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菜の花の大学図書館日誌

理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。

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◆菜の花の英語メモ5

●本日のことば



「図書館は午後10時までです。」
This library closes at ten o'clock in the evening.




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図書館、何時に閉まりますか~?はよく尋ねられること。まあ、英語で尋ねられたことはないのですけれど。ん?むしろ尋ねるときはどんな英語になるのでしょう。What time do this library close?かな…。それともwill?

ときどき、図書館の開館時間延長を!という声がぽつぽつとやってくることがあります。実際に、アメリカなんかでは24時間営業(?)のところもあるとかいう噂…えー!凄いですね。でもなかなか難しい問題です。図書館を夜間開館すると、広い空間内の空調や電灯による光熱費、それに人件費がかかります。例えばコンビニであれば24時間開店しているときに、それを売りとして儲けることができ、その儲けで営業するための経費をまかなえますが、図書館は非営利ですから、長時間開館によって必要となる経費は、すべて大学運営にかかる経費からまかなわれることになります。長時間開館によって得られるものは、大学構成員の満足感です。昼間開館より夜間開館の方が余計に費用がかかりますから莫大な経費をかけて、満足度に見合うだけのサービスになるか?という問題が立ちはだかってくるわけです。まあ最近、とみに節電節電と言い続けているうちの事務本部は、過半数の学生や教員の署名が集まるくらいじゃないと、開館時間延長なんて許可しないでしょうね…。

もしも図書館、もっと長く開けて欲しい!という希望がありましたら、とりあえず署名を山ほど集めましょう。非営利組織である図書館というものは、利用者の声が大きくなければ、予算を獲得できない施設なのです。そして予算なしで個々人の努力のみで運営できるほど、小さな施設でもないのです。


◆菜の花の英語メモ0・目次
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プロフィール

HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)

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