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菜の花の大学図書館日誌

理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。

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和雑誌が洋雑誌に化けてるー

368日目(通算1743日目)。意外に使える子かも。

週末に事務システムが止まっており、今朝も朝一番は使えませんでした。先週…いや、先々週ですかね、つい先頃使い始めたこのシステム、アクセスできなくて今朝、早速困ってしまいました。あらら。いつの間にかすっかり依存していたのでしょうか。ToDoリストの管理に使っていたもので、ないと何をしていいのやら、と。うーん、意外に使える子かも、このシステム。…と朝から思っていた菜の花です。いや、でもまだまだ。あと1ヵ月して、まだそう思っているかどうかがポイントです。

朝から、日本語本文だし、タイトルも日本語の雑誌が、何故か書誌上、「洋雑誌」となっているものを見つけました。NACSISの書誌データには特に「和雑誌」「洋雑誌」という区分はないのですが、うちの大学では書誌は4分類「和図書」「和雑誌」「洋図書」「洋雑誌」に分かれているのです。しかも、この区分はどうも一度書誌を作ってしまうと、あとから直すことが難しいようで、ローカルデータから一度、書誌を完全削除してしまう必要があるようです(菜の花が他の方法を知らないだけで、何か手がある可能性はありますが)。で、削除してしまえば、再びNACSISからダウンロードしなおす事で(このとき「和」か「洋」かを選択する)、正しい表示になります。でもローカルから書誌を完全に削除するためには、この書誌にリンクするすべてのデータを削除する必要があります。支払データ、所蔵データ、継続前誌・後誌があればそのリンクも。なので、沢山所蔵データがぶら下がっているようなものだとなかなか大変。今日のものは、所蔵データが4つ、継続関係にある書誌が1つだったので、まあぎりぎり許容かな、と、修正に踏み切りました。

まずは所蔵データにアクセス。所蔵修正、リンクする書誌を再選択、登録。今回は継続後誌がいるので、一時的にそちらへ所蔵データを移します。この瞬間、この書誌を検索した人がいたら…えーっと、びっくりしないでね?と。そしてこの作業を4回繰り返し(4冊だったので)ます。所蔵修正、リンクする書誌を再選択、登録。所蔵修正、リンクする書誌を再選択、登録。所蔵修正、リンクする書誌を再選択、登録。次に一括所蔵データを削除。で、継続後誌の書誌にアクセスし、書誌修正で継続前誌の情報を削除。ようし、これで間違って「洋雑誌」になっている書誌を削除できます!削除!…消えました。NACSISに画面を切り替え、今削除した書誌を検索し、ダウンロードします。このとき、「和」で指定するのを忘れずに。ついでに一括所蔵データもダウンロード。まだこれで終わりじゃありません。先ほど移した4冊の所蔵データをに再びアクセス。さっきと同じことをリンクする書誌をもとに戻す形で行ないます。もちろん、4回。はい…直りました。

きちんと「和雑誌」と表示されたときの嬉しさときたら!いやあ、すっきりです。

和洋が間違っているからと言って、そんなに実害はないのですが(びっくりはするけれど)、やっぱりい正しいにこしたことはありません。


そういえば今日は、和図書かと思いきや洋図書の本のお問い合わせもありました。和英辞典だったのですが。和英辞典だと和書かなーと思ったら、洋書でした。タイトルが英語でしたし。利用者さんのご希望は、戦前の和英辞典が欲しい、だったのですが、ちゃんと所蔵していて良かったです。

それはいいのですけれども、大正とか昭和戦前期に出版された辞典が「最新」とか銘打っていると、思わず自動的に「いつの最新だよ!…って、この年のか…」と思わずツッコんで、ひとりうなずいてしまう菜の花がいます…。いやあ、本屋さんでもよく「最新○○」というのを見かけますが、やっぱりああいいうタイトルは、可愛すぎる名前をお子様につけるみたいなものだと思うのです…。いや、いいんですよ、最初のうちはね。でも30年、50年と経ったときに、周りに突っ込まれちゃうかも、ですよ?余計なお世話かもしれませんけれどもね。


そういえば今日はとっても利用者さんが多い月曜日でした。珍しいです(←!)。何故かは分かりませんが、後期に入ってからは木曜日が比較的多かったので。講義の関係でしょうか。朝一番にはうちの大学院生さんのレファレンスがあって(思ったより手強く、持ち越しに)、夕方最後のお客様は高校生さんでした。うちの大学への進学を希望し、やりたい研究の本がありそうだったから見てみたかった、ということでした。高校のうちからある程度の方向性があるのはよいことです。でも、その上で周辺領域を広く見るのも忘れないでいて欲しいな、と研究生活の先輩としては思います。まだ若いのだから、可能性は狭めすぎないように。もっともっと面白い事が見つかるかもしれませんし、もしもその方向一筋に邁進する事になってもやっぱり、広い視野と広い知識は重要です。それしか見えないと、とてもブレイクスルーはできないものですから。大学図書館の人…いや、大学で働く身としては、研究を志す人たちを全力応援したいものです。日々の雑務に追われ、ただ本や事務書類の番人にならないように、その点は常に考えていたいもの。






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プロフィール

HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)

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