菜の花の大学図書館日誌
理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。
真夏の昼のミステリーと思いきや
- 2009/08/12 (Wed)
- 4-6年目(某文系図書室編) |
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90日目(通算787日目)。単なるうっかり。単なる寝ぼけ眼かも。
先週の金曜日からやっている遡及作業のことなのですが。雑誌書誌で、NACSISの一括所蔵登録は済んでいるものの、資料IDを持っている物理単位(各巻)ごとのLocalへの登録が済んでいないものを、順次登録していくというもの。これ、今日OPACをひいてみたら金曜日に見た数字よりもすでに倍!も各巻情報が登録されていることが分かりました…。え!?え!?え!?菜の花は何もしていませんよ?どうして、勝手に100件以上増えてるの???
データの日付を見ても、ずっと前からちゃんと入っていたみたいで、菜の花が金曜日に見たときにどうしていなかったか?が凄ーく謎で。ミステリーだ!どうしよう!!謎解きだ!!!…と困っていたら係長が解答を提示して下さいました。そのときは「え?まっさかー、そんなこと…」と言ったものの、冷静になって考えてみるとその答えしかないような気がします。。。菜の花のうっかり者ー。
それはですね、そもそもOPACをひいたときに菜の花が「請求記号」を使って検索していたのでは?疑惑です。菜の花が金曜日に確認していた分と、今回増えた!どうしよう!と言っていた分のデータが大きく異なっていたのがこれ。元々入っているのを見ていたのは古い巻号のデータで、これは前任者さんがこつこつと遡及入力してきたもの。請求記号がきちんと登録されていました。ところが今回初めて確認された分は、電子業務システムを採用したのちに製本してIDを取得してきた部分で、むしろとても新しい巻号のもの。これらは製本処理のときに自動的に登録されていくものです。が、このとき手動で入れないと請求記号が落ちてしまうのです。というわけで、請求記号で検索してしまうと、遡及された古いデータだけ出てきて、請求記号のついていない新しい部分がいなくなってしまうのでした。多分、菜の花はそういう検索をしたのでしょう。そういうこともあるかもしれないからと、書誌IDで再検索したつもりだったのですが…つもりだっただけみたいです。うっかり。。。
このデータ、更に困ったことになってしまいまして、途中まで入っている古い遡及データのあと、ぽんと間が抜けていて(そこが今、菜の花の遡及入力している部分)、新しい製本データが入っているわけですが、この前半部分と後半部分で巻号次の取り方が異なっていました。
ふ、不統一!どうしよう。。。どちらかに統一しなければ、と思ったのですが、どちらに統一するにしても修正しなくてはならない対象が100件以上になってしまう!色々悩んで、結局前任者さんの遡及部分に従うことにしました。でもこれ、製本されたものの背に書いてある巻号次とびみょーに違うのですよね。分からなくはないですが。結局どちらが完全に優位、というものがなくて、利用者さんが検索した際の、ソート順などの関係などで、少しでも分かりやすい…気がする方を選んだつもりです。こういう些細なところで日々、迷うところがありますね。難しい。
この書誌のものについてはその後も、欠号がやまほどあるのにまるで欠号などないように製本されているものについて、どうやってデータを登録するかで、もめました。一括所蔵で欠号を抜いて登録しておくと、1ページ全部、巻号情報の数字で埋まるような超大作になり、しかも通号表示が存在せずに、1年1巻、1巻は数百号から成る、となると、もはや見ても全然、どれが欠号していてどれがちゃんとあるかちっとも分からない状態です。そちらは()を使って「欠多」を表現することにしましたが、問題は各巻情報の方は()を使うことを想定していない上、欠号を書いておく場所がない!ということでした。でも、利用者さんが見てもすぐに「欠号があるのだな」が分かるようにしておきたいわけです。あたかも完本であるように見える表示では困ります。「あ、あるんだなー」で遠方からはるばる閲覧にいらっしゃったりしたらもう目も当てられません。散々悩んで結局、LDFに書くしかない、ということになりました。各巻情報のLDFに書くとうちのOPACでは、普通は利用者さんがクリックしないような奥深くにしか表示されないので本当は困るのですが、他に場所もなく。代わりに必ず表示される画面を経由することになる一括所蔵のLDFに「欠号が多いから、各巻情報のLDFに欠号情報載せとくので絶対見てね!」というような文言をいれることで合意。完璧ではないですが、できる範囲でのベターを選べたと思います…。
今日は、暑い日でした。ぺんぎんか!と叫びたくなるほどの極度の暑がりである係長は、ひたすら書庫でお仕事されています。あちらの方が涼しいからでは疑惑。。。もちろん、必要があって書庫での作業なのですけれども。
お盆休みの影響からか、殆ど入室者もないために、本日は全エリアのクーラーは入れていませんでした。利用者さんのいらっしゃった閲覧スペースとカウンター付近の事務スペース、入口ラウンジスペースだけ。書庫はそもそも、あまりクーラーを入れなくても、いつもそこそこ涼しいのです。このクーラーの設定は、カウンターでしか出来ません。そして省エネのためクーラーは、定期的に自動電源OFFになります。
さて昼間、係長の作業中にクーラーの電源がOFFになったようで、係長がいらっしゃるはずなのに、クーラーの電源が入っていませんでした。
「Tさん(係長)って、書庫にいますよねえ?あれ、大丈夫なのかな…?」
カウンターに入っていた、Oさんがふと仰いました。え?それはまさか、、、凍死の反対…えっと、熱中症?か何かで、倒れてませんか、係長?と思い、菜の花が書庫の様子を見に行くことに。本気で倒れていたらどうしようと、どきどきしつつ。
でも書庫は、いつも通りひんやりしていました。これならクーラーはいらないかも、と思ったのですが、発見した係長は暑くて死ぬかも、くらいの状況…。
「あの、クーラー切れてますけど…」
「ああっ!そうだった!」
今にもカウンターまで走ってクーラーの電源を入れに行こうとする雰囲気。ああ、やっぱりクーラーは必要なのですね。きっと融けてしまうのでしょうね…。菜の花は様子を見に来ただけで、このままカウンターを通って事務室に戻って作業するつもりだったので、じゃあ戻ったら入れておきます、ということにしておきました。カウンターに戻ったとき、もしもこのまま電源を入れなかったら、もしかして殺人未遂だろうか…と、ちらっと思ったり思わなかったり。明け方でも30℃を下回ることのない部屋でクーラーなしで寝ている菜の花とはきっと、身体の機構が違っている気がします、係長。。。クーラーのない時代、どうやって生き抜いてこられたのか…。
さて、明日・明後日はお盆休みです!ということで、次はまた、月曜日にお目にかかります。みなさまもよいお休みを。
先週の金曜日からやっている遡及作業のことなのですが。雑誌書誌で、NACSISの一括所蔵登録は済んでいるものの、資料IDを持っている物理単位(各巻)ごとのLocalへの登録が済んでいないものを、順次登録していくというもの。これ、今日OPACをひいてみたら金曜日に見た数字よりもすでに倍!も各巻情報が登録されていることが分かりました…。え!?え!?え!?菜の花は何もしていませんよ?どうして、勝手に100件以上増えてるの???
データの日付を見ても、ずっと前からちゃんと入っていたみたいで、菜の花が金曜日に見たときにどうしていなかったか?が凄ーく謎で。ミステリーだ!どうしよう!!謎解きだ!!!…と困っていたら係長が解答を提示して下さいました。そのときは「え?まっさかー、そんなこと…」と言ったものの、冷静になって考えてみるとその答えしかないような気がします。。。菜の花のうっかり者ー。
それはですね、そもそもOPACをひいたときに菜の花が「請求記号」を使って検索していたのでは?疑惑です。菜の花が金曜日に確認していた分と、今回増えた!どうしよう!と言っていた分のデータが大きく異なっていたのがこれ。元々入っているのを見ていたのは古い巻号のデータで、これは前任者さんがこつこつと遡及入力してきたもの。請求記号がきちんと登録されていました。ところが今回初めて確認された分は、電子業務システムを採用したのちに製本してIDを取得してきた部分で、むしろとても新しい巻号のもの。これらは製本処理のときに自動的に登録されていくものです。が、このとき手動で入れないと請求記号が落ちてしまうのです。というわけで、請求記号で検索してしまうと、遡及された古いデータだけ出てきて、請求記号のついていない新しい部分がいなくなってしまうのでした。多分、菜の花はそういう検索をしたのでしょう。そういうこともあるかもしれないからと、書誌IDで再検索したつもりだったのですが…つもりだっただけみたいです。うっかり。。。
このデータ、更に困ったことになってしまいまして、途中まで入っている古い遡及データのあと、ぽんと間が抜けていて(そこが今、菜の花の遡及入力している部分)、新しい製本データが入っているわけですが、この前半部分と後半部分で巻号次の取り方が異なっていました。
ふ、不統一!どうしよう。。。どちらかに統一しなければ、と思ったのですが、どちらに統一するにしても修正しなくてはならない対象が100件以上になってしまう!色々悩んで、結局前任者さんの遡及部分に従うことにしました。でもこれ、製本されたものの背に書いてある巻号次とびみょーに違うのですよね。分からなくはないですが。結局どちらが完全に優位、というものがなくて、利用者さんが検索した際の、ソート順などの関係などで、少しでも分かりやすい…気がする方を選んだつもりです。こういう些細なところで日々、迷うところがありますね。難しい。
この書誌のものについてはその後も、欠号がやまほどあるのにまるで欠号などないように製本されているものについて、どうやってデータを登録するかで、もめました。一括所蔵で欠号を抜いて登録しておくと、1ページ全部、巻号情報の数字で埋まるような超大作になり、しかも通号表示が存在せずに、1年1巻、1巻は数百号から成る、となると、もはや見ても全然、どれが欠号していてどれがちゃんとあるかちっとも分からない状態です。そちらは()を使って「欠多」を表現することにしましたが、問題は各巻情報の方は()を使うことを想定していない上、欠号を書いておく場所がない!ということでした。でも、利用者さんが見てもすぐに「欠号があるのだな」が分かるようにしておきたいわけです。あたかも完本であるように見える表示では困ります。「あ、あるんだなー」で遠方からはるばる閲覧にいらっしゃったりしたらもう目も当てられません。散々悩んで結局、LDFに書くしかない、ということになりました。各巻情報のLDFに書くとうちのOPACでは、普通は利用者さんがクリックしないような奥深くにしか表示されないので本当は困るのですが、他に場所もなく。代わりに必ず表示される画面を経由することになる一括所蔵のLDFに「欠号が多いから、各巻情報のLDFに欠号情報載せとくので絶対見てね!」というような文言をいれることで合意。完璧ではないですが、できる範囲でのベターを選べたと思います…。
今日は、暑い日でした。ぺんぎんか!と叫びたくなるほどの極度の暑がりである係長は、ひたすら書庫でお仕事されています。あちらの方が涼しいからでは疑惑。。。もちろん、必要があって書庫での作業なのですけれども。
お盆休みの影響からか、殆ど入室者もないために、本日は全エリアのクーラーは入れていませんでした。利用者さんのいらっしゃった閲覧スペースとカウンター付近の事務スペース、入口ラウンジスペースだけ。書庫はそもそも、あまりクーラーを入れなくても、いつもそこそこ涼しいのです。このクーラーの設定は、カウンターでしか出来ません。そして省エネのためクーラーは、定期的に自動電源OFFになります。
さて昼間、係長の作業中にクーラーの電源がOFFになったようで、係長がいらっしゃるはずなのに、クーラーの電源が入っていませんでした。
「Tさん(係長)って、書庫にいますよねえ?あれ、大丈夫なのかな…?」
カウンターに入っていた、Oさんがふと仰いました。え?それはまさか、、、凍死の反対…えっと、熱中症?か何かで、倒れてませんか、係長?と思い、菜の花が書庫の様子を見に行くことに。本気で倒れていたらどうしようと、どきどきしつつ。
でも書庫は、いつも通りひんやりしていました。これならクーラーはいらないかも、と思ったのですが、発見した係長は暑くて死ぬかも、くらいの状況…。
「あの、クーラー切れてますけど…」
「ああっ!そうだった!」
今にもカウンターまで走ってクーラーの電源を入れに行こうとする雰囲気。ああ、やっぱりクーラーは必要なのですね。きっと融けてしまうのでしょうね…。菜の花は様子を見に来ただけで、このままカウンターを通って事務室に戻って作業するつもりだったので、じゃあ戻ったら入れておきます、ということにしておきました。カウンターに戻ったとき、もしもこのまま電源を入れなかったら、もしかして殺人未遂だろうか…と、ちらっと思ったり思わなかったり。明け方でも30℃を下回ることのない部屋でクーラーなしで寝ている菜の花とはきっと、身体の機構が違っている気がします、係長。。。クーラーのない時代、どうやって生き抜いてこられたのか…。
さて、明日・明後日はお盆休みです!ということで、次はまた、月曜日にお目にかかります。みなさまもよいお休みを。
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プロフィール
HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)
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