菜の花の大学図書館日誌
理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。
資料をとりあーじ。
- 2008/12/03 (Wed)
- 1-3年目(参考調査編) |
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623日目。
朝の開館準備中に、コピーカードを拾いました。うちの大学で使えるコピー機用のプリペイドカードです。何度残っているか確認しようと、近くにあったコピー機に突っ込んでみたのですが、これが何故か入らないのです。あれ?あれ?というか、まだ入れていないのに何か度数が出てますけど?…と思ったら、コピー機の中にも、忘れ物のコピーカードが残されていたのでした。何と、すでに先客がいらっしゃいましたか。そりゃ入りませんね。というわけで、今朝の首尾はコピーカード×2でした。名前が書いてなかったから、これは取りに来ないだろうなあ…と思いつつ、落し物として預かり中。カウンターには、山ほどコピーカードの忘れ物が届いています。内線番号などが書いてある場合は連絡して差し上げるのですけれども、何も書いていないものは取りにこられない確率が高いです。こちらとしても、捨てるに捨てられず、使うに使えず、ひたすら溜まる一方でそこそこ困っています。皆様、忘れ物に要注意。
事務室の掃除をしていたら、50年前の全国図書館職員録というのが出てきました。全国の大学図書館だけでなく、公共図書館の職員さんも掲載されている名簿です。担当部署だけでなく、住所や勤務年数、年齢、資格(司書・司書補)、更には恐らく最終学歴の学校名らしきものまで書いてありました。うわあ、これって凄い個人情報では…。今の世の中だと大問題になりそう。しかし、貴重なものでもありますよね。この時点で50歳60歳の方々は、さすがに殆ど現役ではありえないと思いますが(もしかしたらかくしゃくとして今でも本を取り扱っている可能性はゼロではないですが、100歳超でそれだったら、司書の鑑っぽいですね。
しかし、この名簿。何だか菜の花、困ってしまう。。。そういえば元・厚生省幹部殺傷事件では、被疑者は図書館で住所を調べたとかちらっと見聞きした気がするのですけれども、うちの参考書架では基本的に、住所が載っているような最近の名簿類は書架に並んでいません。元々所蔵していないのか、問題があって廃棄されたかは謎ですが。少なくとも菜の花がきたときには書架には並んでいませんでしたので。もちろん住所の掲載がなく、市販されている内閣府の「職員録」とか、「文部科学省職員録」は所蔵しています。あと、古い紳士録などは住所が記載されていますけれども、書架にありますね。名簿関係のレファでは、うちの大学の名簿を見たい、というような問い合わせをちょくちょく受けますが、それすら図書館には所蔵していません。特に個人情報保護法ができてからは、大学の職員録には住所は載らなくなりましたし、毎年作成されて配られるときに、前年分はすべて処分するようにというお達しが来ています。唯一、その手の文書を保存する部署が、学内には図書館以外にあって、そちらに残されているようです。図書館が学内文書を保存していない、という不思議なうちの大学。他にも、図書館には資料をあげないよ、うちに直接問い合わせて下さいな、という部署が学内には存在しています。こちらも個人情報の関係だそうで。うちの図書館の立ち位置って…?
朝、サイトの関連でトラブル発生。色々試してみたところ、菜の花の分かる範囲内では完全に正常動作していて、恐らくあの部分がおかしい、ということは分かったものの、それ以上はどうしようもなく。システム系の部署に内線をかけてみたら会議中。仕方ないので、SOSの文章を学内の人が見られるオンライン上に掲載しておいたところ、今はなきシステム系のY氏(死んでない死んでない、単に図書館以外の学内部署に行っただけ)が反応して下さり、午前中のうちに何とか解決しました。ああ、助かった。いや、最近のデジタル化社会は素晴らしいですね。これが50年前だったら、連絡を取るのも一苦労…、ってそもそも50年前だったらこんなトラブル自体、発生しない気がする、うむ。
…と、色々ありましたが本日のメイン・イベント(?)は、別にどーんと。それは、「トリアージ」でありました。患者は人間ではなくて、図書館資料です。昨日書いていた4グループについて、実際に書架自体にマーキングして、棚数を確定しました。付箋を細めに切って、ペンで左右に色をつけて分類。手元にあったのが赤・青・黒のペンだったので、左右に「赤・赤」「青・青」「青・黒」「黒・黒」と塗って貼りました。それぞれ「赤・赤」=他の本が移動のために箱詰めされるときも、別の場所に予め避難して箱詰めされないようにする、「青・青」=箱詰めされて避難後、元のフロアに戻ってくる、「青・黒」=箱詰めされて避難後、別のフロアに戻ってくる、「黒・黒」=箱詰めされ、別の建物に移される、ですよ。えーと、うちの係のみなさま、覚えました?あ、一応付箋なので左右の色の間にちゃんと、行き先と本人の棚番号(行・列・段)が書いてあります。また作業することになったらそのときに。これで午前の後半と午後いっぱいが終わりました。あー…、そこそこ疲れました。最終的に棚数をきっちり、移動した後それぞれの場所で入りきるように計算しないといけませんしね。途中で何度か立ち止まって考え直しましたが、まあなかなか素敵に決定されたのではないでしょうか。これから、他の図書館員のみなさまにも声をかけて、「これはちょっと…」というのがあればピックアップして頂いて、変更する予定。まあ、大幅には収納数の関係上、変更しようがないのですけれどもね。何かをかえると、入りきらないので別の何かも動かさないといけない、というわけです。さあ、文句があるなら早々にかもーん、と、手ぐすねひいて待ち構える菜の花なのです。とりあえず、一仕事、やり終えた!と束の間の満足感に浸りつつ。
朝の開館準備中に、コピーカードを拾いました。うちの大学で使えるコピー機用のプリペイドカードです。何度残っているか確認しようと、近くにあったコピー機に突っ込んでみたのですが、これが何故か入らないのです。あれ?あれ?というか、まだ入れていないのに何か度数が出てますけど?…と思ったら、コピー機の中にも、忘れ物のコピーカードが残されていたのでした。何と、すでに先客がいらっしゃいましたか。そりゃ入りませんね。というわけで、今朝の首尾はコピーカード×2でした。名前が書いてなかったから、これは取りに来ないだろうなあ…と思いつつ、落し物として預かり中。カウンターには、山ほどコピーカードの忘れ物が届いています。内線番号などが書いてある場合は連絡して差し上げるのですけれども、何も書いていないものは取りにこられない確率が高いです。こちらとしても、捨てるに捨てられず、使うに使えず、ひたすら溜まる一方でそこそこ困っています。皆様、忘れ物に要注意。
事務室の掃除をしていたら、50年前の全国図書館職員録というのが出てきました。全国の大学図書館だけでなく、公共図書館の職員さんも掲載されている名簿です。担当部署だけでなく、住所や勤務年数、年齢、資格(司書・司書補)、更には恐らく最終学歴の学校名らしきものまで書いてありました。うわあ、これって凄い個人情報では…。今の世の中だと大問題になりそう。しかし、貴重なものでもありますよね。この時点で50歳60歳の方々は、さすがに殆ど現役ではありえないと思いますが(もしかしたらかくしゃくとして今でも本を取り扱っている可能性はゼロではないですが、100歳超でそれだったら、司書の鑑っぽいですね。
しかし、この名簿。何だか菜の花、困ってしまう。。。そういえば元・厚生省幹部殺傷事件では、被疑者は図書館で住所を調べたとかちらっと見聞きした気がするのですけれども、うちの参考書架では基本的に、住所が載っているような最近の名簿類は書架に並んでいません。元々所蔵していないのか、問題があって廃棄されたかは謎ですが。少なくとも菜の花がきたときには書架には並んでいませんでしたので。もちろん住所の掲載がなく、市販されている内閣府の「職員録」とか、「文部科学省職員録」は所蔵しています。あと、古い紳士録などは住所が記載されていますけれども、書架にありますね。名簿関係のレファでは、うちの大学の名簿を見たい、というような問い合わせをちょくちょく受けますが、それすら図書館には所蔵していません。特に個人情報保護法ができてからは、大学の職員録には住所は載らなくなりましたし、毎年作成されて配られるときに、前年分はすべて処分するようにというお達しが来ています。唯一、その手の文書を保存する部署が、学内には図書館以外にあって、そちらに残されているようです。図書館が学内文書を保存していない、という不思議なうちの大学。他にも、図書館には資料をあげないよ、うちに直接問い合わせて下さいな、という部署が学内には存在しています。こちらも個人情報の関係だそうで。うちの図書館の立ち位置って…?
朝、サイトの関連でトラブル発生。色々試してみたところ、菜の花の分かる範囲内では完全に正常動作していて、恐らくあの部分がおかしい、ということは分かったものの、それ以上はどうしようもなく。システム系の部署に内線をかけてみたら会議中。仕方ないので、SOSの文章を学内の人が見られるオンライン上に掲載しておいたところ、今はなきシステム系のY氏(死んでない死んでない、単に図書館以外の学内部署に行っただけ)が反応して下さり、午前中のうちに何とか解決しました。ああ、助かった。いや、最近のデジタル化社会は素晴らしいですね。これが50年前だったら、連絡を取るのも一苦労…、ってそもそも50年前だったらこんなトラブル自体、発生しない気がする、うむ。
…と、色々ありましたが本日のメイン・イベント(?)は、別にどーんと。それは、「トリアージ」でありました。患者は人間ではなくて、図書館資料です。昨日書いていた4グループについて、実際に書架自体にマーキングして、棚数を確定しました。付箋を細めに切って、ペンで左右に色をつけて分類。手元にあったのが赤・青・黒のペンだったので、左右に「赤・赤」「青・青」「青・黒」「黒・黒」と塗って貼りました。それぞれ「赤・赤」=他の本が移動のために箱詰めされるときも、別の場所に予め避難して箱詰めされないようにする、「青・青」=箱詰めされて避難後、元のフロアに戻ってくる、「青・黒」=箱詰めされて避難後、別のフロアに戻ってくる、「黒・黒」=箱詰めされ、別の建物に移される、ですよ。えーと、うちの係のみなさま、覚えました?あ、一応付箋なので左右の色の間にちゃんと、行き先と本人の棚番号(行・列・段)が書いてあります。また作業することになったらそのときに。これで午前の後半と午後いっぱいが終わりました。あー…、そこそこ疲れました。最終的に棚数をきっちり、移動した後それぞれの場所で入りきるように計算しないといけませんしね。途中で何度か立ち止まって考え直しましたが、まあなかなか素敵に決定されたのではないでしょうか。これから、他の図書館員のみなさまにも声をかけて、「これはちょっと…」というのがあればピックアップして頂いて、変更する予定。まあ、大幅には収納数の関係上、変更しようがないのですけれどもね。何かをかえると、入りきらないので別の何かも動かさないといけない、というわけです。さあ、文句があるなら早々にかもーん、と、手ぐすねひいて待ち構える菜の花なのです。とりあえず、一仕事、やり終えた!と束の間の満足感に浸りつつ。
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プロフィール
HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)
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