菜の花の大学図書館日誌
理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。
とりあえず、ググっちゃいます。
- 2008/12/17 (Wed)
- 1-3年目(参考調査編) |
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633日目。ひたすらこつこつと書架作業。
本日は、終日リストアップ作業を。予定が早まって、来月の最初の出勤日から、本の梱包作業がスタートすることになってしまいました。ということで、今月中にリストアップ作業をし、来月最初の週に梱包のための準備作業をする心積もりだったのですが、前倒しに。今週中にリストアップ作業を終わらせないと本格的にやばい!ということになりました。そんなわけで、わき目もふらず、ひたすら書架での作業です。他の仕事は殆ど後回し。書架作業をしている途中で、係のF氏が「相互利用さんから、この論文を探して、という依頼が来た」と、伝えにメモを持って書架までやってきて下さいましたが、机に置いておいて、で30分くらい放置。作業にきりがついた時点で一旦事務室に戻って淡々と探しました。学内の某理系図書室のIさんに先生から探して、という依頼メールが来て、それを探しきれなかったIさんが相互さんに探してと依頼してきて、それをまた探しきれなかった相互さんが菜の花のところへ持ち込んできたというものでした。なかなか素敵な経緯ですね。
このテの「Wanted!」な論文は、論文探しに慣れている図書館職員を何人も経由してきているわけですから、その辺のデータベースをひいても仕方ないだろうし、とりあえずググっとけ、というのが菜の花方針。ちょーてきとー。こんな適当な探し方をしていると知ったら、参考調査係の株が落ちるかもしれないので他の人には内緒です…とか言いながらここで世界に向けて大公表しているわけですけれども。
結局、検索語を変更しながら数回ググった結果、この論文の掲載されている本のISBNが分かりました。多分、ISSNを探していたから見つからなかったのでしょう、他の方たちは。なかなか見つからない場合、実は雑誌ではなく図書に掲載された論文だった、なんてよくあることです。そしてそのときは簡単にはデータベースではヒットしなかったりするのもよくあること。その場合、ぐーぐるが意外に役に立つのは、レファレンスリストに該当論文が入っていることがあるため。幾つかの論文のレファレンスとして入っていた場合、それらの情報が少しずつ違っていたりして、より多くの書誌情報が手に入ることがあります。それを取っ掛かりにして、あとはNACSIS Webcatとか、BL(British Library)とか、ワールドキャットをひきにいけば、ヒットしてくることが多いです。
これでうまくいかなかったら、「レファレンス歴3年にも満たない菜の花には、こんなの無理!」で適当に投げてしまう積もりの極悪非道予備軍なレファレンサー・菜の花ですが、幸い相互さんから頼まれた論文で、まったく影も形も見つからなかったことは殆どありません。お陰様でまだ、「この卑劣なレファレンサーめ!」と罵詈雑言を浴びせられたこともありません。らっきー☆。いやはや、世の中はずいぶん簡単になったものです。インターネットって素敵すぎ。昔の「こつこつと冊子体の目録に当たれ!」という時代だったら、菜の花はとっくに挫折していると思います。そもそもそんな時代だったら、図書館員にはならなかったでしょうし。本は好きですけれども、重たすぎる本は枕か踏み台か凶器にしかしたくないですよ、手が疲れます。
結局、今回の件は10分程度で解決。よかった、時間をとられずに済んで。急いで書架へ戻って更なる臨戦態勢。本日はカウンター当番がなかったので、ひたすらひたすらこの作業が出来ましたが、請求記号訂正などで何度も事務室に戻ってナクシスとローカルの両方を修正、たまには本についているラベルの方も修正液で訂正していたため、思った以上に時間をとられました。それでも何とか、完了率は9割を超えてきました。あと一息。とにかく、今週中に一旦、終わらなくては。来週はもう少し細かい話を詰めないといけませんからね。木曜日・金曜日で更に頑張る予定。
しかしこれのお陰で、昨夜は「並べても並べても、きちんと並ばないエクセルファイルの夢」とか「並べても並べても乱れている書架の夢」とか、悲劇的な夢を見てしまったので、あんまり頑張りすぎるのも考えものかも。ちょっとした、ストレッサーですね、この作業も。
本日は、終日リストアップ作業を。予定が早まって、来月の最初の出勤日から、本の梱包作業がスタートすることになってしまいました。ということで、今月中にリストアップ作業をし、来月最初の週に梱包のための準備作業をする心積もりだったのですが、前倒しに。今週中にリストアップ作業を終わらせないと本格的にやばい!ということになりました。そんなわけで、わき目もふらず、ひたすら書架での作業です。他の仕事は殆ど後回し。書架作業をしている途中で、係のF氏が「相互利用さんから、この論文を探して、という依頼が来た」と、伝えにメモを持って書架までやってきて下さいましたが、机に置いておいて、で30分くらい放置。作業にきりがついた時点で一旦事務室に戻って淡々と探しました。学内の某理系図書室のIさんに先生から探して、という依頼メールが来て、それを探しきれなかったIさんが相互さんに探してと依頼してきて、それをまた探しきれなかった相互さんが菜の花のところへ持ち込んできたというものでした。なかなか素敵な経緯ですね。
このテの「Wanted!」な論文は、論文探しに慣れている図書館職員を何人も経由してきているわけですから、その辺のデータベースをひいても仕方ないだろうし、とりあえずググっとけ、というのが菜の花方針。ちょーてきとー。こんな適当な探し方をしていると知ったら、参考調査係の株が落ちるかもしれないので他の人には内緒です…とか言いながらここで世界に向けて大公表しているわけですけれども。
結局、検索語を変更しながら数回ググった結果、この論文の掲載されている本のISBNが分かりました。多分、ISSNを探していたから見つからなかったのでしょう、他の方たちは。なかなか見つからない場合、実は雑誌ではなく図書に掲載された論文だった、なんてよくあることです。そしてそのときは簡単にはデータベースではヒットしなかったりするのもよくあること。その場合、ぐーぐるが意外に役に立つのは、レファレンスリストに該当論文が入っていることがあるため。幾つかの論文のレファレンスとして入っていた場合、それらの情報が少しずつ違っていたりして、より多くの書誌情報が手に入ることがあります。それを取っ掛かりにして、あとはNACSIS Webcatとか、BL(British Library)とか、ワールドキャットをひきにいけば、ヒットしてくることが多いです。
これでうまくいかなかったら、「レファレンス歴3年にも満たない菜の花には、こんなの無理!」で適当に投げてしまう積もりの極悪非道予備軍なレファレンサー・菜の花ですが、幸い相互さんから頼まれた論文で、まったく影も形も見つからなかったことは殆どありません。お陰様でまだ、「この卑劣なレファレンサーめ!」と罵詈雑言を浴びせられたこともありません。らっきー☆。いやはや、世の中はずいぶん簡単になったものです。インターネットって素敵すぎ。昔の「こつこつと冊子体の目録に当たれ!」という時代だったら、菜の花はとっくに挫折していると思います。そもそもそんな時代だったら、図書館員にはならなかったでしょうし。本は好きですけれども、重たすぎる本は枕か踏み台か凶器にしかしたくないですよ、手が疲れます。
結局、今回の件は10分程度で解決。よかった、時間をとられずに済んで。急いで書架へ戻って更なる臨戦態勢。本日はカウンター当番がなかったので、ひたすらひたすらこの作業が出来ましたが、請求記号訂正などで何度も事務室に戻ってナクシスとローカルの両方を修正、たまには本についているラベルの方も修正液で訂正していたため、思った以上に時間をとられました。それでも何とか、完了率は9割を超えてきました。あと一息。とにかく、今週中に一旦、終わらなくては。来週はもう少し細かい話を詰めないといけませんからね。木曜日・金曜日で更に頑張る予定。
しかしこれのお陰で、昨夜は「並べても並べても、きちんと並ばないエクセルファイルの夢」とか「並べても並べても乱れている書架の夢」とか、悲劇的な夢を見てしまったので、あんまり頑張りすぎるのも考えものかも。ちょっとした、ストレッサーですね、この作業も。
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プロフィール
HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)
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