違うのでしたっけ?


他に本日学んだことと言えば、英語の古語って、古英語、中英語、近英語…みたいに分かれているのですね。知りませんでした。そしてOED…Oxford English Dictionaryには、古英語のうちに滅びている言葉は載っていないらしい、ということも。1150年に廃語になっているものは掲載がない、とどこかのサイトに書いてありました。え!そうだったんですか!OEDに実際当たった訳ではないので、確度はあまり高くない情報ですが。ところで日本語の場合は「古語辞典」というのが沢山あると思うのですが、英語の場合はそういうものはないのでしょうか?もしもご存知の方がいらっしゃったら、是非お教え下さいませ。


さて、今月もこれで終わり。来月からは…またちょっと面倒な仕事が始まります。菜の花、無駄に凝り性だからなあ…。



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古語

母国語である日本語の古文よりも、外国語の現代英語のほうが読みやすい気がする、ふしぎ!

文の構造(主語述語)がはっきりしているからですかね
  • from :
  • 2008/08/29 (20:36) :
  • Edit :
  • Res

>ぬ氏

>母国語である日本語の古文よりも、外国語の現代英語のほうが読みやすい気がする、ふしぎ!
>文の構造(主語述語)がはっきりしているからですかね

じゃあ、まあ、不思議じゃない理由でも考えてみましょう。

1.古語は現代語とは別ものである。
古語は古語であって、文法も語彙も時間が十分たっていればもはや類縁語ではあるけれども同じ言語と言い難い。地理的隔たりで出来た差ではなく、時間的隔たりにより出来た差の方が、連続性があって緩やかに繋がってはいるけれども。もしかしたら日本人の現代語と古語の感覚は、ヨーロッパの人々のお隣の国の言語くらいの感じだったりして。

2.学習時間の違い。接している時間の違い。
母国語に近いとはいえ完全に同じではない言語である日本語古語よりも、現代英語の方が学習時間が圧倒的に長い。古語は小中高の国語の授業でちょこちょこと取り上げられる程度。また、現在巷にあふれているのは英語であって、日本語の古語が街中に表示されていたりはしない。

3.古語は、下手に近いから勝手に解釈してしまう。
言葉って、意味が変わっていくものだし。

とか、考えてみた。でも高校時代の菜の花は、古文や漢文の方が、英語よりもずっと意味がとりやすかったし読みやすかったですよ。今は逆転してしまいましたけれども。
  • from 菜の花 :
  • 2008/08/30 (12:32)

無題

>英語の場合はそういうものはないのでしょうか?

そりゃありますよ。前の職場に古英語が専門の先生が居て、ILLで悩まされたんですが、どれぐらい定評があるのか知らないけど

A user-friendly dictionary of old English / compiled by Bill Griffiths

あたりなんかどうでしょう?
  • from みちのくのライブラリアン :
  • 2008/09/01 (20:52) :
  • Edit :
  • Res

>みちのくのライブラリアンさん

ご紹介、ありがとうございます。
その本はうちにはなさそうですが、とりあえず「old English」では色々ヒットするみたいですね。なるほど、やっぱりあるんですね!(当然か…)。でも英英ですね…。利用者さんが欲しいのは英和が望ましい、とのことで、それは1冊だけしか見つけられませんでした(そしてそれはうちの大学にはなかったので、県図をご案内したはず)。英英もOED以外には1冊、館内で発見しましたが、いやあ、なかなか…。難しい領域ですね。こんな分野のILLとか、大変そう。お疲れ様でございました。
  • from 菜の花 :
  • 2008/09/02 (19:44)

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プロフィール

HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)

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