菜の花の大学図書館日誌
理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。
本の持ち逃げは許さない、そうです。
- 2010/03/25 (Thu)
- 4-6年目(某文系図書室編) |
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229日目(通算926日目)。うちの図書室のOさんは、情熱の人。
朝から、うちの図書室でILLと督促を担当しているOさんは、そわそわ。何人か、まだ本を返していない卒業生・修了生がいるらしく。一生懸命、メールして電話してお手紙を書いていらっしゃいます。他の学部の学生さんだと、進学するか就職するか分からないのでその情報をそちらの学部の図書室に問い合わせたり。内部で進学する人は、無理に督促しなくても何とかなるので、それ以外の人を中心に狙いを定めて督促モードなのです。去年は、「絶対に返してくださいね!」と念を押したところ「はいっ!卒業式の日に返します」と言ったまま、そのまま去ってしまった人がいたそうです。何度かした督促でも「はい!」と返事はいいのに、結局戻ってこない。実家にも電話して、親御さんにもかけあったそうですが、ダメだったようです。ひどいです。他にも、他大学に研究職で就職した人も返してくれていないそうですが、向こうの大学に問い合わせることまでしたのに、やはり戻ってこないとか。本人承知の上の持ち逃げとは。そういう人は、就職先でもトラぶっていないか若干、心配です。
Oさんは昼間も走り回り、教務にも問い合わせをしていました。努力の甲斐あって、離学する卒業・修了生で未返却なのは1名のみになったそうですが、その最後の1名がなかなか大変で。留学生さんだったのですが、卒業後は国に帰ることになっているそうで、とにかく今のうちに接触しないと、もう二度と会えないぞ!と。でもその人の自己申告したメールアドレスは間違っているらしく、メールは戻ってきてしまうし、電話も留守電に入れても何も起こらないということで、ずっとやきもきしているOさん。時間は無情に過ぎていき…、本日も閉室時間に。あー…こなかった…。もう駄目か…、と言っていた数分後に、暗くなったカウンターに人が訪ねてきました。あ、返却本?もしかして…、おおお、目的のあの人!返しに来てくれたのですね!Oさんの努力は実ったのでした。
というわけで、本年度のうちの図書室の貸出本のうち、3月末で大学を離れる人に関しては全返却達成です。お疲れさまでした、Oさん。そして利用者のみなさま、ご卒業、おめでとうございます。
今日はこのほか、注文していた利用者用ブックトラックが届きました。雑誌のコピーのときや、沢山の資料を借りたいときなどに、利用者さんが自由に使える台として購入しました。どんどん使っていただきたいです。
更に、マイクロフィッシュが戻ってきました。データの遡及入力を業者さんに依頼していたもの。去年、菜の花の前任者さんが結構作成していたのもあったので、これでうちの図書室のマイクロ遡及は完全終了です。全部、オンラインで所蔵検索ができるようになったというわけ。嬉しいですね。これでILL依頼も増えるかもしれません。実際、前任者さんや前々任者さんたちが遡及をしてきたお蔭で、マイクロに関しては他大学からのILL依頼が増えているそうです。遡及入力されていないと、所蔵していることが他の大学に分かりませんからね。
本日は、しましまを更に進化させて、15分刻みで業務を変える、ということをしてみたら、割り込み仕事があまりにも多いために、まるごとその時間が消えていく、ということが何回もあり、15分刻みではやっていけない、ということを悟りました。やはり30分が妥当なのですね。というわけで、午後からリテラシ教育関係のシステムマニュアル作成と、新着資料受入と、それから展示会準備と、その他の仕事を30分刻みで回すことに。ぐるぐる。うーん、でもやっぱり、割り込みが多い日にはあまり向いていないようです。その日の状況を見ながら、体制を変えていかないと駄目かー、ということを知りました。はい。
朝から、うちの図書室でILLと督促を担当しているOさんは、そわそわ。何人か、まだ本を返していない卒業生・修了生がいるらしく。一生懸命、メールして電話してお手紙を書いていらっしゃいます。他の学部の学生さんだと、進学するか就職するか分からないのでその情報をそちらの学部の図書室に問い合わせたり。内部で進学する人は、無理に督促しなくても何とかなるので、それ以外の人を中心に狙いを定めて督促モードなのです。去年は、「絶対に返してくださいね!」と念を押したところ「はいっ!卒業式の日に返します」と言ったまま、そのまま去ってしまった人がいたそうです。何度かした督促でも「はい!」と返事はいいのに、結局戻ってこない。実家にも電話して、親御さんにもかけあったそうですが、ダメだったようです。ひどいです。他にも、他大学に研究職で就職した人も返してくれていないそうですが、向こうの大学に問い合わせることまでしたのに、やはり戻ってこないとか。本人承知の上の持ち逃げとは。そういう人は、就職先でもトラぶっていないか若干、心配です。
Oさんは昼間も走り回り、教務にも問い合わせをしていました。努力の甲斐あって、離学する卒業・修了生で未返却なのは1名のみになったそうですが、その最後の1名がなかなか大変で。留学生さんだったのですが、卒業後は国に帰ることになっているそうで、とにかく今のうちに接触しないと、もう二度と会えないぞ!と。でもその人の自己申告したメールアドレスは間違っているらしく、メールは戻ってきてしまうし、電話も留守電に入れても何も起こらないということで、ずっとやきもきしているOさん。時間は無情に過ぎていき…、本日も閉室時間に。あー…こなかった…。もう駄目か…、と言っていた数分後に、暗くなったカウンターに人が訪ねてきました。あ、返却本?もしかして…、おおお、目的のあの人!返しに来てくれたのですね!Oさんの努力は実ったのでした。
というわけで、本年度のうちの図書室の貸出本のうち、3月末で大学を離れる人に関しては全返却達成です。お疲れさまでした、Oさん。そして利用者のみなさま、ご卒業、おめでとうございます。
今日はこのほか、注文していた利用者用ブックトラックが届きました。雑誌のコピーのときや、沢山の資料を借りたいときなどに、利用者さんが自由に使える台として購入しました。どんどん使っていただきたいです。
更に、マイクロフィッシュが戻ってきました。データの遡及入力を業者さんに依頼していたもの。去年、菜の花の前任者さんが結構作成していたのもあったので、これでうちの図書室のマイクロ遡及は完全終了です。全部、オンラインで所蔵検索ができるようになったというわけ。嬉しいですね。これでILL依頼も増えるかもしれません。実際、前任者さんや前々任者さんたちが遡及をしてきたお蔭で、マイクロに関しては他大学からのILL依頼が増えているそうです。遡及入力されていないと、所蔵していることが他の大学に分かりませんからね。
本日は、しましまを更に進化させて、15分刻みで業務を変える、ということをしてみたら、割り込み仕事があまりにも多いために、まるごとその時間が消えていく、ということが何回もあり、15分刻みではやっていけない、ということを悟りました。やはり30分が妥当なのですね。というわけで、午後からリテラシ教育関係のシステムマニュアル作成と、新着資料受入と、それから展示会準備と、その他の仕事を30分刻みで回すことに。ぐるぐる。うーん、でもやっぱり、割り込みが多い日にはあまり向いていないようです。その日の状況を見ながら、体制を変えていかないと駄目かー、ということを知りました。はい。
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プロフィール
HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)
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無題
被害届出したり等、告訴を視野に入れても良いかと……
>ぬ氏
色々、難しいのであります。。。
絶対に手に入らない絶版の高価な資料だったら…もめるんでしょうかね…。
督促
スカウトが来るんじゃないでしょうか…(^^;)☆\バキ
でも、菜の花さんも、督促係りになったらOさん以上に
凄腕を発揮しそうな気がします(^^;)☆\バキ
>horagaiさん
何しろ、卒業証書授与式にまで赴くくらいです!
ひとりひとり名前を呼ばれて授与されるので、
その戻ってくるところを捕まえちゃおう作戦です。
てってーてきです。他の追随を許さない熱心さです。
そのうちきっと、スカウトがきます!どきどきです。
>でも、菜の花さんも、督促係りになったらOさん以上に
>凄腕を発揮しそうな気がします(^^;)☆\バキ
…いやあ、さすがにOさんには勝てないような気がします…!
Oさん、最強伝説です。