菜の花の大学図書館日誌
理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。
その幕開けは、不信感の始まりで…
- 2008/04/16 (Wed)
- 1-3年目(参考調査編) |
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473日目。夕方から、ちょっとね。。。
朝は絶好調。朝イチで、システム系のY氏(今はもう、図書館にはいない。本当に完全なるシステム系の人に。)から、内線にてクイックレファレンス。CiNii-PDFについて。CiNii-PDFには主に3種類あります。無料公開、有料公開、定額許諾。それについて。
無料公開は誰でもどこでも無料で公開。そのまま。有料公開は誰でもどこでも有料。これもそのまま。ただし、IDを取得していると割引がきく。IDにも種類あり。知りたい方、詳しくはCiNiiヘルプを見ましょう。定額許諾は「機関定額制」というのを、所属機関が契約していれば無料で見られ、そうでない場合は有料公開と同じ。(ちなみに機関の契約のお値段は、その機関の規模で決まるらしい。)まあ、そんな図書館員にとっては、超当たり前な知識を並べても誰も褒めてはくれませんが、これがなかなか利用者には伝わっていないということですね。どうもそういうガイドが下手ですみません。。。もっともっと色々なことを周知しなくちゃ、なのかも。今後の図書館リテラシー教育の参考にしなくては。
本日は図書館講習会。参加者はまあぼちぼち。よかったと思います。係長、お疲れ様でした。用意に奔走してくれた係のM嬢にも感謝。
それにしても最近、データベース利用についてのレファが多いです。かなり基礎から、というのが特に。他大学から来た院生や研究者さんは、すぐに使いたいけどどうしたら…というパターンが多いみたいです。みなさん、頑張って!図書館職員一同、そういう積極的な情報探索活動を、目いっぱい支えて参りますので!。元研究者のたまごの菜の花は、そういう研究な人々を支えられるのが何より嬉しいです。
リンクリゾルバで出ていた障害で調査依頼を業者さんに出していましたが、状況の報告がありました。今、開発部門で頑張っているらしいです。一刻も早い障害解消をよろしくお願いいたします。
雑誌係よりヘルプが来ました。最初はこちらにいらしての質問が、そのあと事務室に戻られてから、「やっぱりうまくいかない!」と焦りの内線が。はあ…。いいですけど。そのあと、今度は菜の花が出張。ヘルプの内容は、WWW作業に関して。具体的には、FFFTPがいつも通り使っても、うまく動作しない!ということで。何か設定でも変わってしまったんでしょうか。ためすがめす見てみましたが、特に何も…。うーん。何なの、一体。色々試して、20分位して、ようやく気付きました。いや、あのー、ほんとのところ何がしたいんですか?え?それ?それならあの…そもそも間違ってます、場所が。何というかですね、彼女が知っていたのは、起動して、このボタンをクリックする!…というそれだけだったのです。それ以外、何も知らなかったというか…。応用しようがない。どうせ教えるなら、それぞれの動作の意味、ちゃんと教え伝えていきましょうよ、前任者…。でもそれで1年、何事もなく乗り越えてきてしまっているのがなお怖い。。。
それにしても、よくよく考えてみたらそもそも何故、菜の花がシステム課である雑誌係にまで行って、こんなシステムの話を聞いているわけですか?目の前にシステム課の面々がいるじゃないですか!!そっちに訊きましょうよー、わざわざ別フロアの、サービス課の菜の花のところにいらっしゃらなくても…(- -;)。まあ、解決したので結果オーライです。多分。
ちなみにその話、システム系のK氏にしたら(彼が一番、質問者の近くにいたシステム系の人だと思う)、「でもわたしだって今日、わざわざ(菜の花の隣の係の人から)呼ばれて行きましたよ。菜の花さんの方が近くにいたじゃないですか(そして対応可能だったじゃないですか)。」と。いやあ…菜の花、システム系じゃないし。…というといつも「わたしの後任に推薦しておきます」と言われ続けるのが何よりツライ。断るよ?そんなこと言われたら。菜の花は、機械に弱いのです。ソフトにもハードにも。
春季講習会のプレゼンを少し修正していました。菜の花は、来週の日程で登場です。
夕方、2時間ほど会議にかりだされていました。いわゆる、らーにんぐこもんず、というやつ。流行りですよねー。うちにもついに、そんな波が押し寄せてきたのです。びみょー。何だか本当に、よく分からないのですよ、これ。菜の花の中でラーニングコモンズは、機関リポジトリと双璧をなす、「2大つかみかねるモノ」であります。まだ菜の花なりの考えがまとまっていないので、出来れば関わり合いになりたくないのですが、強制参加らしいのでどうしようもない。何というか、「うっかり変なところでセーブしたら、絶対負けるの分かっているのにレベル上げも出来ない状況でボス戦に挑み続けなくてはならないRPG」みたいな気分ですよ。全然分からない?…そうですか。
夢を語る人は会議に沢山います。特に上の人。上の人は、夢を語ることで予算を獲得してくるわけで、それが仕事なのでしょうけれども。でも実際に計画が走り出してしまったら、夢を見ている場合ではないですよ。本当に必要なものは何か、目指すべきところはどこなのか?。それを明確にしないうちには誰も動けません。現実とは、お金も人も制限があるわけですから、何かを優先して何かを捨てる、ということをやっていかなくてはならない。とりあえず、今日の会議ではこれだけ話して、「こんな方向性だ!」と明確に打ち出して実務へ導いてくれる、「責任をとれるレベルの上の人」が存在しませんでした。日程だけ決めて、方向性も土台も揺らぎまくりなのに、無理矢理グループ化して責任を分散して押し付けようとしているみたいで、何だかなーという感じ。某氏は某氏に「あれは駄目だ、頼りにならない」というレッテルを貼っていらっしゃいましたが、分かる気はします…。まあ、1回のことで評価を決めるのは、菜の花には怖くて出来ませんけれども。
とりあえず、現場の人間たる菜の花は、夢しか語らない人と一緒に、実務は出来ません。話にならないですもの。早く、夢から覚めてくれないものか。
あー…前途多難です。
思いっきり会議の席上で「最初の叩き台を数人で作る役目を引き受けてくれ」と言われて「嫌です」と即答。「いや、言葉は選ぼうよ…」と某係長にたしなめられましたが、菜の花だもん。社会性ゼロだもん。課長補佐が同じことを断ってるような状態で、今までの予算獲得までの流れに乗っていなかった、しかも今回の委員の最若手の菜の花に、いきなり責任をとれとでも言うつもりですか?(まず、この委員ですら、勝手に名前を入れられていたというのに。)
とりあえずはこの役目の件は、明日の朝まで保留に。本当に好き勝手にしていいよというなら、別に構わないですけどね?でも、それなら参考図書は捨てませんよ。そう、上部の人たちはどかせというのです、代替のスペースも用意しないままで、我らが係が管轄する膨大な量の参考図書たちを!スペースを用意しないのにどかせだなんて、それはつまり、全部捨てろとでも?
まあ、そういうなら仕方ないので、これらのうち本当に捨てられるものと、どこかの倉庫に放り込んでも支障のないものをリサーチしなくてはならなくなりました。これで本日の夜はつぶれてしまったというわけです。でもまだ終わらない。何だかなー。そもそも心は図書館のアウトサイダーたる菜の花は、別に参考図書を何万冊捨てても心が痛んだりはしませんけれども(いやいや、でも本気で必要なものを捨てたりはしませんから!)、きっと泣く人がいるからなーと思うと難しい問題です。で、図書館の上の人たちほど思い入れがあって、実際に捨てようなんて言い出すと怒ったり泣いたりするのですから、意味が分かりません。何がしたいのよ…。上層部、不信。組織はあまり好きではないけれど、そこにはちゃんと階層があって、個々人はその階層にふさわしい働きをしていかないと組織は崩れる、ということは菜の花だって知っていますよ。
そんな荒んだ菜の花を癒してくれるのは、ぱすふぁいんだーの作成依頼者の先生。もう、天使に見えます。だって、熱意をもって、協働して下さるんですから!図書館の上層部の人々と、思わず比較もしたくなります。一緒に働こう!と言われれば、菜の花だって一生懸命、安心して働けます。そんなわけで、先生のご助言を受けつつ、第2稿が本日完成です。徐々によいものに近づきつつあると信じたいですね。
色々文句を言いつつ、何とか乗り越えた一日。明日は…乗り越えられるのだろうか…。
朝は絶好調。朝イチで、システム系のY氏(今はもう、図書館にはいない。本当に完全なるシステム系の人に。)から、内線にてクイックレファレンス。CiNii-PDFについて。CiNii-PDFには主に3種類あります。無料公開、有料公開、定額許諾。それについて。
無料公開は誰でもどこでも無料で公開。そのまま。有料公開は誰でもどこでも有料。これもそのまま。ただし、IDを取得していると割引がきく。IDにも種類あり。知りたい方、詳しくはCiNiiヘルプを見ましょう。定額許諾は「機関定額制」というのを、所属機関が契約していれば無料で見られ、そうでない場合は有料公開と同じ。(ちなみに機関の契約のお値段は、その機関の規模で決まるらしい。)まあ、そんな図書館員にとっては、超当たり前な知識を並べても誰も褒めてはくれませんが、これがなかなか利用者には伝わっていないということですね。どうもそういうガイドが下手ですみません。。。もっともっと色々なことを周知しなくちゃ、なのかも。今後の図書館リテラシー教育の参考にしなくては。
本日は図書館講習会。参加者はまあぼちぼち。よかったと思います。係長、お疲れ様でした。用意に奔走してくれた係のM嬢にも感謝。
それにしても最近、データベース利用についてのレファが多いです。かなり基礎から、というのが特に。他大学から来た院生や研究者さんは、すぐに使いたいけどどうしたら…というパターンが多いみたいです。みなさん、頑張って!図書館職員一同、そういう積極的な情報探索活動を、目いっぱい支えて参りますので!。元研究者のたまごの菜の花は、そういう研究な人々を支えられるのが何より嬉しいです。
リンクリゾルバで出ていた障害で調査依頼を業者さんに出していましたが、状況の報告がありました。今、開発部門で頑張っているらしいです。一刻も早い障害解消をよろしくお願いいたします。
雑誌係よりヘルプが来ました。最初はこちらにいらしての質問が、そのあと事務室に戻られてから、「やっぱりうまくいかない!」と焦りの内線が。はあ…。いいですけど。そのあと、今度は菜の花が出張。ヘルプの内容は、WWW作業に関して。具体的には、FFFTPがいつも通り使っても、うまく動作しない!ということで。何か設定でも変わってしまったんでしょうか。ためすがめす見てみましたが、特に何も…。うーん。何なの、一体。色々試して、20分位して、ようやく気付きました。いや、あのー、ほんとのところ何がしたいんですか?え?それ?それならあの…そもそも間違ってます、場所が。何というかですね、彼女が知っていたのは、起動して、このボタンをクリックする!…というそれだけだったのです。それ以外、何も知らなかったというか…。応用しようがない。どうせ教えるなら、それぞれの動作の意味、ちゃんと教え伝えていきましょうよ、前任者…。でもそれで1年、何事もなく乗り越えてきてしまっているのがなお怖い。。。
それにしても、よくよく考えてみたらそもそも何故、菜の花がシステム課である雑誌係にまで行って、こんなシステムの話を聞いているわけですか?目の前にシステム課の面々がいるじゃないですか!!そっちに訊きましょうよー、わざわざ別フロアの、サービス課の菜の花のところにいらっしゃらなくても…(- -;)。まあ、解決したので結果オーライです。多分。
ちなみにその話、システム系のK氏にしたら(彼が一番、質問者の近くにいたシステム系の人だと思う)、「でもわたしだって今日、わざわざ(菜の花の隣の係の人から)呼ばれて行きましたよ。菜の花さんの方が近くにいたじゃないですか(そして対応可能だったじゃないですか)。」と。いやあ…菜の花、システム系じゃないし。…というといつも「わたしの後任に推薦しておきます」と言われ続けるのが何よりツライ。断るよ?そんなこと言われたら。菜の花は、機械に弱いのです。ソフトにもハードにも。
春季講習会のプレゼンを少し修正していました。菜の花は、来週の日程で登場です。
夕方、2時間ほど会議にかりだされていました。いわゆる、らーにんぐこもんず、というやつ。流行りですよねー。うちにもついに、そんな波が押し寄せてきたのです。びみょー。何だか本当に、よく分からないのですよ、これ。菜の花の中でラーニングコモンズは、機関リポジトリと双璧をなす、「2大つかみかねるモノ」であります。まだ菜の花なりの考えがまとまっていないので、出来れば関わり合いになりたくないのですが、強制参加らしいのでどうしようもない。何というか、「うっかり変なところでセーブしたら、絶対負けるの分かっているのにレベル上げも出来ない状況でボス戦に挑み続けなくてはならないRPG」みたいな気分ですよ。全然分からない?…そうですか。
夢を語る人は会議に沢山います。特に上の人。上の人は、夢を語ることで予算を獲得してくるわけで、それが仕事なのでしょうけれども。でも実際に計画が走り出してしまったら、夢を見ている場合ではないですよ。本当に必要なものは何か、目指すべきところはどこなのか?。それを明確にしないうちには誰も動けません。現実とは、お金も人も制限があるわけですから、何かを優先して何かを捨てる、ということをやっていかなくてはならない。とりあえず、今日の会議ではこれだけ話して、「こんな方向性だ!」と明確に打ち出して実務へ導いてくれる、「責任をとれるレベルの上の人」が存在しませんでした。日程だけ決めて、方向性も土台も揺らぎまくりなのに、無理矢理グループ化して責任を分散して押し付けようとしているみたいで、何だかなーという感じ。某氏は某氏に「あれは駄目だ、頼りにならない」というレッテルを貼っていらっしゃいましたが、分かる気はします…。まあ、1回のことで評価を決めるのは、菜の花には怖くて出来ませんけれども。
とりあえず、現場の人間たる菜の花は、夢しか語らない人と一緒に、実務は出来ません。話にならないですもの。早く、夢から覚めてくれないものか。
あー…前途多難です。
思いっきり会議の席上で「最初の叩き台を数人で作る役目を引き受けてくれ」と言われて「嫌です」と即答。「いや、言葉は選ぼうよ…」と某係長にたしなめられましたが、菜の花だもん。社会性ゼロだもん。課長補佐が同じことを断ってるような状態で、今までの予算獲得までの流れに乗っていなかった、しかも今回の委員の最若手の菜の花に、いきなり責任をとれとでも言うつもりですか?(まず、この委員ですら、勝手に名前を入れられていたというのに。)
とりあえずはこの役目の件は、明日の朝まで保留に。本当に好き勝手にしていいよというなら、別に構わないですけどね?でも、それなら参考図書は捨てませんよ。そう、上部の人たちはどかせというのです、代替のスペースも用意しないままで、我らが係が管轄する膨大な量の参考図書たちを!スペースを用意しないのにどかせだなんて、それはつまり、全部捨てろとでも?
まあ、そういうなら仕方ないので、これらのうち本当に捨てられるものと、どこかの倉庫に放り込んでも支障のないものをリサーチしなくてはならなくなりました。これで本日の夜はつぶれてしまったというわけです。でもまだ終わらない。何だかなー。そもそも心は図書館のアウトサイダーたる菜の花は、別に参考図書を何万冊捨てても心が痛んだりはしませんけれども(いやいや、でも本気で必要なものを捨てたりはしませんから!)、きっと泣く人がいるからなーと思うと難しい問題です。で、図書館の上の人たちほど思い入れがあって、実際に捨てようなんて言い出すと怒ったり泣いたりするのですから、意味が分かりません。何がしたいのよ…。上層部、不信。組織はあまり好きではないけれど、そこにはちゃんと階層があって、個々人はその階層にふさわしい働きをしていかないと組織は崩れる、ということは菜の花だって知っていますよ。
そんな荒んだ菜の花を癒してくれるのは、ぱすふぁいんだーの作成依頼者の先生。もう、天使に見えます。だって、熱意をもって、協働して下さるんですから!図書館の上層部の人々と、思わず比較もしたくなります。一緒に働こう!と言われれば、菜の花だって一生懸命、安心して働けます。そんなわけで、先生のご助言を受けつつ、第2稿が本日完成です。徐々によいものに近づきつつあると信じたいですね。
色々文句を言いつつ、何とか乗り越えた一日。明日は…乗り越えられるのだろうか…。
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プロフィール
HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)
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