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菜の花の大学図書館日誌

理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。

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奇妙な

540日目(通算1237日目)。驚いた。

最近、ひたすらNDC再分類をしているのですが、対象となる資料は8割方、英語。それ以外の2割はドイツ語か、フランス語あたりです。たまにデンマーク語とか。日本語はゼロ。とりあえず、これらの資料のタイトル、目次、ぱらぱら~っとめくった中身を眺めて、「何をテーマにした資料なのか?」を見極めなくてはいけません。というわけで、何だか毎日数十冊の英語資料を速読しているような感じ。いや、そんなに速くないですが。ああ、嫌だ嫌だ、えいごですよ!菜の花の大嫌いな、ねー…。その他言語は意味不明すぎるので、とにかくGoogle翻訳さまさまですが、英語に関しては、いちいち入力して翻訳にかけていると時間がかかるので、ざーっと斜め読みです。お陰様で、頭の中はえーごです。今日はカウンター当番でしたが、やはりその作業を。していたら、たまに英語しか話せない留学生さんがやってきたりして、色々訊かれちゃったりして、日本語は通じませんから、まあ英語で答えます。今日は「雑誌の配置について教えて下さーい」というおにいさんなどがいらっしゃいました。最新号以外はどこよ?とか、もっと古いバックナンバーはどこ?とか。

留学生さんは日本語堪能なことも多いですし、そもそも英語も母語ではなく、英語と日本語、どちらも頑張って勉強中です、というタイプの人には、日本語で話したりしますが、最初から英語で尋ねてくる場合は、こちらも英語で話さざるを得ません。まあ、そのノリで、えいごで声をかけられたので英語で答えた来室者がいたのですが…、、、何かおかしい。見た目は日本人、でも体型は…ちょっと日本人っぽくない感じ。ハワイから来た日系三世です、と言われたら、ああ、そうなのですか、と納得しそうな雰囲気の40代くらいの男性でした。でも英語は何だかおかしいし、凄く悩んでえいごを口にした後、日本語で話し出したりします。日本語は流暢ですが、内容は支離滅裂で、一体何が目的かもよく分からず。最初、学内のお店の場所を尋ねていたはずなのに、この学科の教授は今誰ですか?と言い出したり。誰ですか…って、いっぱいいらっしゃいますが、学科長のことでしょうか?と尋ねても「誰でもいいです」と答えられ、何がしたいのかイマイチ…。そこでたまたま通りかかったO先生に「せんせ~い!!」とヘルプを求めました。先生にも、英語と日本語ごたまぜで謎のことを言っているのですが、やはり要領を得ず。ついにO先生、「Who are you?」と尋ねました。そうしたら、この大学の建っている場所の地名を言われました。うーん、そういえばさっきから英語で話しかけて、まともな答えは一度たりとも返ってきませんでした。しかも発音がカタカナ英語。で、その場にいた全員が、この方は英語で話そうとしているものの、まったく英語ができないのだ、ということを理解したわけです。でも日本語ももっとおかしいですが。とにかく、閲覧したい、ということに落ち着いたらしく、じゃあ閲覧申込書を書いて下さい、ということに。書きながらしきりに「じゃあ仕方ないから本当のことを書きます」と仰っていました。いや、嘘は最初からナシでお願いします。書かれた名前はアルファベットでしたが、普通に日本人でした…。うーん、何がしたいのですかね…。その後、図書室の奥まで歩いていって、すぐ戻ってきて、満面の笑みで帰ってゆかれました。何だったの…。その方が去った後のカウンターの上は、水浸しでした。び、びっくりしたー。そういえば汗だくだったような。置いてあったファイルが、その水分でカウンターの天板にくっついて取れなくなっていましたしね…。ちょ、ちょっと水分、放出しすぎでは…!?最初に訊かれたような気がするお店の場所を説明したハンドアウト用の地図が、そのままカウンターに残されていましたが(差し上げたのに)、結局これも水浸しだったので捨てるよりほかなく…、、、ちゃんとお店にはたどり着けたのでしょうかね…?とにかく、凄いインパクトでした。


今日は、予約申し込み用の様式がずいぶん古くなったので、現状に合わせてリニューアルさせてみました。ここ数年で、こんなにも事情が変わってしまったのだなあ、という感じ。一番の変化は、学生さんとも先生方とも、とにかく連絡の中心が、メールに移行したことでしょうか。ちょっと前までは、定年間際の先生方の中に何人か、PCを使わない方もいらっしゃったようですが、今ではどの先生もちゃんとメールで連絡がつきます。というか、電話やお手紙ではなかなかつかまらないというか。うちは一応、文系の学科なので、理系よりもメールが浸透するのが若干、遅れたような印象ですが、もう完全に世代交代…なのですね。まあ、理系の先生の場合、70代の名誉教授でも、電子ジャーナルやデータベースを使いこなされていたりしますから、あまりお歳は関係ないかもしれません。文化の違いかな…。



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プロフィール

HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)

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