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菜の花の大学図書館日誌

理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。

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ペンディングの本を、受入準備開始

244日目(通算1619日目)。二転三転。

その資料群は、前任者さんの頃にはすでに、どうするのか?という話が持ち上がっていました。いや、もっと前からでしょうか。とにかく、少なくとも菜の花が来る前に、詳細なリストが作成され、それをどうするか中央に相談したら

「じゃあ、そちらで受入して下さい」

という話になって、先生にもどの本が欲しいか確認した上で、よし、受入れようか、というときに

「やっぱり待て。うちで欲しいものだけ先に抜き取ってから、受入して」

と話が一転。「え!?」ということで、ペンディングにされていた…らしいです。結局、前任者さんは異動してしまい、その次にやってきた菜の花も1年間、それらの資料群のことは忘れきっていた(見なかったことにしていたとも言う)わけですが、ようやくこれらの処遇について

「あ、やっぱりそっちで好きに受入して」

という連絡がきました。うん…凄い。二転した?いや、もしかしたらもっと前にはまた別の話になっていた?よく分かりませんが、何かぐるぐるしています。また話が変わったら面倒だから、とにかく優先順位を上げて、これをさくっと受入して既成事実を作っておくか、と決意いたしました。

途中で水害にあって(数年前の大雨で、うちの地下書庫が水没したときに、読めなくなってしまったものが大量に出たらしい…というか、書庫ごと水没とか恐ろしすぎる…あ、ちなみにその地下書庫は、耐震工事に併せて一緒に埋めてしまったそうで、今はありません。菜の花の足元には、微妙な地下書庫が眠っているのか…!それはそれで怖い)、数は大分減っているようですが、それでもなかなかの量があります。まあ、じっくり時間をかけて入れていきたいです。

少し、最初の方をやりはじめましたがこの資料群、うちの図書室よりも古い図書館からの頂きものだそうで、うちの図書室の設立年(大正15年)よりも古い資料が結構多いもので、所蔵をつけるときに慣れない年号にどきどきです。つまりは明治や大正。大正15年は見慣れたからすぐに西暦に変換できますが、それよりも前の明治44年だの、大正3年だのは見慣れないもので、ぱっと西暦になりません。うーん、、、難しい。そしてこの時期の本はやっぱり、紙質が良いから昭和10年代よりもずっと保存状態がよろしい。安心して触れる本が多いのが助かります。たまに「あ、、、これは水濡れしたな…」という本が出てきますけれどもね(←水没事件の影響)。

さて、どれくらいかかるかなー。1年で終わったら嬉しいのですが。



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プロフィール

HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)

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