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菜の花の大学図書館日誌

理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。

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賞味期限

復職72日目。判断が難しい。

就職コーナーの整備を始めました。意外に、「賞味期限」の設定は難しいです。というのも、新版が全然出ない職種や業界もあるため。10年前の情報じゃねえ、とみなさまも仰るわけですが、探しても類書がない場合、これは捨てるべきなのか、それとも参考としてとっておくべきなのか。10年も新版が出ないなんて、もう廃れてきている業界なんだよーという説もありますが、司書だって危ないところでした。ひやひや。普遍的なお仕事なんだよ説もありますが、いやはや、この辺、悩みます。



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就職コーナー

復職71日目。タイトルの付け方って大事。

うちの図書館では、学生さんの就活用に、就職関係の本を置いているコーナーがあります。就職関係だと、やはり新しい情報が大事。なのですが、意外に古い本も混じっていたりして。

このコーナーの更新を、夏になったらして欲しい、しかも今はルールがないから、こうだったら買い換えて行く、などのマニュアル的なものを整備して、今後もきちんと整備が続けられるようにして欲しい、というのが、前の係長からのご依頼でした。そろそろそんな季節だなあと思い出し。

で、試しに今のコーナーの蔵書リストを出力してみたのですが。そもそも、何かいろいろ、ごたまぜだなあと。純粋な就活本や業界研究本だけでなく、仕事術的なものも混じっているし、いまいち謎で。書架担当者からも、その辺の基準をはっきりさせて欲しいという要望があったようです。

というわけで、まずは1冊ずつ、ジャンル分けをして、現状を把握することに。700弱なのでそれほど時間はかからないかな、とおもったのですが、意外にタイトルだけでは中身がわからないものも多く、結局一日作業になりました。わかりやすいタイトルだと助かるのにな、と思った次第。分析はまた明日。



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次の手は

復職70日目。でも動きはない。

当面、膠着状態の蔵書点検。学生バイトさんの方は結局、ある程度で切り上げて、今度は博論部屋の蔵書点検に入ってもらうことに。もう一方の依頼先の方は、9月下旬まで止まってしまいそうなのは、決まりではないものの、かなりありそうな感じ。となると、蔵書点検は冬から他の方に引き継ぐ予定なので(本当はそれまでに目処をつけたかったのですが)、マニュアルをしっかり整備せねば、なのです。

これまでは蔵書点検はずっと、係長のお仕事だったそうで、係長ともなればあちこちで蔵書点検の経験はあるでしょうから、マニュアルらしいマニュアルは見当たらず。また、今のやり方は他部署に比べればそれなりにイレギュラーなので(開館のまま、ひたすら年中実施の上、読み込み作業は図書館職員以外に依頼)、ローカルルールを中心としたマニュアルが必要、と。
というわけで、マニュアル作成を中心に過ごしております。



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黄信号

復職69日目。まさかそちらから。

非常に順調に進んでいた蔵書点検ですが、ここにきて黄信号です。今回の作業範囲を来週から読み込むに当たって、事前の書架整理を今週、進めていたのですが。「暑くて作業できない」という訴え。実際、何故かそのフロアは大変暑いのです。館内は一斉空調のはずなのに?

確認したところ何と、そのフロアは湿度が上がってしまう、という理由から、空調を止めていることが判明。閲覧席も少なく、あまり人もいないので資料優先になっていたのです。暑い。

原因は分かったので、とにかく作業中は冷房をかけてもらうことにしたのですが。結局このフロア、空調自体のききがメチャクチャ…。寒いところは寒く、暑いところは暑いまま。このまま何とかならないと、蔵書点検が止まってしまいそうです。うーん、まさか、こんな敵が現れようとは。



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マイクロ室の悲劇

復職68日目。お仕事は着々なんだけど。

まだまだ順調のフェーズは続きます。ありがたや。蔵書点検マッチングのマニュアル改訂案を午前中に作り、午後は次なる蔵書点検計画まで。

ですが、館内的には悲劇発生。2つ隣の係から、ご相談が、と。マイクロ室を見にいくと、一番奥に大きな大きな水たまり。うわあ、水漏れだ!しかし、半地下のこの部屋に雨漏りは考えにくいし、一番下のフロアでもないので床からの浸み出しでもない…、一体、何故?

床に伏せて周りを見回すと、どうやら壁際の大きな空調機の下から滴り落ちているような…。この既視感。前にもあったよね?ひとつ前の部署で。あのときは天井の空調機のホースからの水漏れでした。…今回は、床置きの空調機か!

というわけで急遽、大人用おむつが投入され(よく水を吸うので、以前の水漏れのときからうちの図書館ではペットシーツとともに大人気)、水を吸わせて、下が濡れてしまったマイクロキャビネットのチェック。マイクロキャビネットはパッキンがダメになっているとかで、結局1台廃棄することになり、中身を一時退避させるなど、ばたばたでした。空調機の方は、修理業者さんがいま、取引停止処分中だそうで(何をやらかしたのか…)、別のところに頼まなくては、とか、とりあえず機械室の方に対応して頂いたりとか。

マイクロ室、しばらくまだ要注意です。



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避難経路の確保

復職67日目。久々に違うお仕事!

今日は本当に久々に、蔵書点検から解き放たれました。カウンター当番もなく、がっつり一日、お仕事出来る!と。そうなると、あまりに久々過ぎて、何をしていいのか一瞬、気が遠くなりました。が、菜の花にはあの課題があったじゃないか!と思い出しました。すっかり棚上げされてましたが、今期の菜の花の課題に挙がっていたもの。それが、防災関係の調査。

ただ、何をしていいものやら、かなり悩んでおりました。前の部署のときは、書架がすべて集密ということもあり、とにかく揺れたらまずは書架の端まで辿り着くこと、後は集密なので、ゆらゆら揺れるでしょうが、恐らく書架自体が倒壊する可能性はそれほど高くないと踏み、目線よりも上の段の落下防止バー取り付けを行ないました。総額で100万以上しましたが、うまく予算が取れている間に実現できて嬉しかったのですが。

今のところでも、同じことをしたい、と菜の花が配属になる前に見積もりが取られていたそうですが、あまりのお値段に対策出来ないままだったとのこと。うーん、、、と大地震の報告を探していて、意外に上の段だけの落下防止のせいで下段が全部落ちたのに上段が残ったために重心が高くなったところを揺さぶられて、書架自体がゆがんだり倒れたりの被害が、という記述を見掛けて、なるほど!と。確かにそうなりますよね。前の部署で上段のみ対策したときも同じことを考えた覚えがありますが(忘れかけていましたが)、あのときは集密だから上段対策が有効と判断したのですよね。

今回は集密ではなく、普通の天つなぎの書架なので、書架自体のダメージも考慮すべきです。そして何より、早期に実施するには費用対効果が最善である必要が。

というわけで、避難経路に当たる書架についての全段落下防止をとりあえず目指してみることに。それだと全書架をやらなくていい分、うちのように広い図書館ではかなり経費的には楽なはず。書架さえ倒れないなら、避難経路確保のためには、書架からとにかく本が雪崩れてこないのが大事だろうと。で、全館について、地図を片手にてくてく歩きつつ、落ちてきたらこれは通り道が塞がれる、という箇所をチェック。意外に席の少ないフロアが危険だとか、今まであまり考えていなかったところもみえました。ちょっと面白いですね。

そうしてできたリストを提出。さて、反応はいかに?



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順調

復職66日目。さくさくと。

蔵書点検関係のお仕事は、順調です。昨日始めた議会資料の読み込みもそこそこ順調、そのマッチングも良い感じで不明本もなく、蔵書点検後処理で溜まりに溜まっていたデータ書き換えも完了。

ついでに、2ヶ月くらい締め切りまであるし、と放置されていた洋書選書も、ようやく今週から手をつけ始めていましたが、こちらも本日で終了。びっくりするほど、色々順調に片付く日でした。係長も夏休み明けでリフレッシュしてお帰りなので、細々したお仕事の雨あられも防がれてますしね。防波堤さまさまです。

お陰様で、気持ちよく終業後の館内暑気払いに参加できました。子どものお迎えほか、家事もお願いした家族には感謝で。





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新規開拓

復職65日目。学生バイトさん向けの新たなるお仕事。

学生バイトさんにして欲しいお仕事ありますか、の質問には、ついつい何かやって頂きたい!と思ってしまう菜の花は、貧乏症でしょうか。で、蔵書点検をがしがしやって頂いているわけですが、順調なもので、思ったより早く終わってしまいます。指定範囲が…難しい!再来週から別口で蔵書点検読み込み依頼もしますし、そこと被らせないで、かつ試験期でも利用者さんの邪魔になりにくいところ。散々悩んで、(非常勤さんに却下されながら)ふと思い出しました。あ、そうか、この前やめた部分、今こそいけるのでは…!

というわけで、議会資料の蔵書点検始めました。どれくらいいけるか分かりませんが、順調に進みますように。



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危険物…?

復職64日目。ドキドキ。

今日も朝から細々と。朝一番はスマホの落とし物。自分のデータが登録されていないようだったので、やむなく着信履歴の多い方に電話。女性名だったので彼女さんかな?と思ったのですが、相手はお母様で、持ち主は女子学生さんでした。無事、連絡が取れて、引き取られました。

図書館の半地下になっている部分の外側で、勝手に喫煙コーナーを作って荒らしている人たちがいる、と清掃のおばさまから通報。行ってみると、山となった吸殻、無残に剥がれた「ここは禁煙です」の張り紙の上にまで、大量のお茶やコーヒーのペットボトルや空き缶。よりによって、可燃物の塊を保管する図書館に吸殻放置ですか。しかも、ゴキブリの温床になったらどうしてくれるのか!です。とりあえず、写真撮影。人は夕方に複数人確認されているものの、注意しても会釈するだけで聞いてくれないらしいです。課長補佐と現場確認し、課長にも報告。さてさて、どうなることか。

そして驚きの報告が。ゴミ箱からこんなものが出てきました、と報告されたのです。何やらじゃらじゃらと入ったビニール袋から出てきたのは…何と、、、大量のナイフ!え!?何の事件の証拠隠滅!?どきどきしていたら続いて出てきたのは大量のフォーク。え?フォーク?更に、スプーン。。。食器セットかい!!

それでも木を隠すなら森、もしかしたら事件性のあるものが混じっていたり…なんて考えてしまうのは、ミステリの読みすぎですかね?



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細かいトラブル続発

復職63日目。ばたばたと、せわしない。

今日から3日間は係長不在のため、係長代理的な感じです。月曜日はいつものことですが、やはりバタバタ。細かいトラブル報告が多く、それらの対処に時間と労力が割かれます。ひとつひとつは必ずしもヘビーではないのですけれどもね。積もりつもると大変です。

ようやく最初の波を超えた後は係長代理で会議。それから、またお問い合わせ対応。対応途中でお昼休み、午後いちはカウンター。たいおの続きを持ち込みつつ、学生さんに今日の作業依頼。あっという間に終業という感じ。何か前に進んだ気が殆どしない一日でした。ぐったり。



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久々のレファレンス

復職62日目。答え分からず。

お昼カウンターに入っていたら、うちの館内にある装飾について、デザイナーの名前が知りたいとお問い合わせを受けました。

久々のレファレンス。ですが。。。まずは管理課に問い合わせ。設計図を探して見てみましたが、はっきりしたことは分からず。設計会社と、建築士名は何とか拾えましたが、この人が装飾まで手掛けているのかは謎。次にこの人物について調べるも…うーん、この人の書いた文章のタイトル的に、こういう装飾を好みそうだな、と思われたくらい。設計会社は現存していないみたいですし、手詰まり。一応、最近うちを改修工事した業者さんにもメール。何故なら、わざわざこの装飾を残して改修しているので、何らかの謂れをこ存じの可能性があるから。

後は、古い文章探し。この建物が建った頃の記事に何かあるかも、と。途中から、お隣の専門の係にレファレンス外注しました。時間がね…いくらあっても足りないもので。やはりレファレンスは時間がかかります。片手間には出来ないですね…。

最終的には残念ながら、はっきりした解答は得られず。でも久々のレファレンスは、勉強になりました。





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プロフィール

HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)

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