菜の花の大学図書館日誌
理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。
同時アクセス数を食いつぶすとは、許すまじ…!
- 2008/12/12 (Fri)
- 1-3年目(参考調査編) |
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630日目。ちょっと文句のひとつも書き立てたくなった。
データベースのウォークイン・ユーザの話。うちの大学の人ではない、学外からの来館者さんのことです。有料の電子ジャーナルとかデータベースなどの電子リソースは、大学が契約しているので利用できるのはその大学に所属する人、ということになりますが契約上、ウォークイン・ユーザの検索・閲覧を認めているものもあります。電子ジャーナルなら、検索・印刷は出来るけれどもPDFファイルのダウンロードは不可というものが比較的多いようです。また、検索はOKだけれども印刷は認めない、というものもありますし、検索すら認めないというものもあります。逆に、結果のダウンロードだってOKだよ!というものも…データベースになら、稀にあります。
今日、問題になっていたデータベースは、ウォークイン・ユーザの検索はOKのもの。他の学校の人が課題を行なうためにこのデータベースを使おうと、大挙してやってきたということが昨日、とある図書室であったそうです。どうやらあちこちの図書館で、そのデータベースの利用を断られて、うちの大学へやってきたらしいのですが…。
契約のデータベースには、「同時アクセス数」という概念があります。学内で同時に何名までしか接続できない、という制約があるのです。この同時アクセス数によってお値段が決まっているものもあります(同時アクセス数が、そもそも無制限のものもあります)。このデータベースに関しては、比較的同時アクセス数に余裕があるため、普段アクセスをはじかれてしまうことはありませんが、昨日は上限に達してしまい、うちの大学の人はアクセスしてもはじかれてしまう、ということになってしまったというわけです。
この件に関しては色々と問題があると思うのですが…いやむしろ、問題が満載過ぎて、何から考えたらいいのか分からないくらいで。
一番気になったのは、どうやら「ここに行けば、このデータベースが検索できる」というようなリストを渡されていた…らしいこと。菜の花がざっと見たところ、その学校は該当のデータベースを契約しているかどうか分かりませんでしたが、少なくとも全員が課題をこなすために利用できるほどの規模で契約していないからこそ、学生さんたちが他機関のウォークイン・ユーザとしてあちこちを訪れているのではないかと考えられます。自分の学校の契約範囲では出来ないような課題を与える学校というのは、なかなか…。この場合は「データベース検索」が課題だったわけですが、もしも化学実験が課題であったとしたら「うちの学校のフラスコじゃ足りないから、他の学校行って実験していらっしゃい。で、レポートを書いてきなさい。」と言っているようなものでは?。どこの大学も減りゆく予算と反比例するように、高騰していく電子リソースの支払いを、何とかやりくりしていこうとしているのに、学生の課題のためのツールを他機関に頼るという姿勢はどうなのですかっ。学校だって倒産するこの時代にっ。
「そんなこと言ったって、大きな組織なら沢山データベースを契約していて使いたい放題だけれども、小さな機関はお金もないから殆どデータベースなんかひけないんだよ!」…という声もありそうですけれども…、このデータベースに関しては個人でも契約可能で、大学などの専門の教科書1冊分よりはずっとお安いくらいの月額料金で利用できます。特に今回の学校は、大学ではなくて資格取得を目指す各種学校に当たるので、学生さんにそれくらいの投資を求めてもよいような気はします。教材費としては、それほど法外な額ではないと思うのですけれどもね。ええ、少なくともうちの大学の同時アクセス数を食いつぶしに来るよりはずっと平和…!(←怒り沸騰らしい)。
先方の学校には是非一言、申し入れをして頂きたいなあと思ったのですが、図書館の上の方の会議に本件を挙げることは、管理課で却下されたそうです。申し入れをするかどうかの検討どころか、こういうことがあった、という報告すらなされないのではないかと。ということはこの件を知っているのは菜の花と、最初に相談してきた某理系図書室のY氏と、菜の花が相談した人と、うちの係長、それに管理課だけということですね。これが菜の花としては何となく納得がいかなかったのです。部課長が議論した上で、特に取り上げない、ということであれば納得できますけれども、議論もなく却下されるとは思わなかったので。短気でキレやすい菜の花は、図書館内に放送しちゃうぞ!と思うくらい、ぷちっときたわけですが、代わりに公共の場であるネット上に文句を置いておくことで満足したので、まあいいやと。菜の花って恨みを買うタイプかしら。というか、いつかブログのせいで首を絞められそうです。きゅっと。そういえば、アメリカではブログを理由に従業員を解雇した企業が、10%くらいだとかどこかで見ましたけれども…菜の花も解雇される日がくるのか…!?
夕方からカウンター当番。カウンター当番中に選書資料を整理しようと思っていたのですが、結局2時間以上、WWWメンテにとられました。というか、ニュース作成?今日は、ニュース多すぎ。振り回された感じ。和英含めて14も作成・更新しました。中にはこれでもか!というほど手抜きなものもありますが。
それからいつものリストアップ作業。何と63.6%まで完了。頑張った…今日も。そういえば、この過程でまた請求記号を修正しようとナクシスに繋ごうとしたら「時間外だ、無理」とエラーされました。え?ナクシスって24時間営業じゃないの!?と初めて知りました。一般利用の方はいつでも使えますが、業務用の方は20時で終わりなのですね。そうだったのか…。でもどうして?もしかして、誰かが毎日稼動中、サーバに張り付いているのでしょうか…。それともサーバの中にこびとさんがいて、せっせと働いているのだけれども、夜は就寝してしまうのでしょうか。
データベースのウォークイン・ユーザの話。うちの大学の人ではない、学外からの来館者さんのことです。有料の電子ジャーナルとかデータベースなどの電子リソースは、大学が契約しているので利用できるのはその大学に所属する人、ということになりますが契約上、ウォークイン・ユーザの検索・閲覧を認めているものもあります。電子ジャーナルなら、検索・印刷は出来るけれどもPDFファイルのダウンロードは不可というものが比較的多いようです。また、検索はOKだけれども印刷は認めない、というものもありますし、検索すら認めないというものもあります。逆に、結果のダウンロードだってOKだよ!というものも…データベースになら、稀にあります。
今日、問題になっていたデータベースは、ウォークイン・ユーザの検索はOKのもの。他の学校の人が課題を行なうためにこのデータベースを使おうと、大挙してやってきたということが昨日、とある図書室であったそうです。どうやらあちこちの図書館で、そのデータベースの利用を断られて、うちの大学へやってきたらしいのですが…。
契約のデータベースには、「同時アクセス数」という概念があります。学内で同時に何名までしか接続できない、という制約があるのです。この同時アクセス数によってお値段が決まっているものもあります(同時アクセス数が、そもそも無制限のものもあります)。このデータベースに関しては、比較的同時アクセス数に余裕があるため、普段アクセスをはじかれてしまうことはありませんが、昨日は上限に達してしまい、うちの大学の人はアクセスしてもはじかれてしまう、ということになってしまったというわけです。
この件に関しては色々と問題があると思うのですが…いやむしろ、問題が満載過ぎて、何から考えたらいいのか分からないくらいで。
一番気になったのは、どうやら「ここに行けば、このデータベースが検索できる」というようなリストを渡されていた…らしいこと。菜の花がざっと見たところ、その学校は該当のデータベースを契約しているかどうか分かりませんでしたが、少なくとも全員が課題をこなすために利用できるほどの規模で契約していないからこそ、学生さんたちが他機関のウォークイン・ユーザとしてあちこちを訪れているのではないかと考えられます。自分の学校の契約範囲では出来ないような課題を与える学校というのは、なかなか…。この場合は「データベース検索」が課題だったわけですが、もしも化学実験が課題であったとしたら「うちの学校のフラスコじゃ足りないから、他の学校行って実験していらっしゃい。で、レポートを書いてきなさい。」と言っているようなものでは?。どこの大学も減りゆく予算と反比例するように、高騰していく電子リソースの支払いを、何とかやりくりしていこうとしているのに、学生の課題のためのツールを他機関に頼るという姿勢はどうなのですかっ。学校だって倒産するこの時代にっ。
「そんなこと言ったって、大きな組織なら沢山データベースを契約していて使いたい放題だけれども、小さな機関はお金もないから殆どデータベースなんかひけないんだよ!」…という声もありそうですけれども…、このデータベースに関しては個人でも契約可能で、大学などの専門の教科書1冊分よりはずっとお安いくらいの月額料金で利用できます。特に今回の学校は、大学ではなくて資格取得を目指す各種学校に当たるので、学生さんにそれくらいの投資を求めてもよいような気はします。教材費としては、それほど法外な額ではないと思うのですけれどもね。ええ、少なくともうちの大学の同時アクセス数を食いつぶしに来るよりはずっと平和…!(←怒り沸騰らしい)。
先方の学校には是非一言、申し入れをして頂きたいなあと思ったのですが、図書館の上の方の会議に本件を挙げることは、管理課で却下されたそうです。申し入れをするかどうかの検討どころか、こういうことがあった、という報告すらなされないのではないかと。ということはこの件を知っているのは菜の花と、最初に相談してきた某理系図書室のY氏と、菜の花が相談した人と、うちの係長、それに管理課だけということですね。これが菜の花としては何となく納得がいかなかったのです。部課長が議論した上で、特に取り上げない、ということであれば納得できますけれども、議論もなく却下されるとは思わなかったので。短気でキレやすい菜の花は、図書館内に放送しちゃうぞ!と思うくらい、ぷちっときたわけですが、代わりに公共の場であるネット上に文句を置いておくことで満足したので、まあいいやと。菜の花って恨みを買うタイプかしら。というか、いつかブログのせいで首を絞められそうです。きゅっと。そういえば、アメリカではブログを理由に従業員を解雇した企業が、10%くらいだとかどこかで見ましたけれども…菜の花も解雇される日がくるのか…!?
夕方からカウンター当番。カウンター当番中に選書資料を整理しようと思っていたのですが、結局2時間以上、WWWメンテにとられました。というか、ニュース作成?今日は、ニュース多すぎ。振り回された感じ。和英含めて14も作成・更新しました。中にはこれでもか!というほど手抜きなものもありますが。
それからいつものリストアップ作業。何と63.6%まで完了。頑張った…今日も。そういえば、この過程でまた請求記号を修正しようとナクシスに繋ごうとしたら「時間外だ、無理」とエラーされました。え?ナクシスって24時間営業じゃないの!?と初めて知りました。一般利用の方はいつでも使えますが、業務用の方は20時で終わりなのですね。そうだったのか…。でもどうして?もしかして、誰かが毎日稼動中、サーバに張り付いているのでしょうか…。それともサーバの中にこびとさんがいて、せっせと働いているのだけれども、夜は就寝してしまうのでしょうか。
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プロフィール
HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)
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