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菜の花の大学図書館日誌

理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。

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避難経路の確保

復職67日目。久々に違うお仕事!

今日は本当に久々に、蔵書点検から解き放たれました。カウンター当番もなく、がっつり一日、お仕事出来る!と。そうなると、あまりに久々過ぎて、何をしていいのか一瞬、気が遠くなりました。が、菜の花にはあの課題があったじゃないか!と思い出しました。すっかり棚上げされてましたが、今期の菜の花の課題に挙がっていたもの。それが、防災関係の調査。

ただ、何をしていいものやら、かなり悩んでおりました。前の部署のときは、書架がすべて集密ということもあり、とにかく揺れたらまずは書架の端まで辿り着くこと、後は集密なので、ゆらゆら揺れるでしょうが、恐らく書架自体が倒壊する可能性はそれほど高くないと踏み、目線よりも上の段の落下防止バー取り付けを行ないました。総額で100万以上しましたが、うまく予算が取れている間に実現できて嬉しかったのですが。

今のところでも、同じことをしたい、と菜の花が配属になる前に見積もりが取られていたそうですが、あまりのお値段に対策出来ないままだったとのこと。うーん、、、と大地震の報告を探していて、意外に上の段だけの落下防止のせいで下段が全部落ちたのに上段が残ったために重心が高くなったところを揺さぶられて、書架自体がゆがんだり倒れたりの被害が、という記述を見掛けて、なるほど!と。確かにそうなりますよね。前の部署で上段のみ対策したときも同じことを考えた覚えがありますが(忘れかけていましたが)、あのときは集密だから上段対策が有効と判断したのですよね。

今回は集密ではなく、普通の天つなぎの書架なので、書架自体のダメージも考慮すべきです。そして何より、早期に実施するには費用対効果が最善である必要が。

というわけで、避難経路に当たる書架についての全段落下防止をとりあえず目指してみることに。それだと全書架をやらなくていい分、うちのように広い図書館ではかなり経費的には楽なはず。書架さえ倒れないなら、避難経路確保のためには、書架からとにかく本が雪崩れてこないのが大事だろうと。で、全館について、地図を片手にてくてく歩きつつ、落ちてきたらこれは通り道が塞がれる、という箇所をチェック。意外に席の少ないフロアが危険だとか、今まであまり考えていなかったところもみえました。ちょっと面白いですね。

そうしてできたリストを提出。さて、反応はいかに?



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プロフィール

HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)

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