菜の花の大学図書館日誌
理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。
楽な時代になりました。
- 2008/08/22 (Fri)
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559日目。ドイツと戦う。
金曜日につき、開館準備後はお掃除から。この前磨きかかっていた電話から始めました。あとは自分の机の引き出しの取っ手とか。綺麗になりました。
いつも通りWWWメンテの確認だけしたら、本日のメインのお仕事である除却候補リスト作成。スタートは、ドイツの出版目録から。書誌が複雑に絡み合っていたりして、それを解きほぐしていくのが一番、時間のかかる作業でした。もちろん、書架にPC持ち込みで、資料を見ながらOPACひいて、NACSISひいて、ぐぐって。勉強したーって感じです。普段、目録なんてじっくり見ないので…。菜の花は、電子派なのです。
夕方にはようやく、フランスに突入できました。現在はフランスの出版目録と戦っています。フランスは思ったより、古いものはオンラインで引けないという印象。ドイツの方が古そう。更に英国がもっと古そう。そうですよねえ、英国と言えば、ケンブリッジ大学なんて創立したのが数百年も前だそうですよ。日本はどの大学も勝てない…(当たり前)。
ドイツの目録と臨戦態勢だったときに、メールあり。書架へPCを持って出ている間も、菜の花は常にメールチェックしているので、作業中にもメールに気付きます。学内の他図書室よりレファレンス。その場でもう答えちゃえ!と。雑誌論文の所蔵調査らしいですが…、やってきたメールの著者名をコピーして、Web of Knowledgeにログインし、Cited Ref Searchの画面にえいや!とペースト、年だけ特定して検索。40件程度ヒット。ざっと見て巻号とページが一致しているものを拾ったところ、完全一致は1件のみ、更に引用回数3でそこそこ、信頼性はある方。引用回数が1の場合、間違った引用の場合もありますからね。よく似た引用で、1ページ違いとか、巻号が間違っているとか、一桁おかしいとか、数字がひっくり返っている…なんて引用、よくよくあります。WoSは間違っていれば間違っていたままに収録してくれますしね。この信頼性の点については、以前「レファレンスリストって結構いい加減だし?」という日記にも書いたと思いますけれども(そして、他の方からも同意を受けていて…皆様、ご苦労されているわけですね、この件に関して)。
で、ラッキーなことに、これはWoSに抄録が入っているものだったので、Cited Refからリンクしていました。やった、クリック!。ざっと内容を確認すると、最初のレファ依頼のものとタイトルがちょっと違う(WoSでは英語、元の依頼はドイツ語だった)けれども、その他の書誌事項は完全に一致しているのでこれでいいはず、と判断。で、ここからリンクリゾルバをえいや、とクリック。これも楽になりましたねえ。出てきた画面には「電子ジャーナルは契約していないよ」というメッセージと、OPACへのリンク。今度はOPACへのリンクをクリックすると自動的にISSNを読みとって検索してくれた結果がいきなり表示されます。お、1件ヒット。あ、学内の別の図書室が持ってる。ちゃんと該当巻号も所蔵がついています。言語はちゃんとドイツ語。うむうむ、これで終わり。というわけで、レファ依頼メールがきて、10分ちょっと後には「学内のどこどこの図書室、持ってるみたいよ~」返信完了済み。いやあ、ほんとに便利な世の中になりましたよ。ちょうどこれをやっているときに、目の前に横たわっていた重々しい目録の数々を見ていたものでありますから、良い時代に生まれてきたなあ、とつくづく思った菜の花でありました。
あとは、夕方にFAXレファ。雑誌の書誌調査。現物を確認すればすぐ分かることだったので、見にいったら、なかなか複雑なことになっていました。どうしてこんな出版の仕方、したのかなあ…と。真相不明。
そんなこんなで今週が終わります。思った以上に除却関連作業が進まないのですが、こつこつとやっていくしかないですね…。仕方ない。来週は、月曜日が午前からお昼当番の半日カウンターなので、午後からまたフランスの出版目録と戦う予定。出来ればイタリアに突入したい…のですが、さて。
金曜日につき、開館準備後はお掃除から。この前磨きかかっていた電話から始めました。あとは自分の机の引き出しの取っ手とか。綺麗になりました。
いつも通りWWWメンテの確認だけしたら、本日のメインのお仕事である除却候補リスト作成。スタートは、ドイツの出版目録から。書誌が複雑に絡み合っていたりして、それを解きほぐしていくのが一番、時間のかかる作業でした。もちろん、書架にPC持ち込みで、資料を見ながらOPACひいて、NACSISひいて、ぐぐって。勉強したーって感じです。普段、目録なんてじっくり見ないので…。菜の花は、電子派なのです。
夕方にはようやく、フランスに突入できました。現在はフランスの出版目録と戦っています。フランスは思ったより、古いものはオンラインで引けないという印象。ドイツの方が古そう。更に英国がもっと古そう。そうですよねえ、英国と言えば、ケンブリッジ大学なんて創立したのが数百年も前だそうですよ。日本はどの大学も勝てない…(当たり前)。
ドイツの目録と臨戦態勢だったときに、メールあり。書架へPCを持って出ている間も、菜の花は常にメールチェックしているので、作業中にもメールに気付きます。学内の他図書室よりレファレンス。その場でもう答えちゃえ!と。雑誌論文の所蔵調査らしいですが…、やってきたメールの著者名をコピーして、Web of Knowledgeにログインし、Cited Ref Searchの画面にえいや!とペースト、年だけ特定して検索。40件程度ヒット。ざっと見て巻号とページが一致しているものを拾ったところ、完全一致は1件のみ、更に引用回数3でそこそこ、信頼性はある方。引用回数が1の場合、間違った引用の場合もありますからね。よく似た引用で、1ページ違いとか、巻号が間違っているとか、一桁おかしいとか、数字がひっくり返っている…なんて引用、よくよくあります。WoSは間違っていれば間違っていたままに収録してくれますしね。この信頼性の点については、以前「レファレンスリストって結構いい加減だし?」という日記にも書いたと思いますけれども(そして、他の方からも同意を受けていて…皆様、ご苦労されているわけですね、この件に関して)。
で、ラッキーなことに、これはWoSに抄録が入っているものだったので、Cited Refからリンクしていました。やった、クリック!。ざっと内容を確認すると、最初のレファ依頼のものとタイトルがちょっと違う(WoSでは英語、元の依頼はドイツ語だった)けれども、その他の書誌事項は完全に一致しているのでこれでいいはず、と判断。で、ここからリンクリゾルバをえいや、とクリック。これも楽になりましたねえ。出てきた画面には「電子ジャーナルは契約していないよ」というメッセージと、OPACへのリンク。今度はOPACへのリンクをクリックすると自動的にISSNを読みとって検索してくれた結果がいきなり表示されます。お、1件ヒット。あ、学内の別の図書室が持ってる。ちゃんと該当巻号も所蔵がついています。言語はちゃんとドイツ語。うむうむ、これで終わり。というわけで、レファ依頼メールがきて、10分ちょっと後には「学内のどこどこの図書室、持ってるみたいよ~」返信完了済み。いやあ、ほんとに便利な世の中になりましたよ。ちょうどこれをやっているときに、目の前に横たわっていた重々しい目録の数々を見ていたものでありますから、良い時代に生まれてきたなあ、とつくづく思った菜の花でありました。
あとは、夕方にFAXレファ。雑誌の書誌調査。現物を確認すればすぐ分かることだったので、見にいったら、なかなか複雑なことになっていました。どうしてこんな出版の仕方、したのかなあ…と。真相不明。
そんなこんなで今週が終わります。思った以上に除却関連作業が進まないのですが、こつこつとやっていくしかないですね…。仕方ない。来週は、月曜日が午前からお昼当番の半日カウンターなので、午後からまたフランスの出版目録と戦う予定。出来ればイタリアに突入したい…のですが、さて。
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プロフィール
HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)
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