菜の花の大学図書館日誌
理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。
返却本で、もうそう。
- 2010/08/02 (Mon)
- 4-6年目(某文系図書室編) |
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312日目(通算1010日目)。1日1匹で、101匹が10グループ、できるな(意味不明)。
学内の他図書館からうちの図書室へ、本が送られてきました。「返却をお願いします。」と。なので、間違えてうちの図書室の本が、他の図書館で返されちゃったのかな、と思ったのです。が、違いました。返却処理をしてみたら、返却の利用者は、送ってきた図書館職員の配偶者たる先生でした(先生と図書館員のご夫妻ですね)。やっぱり家庭内で、
「ごめん、これ、返しに行く時間なくて…」
「もう、仕方ないわね、返しておくわ」
というような会話が交わされたのでしょうか、順当に行くと。でももしかしたら、こんなシチュエーションも…?
「お部屋を掃除してたら、返却期限が迫っている本見つけちゃった!
早く返さないと!明日、私が送っておくわ。」
もっとFunnyな感じをプラスすると、こんなのもありかも…?
「どうしてあなたはいつもそうなの!
そんなこと言うなら、あなたの借りてる本、勝手に返しちゃうわよ!」
「何を馬鹿な!やりたきゃやればいいだろう!」
「わかったわ!」
…で、返されてきちゃったとか。恐るべき脅迫。というか、こんな可愛い仕打ちの夫婦喧嘩があったら、むしろ見てみたい(え?)。いや、、、ありえないですね。勝手に変な妄想をしてすみません、Nさん…m(_ _)m。
本日は、カウンター当番。しながら、先週支払分の新着図書装備。そのうちの先生購入分の所蔵登録。書誌作成。そこまでは終わりましたが、まだ新着案内は出していません。それは明日。
2週間以上前の新着本で、音沙汰なかった先生にメールを送りました。1人はすぐに反応してくださり、「忘れてました!」と。アラートしてよかったな、という例。一度だけだと、メールをちらっと見て忘れてしまう方もいらっしゃいます。忙しいときだと特に危ない。
今日、書誌調整の申し出があった本は、比較的最近の本。菜の花の作成書誌ですね。今まで、菜の花の作成書誌で書誌調整がきたことがなかったので、今回、初。作成時に不安だったので、目録の部署に送ってチェックして戴いた記録はあるのですが、何を問い合わされているかは分かりません。というのも、書誌調整は中央集権でお願いしてしまっているため。元々はうちの図書室でちゃんとやっていたのですが、菜の花が初心者カタロガーのため、業務移転してもらってそのままになっています。いつか返ってくる約束だったのかもですが、もはやそのときの事情を知っている人は減りつつあるので、黙っているとこのまま向こうの仕事として浸透するのかも。でもやっぱり、書誌調整は相談相手のいる複数人の部署でやる方が望ましい気もして、ひとり目録のうちの部署に戻ってこられてもまた菜の花みたいな初心者が配属されちゃったら困るだろうなー、うん、このままそーっとしておこうかな…なんて、つらつら考える日々です。もしかして、ずるい?でも、ホント、最近は目録業務が業務委託とかされちゃったりして、若手(ヒラの常勤職員)が配属されうる部署で、目録を取るところは減っていて、目録未経験図書館員も結構多いのです、多分。昔は目録って、図書館の花形業務だったそうですけどね。何となく「図書館員のあり方」が変わっていっているのがよく分かる現象ではあります。従来の図書館員観ではやっていけない時代がすでに到来中、と。
よく「今、図書館員に求められるもの」というような文字が踊っているのを見かけますけれども、実際のところ、誰も何か具体的なものを図書館員に求めてなんかいないのでしょう。いつの時代でも、淘汰されていく職種はそう。古びつつあるものに誰も、懐古以外感じるものはないというか。誰にも求められないから、放っておけば着実に消えていくでしょう。消えたくないなら、何かを求めてもらうのではなくて、貪欲に変化していく、時代に食いついていく、むしろ時代を切り拓いていくというアグレッシヴさを見せないとダメなのでしょうね。でも日々、日常業務をしていると、本の大量さ、総重量の大きさを見せ付けられ、利用者さんとの交流をすればするほどその既得権を守らなくてはという思いに駆られ、大きくなるほどに慎重になっていく組織の動きの鈍重さに辟易していくと、そういう尖った部分も、削られ削られ鈍くなっていく…ような、ね。
採用直後、挨拶に行ったときの当時の館長の言葉を思い出します。
「早く慣れて下さい、でも染まらないで下さいね」
というようなことだったと記憶しています。慣れてもいい、だけど染まるな。当時も、ああ、良いこと言われた、と感動しましたが、今もまだ色褪せない深いアドバイスだと思います。菜の花は、いつの間にか染まってしまっていないでしょうか…。いつまでもアウトサイダーでい続けたかったのに…(- -)。
何か、めちゃくちゃ脱線したー(>_<)。今日はここまで。
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学内の他図書館からうちの図書室へ、本が送られてきました。「返却をお願いします。」と。なので、間違えてうちの図書室の本が、他の図書館で返されちゃったのかな、と思ったのです。が、違いました。返却処理をしてみたら、返却の利用者は、送ってきた図書館職員の配偶者たる先生でした(先生と図書館員のご夫妻ですね)。やっぱり家庭内で、
「ごめん、これ、返しに行く時間なくて…」
「もう、仕方ないわね、返しておくわ」
というような会話が交わされたのでしょうか、順当に行くと。でももしかしたら、こんなシチュエーションも…?
「お部屋を掃除してたら、返却期限が迫っている本見つけちゃった!
早く返さないと!明日、私が送っておくわ。」
もっとFunnyな感じをプラスすると、こんなのもありかも…?
「どうしてあなたはいつもそうなの!
そんなこと言うなら、あなたの借りてる本、勝手に返しちゃうわよ!」
「何を馬鹿な!やりたきゃやればいいだろう!」
「わかったわ!」
…で、返されてきちゃったとか。恐るべき脅迫。というか、こんな可愛い仕打ちの夫婦喧嘩があったら、むしろ見てみたい(え?)。いや、、、ありえないですね。勝手に変な妄想をしてすみません、Nさん…m(_ _)m。
本日は、カウンター当番。しながら、先週支払分の新着図書装備。そのうちの先生購入分の所蔵登録。書誌作成。そこまでは終わりましたが、まだ新着案内は出していません。それは明日。
2週間以上前の新着本で、音沙汰なかった先生にメールを送りました。1人はすぐに反応してくださり、「忘れてました!」と。アラートしてよかったな、という例。一度だけだと、メールをちらっと見て忘れてしまう方もいらっしゃいます。忙しいときだと特に危ない。
今日、書誌調整の申し出があった本は、比較的最近の本。菜の花の作成書誌ですね。今まで、菜の花の作成書誌で書誌調整がきたことがなかったので、今回、初。作成時に不安だったので、目録の部署に送ってチェックして戴いた記録はあるのですが、何を問い合わされているかは分かりません。というのも、書誌調整は中央集権でお願いしてしまっているため。元々はうちの図書室でちゃんとやっていたのですが、菜の花が初心者カタロガーのため、業務移転してもらってそのままになっています。いつか返ってくる約束だったのかもですが、もはやそのときの事情を知っている人は減りつつあるので、黙っているとこのまま向こうの仕事として浸透するのかも。でもやっぱり、書誌調整は相談相手のいる複数人の部署でやる方が望ましい気もして、ひとり目録のうちの部署に戻ってこられてもまた菜の花みたいな初心者が配属されちゃったら困るだろうなー、うん、このままそーっとしておこうかな…なんて、つらつら考える日々です。もしかして、ずるい?でも、ホント、最近は目録業務が業務委託とかされちゃったりして、若手(ヒラの常勤職員)が配属されうる部署で、目録を取るところは減っていて、目録未経験図書館員も結構多いのです、多分。昔は目録って、図書館の花形業務だったそうですけどね。何となく「図書館員のあり方」が変わっていっているのがよく分かる現象ではあります。従来の図書館員観ではやっていけない時代がすでに到来中、と。
よく「今、図書館員に求められるもの」というような文字が踊っているのを見かけますけれども、実際のところ、誰も何か具体的なものを図書館員に求めてなんかいないのでしょう。いつの時代でも、淘汰されていく職種はそう。古びつつあるものに誰も、懐古以外感じるものはないというか。誰にも求められないから、放っておけば着実に消えていくでしょう。消えたくないなら、何かを求めてもらうのではなくて、貪欲に変化していく、時代に食いついていく、むしろ時代を切り拓いていくというアグレッシヴさを見せないとダメなのでしょうね。でも日々、日常業務をしていると、本の大量さ、総重量の大きさを見せ付けられ、利用者さんとの交流をすればするほどその既得権を守らなくてはという思いに駆られ、大きくなるほどに慎重になっていく組織の動きの鈍重さに辟易していくと、そういう尖った部分も、削られ削られ鈍くなっていく…ような、ね。
採用直後、挨拶に行ったときの当時の館長の言葉を思い出します。
「早く慣れて下さい、でも染まらないで下さいね」
というようなことだったと記憶しています。慣れてもいい、だけど染まるな。当時も、ああ、良いこと言われた、と感動しましたが、今もまだ色褪せない深いアドバイスだと思います。菜の花は、いつの間にか染まってしまっていないでしょうか…。いつまでもアウトサイダーでい続けたかったのに…(- -)。
何か、めちゃくちゃ脱線したー(>_<)。今日はここまで。
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プロフィール
HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)
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