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菜の花の大学図書館日誌

理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。

カテゴリー「4-6年目(某文系図書室編)」の記事一覧

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新着目録と、NIIレコード調整の日

668日目(通算1365日目)。終日、そんな感じ。

午前からお昼休みはカウンターと新着図書の目録作業、
午後からは新着配架とNIIの今年度第4回のレコード調整。
今回は結構数が多くて手間取りました。
あと1件、現物とにらめっこが必要なので、
明日に回すことに。


それにしても今日は全然集中力のない日でした。
こんな調子では駄目だー!と反省。。。
どうも最近、花粉症の影響か、色々と不調です。
もう少し、頑張りましょう。


というわけで、今日はこれだけ…。



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LAN線敷設

667日目(通算1364日目)。あっちもこっちも工事中。

最近、うちの図書室は利用者さんよりも
業者さんの出入りの方が激しいかも!な工事祭り状態。
先週は、プロによる除菌作業が行なわれていたわけですが、
今週は月曜日から業者Kさんによる
手動式集密書架の耐震・免震工事です。
詳細がよく分かっていないもので、適当に並べました、耐震と免震。
ぐらっときたときに集密書架がレールの上を

がらがらがら~!!!

と走り回ると大変危険なので、
急な揺れでストッパーがかかるような、
そういう手回しハンドルに交換している…のだと思います。たぶん。

あとは、それぞれの上段の方の棚を、
少し斜め上に上がっているような、
本が落ちにくいものに変更している、はず…。たぶん。
ただし、少し本が書架の幅より大きくて、
少しはみ出している部分だけは滑り止めシールで対応…たぶん。
もうたぶんが続いていてすみません。
菜の花がやっていないのでちっとも分かっていません。


なお、今月は更に、もう一種類の集密書架も同じように工事が入ります。
(うちの図書室は、2つのメーカーの集密書架が入っているので、
それぞれを別の業者さんに耐震・免震対応を依頼。)
その上、マイクロ資料の収納ロッカーも、
地震対策のための固定作業に業者さんがいらっしゃいます。
それからレンタルのコピー機が更新で、
別の業者さんに入れ替わるのでそれの機器交換も。

凄い、業者さんでごった返す図書室。
それが今月のうちの姿。

最近、耐震耐震と叫び続けていたのが、
やっぱりこういう時期ですからようやく通りまして、
こういうことになりました。これで少しでも被害を防げれば。


そんな中、菜の花も工事に参加しました。
いや、大したことではないのですが。
コピー機が更新されるのに伴い、ネットワークに繋ぐことにしまして。
そのためにこの前、10メートルくらいのLAN線を
がちゃこんと端子をつけてもらってきたのですが、
それを実際にモールなどを使って敷設する作業です。

モールを切りたかったのですが、ちょうどいい工具がなく、
モールを入れてくれた業者さんに訊いたら、
それ用の工具は6300円くらいだ、と言われ…。
いや、ちょっと切りたいだけなので…。
それであちこちに内線をかけて訊いてみたのですが、
持っている部署がなかったのでどうしようかなあ、
もういいや、のこぎりで切るか、なんて言っていたら、
よくよく考えたら今日は大掛かりに図書室内で工事している
業者Kさんがいるではありませんか。
工具箱くらい、当然お持ちですよね。
よし、借りちゃおう!

…ということで、ちょうどよさそうな工具をお借りして、
ばちこんばちこんとモールを欲しい長さに切りながら、
10メートルのうち5メートルちょっとをOAフロアの床下に、
残りをカウンター周りなどに張り巡らせたモールに、
えいえいと通して敷設しました。
最初、余裕を持ちすぎて設置したら長さが足りなくなって焦りました…!
でもまあ、最終的には何とか。
うん、おみごとおみごと。
何か凄く働いた感がありますわー!
もうこのまま「おつかれーしたー!」とか言いながら、
帰っちゃいたいくらいの勢いでした。
が、帰っている場合ではないくらい、
菜の花の周りにはおしごとが山積しつつあります…。

あー…、、、明日からしばらく、
ブックトラックの陰でひきこもっておしごとしようかな…。
おーわーらーなーいー。



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そうか、オンデマンドだ

666日目(通算1363日目)。何ていうか忘れてた。

本日は午前中はシステムが止まっていたので
ちまちまと展示会準備に勤しみ、
午後からは新規書誌作成をしていました。

悩んだのは、オンデマンドプリントの本。
すでに著作権の切れている、19世紀の資料を
注文されたら印刷して本の形に整えた上で
売ってくれる…というサービスが世の中にはあって、
その資料でした。でもめちゃくちゃ不親切で、
いつ、どこの出版社がこのリプリント版を作ったのか、
きちんと明記してくれていない!
目録が、とーりーづーらーいー。
原本の書誌事項しか分からないー。
ホント、困ります…、こういうの。
幸い、仲間が他にもたーくさんいたので、
前例を寄せ集めながら、コーディングマニュアルを確認しまくりで。
何とか作れてよかったです。

それにしてもこの資料、折込の地図が幾つかあるらしいのですが…、
全部折り込まれた状態のままで印刷されてる!
だから、地図の切れっ端だけは見えますが、
折られて内側になっている部分がまったく見えないので!
何てことでしょう…。この資料を買った院生さん、
地図に一番のこだわりを持って研究されている方なのに!
肝心の地図が殆ど見えないとは…!!
本をお渡しして、がっかりされてしまったら…菜の花はとても悲しいです。
どきどきするー。


そんな菜の花に、内線。
あら、珍しい。菜の花宛の電話なんて。
システム系のY氏、一体何の御用でしょう?

…と思ったら、運動方程式とか出てくるところに、
xとかyの上に、点とか点々とかあるのって、
どうなの、普通にありうる形なの?…というご質問でした。

関係ないじゃないですかー!
菜の花の職務に何の関係もないですよー!!
単に、理系だったら誰でも良かったみたいです。
ああ、そうですか…。

しかし点々?点々…?
何だっけ?それは一体、何だっけ?

あー!そうだ、aはxに点々ですわー。
微分です、微分。微分した!ってマーク。
だからそれはアリです。

あとで調べたら、ニュートンの記法でした。
あんまり使わないのですけれど、
運動方程式のときは確かに出てきた!はず。
いつでも使わない理由は、時間tで微分した、という記号だから。
他のもので微分したら使えません。
そう、このtで微分する、というのがポイント。

そもそも何故こんな質問がやってきたというと、
先生からリポジトリに登録するために受け取ったファイルが
文字化けだかを起こしているので、この点々も化けた結果なのか、
それとも最初からこういうものなのかが判断できなかった、
という理由みたいです。
で、「このページなんだけど」と送られてきた画像を見て、
菜の花は再び悩んでました。
えー、何でこんな式になってるの?

散々悩んで、あちこちに数式を手書きしまくって、
最終的に菜の花が大きな間違いをおかしていたことに気付きました。
ああ、そうだ、微分するときは、一体何で微分するのか、
それが凄く重要だった…。
こんな基本的なことまで忘れているなんて、
菜の花、もはや理系じゃないですわ…と、
少々落ち込みつつ、何とか並んでいた式は理解しました。
あとには何行にも渡って数式が並ぶ、暗号みたいな書類が。
一体、この席で何が起こったのか!?と思われそうながら、
そのまま、机の上に置いて帰ってきました。
不可解な図書館員の机。

それにしても、久し振りに計算しちゃいましたわ…。
たまには頭を使わないといけませんね、ホント。



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新着装備してます

665日目(通算1362日目)。今週は結構、数が多くて。

年度末なのですが、まだまだ新しい本が入ってきます。
今年度に滑り込みセーフして、講義のない春休みに
じっくり読んでおきたいな、と考える先生が多いのかもしれません。
まあ…年度初めに「予算が地震対策などに回って、
最終的に削られるかも…」という予告があったため、
先生方が様子見をしておられて、今になって
「やっぱり図書費の減額はなかったから、買う!」
となっている、という可能性も。
出入りの某S書店の営業さんは

「先生方の様子見ってすごいですよね~。
 様子見、様子見…って、
 もうね、いつまで様子見てるんだっ!…って。」

…と、満面の笑顔のまま、辛口ツッコミされておられました。
いやいやいや…。

あの営業さんは、とても面白い人です。
のんびりしているようで、実は相当観察していることが、
以前に判明しましたし。

それがですね、たまたま、その書店さんが来る前に扱っていたものが、
しばらくしてから行方知れずになってしまい、
「どこに行った、どこに行った?」と図書室中の人が
探していたのです。で、そのときに
「そういえば、さっき来たS書店さんは、
 もしかして目撃しているのではないか?」と、
電話をかけたのです。
すでに数時間経っていて、その品物は書店さんとは
何の関係もないようなものだったと思うのですが、

「それなら、私が訪問させて頂いたときは、
 机の左側の書類の上に置いてありました」

と証言。
それでその付近をもう一度探してみたら、
机の左側に寄せてあったブックトラックの下に、
落ちているのが発見されたのでした。

そんなもの、よく見ていたなー!とみんながびっくり。
ちなみにS書店さんはそのとき、机の右側から、
一歩後ろにひいた辺りに立っていて、
それ以上机には近付いていらっしゃいませんでした。
目もいいんですね…。



ところで今週の新着図書の特徴は…
書誌がないー…。NACSISに書誌がないー。
参考書誌のあるものが比較的多いのが唯一の救い。
でも、「あれ、これはこちらと別書誌?それとも統合できる?」
…なんて迷いの生じるものもあったりして。
ようやく装備が終わった後も、お陰様で目録作業は
若干、難航気味です。来週頭には受け取りたい!
という先生もいらっしゃるので、そこそこ焦っています。
…そしてその先生の購入本の書誌なし率の高さよ!
8割くらい、ない気がしますよーう。
全部、英語の洋書なのはよかったですけれども。
変な和書よりは、素直な洋書の方が断然書誌が作りやすいものです。
ヨミとか入れなくていいですし、当然分かち書きも要らないですから。

とりあえず、本日はまだまだ手を付け始めた段階ということで、
来週、何とかがっと頑張ります…。



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除菌ちゅう

664日目(通算1361日目)。あと、要・地震対策。

朝から、図書室に業者さんが入っています。
貴重書室の除菌作業です。

去年、散々悩まされ、現在も完全解決には至っていない
「カビ」に対して、ついにプロが介入です。
カビ対策の燻蒸や、拭き取り作業などをやってくれる業者さんに
依頼したのです。本日と明日、そして来週のどこかで、
作業をして頂く予定。というわけで、今日が初日。

狭い貴重書室に、6人もの屈強(何故か見た目が屈強)な男性が
せせこましーく引きこもって作業されています。
…怖くて中が覗けません!
一体、どんな作業が行なわれているのか…、
知っているのはかかりちょうのみです。。。


この作業が終わったら、貴重書の棚に
ビニール紐を張ろうと思っています。
東北の大震災の際には、山ほど資料が落下したわけですが、
貴重書の場合、和装本は軽くて落下も少なく、
落下したものに関しても破損はあまり見られなかったらしいのですが、
洋書の革装本は、かなり悲惨なことになったそうで。
重い上に、すでに劣化が始まっている資料には、
落下の衝撃に耐えることができないようです。
うちの図書室の貴重書室にあるのは、
殆どが革装本のヨーロッパの古い書物。
なので、絶対に落下させてはいけない、と。

去年、菜の花は東北の某大学さまに出張したとき、
この「本を書架にくくりつけちゃう作戦」を見てきました。
余震でも落下しないらしいです。
問題は通常の利用上、使いづらいというところらしいですが、
うちの場合は閉架の貴重書室であって、利用者さんの
通常利用に供する場所ではありませんから、
これは結構、いけるのではないかと。
本を振り落とせないと、書架自体が倒れる、というような事例も
多々見られているようですけれども、貴重書室は狭いので
書架が倒れても壁にぶつかって隙間はできます。
そもそも人が中にいる確率はとてつもなく低い。
本を保持したまま倒れてくれた方が、
恐らく復旧がスムーズにいくだろう、と想像されます。

というわけで、業者さんによる除菌作業が終わったら、
その作業に取り掛かりたいなと考えています。


今日は、ちょうどそんな話をちらっと聞いてきたもので。
いや、やっぱり経験者のことばは重いです。
色々と対策の参考にさせて頂きたいと思います。
明日はわが身。
利用者さんの安全確保第一、
その上で資料の保護も考えていきたいもの。



そうそう、今日は利用者サービスの話として、
オンラインでの貸出延長を受け付けるかどうかを、
かかり内で話し合いました。
今まで、うちの大学ではそういうサービスをしていなかったのですが、
これについて、導入するか否かの判断を迫られたのです。

現在は、延長を認めているのは貸出期限が2週間の場合、
1回のみ、カウンターに学生証と資料本体を持参して
特に予約などが入っていなければ貸出延長処理が行なわれます。
それが、オンライン上で学生証のナンバーなどでログインして、
現在では「貸出中資料名」「期限」などが見られる画面で、
「貸出延長」も行なえるようにするというもの。
導入すれば、学生さんがわざわざ図書室に来なくても、
どこでもネット接続して延長手続きが出来ます。

かかりちょうは、導入反対でした。
やはり、延長は現物を持ってきて見せて頂かないと、
紛失している場合に早期発見できないから不安だ、ということです。
まあ、確かに。
でも、わざわざ資料を持ってきて「延長したいです」
と申し出る人に、そもそもそういう不安ってあるのでしょうか?
確かに、延滞したり紛失したり、図書館資料をルーズに扱う利用者さんは
少なからず存在はします。そういう人は、注意してもあまり効果なく、
結局、延長処理なんてしないのでは、と。
いや、そんな風に図書館員が諦めちゃいけないのかもしれませんが。
でもオンラインで延長できるなら、そういう人だって
延長のハードルが下がって、「延滞」になる前に、
ちゃんと「延長」してくれて、結果的に延滞者が減るかもしれません。
延滞って、一度するとそのあとも何度もやってしまう
「常習犯」が出てくるものです。最初の一回を回避できたら、
「延滞」についての意識も高まるかもしれない…というのは、
さすがに菜の花の淡い期待かもしれませんが、ないとは言えないかと。

そして、いつもちゃんと「延長」のために来室してくれる、
きちんとした利用者さんには、どこでも「延長が出来る」という
メリットを享受して頂くことも出来ます。

それなら、プラスの方が多い、と菜の花は考えました。
あと…、実は菜の花自身、公共図書館ユーザなのですが、
その図書館では以前はやっていなかったものの、
新サービスとして何年か前から、オンラインでの延長処理サービスを
スタートしていまして…、これにとても助けられています。
後ろに予約が入ってしまったり、1日でも遅れれば延長が出来ないので、
常に自分の貸出状況をネットでしっかり確認するようになりましたし、
本の借り方もちょっと変わって、貸出冊数も多くなりました。
とにかく、凄く便利なのです、このサービス。
大学は、まあ大体毎日登校するところですから、
公共図書館とはちょっと違うかもしれませんが…、
でもないよりある方が絶対、便利!…と、力説しまくり、
結局、押し切ってしまいました。

実は、システム上、かなり重大な問題が発生するのですが
それの回避方法も一生懸命、模索しましたとも。
で、最終的に「この方法でいきましょう!」と提案しました。
若干の手間は増えますが、比較的安全で、
しかもミスしても二重チェックのかかる方法です。
これならよほど、大きな問題は起きないだろうと。

というわけで、無理矢理通しちゃいましたが…、
図書館員なら持つであろう何となくの不安を
強引に吹き飛ばしちゃって、みなさますみません。
もしかしたらそれは、図書館員の「長年の勘」であって、
そう簡単にねじ伏せてはいけないものだったかもしれません。
でも菜の花は、折角の機会を逃したくなかったので…。

なので、

万が一、何らかのトラブルが発生した場合は、
速やかにサービスを停止することをためらわないこと。

と、主張しておきました。
菜の花自身、強引だった分、ちょっと不安だったのです。
それに導入したからには、何が何でも…という姿勢は怖いですから。

さて…うまく動いてくれるといいのですが。
いきなりトラブル発生しちゃったら菜の花、
図書室内で平謝りしないといけませんね…。むむ。



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緊張感のある電話

663日目(通算1360日目)。進んでいるんだかいないんだか。

いつも通り、平和な一日。
新着資料を受け入れたり、請求記号の振りなおしをしたり、
引継ぎ書類を作ったり、展示会の準備をしたり。

妙に平和すぎて、ちょっと不気味。
はっ…もしかしてこれが、「嵐の前の静けさ」ってやつですか!?


唯一、平和じゃなかったのは、やっぱり今日も、
やたらと電話が多かったことですかね。
いっぱい取りました。
菜の花、いつからこんなに電話とる人に!?というくらい、
いっぱい取りました。


とある電話は、相手の方がやたらとおずおずとした雰囲気でした。
大学名も聞いたことのないところだったもので、
電話を取った菜の花の頭の中には、山ほどの文字列が並びました。
どれだ?どれが正しい!?
でも、電話口の相手は

「ああっ、どうしよう、繋がっちゃったよ、困っちゃった…」

みたいな、ちょっと途方に暮れてさえいるような空気を感じさせる方で、
聞き返すと「ああっ、ごめんなさいごめんなさいごめんなさい~!!!」
と、電話を切られちゃうのではないかと、菜の花は本気で心配してしまい、
何とか一生懸命、頭の中でそれらしい文字列を検索して、
ようやく大学名の見当がついて、ILL担当者に取り次ぐことができました。
ああ、よかった。

が、その後も、ILL担当者とのお話でも、
同じような雰囲気だったようで…。
しかも若干、こじれてるー!?
著作権法上、そのまま受けられない依頼になっていたようです。
図書扱いの論文集の、1論文全文コピーというもの。
著作権法上では、本の大部分のコピーはダメ、
ということになっているので、
一般には半分以下までのコピーとする、
…というのを目安にしています。
このとき、本というのが論文集で、各論文に著者がいる場合は、
それぞれ1論文を1つの著作物とする、という解釈になるので、
1論文の半分以下、ということになるわけです。
ちなみに雑誌論文の場合は、
最新号以外であれば、1論文のコピーが許諾なしで可能、
と考えます(ただし、1人につき1部を、研究目的で使う場合のみ)。
図書と違い、雑誌はバックナンバーの入手がしづらく、
それをコピーすることで商業的に大ダメージを与えるとは
考えにくいということかな、と菜の花は思っていますが、
実際のところはどうですかね…。というか、忘れました。
もう著作権の講習会を受けてから、
ずいぶん年月が経ちましたのでね…。
違反だけはしないようにしていますけれども。

とりあえず、そんなこんなでうちのILL担当のSさんは、
複写に応じられません、と対応したわけです。
相手はどうも「え、何?著作権ってどういうこと!?」
とパニックになってしまったらしく、
淡々とSさんが著作権法の解釈について説明しているのが
ずっと聞こえていました。
最初にかけてきたときの、今にも物陰に隠れてしまいそうな
あの雰囲気といい、どうやらとても不慣れな担当者さんのようです。

ちなみにこういうときの対応としては、
「だから複写は無理なんで!」がちゃん、とはもちろんなりません。
図書扱いだからコピーできないので、むしろ本ごと借りちゃって下さいな、
と、複写依頼から現物貸借依頼に切り替えてもらうのです。
お値段も手段も変わりますので、勧めはしますが、
向こうの判断を仰ぎます。


なおこの相手の方、昨日もこの件について、
Sさんとやりとりしていたようです。
ILLシステムの操作のやり方がわからなくて、
訊いていらっしゃったり、依頼しなおされたり…、
2日間に色々あったということで。
初心者さん?ちょっと早い、異動でしょうか…?



さて、明日は図書の支払処理日なので、
新着図書が届く予定。
急ぎの目録もあるようなので、気合いを入れていかなくては。



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一歩一歩

662日目(通算1359日目)。今日も細々と色々あった。

毎日、よくもまあこんなに細かい仕事が!
…という状況です。決して忙しくはないし、
平坦でない割に、大して大きなこともない、と。
ああそうか、これが日常というものなのですね!


年度末なので、大学を離れる人を中心に、
順調に本が返却されていて、
ついでに別に大学を離れない先生方も
お部屋のお掃除を始めているらしく、返却が多いです。
新しい研究テーマに移ろう、という気持ちも
働きやすい季節かもしれません。
それとも学会シーズンなので、思わず掃除しちゃうとか…。
あ、いや、テスト前の学生の気分、という意味ではなく、
学会が終わった直後って、研究がひと段落して、
しかも面白い話なんかを会場で聞いてきてモチベーションが
格段に上がっているから、これまでの資料を整理して、
新しい資料を手に入れよう、という気分になる、と。
…もしかしたら、学生と同じ状況の先生もいらっしゃるかもしれませんが。



また、以前に発注した配布用資料がどさっと届きました。
わーい、これはたのしい資料!
いっぱい配ってみせます!
…と言いたいところですが、
やっぱり配るのは菜の花じゃないのよね、たぶん。
来年度の展示会用ですから。

展示会といえば、去年・一昨年の展示ネタを、
関東の某K大学さんにお譲りしました。今日、送信。
去年は関西の某K大学さんにファイルをお渡ししたので、
これで菜の花の労作(?)は、東にも西にも出張したと。
使って頂けるのは、ありがたいことです。
でも、もうこれで終わりですけれどもね。
今作っているファイルも、共有できるところまで
作っていきたいものです。どうなるでしょうかねー。
まだまだ先は見えません。



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先生、間違ってます…!

661日目(通算1358日目)。あ、返送された資料は無事、到着。

先週の金曜日に戻ってしまっていた例の寄贈資料は本日、
無事に図書室に到着しました。H大さん、ありがとうございます。
というか、どうして戻っちゃったんでしょう…。
理由不明です。



今日は、何だかんだで用事が飛び込んでくる日でした。
やたらと電話も多かったですし。
普段、菜の花は殆ど電話を取ることはないのですが、
今日は何度も取りました。とても珍しい。
でも菜の花宛の電話は1件もありませんでしたけれど。
ちょっとだけ淋しいな…あ、でも別に

「電話かけてかけて~」

と、言っているわけではないので悪しからず。
菜の花に御用時の方は、メールでどうぞ。



そうそう、すでに定年退職された、現在名誉教授の先生が来室されました。
先生、うっかり何冊か返し忘れの本がありまして、
ようやく全部お持ち頂いたのです。
しかも1冊は「あ…その本、捨ててしまった」ということで、

「買って返します…!」

ということになっていました。
ちゃんと責任を感じて下さっていたのですね。
で。
持っていらっしゃった本が…別の本だったという。

せんせーい!!間違ってまーす!!

それ、失くした本じゃないです。
その本はお返し頂いてますっ。
…でも、その本を受け取った人は、
「買ってきたよ!」と満面の笑みの先生に、
どうしてもその事実を言い出せなかったそうです…。
全然、悪気はないのです。分かっています…!

結局、ちょうどその本は新版が発行されたところだったので、
図書室として新たに買うことになりました。
先生が間違えて買われて持ってこられた本は…、
複本になってしまいますが、これはこれで受け入れることに。

とりあえず、ようやくこの件は片付きました。
長かった…。



本日はこのほかに、かねてから懸案だったPCの見積もりについて
最終意見を求められたのでそちらに回答して、
飛び込みの仕事を片付けて、その他雑事を片付けて…、
あまり普段のおしごとは進みませんでした。
うーん。
もっとさくさく進めていく予定だったのですが。
仕方ありません。

明日、更に頑張りましょう。



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返送された寄贈資料

660日目(通算1357日目)。えー、何で何でー?

朝、他大学さまからお電話。
某H大さんが、うちの図書室に紀要だか研究双書だかを
送って下さったらしいのですが…、
何か途中で戻ってきちゃったらしいのです。
えー。
別にうちの大学、引っ越してもいませんし、
夜逃げもしてませんよ~!
ちゃんといます、存在してますー。

何でも「受取の個人名が指定されていない」なんて理由で、
戻ってきたらしいのです。何それ?初めて聞いたのですけれど!
で、住所とあて先をお聞きしたところ、
ちょっと変わった書き方ではあったものの、
まったく同じ住所とあて先で、別の大学さまからきた紀要は、
ちゃんと届いているのですよ。
菜の花、子機を耳に当てたまま、
紀要が郵送された袋ごと積まれている受入待ちの棚を
思い切り漁りまくりましたからね。
いやはや、一体、何が違うのか…。
とっても不思議でございます。

とりあえず、少しだけ宛名を変えて頂いて、もう一度送って頂くことに。
お手数をお掛けいたしますが、どうぞ宜しくお願い致しますです。

今度はちゃんと、届くといいな。


ええと、本日のおしごとは。
雑誌書誌の修正を受けたり、こちらから出したり。
それ以外は、昨日と大体一緒のこと。
あ、また利用者端末のスペックの話で1.5時間。
何でこんなにかかっているのか…、、、と言われると、
自分でもよく分かりませんが、何かPCの仕様って、
眺めていると時間が経つのを忘れますよね!

「静かだと思ったら…、
 Macのページをうっとりして見入るのはやめてください!」

…的なことを言われ、仕様の話を一緒に検討していた
お隣の図書室のYさんに怒られながら、
見ていたパンフを取り上げられました。
えええ~、いや…ちょっとだけ、ついでに見てただけですってー。


あ、それから利用者端末のメンテナンスの引継ぎをしました。
どうしようかなあ、と迷ったものの、
このおしごとはHさんに引き継ぐことに。
宜しくお願い致しまーす。
いや、全然大したことはしてませんのでー。
アップデートとか、お掃除とか、その程度です。
慣れるまでは、数もそこそこあるので大変かも。


しかし、何だかんだで色々手を出したこともあり、
結局今日中に新着図書の目録が終わらず。
また来週ですねー…。
そして来週はあれとあれ、2つくらい書類を片付けたいもの。
ちょっと気が重いです。。。



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書庫の照明が点灯しない?

659日目(通算1356日目)。そこまで頭が回らなかった。

カウンター当番だったので、朝、開室準備として
奥の書庫の照明をつけにいきました。
基本的に閲覧席も含め書架の電灯は、
カウンターで操作できるのですが、
奥の積層書庫だけは別棟になっていることもあり、
手元で操作できません。まあ出来ちゃうと、
利用者さんを取り残したまま消灯しちゃいそうで怖いですけれども。

で、書庫の入口で全部、ちゃんとONにして、
ついでに昨日の夕方にメールできていた書誌調整について、
資料の現物を確認しようとそのまま書庫の中へ。
で、ふと気付きました。あれ、東側通路の蛍光灯、ついてない。
切れてるのかなー、交換かなあ、と近寄ってみると、
何故か東側通路だけちょっと暗い。
というか、東側通路は見渡す限り、蛍光灯が全部消灯してる!

…ああ、これは点灯し忘れたのだ、と思い、
入口に戻ったのですが、確かに電源は全て投入されています。
変だなあ。
一度OFFにして、再びON。
死角になっているので、電源の操作のところでは、
東側通路が点灯しているかどうかが分かりません。
ととと、と走っていって確認。やっぱり点いてない。
他のスイッチは「1F西側通路」「2F西側通路」のように、
1Fと2Fが分かれていますが、この電源だけは「1F, 2F東側通路」と、
積層書庫の1層目と2層目の電灯が一括になっています。
ので、2Fも確認。

んー、やっぱり点いてない。

事務室に戻ってHさんを呼んできて、一緒に悩んで、
蛍光管を交換したりしても、やっぱりダメ。
諦めて施設管理を担当する、経理かかりちょうに内線。
見に来て下さいましたが、原因は分からず、
電気屋さんに連絡することになりました。

幸い、東側は明り取りの窓があるので、昼間は消灯していても
そんなに問題はありません。急がないので、ということにしたら、
夕方頃にのんびり電気屋さんがいらして下さいました。

最初「んー、もうダメになっちゃってるかもね」と
電源について述解。というか、うちの書庫のこの電源盤、
本気で電源盤なのです。
壁の配電盤の主電源そのものをON, OFFしているのです。
普通はそんなことしないよね、と。ですね…。
しかもこの配電盤、この建物の改修工事前とまったく変わっていませんね?
と電気屋さんにはバレバレでした。
数年前の建物改修工事の前からの出入りの電気屋さんみたいです。
というわけで、老朽化しているねえ、という話。

でも、通電はちゃんとしていたのです。
にも関わらず、点灯しない照明。
何だろうねえ、とあれこれチェックする電気屋さん。
そして、発見してしまいました。
配電盤のすぐ隣にある、結構目立つスイッチを。

「1階東側」「2階東側」

…と鉛筆で書かれた文字が、
うっすらと読めなくはないそのスイッチを。

電気屋さん「………」
菜 の 花「………」

スイッチ、ON!

「つ、ついた~…!!!」

…ま、そういう日もありますわよね!
それにしても、他の10個の電源はすべて、
他にスイッチがあったりはしないのに、
何故これだけ別口にスイッチが…。
1Fと2Fを別々に操作するため…かもしれませんが、
うーん、何ということ。


ええと、本日のお仕事は。
そんなどたばた劇と、午前中は昨日と同じ作業。
午後からは本日支払処理分の新着図書処理として、装備を。
目録も少し。先生購入本は完了したので、明日の朝に新着案内して、
あとはまたこつこつといつも通り作業していく予定です。



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第1弾、到着

658日目(通算1355日目)。見栄えは、思ったよりしなかったけど。

この前、大量発注をかけた展示会用の資料が、
海を越えてはるばる到着しました。
ダンボール箱3箱でやってきたのですが、1つの箱はぼろぼろでした。
うん、海外からくると、結構な割合でこうなりますよね。
あちこちで、ぞんざいな扱いを受けてきたのでありましょう。
まあ、紙ですから、投げられようと下敷きにされようと、
折れ曲がったり濡れなければ品質に問題はないのですが…、
ちょっとだけ曲がっちゃったかも。

今回の到着分は、何種類かかけた発注のうちの1種類です。
が、色んな言語の同じ資料を複数部ずつ発注したので…、
内容は全部同じなのですが、22ヶ国語でトータル100部以上になりました。
いやあ、凄いですね。これで手元にすでに持っている
日本語版も含めると、全23ヶ国語で書かれた、
まったく同じ内容(のはず)の資料が揃いました。
欲しい人にはあげちゃうよ?というつもりで、
それぞれ数部ずつ、用意してあります。
色んな言語の本が欲しい人は、
来年度のうちの展示会を要チェックですのよ!

今回届いた分が多分、一番大量で、
これから来る分はそれほど大変なことには
なっていないと思うのですが、到着してみないことには
実際のところはちょっと分かりません。どきどき。


そんなわけで、展示会企画準備は徐々に進んでいます。
実際の展示会開催のときには、
菜の花は別の部署にいそうですけれどもね。
まあ、見にきますよ、ちゃんと。


その他のお仕事は、いつも通りの新着受入作業、
引継ぎ書類整備、請求記号振り直しなど。
あー、そういえば、またLAN線の端子を、
がちゃこん、と、やってきました。
新たに10 mほどのLAN線が必要になったため。
システムのところにいったついでに、ちょこちょこ寄り道。
お出掛けは楽しいものです。

そのお出掛けついでに、目録の部署(システムの隣にある)で、
この前の「親書誌番号の不統一」に関連して尋ねてきました。
結果、

「書誌調整に出せる」

ということでした。
「特に規定なし」というのは、菜の花の見落としだったのです。
親書誌番号は、「第○巻」という形で資料に記載されているとき、
PTBLフィールドで数字だけにするべきなのか、
それとも元の形を維持すべきなのか、は、
確かにコーディングマニュアルには書かれていません。
しかしコーディングマニュアルにない場合は、NCRに従う、という原則があります。
このNCRを参照すると、「1.6.6.1」に、シリーズ番号(NCRではそう呼ばれる)は

「番号の前後に、それを修飾する語句がついているものもある」

とされ、その次の「1.6.6.2(シリーズ番号の記録の方法)」には、

「出版物に表示されている形で記述する」

と明記されています。なので、修飾する語句ごと、転記せよ、
というのが正しく思えると、うちの目録のかかりちょうが即答して下さいました。
…規定を全部覚えていらっしゃるのか、この方は…。
さすが、だてにうちの大学の目録業務を束ねる部署で、
かかりちょうをされておられません…。ただし、

「資料のどこかに数字のみの記載…例えば背など…があれば、
 そこからとった、と主張し、数字のみにすることは可能」

とのこと。ああ、そういう解釈はOKなのですね。でも、

「まあ、(子書誌がすでにぶら下がっている場合)、
 基本は前例に従いますけれどもねえ」

だそうですけれども。なお、単純な転記ミス、とみなせば、
発見館で勝手に書き換えが出来る?ということについては、
NO、という応えでした。
コーディングマニュアルの修正事項の一覧で、
PTBLのあの番号には「転記ミス」の場合の規定が見当たらないため。
ので、一応作成館に問い合わせるべきだ、ということで。
ははあ、規定って凄いなあ…と。
本日は、この相談を持ちかけてきたお隣の図書室のYさんが
お休みでしたので、この件はまた、明日にでもお知らせする予定。



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プロフィール

HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)

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