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菜の花の大学図書館日誌

理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。

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一歩ずつ着実に

235日目(通算932日目)。不安に思っても仕方ないし。

昨日はシステムが止まっていたので、朝一番で昨日の分の返却処理&返本。これが結構時間がかかる今日この頃です。何しろ、1年のうちで一番、図書室の書架の本が多い時期ですからー。大学を離れていく人が返却していますし、大学院に進むなどの、学内にいても身分の変更がある人は返却期限日が3/31になっていますから、今の時期が一番、借り出されている本が少ない、すなわち書架にある本が多いのです。で、書架は結構、いっぱいいっぱいの充足率(?)ですので、返ってきた本が、は、入らない~!…という。ここまでぎりぎりだったとは知りませんでした。春の図書室の秘密をまたひとつ、知ってしまったー(何か違うような)。


本日の午前中は新着図書の目録。午後は、NIIからきたH21年度第6回、最後のレコード調整のお手紙の処理。やってきたのは5種類でした。「図書:所蔵付替依頼」「図書:所蔵付替報告」「図書:書誌修正報告」「雑誌:誌名変遷報告」「雑誌:書誌修正報告」。まあ、またそのうち気が向いたら中身を書いてみるかも、みないかも。

今回は、本来だと所蔵の付け替えは必要ないはずの「図書:書誌修正報告」で、うちの図書室の所蔵登録している書誌が間違っていたことに気付いたので修正が必要でした。現物がどう見てもペーパーバックなのに、hbkに所蔵が登録されていた、というもの。pbkとhbkが同じときに刊行されていれば同じ書誌になりますが、ペーパーバック版が2年遅れだったので別書誌になっており、うちの所蔵本はペーパーバック版につけるべきもの、だったのにハードバックの書誌についていた、と。最初の書誌同定ミス…でしょうか。この本、うちの所蔵データの備考では「カード遡及」となっていました。つまり、まだデジタルデータのない、目録カードを作っていた時代に受け入れて、それをあとから「遡及入力」したもの。(業者さんに依頼して、目録カードから所蔵登録をしてもらった分がうちの大学では「カード遡及」と備考に入れているようです。)そうかー…、カード遡及ならではのミスだなあ、と。現物を見ないで遡及するので、明記されていない限り、pbkかhbkか分かりませんものね。同時刊行でないため、hbkの方には元々、装幀に関する情報は入っていませんでした。だから、デジタルの書誌データからはハードカバーかペーパーバックか分からなかったのです。現物を見ていれば一目瞭然なのですが。…まあ、刊行年が違う(c年は同じですが)のですから、本当は気付くべきだったのでしょうが…。

何だかとってもお仕事がスタックしている気がしていたのですが、「そうでもないじゃないですか」と人から指摘され、え、そういわれてみるとそうかな!?…という気になってきた単純な菜の花です。本気で単純だ…。焦っても不安になっても仕方なくて、とにかくひとつひとつ、順にやっていくしかない、ということで。がんばろー。

…というわけで、夜中にちまちま、リテラシ教育関係を進めました。もう少し早く前向きになっていれば、もう少し早く帰れたのになー。



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プロフィール

HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)

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