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菜の花の大学図書館日誌

理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。

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何とか立て直した

557日目(通算1254日目)。蔵書点検後処理などやりつつ。

昨日は暗鬱たる気分でしたが、今日は何とか、着々と片付けて少し気分は上向き。何とか立て直した感じです。

午前中はカウンター当番…をしながらまずはいつもの業務。それから新着図書を片付け、蔵書点検時に出てきて積み上げてあった、背ラベルやバーコードラベルが不正なもの、所蔵データとそれらが不整合のものなどを順次調査・修正しながら片付け。これらは先週の金曜日に大分片付けていたので、今日は残っていた少しを全部やっつけました。しかし、結構出てきましたね、データとの不整合。大量に遡及入力などをしていると、ある程度のミスはあるものでしょうが、今回はずいぶん発見されたので、これでエラーが一掃されたのではと期待。今回の蔵書点検でのエラー発見の勝因は、ちまちまと小分けしてのマッチングのお陰だと思っています。マッチングとは、請求記号順に読み込んだ資料1冊ずつに固有に付けられているバーコード(資料ID)と、その範囲に存在している所蔵データの資料IDをつき合わせて、齟齬がないか確認する作業ですが、請求記号でつき合わせる範囲を指定します。従来は、かなり広めにとって、一気にマッチングをかけていたのですが、今回はちまちま、ちまちまと細かくマッチングしました。こうすることで、1回分のマッチングの処理にかかる時間は低減され、かつ、その狭い範囲の外にいるもののあぶり出しができます。つまり、請求記号331にいるべきものが、332の場所に間違えて配架されていた場合、「33*」というようなマッチングをしてしまうと「その範囲内に、目的のものはいます」と判定されるわけですが、「331*」「332*」…「339*」というように分けてマッチングをかけると、「331のところに、332のものがいるよ!」「332にいるべきものがいないよ!」というのが分かるというわけ。その細かな違いが、エラー発見にも繋がっていました。例えば「333.83」が「338.83」と、請求記号ラベルにミスがあったりとか…。古い請求記号ラベルは1枚ずつ手打ちだったようなので、そういうミスが稀にあるようです。他に、たまたまよくにた請求記号をもつものが、よく似た資料IDを持っている場合に、バーコードラベルや背ラベルをひっくり返しに貼ってしまったりね。取り違えです。擬態です。困ったものです…。

まあ、そんなこんなで、エラーに関しては大分、片付きました。残りは、行方不明本の探索ね…。ふぁいと!


という作業に夢中になっていて、うっかり夜、本日の返却本を書架に返本してくるのを忘れました。あー…うっかり者!明日の開室前に、さくっと返してこようと思います。忘れないように、ちゃんとブックトラックごと、自分の席のところに置いておきましたので、明日出勤したら、返本しないと座れないよ!と。



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プロフィール

HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)

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