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菜の花の大学図書館日誌

理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。

カテゴリー「7-9年目(某文系資料室編)」の記事一覧

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図書館員として嬉しいこと

86日目(通算1461日目)。連休明けは、そこそこ繁盛。

連休明けでした。まだ気分はお休み…なのですが、利用者さんはいつもより多めの印象でした。学外者さんもいらっしゃるし、学内の方もいらっしゃいます。他学部の先生や、学生さんなど。そういえばうちの学部の利用者さんは…いらっしゃらなかったかも。むしろ、あれ…?


その中の他大学の先生のおひとりは、NACSIS所蔵館が2館しかない資料、つまりはNACSISに参加している全国の大学等図書館は2箇所しか所蔵していない資料、というのを探しにいらっしゃいました。それは、うちの図書室では、特に他の資料から特別扱いされているわけでもない、ごく普通の戦前資料なのですが、

「これは貴重な資料ですよ!」

と、大切に扱って下さっていました。何とありがたいことでありましょう。そうやって大事に扱って頂けることも大変嬉しいことですが、数ある資料の中からその資料を見つけ、そしてわざわざ遠方から足を運んで下さり、研究に役立てて頂ける…そのことが一番、光栄なことです。こうやって資料とそれを使いたい利用者さんを結び付けられること、それが最も図書館員として、嬉しいことだなあ、と、しみじみと再確認した本日でした。



そんなことを考えながら、未登録の古い資料の整理をしていたら、また腕がかぶれました。ぎゃー。油断していました。ブックトラックに載せた資料をちょっと登録しようとしていただけだったので、白衣を省略して手袋だけだったのです…。腕は盲点だった…!しかし、一体何にかぶれたのか。もしかしてダニでも住んでいて、食われちゃったのでしょうか。ぶつぶつしてましたしねー…。

で、その資料を装備をお願いするために他の人に引き継ぐため、メモをつけることにしました。

「この本、何かいます!」

…と言いながら、メモを書いていたら(もちろん、そんな不親切なメモじゃないですよ!メモはちゃんと事情を書いてます)、近くで聞いていたIさんが薄気味悪そうに仰いました。

「え…!いきなり足が生えて、歩き出すとか、そういう感じですか…!?」

…すみません、元ネタが分からないのですが。とりあえず、Iさん的には「何かに憑かれている」というように受け取られたようです。というか、本というのはそういうイメージなのだそうです。へ…へ~…。本ってそういうものだっけ…?

とりあえず、今度からはちゃんと白衣を徹底します!はい。菜の花自身の健康のために。ホント、図書館って危険な場所ですわー。



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書架全体を考える

85日目(通算1460日目)。立ち止まって、見回してみよう。

最近、ずいぶん迷って落ち込んでいた菜の花ですが、ちょっと目の前ばかりを見すぎていたかな、とようやく顔を上げたところ、という感じです。気付くのに何日かかるんだー。何と言うか、目的を見失っていたな、と。到達するまでに、ずいぶん紆余曲折したわけですが。でもまあ、気付いてよかったですね、ということで。

でも気付いたときにはお休みに突入。今日からしばらく、図書室はお休みいたします。節電要求などにより、大学全体および学部全体のお休みが設定されたため。休暇を病院通いに使ってしまった菜の花は、通常有休をこれにつぎ込みます。「出勤しちゃ駄目?」と訊いたら、「全体でご協力願うことになっています」と総務に諭されました。総務の人は凄いですよね。拘束力はありませんから、「駄目です」とは言わないのです。ただ、諭されるわけです。いや…まあいいんですけどね。おやすみさせて頂きます。


というわけで、15日まで図書室はお休みを頂きます。また来週、お会いいたしましょう。


…と、ああ、そうでした。本日の業務は、再受入、書誌調整、書架移動計画の立案開始、でした。特に最後が一番重要ですね。しっかり頑張りたいところです。


それでは、良いお盆を。



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外干し・ご法度

84日目(通算1459日目)。ひなたで発見、ブックトラック。

菜の花はちょっと泣きそうでした。午後から、はす向かいの建物にある事務室まで郵便物を取りに出掛けようとしたら、自転車置き場横のひなたで見慣れたブックトラックを発見したのです…。載せられているタイトルは…、朝一番で「…カビっぽい…」と、抜き出してSさんに託した古い資料でした。ちょっと待って、ちょっと待って…?Sさん、月曜日の「にわか雨事件」のとき、外に資料を干す意味はあまりないよね、それよりは除湿機が本格稼動して以降、すっかり環境の良くなった図書室内でしっかり乾燥させる、ということで納得して下さいましたよね?確か、「今までの習慣で外干ししていたけれど、自分でもあまり意味はないと思っていた」と仰っていましたよね?…それがどうして、外にブックトラックごと放置になるの…。

しかも、これまでは「消毒中。触らないで下さい」的表示をちゃんとしていたのに、それすらない。何故こんなところにぽつんとブックトラックが?という不思議状態で、思い切り直射日光の当たるひなた、更にはそれを外に出したSさんは午前中で業務が終わってすでに帰宅済み。もしも誰も気付かなかったら、明日の朝まで野ざらし…!?まあ…午後になって、思い出されたようで電話がかかってきましたけれども。でも菜の花のショックは、結構はかりしれません…。ああ…。ひなたで資料の劣化が進むー…。いや、でもSさんが外にブックトラックを持っていって、そのあと戻したのを確認しなかった菜の花も悪いのかも。うん、、、そうですね。これからはちゃんと確認します。そもそも作業を丸投げしている菜の花も悪い。


しかしもう、絶対に資料を目の届かない図書室外には放置禁止!そもそも防犯上、とてもよろしくないわけで、その上、回収を忘れるなんてありえません。カビ落とし作業などを室外でやるのは可ですが、それは担当者が常駐する限りにおいて。絶対に、図書室外では資料から離れないこと。これはもう、絶対条件。どうしても外干ししたいなら、担当者は隣で作業すること。


そんな本日の菜の花のおしごとは、棚に並んでいる古い未登録資料をきちんを受入する準備を中心に。書誌を作ったり、あやしい雑誌書誌を発見して調査したり。いや…これ、絶対継続前誌・後誌じゃないんですけど!…というファミリーを発見してしまいました…。どれくらいの確度で継続関係にないことが言えるかと申しますと…うん、後誌とされている資料の冒頭に、その資料がどうして発行されることになったのかを語ると1ページがあり、そこに「(前誌とされている資料は)発売日が決まっていて速報性に欠けたから、別個の資料として新しく出すことにしたよ!」…って書いてあるのを、証拠として提出できるくらいの感じで。明らかに別物じゃん!もしもファミリーにしたとしても、派生後誌かな…みたいな。少なくともリニアにつないじゃ駄目ですよ…。元の前誌とされている資料の方が、その後も長く刊行されていたみたいですしね…。いやはや…、これまで誰も気付かなかったのか、と思うとそこそこ驚きです。後誌よりも出版年が新しい前誌っておかしくない?というクレームは出なかったのでしょうか…どきどき。


何だか文句が多くてすみません。やっぱりお疲れかな。それともカルシウム不足?心穏やかにいきたいものです。



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公用車を洗車

83日目(通算1458日目)。今日はかなり疲れていたっぽい。

お隣の図書室に用事があって出掛けた戻り、自転車置き場に目が留まりました。ああ、そうか、そういえばうちの図書室で最近、「公用車」の鍵をお預かりしているのでした。まだ現物を見ていないのでした。ちょっと見てみましょう。

うちの「公用車」は大変、エコな一品です。何しろ、ガソリンも電気も要りません。動力は、「人力」のみでございます。ちなみにこの地方ではこういう人力二輪車を「ケッタマシーン」と呼ぶことがあります。…まあ要は普通の、どこにでもあるようなママチャリというやつなのですが。

これは7月いっぱいで他のところへ移られた先生が使われていた自転車を、寄贈してくださったというもの。ちゃんと防犯登録の書類と鍵などを一式にして頂きました。うちの図書室で鍵をお預かりし、目の前の自転車置き場に止めてあるこの自転車を誰でも使うことができます。

が、最初、自転車置き場でこれを見つけられず、うろうろしてしまいました。3周くらい。菜の花、ちょーあやしい人。やっと見つけてから鍵を持ち出し、実際に乗ってみたのですが、サドルが高すぎてとても使えず。しかもその位置でさびてるー!先生、相当長身でしたからねー。。。

スプレーして何とか潤滑させて調節したあと、しばらく乗り回してブレーキなどを確認。それからバケツに水を入れて戻り、ざぶざぶと洗車しました。錆も少し落としました。疲れました…でもまあ、綺麗になりました。これで人にも「使ってねー」とお薦めできます。


今日は、除却関連で、ちょっと迷いが生じてしまいました。え、ここまできて今更!?みたいな迷い方。菜の花、駄目です。そんなところで立ち止まっている場合ではないですのに。前任のYさんには色々ご迷惑をお掛けしてしまいました。ごめんなさい。ちょっと頭を冷やしてきます…。



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プレス機

82日目(通算1457日目)。手締め機とも。

昨日の失態により、どうしても強力に本を押しつぶしてくれるものが欲しくなりました。濡れたページに、いっぱい吸い取り用の紙を挟みこむと本が分厚くなりまして、これを押しつぶすのは重たい本を上に載せるなんて程度では無理!なのです。思いついて、かかりちょうに内線。あっちの図書室を巻き込むんだ!

にわかに、お隣の図書室の修理をする人々も一緒に、製本用の「プレス機(手締め機)」を買いたい機運が盛り上がり、かかりちょうに予算を工面して頂いて「そんなに必要なら、じゃあ買いましょう」というところまでもっていくことに成功。やったー。とりあえず、今後の修理などのときにはこれ、絶対お役立ち。そこそこ良い値段なので、持っていない図書室も多いのですが、修理をする人がいるところなら絶対使いますから!それは保証します。あれは便利ですよー。重しの本を置くのと違って、しっかり均一に力がかかって、綺麗に出来ますし。絶対、「いやー、買ってよかった!」と思えるお買い物になると、菜の花は信じております。

で、当面ですが、今日、いますぐ、必要なので。それについては、持っていて、しかも今現在使っていないらしい(修理をあまりしないところであるため)という噂を聞いた部署に問い合わせ、数日お借りすることにしました。炎天下、てくてく歩いて借り受けに行ってきましたよ。重かった…。でも、大活躍です。このまま貰ってしまいたいくらいですよ!使わないならちょーだい!!うちが幾らでも有効活用して差し上げますよ?


それにしても、暑いですね。菜の花は、ちょっと夏バテ気味かもしれません。いや、図書室は涼しいのであまり自覚症状はないのですが、どうも昨日から「この本は請求記号をこれで受入して下さい」とか「この本はNCIDをこの番号で付けて下さい」という菜の花が受入担当者に渡している手書きの指示書が、おかしなことになりまくりです。明らかに周りの資料と異なる請求記号だったり、2つ書いたIDのうち、下の方を採用で、と言いながら、2つとも同じID(しかも不採用の方)だったり。めちゃくちゃです。ダメダメです、菜の花…。

でもそれを指摘する受入担当のSさんも十分お疲れです。何しろ、先週末に「あ、これ戻して置いてください」とお渡しした資料数冊が、所定の棚に行っても見つからなくて…あれー?と探し回っていたのですが、結局まったく違う棚…50列以上離れた棚で発見されました…。え!?どうして!?この請求記号…あんまり見間違えない数字なのですが…!危うく本が行方不明本になってしまうところでした…どきどき。

いやはや、暑いときこそ集中しておしごとしなくてはね。ミスをしないよう、気を引き締めて参りましょう。



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にわか雨

81日目(通算1456日目)。とても人には言えない。

…非常にまずいことで、こんなことがあったなんて書くことになるとは、図書館員としてどうなのか…!と思いつつ…うう、書きます。懺悔します。やってしまいました、うちの図書室。

カビが発生してしまった資料、いつもカビをエタノールを使いながら除去し、虫干しをします。菜の花としては出来れば室内の除湿機近くに置いて、じっくり乾燥して欲しいのですけれども(折角、除湿機もちゃんと稼動するようになりましたしね)、どうもこれまでずっと、外の日陰にブックトラックごと1時間くらいおく…ということをされてきたようで、この手法が踏襲されていました。たまに忘れて2時間とか置いていたので、若干危険では…とは思っていたのですが、元々いらっしゃる方々の習慣を、特にあまり状況を知らない菜の花が止めてもなーということで、希望だけを伝える程度にしていたのですが…。

今日は、急な雨がありまして。
運悪く、お昼休みに。
しかも、午前中に取り込むつもりだったのをうっかり、忘れてしまわれたようなのです。

…はい、水損事故です。カビ除去中だったため、良い感じに開いて、本の中まで風通しよく干していたのも不幸でした。中まで水浸し。

ただ今回の被害は、僅か4冊で済んだのと、たまたま複本だったのは幸いでした。3セット6冊あった本のうち、1セット2冊を捨てて、2セット4冊を残すつもりでした。捨てるつもりの1セット2冊は干さないで室内に置いてあったので、皮肉にもこれだけが難を逃れたのです。水濡れした2セット4冊ののうち1セット2冊は、大急ぎで全頁にキムタオルを挟む作業をしました。もう1セット2冊は、捨てる候補へ。でも、一応上からプレスして、波うち部分がまっすぐになってくれないかどうかは試し中。

とりあえず、次回からは「外干し・ご法度」を発令。こうなった以上、もう慣習でも放置できません。あとは、干したときは必ず、机の上に「干してます」表示をして忘れないようにして、とも。まあ、図書室内に置いておく分には忘れてもそれほど問題にはなりませんが、防犯上の意味も兼ねて。


しかし本当に不幸中の幸いだったのは、捨てる予定の複本があったことでしたね。まあ、表紙がどろどろに溶けているのを見たときには、さすがに青ざめましたけれど。でもこれで、水濡れ本への対処の予行演習ができた、とも言えます。うちの図書室では菜の花が来る前に地下書庫が水没し、大量の本が水損したことがあるようですが(その地下書庫は救うことあたわず、結局改修工事のときに埋めてしまったらしい)、初めての水損資料とのご対面、がそんな大掛かりな事故でなかったのは良かったかもしれません。しかし話には聞いていましたが…水損資料…恐るべし。リカバリ…出来ると良いのですが。あと、複本の重要性が身にしみました。これからは2冊あるからって、そう簡単に捨てないようになりそうです。



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淡々とおしごと

80日目(通算1455日目)。簡単にバテる。

今日も真面目に働かせて頂きました。


朝一番で、まずは昨日までに処理が終わったので奥の「スタッフオンリー」書架へ移動するブックトラック2台に満載された本の移動作業。ブックトラックがなかまで入れない場所への移動なので、1人だと時間がかかってしまう、ということで、Iさんに機能のうちにヘルプを要請しておきました。2人でバケツリレー方式で移動させるのです。お陰様で、あっという間に完了。やっぱり人手って大切。


それから、いつものように書架作業。重複本のピックアップが主です。ついでに、雑誌書誌に所蔵がついている資料に関して、一括所蔵データがおかしいものや、所蔵が付くべき書誌が間違っている例を発見したのでメモ。


午後からはIさんが当初予定通りに早退されましたので、事務室でのおしごと中心。まずは午前中のうちにメモしたデータの修正。それから昨日、支払処理が終わった本が届いたのでこれらの支払書類の確認と、予算データのまとめ。続いて目録作業。若干、疑問符のついた書誌があったのでその書誌調整のための調査と調整依頼。登録作業は夕方までに完了。


1週間の業務をまとめた記録を作成、カウンター対応、7月分予算関係書類の出力、データベース利用状況確認、などなどなど。まあそんなこんなで1日が終わりました。体調はまあまあ。まだまだ本調子ではないですが、来週は元気になれるといいな、と思いつつ、今週の業務終了。



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利用者さん多め

79日目(通算1454日目)。何かあるんですか?と思わず利用者さんに訊いた。

うちの図書室、とっても零細経営。3月までいた図書室もかなり少ないなあと思っていましたが、こちらの方が更にその上をいく…あ、いや、逆ですか、下回る利用率。なのですが。今日は学外の先生方や研究員さんがどしどしやってきて下さいまして、何人かの利用者さんが集密書架でばったり、という珍しい現象が起こったり起こらなかったり…。め、珍しい…!…いや、使われてなんぼなんですよ、図書室なんですからね。でも、「嬉しい悲鳴」ってやつでしょうか。


それにしてもあまりにも珍しく、しかも続々と登場されるので「もしかして建物内で研究会でもあった?」と勘ぐり、思わず利用者さん本人に訊いてしまった菜の花でした。でも単なる偶然だったみたいです。そういう日もあるのですね。しかし、今日の利用者さんはみなさま、熱心にじっくりと資料を品定め、熟読されていて、「あってよかった、この図書室」的な感じが致しました。…って、いつもそうじゃないと駄目ですよね…よね…分かってますが、そもそもあんまりお客様がいらっしゃらないところですから…。


まあ、そんなわけで良い一日でした。ってことで。業務的には、今日はカウンター担当だったので事務室から離れず、目録作業や資料の受入準備、除却準備などをしていました。そこそこ捗りました。



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レファと、Webサイト移転と、マイクロリーダー使い方講座

78日目(通算1453日目)。今日はなかなか充実かも?

普段の業務は滞りがちでしたが、今日は何だか色々あったような気が致します。大きなことは3つ。


1つめ。同分野の中では有名大手な図書室をお持ちのH大学さんからのデータ確認レファ。これがかなり厄介で、朝一番からとりかかって、1時間くらい費やすことになりました…。単に確認すればいいだけのことだったのですが、とにかく分かりにくかったし、手間がかかりました。うーん、書くのは簡単。


2つめ。4月当初からの懸案事項であった、うちの図書室のWebサイトURL変更が、ついに動きました!5月に申請を出して、「急ぎませんからー」と言いつつ、まあ8月までに何とかしたいよ、と思っていたら、何とびっくり、本気で8月ですよ!正確には昨日、移転先である図書館サーバの方から「承認されましたよー、スペース使えますよー」な連絡があり、昨日のうちにはパスワードが分からないという間抜けな理由で進まなかったのですが、今日はパスワードリセットをかけて頂いたので、一気に進みました。アップロードファイルをもう一度確認して、若干修正、一気にアップロードしてからリンク切れ確認、各種方面への移転連絡。元のサーバでのWebマスターへの、「移転しました」ファイルの処置依頼。で、帰宅してから「あ、しまった、一般への「URL変更になりました」ニュースを出してくるの忘れた」とか気付いてしまったのですが…ま、まあ仕方ないです。明日はお休みを頂いてしまったので、明後日にでもまた対応します…。すみません。詰めの甘い、うっかりものでした菜の花…。


そして最後の3つめは、寝耳に水のマイクロリーダー使い方講座!実はうちの図書室、菜の花が異動してくる直前に、新しいマイクロリーダーを購入したらしいのです。おっかねもちー。あれ、高いのですよね。凄いなあ。その初期保証期間の保守点検が入ったのです。でも菜の花、マイクロリーダーはずぶの素人ですから。使ったことがないというほどではないですけれども、使いこなしてはいませんね。

あ、ちなみにマイクロリーダーって何ですかー?という方もいらっしゃるかもしれないので念のため一言書いておきますと、資料のページを小さな写真の集合フィルムとして保存してるマイクロ資料(コマを1列に並べた長ーいフィルムを、くるくる巻き巻きしてあるのがマイクロリール、1枚1枚のフィルムに沢山のコマが縦横に並んでいるのがマイクロフィッシュ)を拡大して映写し、見たり印刷したりする機械です。最近はPCに繋いで使うタイプのものをよく見かけるようになりましたが、うちの図書室で買ったのは、いかにもトラディショナルな大型機械!という感じのものです。

で、この保守点検のついでに「何でも訊いて下さい」と業者さんが仰るので、本当に訊いてみることにしました。というか、レクチャーを最初からもう一度、みたいな。1時間くらいかけて、じっくり解説して頂きましたことよ。お陰様で菜の花、何か使えそうな気がしてきました!(←いやいや、使わなきゃ駄目よ…)いやはや、ありがたいことでございます。業者さんは、何だかアナログな機械に思いを馳せておられました。確かに、最近はカメラを買いに行くよ!と普通に言ったら、写真屋さんとかカメラ専門店ではなくて、家電量販店に行く人が多いかもですね…。マイクロリーダーも、このままいくとデジタル媒体に置き換わっていって、そのうち消えていってしまうかも…と思うのは確かに。きっとそうなっていきそうな気はいたします。問題は、フォーマットと互換性の安定化ですかね。昔は便利に使われていたフロッピーディスクやCD-ROMが徐々に姿を消していき、DVDやらフラッシュメモリやらHDDやらになっていくのを見ていればそりゃ不安にもなります。その意味で、「とりあえず縮めてみました!」というシンプルな圧縮方法であるマイクロ資料というのは、再生が容易であって、良いことですよね。まあ…劣化問題がとてつもなく律速になるのですが。



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模様替えして、扉を開放

77日目(通算1452日目)。日の光を避けながら、ぼちぼち模様替え。

何とか、ほぼ復帰した菜の花です。いやー、大変なことになってました。まだ、誰にでも大公開!というわけにはいかない外見のままではありますが、おしごとにはそれほど支障はありません。もう他人に感染させる心配もないらしいですし。この暑いのに常に綿手袋&アームカバーで、たまにマスクで長袖白衣を着ている人が奥にいるな、何だかとってもあやしいな、と訝しまれる程度でございます。この格好も結構暑いのですよ。とほほ。作業のときには更にビニール手袋増やしますしね。暑い上に、作業もしづらい…。ふぅ。でも利用者さんをびっくりさせてはいけませんので。腕を中心にかなり凄い模様が出来ちゃってまして。顔に傷跡が残らなかっただけでも僥倖ではあります。とりあえず、ヘルペスとか黄色ブドウ球菌とか、そういうのは全っ然、可愛らしいものだった、ということを思い知りました。最後にやってきた薬疹または紫外線過敏症と思われる蕁麻疹が、最強の敵でした…。痛いわ熱いわ痒いわ、もう三拍子揃った上、頭痛と眠気と倦怠感まで引き連れてきて、お陰で菜の花は、お日様の下を健康的に肌を露出しながら歩けない人になってしまいましたことですよ。直射日光を無防備に5分以上浴びちゃ駄目らしいです。引きこもりの菜の花が、名実ともに真性引きこもりに進化するわけですね。ふわー…。事務室で菜の花は窓際に座っていますが、ブラインドを終日閉める破目になりました。外が見えないよー。巻き添えのみなさま、本当にごめんなさい…。


そんな事務室ですが、ちょっと模様替えをすることにしました。今まで壁だと思っていた、事務室と隣のマイクロ室の間の壁、実は扉だったのです。キャビネットをどかせば開くじゃん!開けば空気の通り道が出来て、きっとマイクロ室の湿度が下がるに違いない。

それに先立って、倉庫から出してきた扇風機で書庫とマイクロ室の間に風の流れを作っていた菜の花、そう考えたのです。


で、思い立ったが吉日。早速行動開始。図書室内の3人全員総出で、移動大会です。みなさま、本当に菜の花の思いつきでいつもいつもお手伝い願って、申し訳ございません…!



とにかく、そんなこんなで菜の花の後ろの空間がちょっと変わりました。今まで真後ろにあって見えなかった掛け時計が、菜の花も見える位置に動いた、というのが意外なおまけでした。あと、扉を開放したらありがたいことに空気の流れがしっかり出来て、菜の花の席が涼しくなりました。これはいい!冬は寒いから閉じたいですが。何より、マイクロ室の湿気が感じられなくなったのが素晴らしい。うちのマイクロ室と事務室は隣り合った小部屋になっていて、その間には両端(窓際と廊下際)に扉、真ん中はガラス張りで隔てられています。今までは廊下側の扉しか開けていなかったのですが、窓際も壁じゃなくて扉だったのねー、と気付いた次第。いや…数ヶ月気付かないというのもどうかしてますが、ちょうど目の前にキャビネットが置かれていましたので…気付いていたといえばいえるのですが、開く様にできるという考えがまったく抜け落ちておりました。4月に着任した早々、廊下側の扉は普段から開放、という形にしたのですけれどもね。そうしないとマイクロ室に湿気がこもるので。しかも酢酸臭がしていたらしいので。でも扉を開放するようになってからは、殆ど酢酸臭はしなくなったようです。少しでも劣化が遅らせられると良いのですが。

折角扉を両方開放したので、今度はマイクロ室の整備をもう少しやりたいなあ、と思っていますが、さて…どうなりますことやら。


そういえば、5月に申請していたWebサイトの移転の件、ようやく乗り換え側のサーバの準備が整ったようで、話が進むことになりました。なりましたが…、、、パスワードが分からない!という凄い壁にぶち当たりました…。えー。うちの図書室で使っていたメアドが2種類あって、菜の花はそのうちの片方しか知らないのですが、もう一方のID/PWでWebサーバのスペースが作られちゃったようで。締め出しを食う菜の花なのです…恐るべし。もう一方のID/PWは、前任者さんの時代から使っていなかったようなので、もうリセットをかけてもらおう、と思ったのですが、担当者さんが会議で姿を消してしまわれたので、今日中の解決ならず。また明日、相談ということで。しかしこんなことになるとは思いもよらず。



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ぼちぼちおしごと

76日目(通算1451日目)。ご心配をお掛けしております。

昨日1日、お休みを頂きました。今日は、何とか出勤。でも、発疹範囲がますます広がってしまって…両腕アームカバーの上、右手は綿手袋、左手はビニール手袋、上から長袖の白衣を着て、マスクにめがねで作業しました。完全防備です。凄そうです。そんな菜の花を見ても「作業中ですか?」という感想しか抱かなかった2つ隣の図書室の方々のことを、Yさんは「図書館員の職業病」と称しておられましたが、はてさて、おかしいのは彼女たちなのか、それとも普段の菜の花の行動なのか…!?若干、自信はございません。


今日も何だか色々あったのですが…すみません、菜の花の体力が尽きたので、今日はもう寝ます…。発疹って思ったより体力を消耗するのを知りました。。。



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プロフィール

HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)

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